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JP6044801B2 - 半田処理方法及びそれに用いる半田片と半田処理装置 - Google Patents
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半田処理方法及びそれに用いる半田片と半田処理装置 Download PDF

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Description

本発明は半田処理方法及びそれに用いる半田片と半田処理装置に関するものである。
近年、各種機器において電子部品を実装した電子回路が搭載されている。電子回路の形成工程においては、リード線を基板上の配線パターン(ランド)に接合する処理等のため、半田鏝を用いた半田付けが実施される。また半田付けの工程を機械的に実現させるため、筒形状の鏝先の部分を備えた半田処理装置が利用されている。
このような半田処理装置は、例えば半田片(半田層内部にフラックスの層が設けられた糸半田を切断したもの)を鏝先内に立てた姿勢で加熱して、下方へ溶融した半田を供給するように構成される。これにより、下方に配置しておいた基板に対する半田付け工程が実現可能である。
特開平09−108826号公報 特開2011−056581号公報 特開2009−195938号公報
上記のように半田片を鏝先内に立てた姿勢で加熱すると、比較的融点の低いフラックスが半田片の内部から流出し始める。このフラックスが半田片の上端或いは側面から適切に流出すれば、鏝先内壁と半田片の間には濡れ性に優れたフラックスが適切に介在する。その結果、鏝先内壁と半田片との接触性が向上し、鏝先から半田片へ十分に熱が伝わることによって、半田片を適切に加熱溶融させることが出来る。
しかしながら、上記の半田片を鏝先内に立てた姿勢で加熱したときに、半田片の下端からフラックスが流出し易くなる場合がある。この場合、フラックスは半田片の下方へ流れてしまい、鏝先内壁と半田片の間にフラックスが介在し難くなる。
その結果、鏝先から半田片へ十分に熱が伝わらずに、半田片を適切に加熱溶融させることが出来なくなる虞がある。本発明は上述した課題に鑑み、鏝先内での半田片の迅速且つ確実な溶融が可能となる半田処理方法及びそれに用いる半田片、半田処理装置の提供を目的とする。
本発明に係る半田処理方法は、管状の半田層の内部にフラックスの層が設けられた糸半田を切断して生成された半田片を、加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先内にて、長手方向一端を下端部にした姿勢で加熱して、溶融した半田を下方へ供給する半田処理方法であって、前記加熱時に、前記半田片の下端部からの前記フラックスの流出を低減させて、前記半田片の下端部以外からの前記フラックスの流出を増やし、前記半田片の下端部以外から流出した前記フラックスを、前記鏝先と溶融する前の前記半田片の間に介在させ、前記鏝先から前記半田片への熱伝達を促進させることを特徴とする。本構成によれば、鏝先内での半田片の迅速且つ確実な溶融が可能となる。
前記半田処理方法に使用する本発明に係る半田片は、前記半田片の側面において、前記フラックスの層を外部へ露出させる加工処理が施され、前記フラックスが前記鏝先の内壁からの熱を直接受熱可能としたものがよい。あるいはまた、前記半田片の側面の一部を窪ませる加工処理が施され、前記フラックスの前記半田片の下端部への流出路が狭められたものであってもよい。さらには、前記半田片の前記下端を押し潰す加工処理が施され、前記半田片の前記下端部において前記フラックスの流出路が封止されたものであってもよい。これらの半田片によれば鏝先内での加熱溶融が容易となる。
また前記半田処理方法に使用する本発明に係る半田処理装置は、前記半田片の側面において前記フラックスの層を外部へ露出させる加工処理を行い、前記フラックスの層が前記鏝先の内壁から熱を直接受熱可能とした構成としてもよい。また前記半田片の側面において長手方向両端に及ぶ溝を設ける加工処理を行う構成としてもよく、前記半田片の側面において一または複数個の穴を設ける加工処理を行う構成としてもよい。
また、前記半田片の側面の一部を窪ませる加工処理を行い、前記フラックスの前記半田片の下端部への流出路を狭める構成としてもよく、記半田片の前記下端部を押し潰す加工処理を行い、前記半田片の前記下端部において前記フラックスの流出路を封止する構成としてもよく、前記姿勢の前記半田片に対し、下側寄りの部分より上側寄りの部分を優先的に加熱する処理を行う構成としてもよい。
また上記構成の半田処理装置は、加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先を有し、当該鏝先内にて前記姿勢に保持された前記半田片に対して、当該鏝先の熱を伝えることで加熱を行うものであって、前記鏝先の内径について、前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する内径よりも、下側寄り部分に対応する内径を大きくし、前記半田片の上側寄り部分における前記鏝先の内壁からの受熱量を前記下側寄り部分よりも多くした構成としてもよい。
また上記構成としてより具体的には、加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先を有し、当該鏝先内にて前記姿勢に保持された前記半田片に対して、当該鏝先の熱を伝えることで加熱を行うものであって、前記鏝先の外側面には、前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する位置と、下側寄り部分に対応する位置との間に、周方向に伸びる溝が設けられ、前記鏝先における前記半田片の上側寄り部分に対応する位置から前記下側寄り部分に対応する位置への伝導熱を低減させた構成としてもよい。
また前記鏝先の外径について、前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する外径よりも、下側寄り部分に対応する外径を小さくした構成としてもよく、前記鏝先の外側面における前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する位置には、断熱部材又は放射抑制部材が設けられた構成としてもよい。
本発明に係る半田処理方法によれば、鏝先内での半田片の迅速且つ確実な溶融が可能となる。また本発明に係る半田片及び半田処理装置によれば、半田片の溶融加熱が容易となる。
本発明の実施形態にかかる半田付け装置の一例の斜視図である。 図1に示す半田付け装置のII−II線で切断した断面図である。 図1に示す半田付け装置に設けられた駆動機構の一部の分解斜視図である。 半田送り機構のより詳細な構成図である。 V穴が設けられた糸半田に関する説明図である。 鏝先内にV穴を設けた半田片が保持された状態の説明図である。 鏝先内に複数のV穴を設けた半田片が保持された状態の説明図である。 鏝先内にV溝を設けた半田片が保持された状態の説明図である。 鏝先内に窪みを設けた半田片が保持された状態の説明図である。 鏝先内に窪みを設けた半田片が保持された状態の別の説明図である。 鏝先内に下端を押し潰した半田片が保持された状態の説明図である。 第4実施形態に係る鏝先の形態に関する説明図である。 第4実施形態に係る鏝先の別形態に関する説明図である。 第4実施形態に係る鏝先の更に別形態に関する説明図である。
本発明の実施形態について、第1実施形態から第4実施形態を例に挙げ、図面を参照しながら以下に説明する。なお、本発明の内容はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
1.第1実施形態
[半田付け装置の全体構成と動作]
図1は第1実施形態にかかる半田付け装置(半田処理装置の一形態)の斜視図であり、図2は図1に示す半田付け装置AのII−II線で切断した断面図であり、図3は図1に示す半田付け装置Aに設けられた駆動機構の一部の分解斜視図である。なお、図1では、筐体及び支持部1の一部を切断し、半田付け装置Aの内部を表示するようにしている。
図1に示すように半田付け装置Aは、上方から糸半田7を供給し、下部に設けられた鏝先5を利用して、鏝先5の下方に配置される配線基板Bdと、電子部品Epとを半田付けする装置である。なお、糸半田7は、管状の半田層71の内部にフラックス層72が設けられた構造となっている。半田付け装置Aは、支持部1、カッターユニット2、駆動機構3、ヒーターユニット4、鏝先5及び半田送り機構6を備えている。ヒーターユニット4と鏝先5とを組み合わせたものが、半田鏝部を構成している。
支持部1は、立設された平板状の壁体11を備えている。なお、以下の説明では、便宜上、図1に示すように、壁体11に沿う水平方向をX方向、壁体11と垂直な水平方向をY方向、壁体11に沿う鉛直方向をZ方向とする。例えば、図1に示すように、壁体11はZX平面を有している。
半田付け装置Aは、治具Gjに取り付けられた配線基板Bdと、配線基板Bdに配置された電子部品Epの端子Pとに溶融半田を供給し、接続固定を行う。半田付けを行うとき、治具GjをX方向及びY方向に移動させ配線基板BdのランドLdとの位置決めを行う。また、そして、半田付け装置AはZ方向に移動可能であり、位置決め後Z方向に移動することで、鏝先5の先端をランドLdに接触させることができる。
支持部1は、壁体11のZ方向の下端部より上方にずれた位置に設けられた保持部12と、壁体11のZ方向の辺縁部(下部)に固定された摺動ガイド13と、壁体11のZ方向の端部(下端部)に設けられたヒーターユニット固定部14とを備えている。
カッターユニット2は、半田送り機構6によって送られた糸半田7を所定長さの半田片70(図2に図示)に切断するものである。カッターユニット2は、摺動ガイド13に固定されたカッター下刃22(固定刃部)と、カッター下刃22の上部に配置され、X方向に摺動可能に配置されたカッター上刃21(可動刃部)と、カッター上刃21に設けられ、カッター上刃21の摺動方向と交差する方向(Z方向)に摺動するプッシャーピン23(半田押部)とを備えている。図1に示すように、カッター上刃21は、摺動ガイド13によって、Z方向の移動が規制されているとともに、X方向に摺動可能となっている。
ここで、摺動ガイド13について、詳しく説明する。摺動ガイド13は、カッター下刃22のY方向の両端と接触する一対の壁部131、131を備えており、一対の壁部131は他方に向かって突出した抜け止め部132、132を備えている。抜止部132、132は先端が接触しないように、換言すると、摺動ガイド13の上部に開口を有している。この抜止部132、132がカッター上刃21のZ方向への移動を規制する。
図2に示すように、カッター上刃21は、半田送り機構6にて送られた糸半田7が挿入される貫通孔である上刃孔211と、プッシャーピン23のロッド部231が挿入された貫通孔であるピン孔212とを備えている。上刃孔211の下端の辺縁部は切刃状に形成されている。カッター下刃22は、上刃孔211を貫通した糸半田7が挿入される貫通孔である下刃孔221を備えている。下刃孔221の上端の辺縁部は切刃状に形成されている。上刃孔211と下刃孔221とは、糸半田7が挿入されている状態で、糸半田7と交差する方向にずれることで、互いの切刃によって糸半田7が切断される。なお、詳細については、後述する。
プッシャーピン23は半田押部であり、カッター上刃21とカッター下刃22で切断されて下刃孔221に残った半田片70を下方に押すものである。プッシャーピン23は、ピン孔212に摺動可能に支持されたロッド部231と、ロッド部231の端部に設けられたヘッド部232と、ロッド部231に巻き回されてヘッド部232とカッター上刃21との間に配置されたばね233とを備えている。さらに、プッシャーピン23には、ロッド部231のヘッド部232と反対側の端部に、ロッド部231のピン孔212からの抜けを抑制する抜け止めが設けられている。そして、プッシャーピン23は、ばね233の弾性力によって、常に上方に、すなわち、カッター下刃22と反対側に持ち上げられている。
図1、図2に示すように、駆動機構3は、保持部12に保持されたエアシリンダー31と、保持部12に設けられた貫通孔を貫通し、エアシリンダー31によってZ方向に摺動駆動されるピストンロッド32と、保持部12とカッター下刃22との両方に支持され、Z方向に延びる円柱状のガイド軸35を備えている。そして、そして、駆動機構3は、ガイド軸35にZ方向に摺動可能に支持されたカム部材33と、カム部材33に設けられた後述のピン332が係合するカム溝340を有するスライダー部34とを備えている。
エアシリンダー31は、外部から供給される空気の圧力でピストンロッド32を摺動駆動(伸縮)させるものであり、エアシリンダー31とピストンロッド32とが駆動機構3のアクチュエーターを構成している。ピストンロッド32は、ガイド軸35と平行に設けられており、ガイド軸35に沿って直線的に往復動する。ピストンロッド32の先端部は、カム部材33に固定されており、ピストンロッド32の伸縮によって、Z方向に摺動する。カム部材33の摺動は、ガイド軸35によってガイドされている。
図2に示すように、ガイド軸35は、下端部がカッター下刃22に設けられた凹穴に嵌合されており、カッター下刃22にねじ351でねじ止め固定されている。また、ガイド軸35の上部は、保持部12に設けられた孔を貫通しており、ピン352によって移動が規制されている。つまり、ガイド軸35はねじ351によってカッター下刃22と、ピン352によって保持部12と固定されている。
図2、図3に示すように、カム部材33は、矩形状の部材であり、長辺の一部を矩形状に切り欠いた凹部330と、カム部材33に連結し、ガイド軸35が貫通する貫通孔を備えた円筒形状の支持部331とを備えている。凹部330には、スライダー部34が(X方向及びZ方向に)摺動可能に配置される。また、支持部331はピン35と平行する方向に延びる形状を有しており、カム部材33のがたつきを抑制するために設けられている。つまり、カム部材33がある程度厚みを有し、がたつきが発生しにくい構成の場合、円筒形状の部分を省略し、貫通孔だけで支持部331を構成してもよい。
そして、カム部材33は、凹部330の中間部分に設けられて中心軸がガイド軸35と直交する円柱状のピン332と、凹部330と隣接してプッシャーピン23を押すピン押し部333と、支持孔331内部に配置された軸受334とを備えている。ピン332は、スライダー部34に設けられた後述するカム溝340に挿入される。また、軸受334は、ガイド軸35に外嵌し、カム部材33ががたつかないように、円滑に摺動させる部材である。
図2、図3に示すように、スライダー部34は、長方形状の板状の部材であり、カッター上刃21と一体的に形成されている。スライダー部34は、板厚方向に貫通するとともに長手方向に延びるカム溝340を備えている。カム溝340は、ガイド軸35と平行に延びる第1溝部341を上側に、同じくガイド軸35と平行に延びる第2溝部342を下側に設けている。そして、第1溝部341と第2溝部342とは、X方向にずれて設けられており、カム溝340は第1溝部341と第2溝部342とを接続する接続溝部343を備えている。
カム溝340には、カム部材33のピン332が挿入されており、カム部材33がガイド軸35に沿って移動することで、ピン332がカム溝340の内面を摺動する。ピン332がカム溝340の接続溝部343に位置するとき、接続溝部343の内面を押す。これにより、スライダー部34及びスライダー部34に一体的に形成されたカッター上刃21がカム部材33の摺動方向(Z方向)と交差する方向(X方向)に移動(カッター下刃22に対して摺動)する。
図2に示すように、ヒーターユニット4は、半田片70を加熱し、溶融させるための加熱装置であり、壁体22の下端部に設けられたヒーターユニット固定部14に固定されている。ヒーターユニット4は、電気を通すことで発熱するヒーター41と、ヒーター41を取り付けるためのヒーターブロック42とを備えている。ヒーター41は円筒形状のヒーターブロック42の外周面に巻き回されている。
ヒーターブロック42は円筒形状を有しており、軸方向の端部に鏝先5をとりつけるための断面円形状の凹部421と、凹部421の底部の中心部から反対側に貫通した半田供給孔422とを備えている。ヒーターブロック42は、半田供給孔422と下刃孔221とが連通するように、カッター下刃22に接触して設けられている。ヒーターブロック42をこのように設けることで、半田片70は、下刃孔221から半田供給孔422に移動する。
鏝先5は、円筒形状の部材であり、中央部分に軸方向に延びる半田孔51を備えている。鏝先5は、ヒーターブロック42の凹部421に挿入され、図示を省略した部材によって抜け止めがなされている。また、鏝先5の半田孔51は、ヒーターブロック42の半田供給孔421と連通しており、半田供給孔421から半田片70が送られる。
鏝先5は、ヒーター41からの熱が伝達されており、その熱で半田片70を溶融させる。そのため、鏝先5は、高い熱伝導率を有する材料、例えば、炭化ケイ素、窒化アルミ等のセラミックやタングステン等の金属で形成されている。半田付け装置Aにおいて、鏝先5は円筒形状のものとしているが、これに限定されるものではなく、断面多角形又は楕円形の筒形状のものを用いてもよい。半田付けを行う配線基板Bd及び(又は)電子部品Epの端子Pの形状に合わせて異なる形状のものを用意するようにしてもよい。
図1、図2に示すように、半田送り機構6は、糸半田7を供給するものであり、糸半田7を送る一対の送りローラ(61a、61b)と、送られた糸半田7をカッター上刃21の上刃孔211にガイドするガイド管62とを備えている。一対の送りローラ(61a、61b)は、支持部1に取り付けられており、糸半田7を挟むとともに、回転することで糸半田7を下方に送る。ガイド管62は、弾性変形可能な管体であり、上端は、送りローラ61の糸半田7が送り出される部分に近接して配置されている。なお、詳しくは後述するが、一方の送りローラ61bの外周には、糸半田7にV穴73を開けるための凸部が設けられている。
また、ガイド管62の下端は、カッター上刃21の上刃孔211と連通するように設けられている。なお、ガイド管62の下端はカッター上刃21の摺動に追従して移動するものであり、ガイド管62はカッター上刃21が摺動する範囲で過剰に引っ張られたり、突っ張ったりしないように設けられている。各送りローラ(61a、61b)は回転角度(回転数)によって、送り出した糸半田の長さを決定している。
半田付け装置Aで半田付けを行う場合、鏝先5の先端を半田付けを行う配線基板BdのランドLdに接触させ、鏝先5で、ランドLd及び電子部品Epの端子Pを囲む。このとき、鏝先5には、ヒーター41からの熱が伝達されており、鏝先5が接触することでランドLd及び電子部品Epの端子Pは、半田付けに適した温度に加温(プレヒート)される。
次に、半田付け装置Aの動作について説明する。図2に示すように、半田付け装置Aは、半田付けを行う直前、ピストンロッド32がエアシリンダー31の内部に収納された状態になっており、カム部材33がZ方向の上部(摺動範囲の最上部)にある。このとき、ピン332がカム溝340の第1溝部341内に位置しており、カッター上刃21がガイド軸35に最も接近した位置にある。この位置を初期位置とする。また、半田付け装置Aでは初期位置にあるとき、上刃孔211が下刃孔221とZ方向に重なるようにカッター上刃21及びカッター下刃22が形成されている。
そして、各送りローラ(61a、61b)を回転駆動し糸半田7を送り出す。上刃孔211と下刃孔221とが連通状態になっているので、糸半田7の先端は下刃孔221の内部に移動する。各送りローラ(61a、61b)の回転角度を調整し、下刃孔221内に進入する糸半田7の長さを半田付けに必要な長さになるようにする。下刃孔221内に進入する糸半田の長さは半田片70の長さであり、半田付けを行うランドLdや電子部品Epの端子Pの大きさ等によって決められる。
そして、ピストンロッド32をエアシリンダー31から突出させ、カム部材33をガイド軸35に沿って下方に移動させる。ピン332がカム溝340内に配置されているため、ピン332はカム軸340内を摺動する。ピン332が第1溝部341にあるとき、第1溝部341がピン332の移動方向(ガイド軸35の軸方向)と一致するため、スライダー34はカム部材33から力を受けず、カム部材34は静止している。そして、ピン332が第1溝部341から接続溝部343に到達すると、ピン332が接続溝部343の内面を押す。これにより、スライダー部34にX方向の力が加わり、スライダー部34及びスライダー部34と一体に形成されたカッター上刃21がX方向に移動(摺動)する。
カッター上刃21が摺動することで、上刃孔211と下刃孔221とがX方向にずれ、これらの孔のずれによって、上刃孔211の端部の縁に形成された切刃と下刃孔221の端部の縁に形成された切刃が交差し、糸半田7が半田片70に切断される。
ピストンロッド32がさらに突出すると、カム部材33がさらに下方に移動し、ピン332が接続溝部343から第2溝部342に移動する。第2溝部342もガイド軸35と平行に延びているため、カム部材33がガイド軸35に沿って下方に移動しても、ピン332がスライダー部34を押さなくなる。すなわち、カム部材33は移動するが、カッター上刃21及びスライダー部34は停止する。カッター上刃21はガイド軸35から最も離れた位置にある。この位置にあるとき、ピン孔212が下刃孔221とZ方向に重なるように、カッター上刃21及びカッター下刃22が形成されている。
ピストンロッド32がさらに突出すると、カム部材33が下方に摺動し、カム部材33のピン押し部333がプッシャーピン23のヘッド部232を押す。これにより、プッシャーピン23のロッド部231が下刃孔221に挿入される。このとき、下刃孔221に残っている半田片70は、ロッド部231に押され、鏝先5に向かって移動する。なお、半田片70は、切断時に自重によって下方に移動する場合もあるが、プッシャーピン23を利用することで、半田片70を確実に鏝先5の半田孔51に供給することができる。半田孔51に供給された半田片70は、後述する図6に示すように、電子部品Epの端子Pに乗るようにして、鏝先5内に立った状態で保持される。
鏝先5には、ヒーター41からの熱が伝達されており、この熱によって半田孔51内で糸半田7は溶融される。そして、鏝先5は、配線基板BdのランドLdと電子部品Epの端子Pとを囲んでいるため、溶融した半田は、ランドLdと電子部品Epの端子Pとに流れる。そして、半田付け装置AをZ方向に移動することで、鏝先5がランドLdから離れる。これにより、半田は外気によって冷却され、固化することで、ランドLdと電子部品Epの端子Pとが半田付けされる。
そして、半田付けが終了すると、エアシリンダー31はピストンロッド32を内部に収納する。これにより、カム部材33がZ方向上方に移動し、プッシャーピン23はばね233の弾性力により、上方に押し上げられる。ロッド部231が下刃孔221から抜ける。この状態でカッター上刃21が摺動しても、プッシャーピン23が破損しない。そして、カム部材33のピン332がカム溝340の接続溝部343に到達し、スライダー部34及びカッター上刃21は、ガイド軸35に接近するように摺動する。ピン332がカム溝340の第1溝部341に到達したとき、半田付け装置Aは、初期位置に戻る。
[半田片に対する処理について]
図4は、半田送り機構6のより詳細な構成図である。本図に示すように、送りローラ61bの外周には、糸半田7にV穴73(断面がV字状の穴)を開けるための凸部65が設けられている。凸部65の先端形状は、糸半田7に穴を開けることができる程度に鋭利となっている。これにより、糸半田7が一対の送りローラ(61a、61b)によって下方へ送り出されるとき、糸半田7の側面には、図5に示すようなV穴73が設けられることになる。これらのV穴73は、糸半田7の半田層71を貫通してフラックス層72にまで及んでいる。
このようにV穴73が設けられた糸半田7は、既に説明した通り、カッターユニット2において切断され、半田片70が生成される。なお、上記のV穴73を設ける加工処理は、半田片70の加熱時に、長手方向一端からのフラックスの流出を低減させる処理となっている。
すなわち半田付け装置Aは、糸半田7の切断およびV穴73を設ける処理を行って半田片70を生成し、この生成した半田片70を、図6に示すように立てた姿勢(長手方向一端である下端部を下にした姿勢)で加熱して、下方へ溶融した半田を供給する。この加熱の際、半田層71より早く溶融したフラックスは、半田片70の上端や下端だけでなく側面のV穴73からも流出することになる。その結果、V穴73が設けられていない場合に比べて、半田片70の下端部からのフラックスの流出が低減することになる。このようにV穴73を設ける加工処理は、半田片70の加熱時に、半田片70の下端部からのフラックスの流出を低減させる処理となっている。
半田片70のV穴73や上端から流出したフラックスは、鏝先5の内壁と半田片70の間に介在する。本実施形態では、半田片70の下端からのフラックスの流出が低減した分、鏝先5の内壁と半田片70の間に介在するフラックスの量が多くなる。フラックスは濡れ性に優れているため、鏝先5の内壁と半田片70の間に介在するフラックスの量が多くなるほど、鏝先5の内壁と半田片70との接触性が向上する。その結果、鏝先5から半田片70へより十分に熱が伝わることとなり、半田片70をより確実に加熱溶融させることが出来る。
なお、図6の場合は、半田片70の側面に対して一つのV穴73が設けられているが、図7に示すように、半田片70の側面に対して複数個のV穴73が設けられてもよい。V穴73の個数が多いほど、半田片70の側面からフラックスが流出し易くなる。V穴73の個数は、例えば、送りローラ61bに設けられる凸部65の個数や間隔などにより調節され得る。
また半田付け装置Aは、V穴73を設ける加工処理の代わりに、半田片70の側面において長手方向両端に及ぶV溝74(断面がV字状の溝)を設ける加工処理を行うようにしてもよい。図8は、このようなV溝74を設けた半田片70が、鏝先5内部で加熱される状況を示している。このようなV溝74を設けると、V穴73を設ける場合に比べて、半田片70の側面からフラックスがより一層流出し易くなる。
以上のようにV穴73またはV溝74を設ける加工処理は、半田片70の側面において、フラックスの層を外部へ露出させる加工処理である。このようにフラックスの層を外部へ露出させる加工処理としては、上述した形態に限られるものではなく、種々の形態が採用され得る。またV穴73やV溝74を設ける加工処理は、半田送り機構6で行われる形態の他、例えばカッターユニット4において行われる形態としてもよい。
2.第2実施形態
次に第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態は、半田片に対する処理に関する部分を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
第2実施形態では、半田片70の側面においてフラックスの層を外部へ露出させる加工処理が行われる代わりに、半田片70の側面の一部を窪ませる加工処理が行われる。図9は、このようにして窪み75を設けた半田片70が、鏝先5内部で加熱される状況を示している。
図9に示す半田片70は側面の下寄り部分に深い窪み75が設けられ、これにより、その部分においてフラックス層72が半田層71に押し潰され、フラックス層72が上下にほぼ分断した格好となっている。そのため半田片70が加熱されたとき、この部分より上側にあるフラックスは半田片70の下端からの流出が妨げられ、上端などから流出し易くなる。その結果、第1実施形態の場合と同様の原理により、半田片70をより確実に加熱溶融させることが出来る。
また半田片70の側面へ図9に示すような深い窪み75が設けられる代わりに、図10に示すような浅い窪み76が、一または複数個設けられるようにしてもよい。これにより半田片70が加熱されたとき、当該窪み76がフラックスの流れに対する抵抗となり、窪み76がない場合に比べて半田片70の下端からフラックスが流出し難くなる。その結果、半田片70の上端や側面から流出するフラックスの割合が増し、半田片70をより確実に加熱溶融させることが出来る。
なお、半田片70の側面へ窪み75や窪み76を設けることは、送りローラ61bに設けられる凸部65の形状を適切に設定する(例えば、第1実施形態のように穴や溝を設ける場合に比べ、凸部65の先端形状を滑らかに設定する)ことにより実現され得る。窪み75及び窪み76を設ける位置については、凸部65の個数や間隔などにより調節され得る。また窪み75及び窪み76を設ける加工処理は、半田送り機構6で行われる形態の他、例えばカッターユニット4において行われる形態としてもよい。
3.第3実施形態
次に第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態は、半田片に対する処理に関する部分を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
第3実施形態では、半田片70の側面においてフラックスの層を外部へ露出させる加工処理が行われる代わりに、半田片70の下端部を押し潰す加工処理が行われる。図11は、このようにして下端部が押し潰された半田片70が、鏝先5内部で加熱される状況を示している。
図11に示す半田片70は下端部が押し潰されることにより、半田層71によってフラックス層72が封止された状態となっている。そのため半田片70が加熱されたとき、フラックスは半田片70の下端からの流出が妨げられ、上端などから流出し易くなる。その結果、第1実施形態の場合と同様の原理により、半田片70をより確実に加熱溶融させることが出来る。
なお、半田片70の下端部を押し潰す加工処理は、カッターユニット4において行われるようにすればよい。例えば、糸半田7を切断する際に上側の(残っている糸半田7側の)切断面近傍を押し潰すように、カッター上刃21の形状を調節しておけばよい。但し当該加工処理の形態はこれに限られるものではなく、半田送り機構6などで行われるようにしても構わない。
4.第4実施形態
次に第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態は、半田片に対する処理に関する部分を除き、基本的に第1実施形態と同様である。以下の説明では、第1実施形態と異なる部分の説明に重点をおき、共通する部分については説明を省略することがある。
これまでの説明から明らかなように、半田付け装置Aは、加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先5を有している。また半田付け装置Aは、鏝先5内にて下端部を下にした姿勢に保持された半田片70に対して、鏝先5の熱を伝えることで加熱を行うようになっている。
そして第4実施形態では、半田片70の加熱時に下端部からのフラックスの流出を低減させるための処理として、当該姿勢の半田片70に対し、下側寄りの部分より上側寄りの部分を優先的に加熱する処理が行われる。以下、当該処理の具体的形態について説明する。なお、第4実施形態では、半田片70に穴、溝、或いは窪みを設けるための加工処理や、半田片70を押し潰すための加工処理は省略される。
図12は、(a)半田片70が鏝先5内で立てた姿勢(下端部を下にした姿勢)に保持された状態と、(b)その状態にて半田片70の加熱を進めた状態とを示している。図12(a)に示すように、本実施形態における鏝先5の内径については、保持された半田片70の上側寄り部分に対応する内径よりも、下側寄り部分に対応する内径が大きくされている。なお、本実施形態では、電子部品Epの端子Pの上端と鏝先5との上下の位置関係や、半田片70の長さ寸法(つまり糸半田7を切断する間隔)は、予めほぼ一定となるよう設定されている。
そのため半田片70と鏝先5内部との隙間は、半田片70の下側寄り部分よりも、上側寄り部分の方が狭くなっている。これによって図12(b)に示すように、加熱が進むと半田片70は上部より溶融し、フラックスが半田片70の上部から流れ出ることになる。その結果、第1実施形態の場合と同様の原理により、半田片70をより確実に加熱溶融させることが出来る。
なお、半田片70の上側寄りの部分を優先的に加熱する処理の具体的形態は、上記の形態には限られない。以下、他の形態の例について、図13および図14を参照しながら説明する。
図13は、鏝先5の伝熱に着目して、半田片70の上側寄りの部分を優先的に加熱するようにした形態の例である。まず図13(a)に示す鏝先5の外側面には、鏝先5内に保持された半田片70の上側寄り部分に対応する位置と、下側寄り部分に対応する位置との間に、伝熱低減溝(周方向に伸びる溝)53が設けられている。
これにより、鏝先5の上側にあるヒーターユニット4が高温となった際に、ヒーターユニット4から鏝先5の下方先端へ向かう伝熱の度合は、伝熱低減溝53によって低減することになる。そのため鏝先5は、伝熱低減溝53より下側において温度上昇が緩やかとなり、相対的に伝熱低減溝53より上側において高温となるため、半田片70の上側寄りの部分が優先的に加熱されることになる。
また図13(b)に示す鏝先5の外径については、鏝先5内に保持された半田片70の上側寄り部分に対応する外径よりも、下側寄り部分に対応する外径が小さくされている。これによりヒーターユニット4が高温となった際に、ヒーターユニット4から鏝先5の下方先端へ向かう伝熱の度合は、外径が小さくされた部分で低減する。そのため鏝先5は、外径が小さくされた下側において温度上昇が緩やかとなり、相対的に上側において高温となるため、半田片70の上側寄りの部分が優先的に加熱されることになる。
図14は、鏝先5の放熱に着目して、半田片70の上側寄りの部分を優先的に加熱するようにした形態の例である。まず図14(a)に示す鏝先5の外側面には、鏝先5内に保持された半田片70の上側寄り部分に対応する位置に、断熱材8が設けられている。これにより鏝先5が加熱された際、断熱材8が設けられた上側の部分において鏝先5の放熱が低減し、温度が上昇し易くなる。その結果、半田片70の上側寄りの部分が優先的に加熱されることになる。
また図14(b)に示す鏝先5の外側面には、鏝先5内に保持された半田片70の上側寄り部分に対応する位置に、低放射部材(例えばアルミ、銀、或いは金で形成した部材)9が設けられている。これにより鏝先5が加熱された際、低放射部材9が設けられた上側の部分において鏝先5の放熱(熱放射)が低減し、温度が上昇し易くなる。その結果、半田片70の上側寄りの部分が優先的に加熱されることになる。なお、上述した断熱材8や低放射部材9は、鏝先5からの放熱を抑制する放熱抑制部材として機能している。
5.その他
以上に説明した半田付け装置Aにより生成される半田片70は、管状の半田層71の内部にフラックスの層が設けられた糸半田を切断して生成されるものであって、加熱時に長手方向一端からのフラックスの流出を低減させる処理が施されたものである。そのため半田片70によれば、鏝先5内での加熱溶融が容易となっている。
また半田付け装置Aは、前記糸半田の切断および前記処理を行って半田片70を生成し、前記生成した半田片を、長手方向一端である下端部を下にした姿勢で加熱して、下方へ溶融した半田を供給する。また半田付け装置Aが行う当該処理は、半田片70の加熱時に下端部からのフラックスの流出を低減させる処理である。
なお、当該処理の具体的内容は、第1実施形態では、半田片70の側面においてフラックスの層を外部へ露出させる加工処理となっており、第2実施形態では、半田片70の側面の一部を窪ませる加工処理となっており、第3実施形態では、半田片70の前記一端を押し潰す加工処理となっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。また本発明の実施形態は、発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。
A 半田付け装置(半田処理装置)
1 支持部材
11 壁体
12 保持部
13 摺動ガイド
14 ヒーターユニット固定部
15 アクチュエーター保持部
16 ばね保持部
2 カッターユニット
21 カッター上刃
211 上刃孔
212 ピン孔
22 カッター下刃
221 下刃孔
23 プッシャーピン
231 ロッド部
232 ヘッド部
233 ばね
3 駆動機構
31 エアシリンダー
32 ピストンロッド
33 カム部材
330 凹部
331 支持孔
332 ピン
333 ピン押し部
334 軸受
34 スライダー部
340 カム溝
341 第1溝部
342 第2溝部
343 接続溝部
35 ガイド軸
4 ヒーターユニット
41 ヒーター
42 ヒーターブロック
421 凹部
422 半田供給孔
5 鏝先
51 半田孔
6 半田送り機構
61a、61b 送りローラ
62 ガイド管
65 凸部
7 糸半田
70 半田片
71 半田層
72 フラックス層
8 断熱材
9 低放射部材
Bd 配線基板
Ep 電子部品
Ld ランド
P 端子

Claims (14)

  1. 管状の半田層の内部にフラックスの層が設けられた糸半田を切断して生成された半田片を、加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先内にて、長手方向一端を下端部にした姿勢で加熱して、溶融した半田を下方へ供給する半田処理方法であって、
    前記加熱時に、前記半田片の下端部からの前記フラックスの流出を低減させて、前記半田片の下端部以外からの前記フラックスの流出を増やし、
    前記半田片の下端部以外から流出した前記フラックスを、前記鏝先と溶融する前の前記半田片の間に介在させ、前記鏝先から前記半田片への熱伝達を促進させることを特徴とする半田処理方法。
  2. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田片であって、
    前記半田片の側面において、前記フラックスの層を外部へ露出させる加工処理が施され、前記フラックスの層が前記鏝先の内壁から熱を直接受熱可能としたことを特徴とする半田片。
  3. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田片であって、
    前記半田片の側面の一部を窪ませる加工処理が施され、前記フラックスの前記半田片の下端部への流出路が狭められていることを特徴とする半田片。
  4. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田片であって、
    前記半田片の前記下端を押し潰す加工処理が施され、前記半田片の前記下端部において前記フラックスの流出路が封止されていることを特徴とする半田片。
  5. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田処理装置であって、
    前記半田片の側面において前記フラックスの層を外部へ露出させる加工処理を行い、前記フラックスの層が前記鏝先の内壁から熱を直接受熱可能とすることを特徴とする半田処理装置。
  6. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田処理装置であって、
    前記半田片の側面において長手方向両端に及ぶ溝を設ける加工処理を行うことを特徴とする半田処理装置。
  7. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田処理装置であって、
    前記半田片の側面において一または複数個の穴を設ける加工処理を行うことを特徴とする半田処理装置。
  8. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田処理装置であって、
    前記半田片の側面の一部を窪ませる加工処理を行い、前記フラックスの前記半田片の下端部への流出路を狭めることを特徴とする半田処理装置。
  9. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田処理装置であって、
    前記半田片の前記下端部を押し潰す加工処理を行い、前記半田片の前記下端部において前記フラックスの流出路を封止することを特徴とする半田処理装置。
  10. 請求項1に記載の半田処理方法に使用する半田処理装置であって、
    前記姿勢の前記半田片に対して、下側寄りの部分より上側寄りの部分を優先的に加熱する処理を行うことを特徴とする半田処理装置。
  11. 加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先を有し、
    当該鏝先内にて前記姿勢に保持された前記半田片に対して、当該鏝先の熱を伝えることで加熱を行う請求項10に記載の半田処理装置であって、
    前記鏝先の内径について、
    前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する内径よりも、下側寄り部分に対応する内径を大きくし
    前記半田片の上側寄り部分における前記鏝先の内壁からの受熱量を前記下側寄り部分よりも多くした半田処理装置。
  12. 加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先を有し、
    当該鏝先内にて前記姿勢に保持された前記半田片に対して、当該鏝先の熱を伝えることで加熱を行う請求項10に記載の半田処理装置であって、
    前記鏝先の外側面には、
    前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する位置と、下側寄り部分に対応する位置との間に、周方向に伸びる溝が設けられ
    前記鏝先における前記半田片の上側寄り部分に対応する位置から前記下側寄り部分に対応する位置への伝導熱を低減させた半田処理装置。
  13. 加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先を有し、
    当該鏝先内にて前記姿勢に保持された前記半田片に対して、当該鏝先の熱を伝えることで加熱を行う請求項10に記載の半田処理装置であって、
    前記鏝先の外径について、
    前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する外径よりも、下側寄り部分に対応する外径を小さくした半田処理装置。
  14. 加熱可能である上下に伸びた略筒形状の鏝先を有し、
    当該鏝先内にて前記姿勢に保持された前記半田片に対して、当該鏝先の熱を伝えることで加熱を行う請求項10に記載の半田処理装置であって、
    前記鏝先の外側面における前記保持された半田片の上側寄り部分に対応する位置には、断熱部材又は放射抑制部材が設けられた半田処理装置。
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