<実施形態>
<概要>
複数の工程によって生産される製品の生産ライン、例えば、機械組立工場の生産ラインは、ステーションと呼ばれる作業エリアに分割されており、ステーションにおける一連の作業が、管理すべき工程の単位となっている。
このような生産ラインの設計においては、各ステーションでの作業負荷(作業時間、タクトタイム)を均等に配置することが、生産ラインを円滑に操業するために必要である。しかし、多品種混流生産を特徴とする生産ラインの場合、ひとつの機種の生産ロットが小さく、異なる機種や特別仕様の機種が1つのラインを混在して流れている。また、機種仕様の変更やライン変更がしばしば行われることもあり、必ずしも、各ステーションでの作業時間が均等にならない場合も多い。
このような場合、現状の負荷状況を見ながら、負荷の高いステーションでの作業改善を行ったり、各ステーションでの作業内容の調整を行っていくこととなる。
実施形態の作業実績管理システムは、このような生産ラインの改善や調整を行えるように、単に日々の進捗管理に用いる実績情報を収集するのみにとどまらず、作業者の負担を増やすことなく、非定常的な作業者の増加や作業エリアの延長も含めたより詳細な作業負荷実績情報を収集するものである。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。
<全体構成>
図1は、作業実績管理システム100の全体構成を説明するための図である。
作業実績管理システム100は、実績管理サーバ装置1000、作業端末装置2000A、作業端末装置2000B、ネットワーク101、無線基地局120A、及び、無線基地局120Bを備える。
作業端末装置2000は、ステーションに1対1に対応して設置されている。作業端末装置2000Aは、ステーション1に設けられ、作業端末装置2000Bは、ステーション2に設けられている。作業端末装置2000Aは、工程指示カードリーダ2500Aを備え、作業端末装置2000Bは、工程指示カードリーダ2500Bを備えている。
尚、図1には、作業端末装置2000A、Bの2つの作業端末装置が記載されているが、より多く設けられていてもよく、無線基地局120A、Bの2つの無線基地局が記載されているが、より多く備えられていてもよい。以下、作業端末装置2000A、Bを総称して、作業端末装置2000といい、工程指示カードリーダ2500A、Bを総称して、工程指示カードリーダ2500という。また、無線基地局120A、Bを総称して、無線基地局120という。
作業端末装置2000は、ネットワーク101及び無線基地局120を介して、実績収集サーバ装置1000と接続される。ネットワーク101は、工場内ネットワークであり、例えば、Ethernet(登録商標)規格に準拠した有線LAN(Local Area Network)であり、無線基地局120は、WiFi(登録商標)規格に準拠した無線LAN基地局である。
図1のステーション1、及び、ステーション2は、それぞれ生産ライン110における作業エリアを示し、それぞれステーションに割り当てられた工程の作業を行う。従って、複数工程によって生産される製品の場合は、その工程分のステーションが設けられる。図1では、ステーション2で行う工程は、ステーション1で行う工程の後工程であるものとする。すなわち、この生産ラインでは、ステーション1で処理された組立機械等の作業対象物は、次に、ステーション2で処理される。
作業対象物にはそれぞれ工程指示カード2510が付加されている。工程指示カード2510は作業対象物と共にステーションを移動する。工程指示カード2510には、作業対象物を特定する情報が記載され、工程指示カードリーダ2500によって読み込まれると、作業端末装置2000に作業指示内容が表示される。図1には、工程指示カード2510A、工程指示カード2510B、工程指示カード2510Cが記載されているが、これに限られず、総称して工程指示カード2510という。
また、ステーションで作業を行う作業者はそれぞれ、作業者ID(Identification)が付与され、作業者IDが記載された作業者IDカード2610を備えているものとする。作業者は、ステーションに入るときには作業端末装置2000に自己の作業者IDを登録し、ステーションから退出するときには、登録を削除する。尚、図1では、ステーション1に作業者が2人、ステーション2に作業者が1人記載され、作業者IDカード2610A、作業者IDカード2610B、作業者IDカード2610Cをそれぞれ備えているが、この人数に限られない。作業者IDカード2610A、B、Cを総称して、作業者IDカード2610という。
作業者は、生産ラインを流れてきた作業対象物に付加されている工程指示カード2510を工程指示カードリーダ2500に読み込ませ、作業端末装置2000に表示された作業指示内容に従い、組立作業などの作業を行い、作業が完了すると、その作業についての実績を作業端末装置2000に入力する。各作業端末装置2000に入力された各ステーションの作業実績は、実績管理サーバ装置1000に集約され管理される。
<生産ライン>
ここで、実施形態の機械(製品)の組立ラインについて説明する。生産ラインは、図1に示すようにステーションと呼ばれる作業エリアに分割され、作業者はステーションに対して配置される。各ステーションは、それぞれ、大まかな作業内容が定められており、管理すべき工程の単位となっている。
実施形態では、段取、搭載、電装、検査、の4つの工程を経て製造される製品の生産ラインを想定する。段取工程では、組立作業を行うための各部品の段取作業を行う。搭載工程では、段取工程で段取された部品のうちの機構部品を組み付け、電装工程では、電子部品の組み付けや電気配線等を行う。検査工程では、製品の動作や性能、外観などを検査する。
各工程は、それぞれ複数の作業項目に分けられている。実施形態では、1つの完成製品を生産するために、全部で10項目の作業を行う。段取工程では、2項目の作業を行う。搭載工程では4項目、電装工程では3項目、検査工程では1項目の作業を行うものとする。各項目の作業内容は、完成製品の種類に応じて決められている。
また、作業者は、それぞれの工程で実施される作業内容について定期的な習熟判定を受け、認定されると、その作業内容に含まれる作業項目に対して作業責任者として確認を行えるようになる。すなわち、作業者は、その作業に対して所定の条件を満たすことができる作業者となれる。
作業者は、生産ラインを流れてくる組立対象の部品等に対して、各ステーションにおいて組立作業を行う。組立作業は、1つの完成製品を単位として製造オーダー番号で区別される。製造オーダー番号ごとに工程指示カード2510が発行され、工程指示カード2510は、その組立作業に必要な部品等と一緒に生産ライン110上を移動する。
<実績管理サーバ装置および作業端末装置の構成>
次に、実績管理サーバ装置1000、及び、作業端末装置2000の構成を説明する。図2は、実績管理サーバ装置1000、及び、作業端末装置2000の機能ブロック図である。
まず、作業端末装置2000から説明する。作業端末装置2000は、例えば、マイクロプロセッサおよびその周辺回路等を備えて構成されたパソコン等であり、機能的に、通信部2100、制御部2200、操作部2300、表示部2400、工程指示カードリーダ2500、及び、作業者ID検知部2600を備える。
通信部2100は、ネットワーク101、及び、無線基地局120を介して、実績管理サーバ装置1000と通信する機能を有する。
制御部2200は、作業端末装置2000が備える各機能部を制御し、処理を行う作業者のログイン処理、作業指示内容を表示させて作業実績を受け付ける処理等を行わせ、取得した情報を必要に応じて実績管理サーバ装置1000に通信部2100を介して送信する機能を有する。
操作部2300は、作業が完了した旨などの作業実績を作業端末装置2000に入力する機器である。例えば、キーボードやマウス等である。
表示部2400は、作業指示内容を示した作業指示画面や、操作部2300から入力された作業実績を出力(提示)する機器である。例えばCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、及び、プラズマディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印刷装置等である。
工程指示カードリーダ2500は、作業対象物に付加されている工程指示カード2510のうち、作業対象物を特定する識別子、実施形態では、「製造オーダ番号」を読み込む機能を有する。
図3(a)に工程指示カード2510の例を示す。工程指示カード2510には、作業対象物についての基本的な情報、例えば、生産管理部門から製造部門への製造指示の単位を示す「製造オーダー番号」、製造する製品(機械)の名前を示す「機種名」、製品の種類を示す「機種コード」、製品を完成させる予定日を示す「完成予定日」などが記載されている。実施形態では、この「製造オーダー番号」を、作業対象物を特定するために用いる。例えば、製造オーダー番号にバーコードが付与されている場合は、工程指示カードリーダ2500は、バーコードリーダを含み、バーコードリーダで読み込んだバーコードを作業対象物の識別子(製造オーダー番号)に変換する機能を有する。尚、他の方法で、作業対象物に識別子を付与することとしてもよい。例えば、工程指示カード2510としてICタグを用い、工程指示カードリーダ2500は、それ用の読み取り装置を含むなどである。図3(b)は、工程指示カード2510を作成する際に参照するオーダー情報を示し、後述する実績管理サーバ1000の作業計画情報記憶部1500に記憶されている。オーダー情報の詳細は、<データ>の項で説明する。
図4に、表示部2400に表示される作業指示画面2410の例を示す。作業指示画面2410には、領域30〜35が含まれる。
領域30は、工程指示カードリーダ2500で読み込んだ識別子の作業対象物に関する、基本的な情報を表示する領域である。
領域31は、作業責任者を表示するための領域である。領域32は、作業責任者を変更するためのボタンであり、この「責任者変更」ボタンを押下(選択)すると作業者リストがプルダウン形式で表示され、責任者を選択することができる。プルダウン表示される作業者は、作業者ID検知部2600によって作業者IDカード2610の作業者IDを読み込ませて、作業端末装置2000に現在登録されている作業者、つまり、この作業端末装置2000が設置されているステーションで現在作業している作業者である。作業責任者とは、作業に責任を持つ作業者であり、実際に作業を行う作業者が一人である場合は、その一人が作業責任者となる。また、実際に作業を行う作業者が複数である場合は、そのうちの1人が責任者となる。実績入力を行う作業者は、領域31に表示されている作業責任者が実際と異なる名前であれば、「責任者変更」ボタンを用いて変更する。尚、最後に作業者IDを登録した作業者が作業責任者となるように構成されていてもよい。この場合には、単に自分の作業者IDカード2610を、再度、作業者ID検知部2600にて読みこませて、作業責任者とする。
領域33は、作業対象物に対して処理する全作業項目を表示する領域である。実施形態では、10項目である。作業者は、「実績結果」が入力されていない最初の作業項目、すなわち、次に実施する作業項目の「作業内容」として表示されている作業指示内容を参照して作業を行う。そして、作業を終了した作業者は、「実績結果」の欄に実績を記入し、その項目の「実績入力」ボタンを選択(押下)して実績を入力する。
領域34は、ステーションでの作業が終了した場合や作業を中断する場合に押下する「作業終了」ボタンである。作業を再開する場合は、再度、工程指示カードリーダ2500で作業対象物の識別子を読み込ませればよい。領域35は、作業者がステーションから出る際に使用するボタンである。作業者は、この「ログアウト」ボタンを押下し、プルダウン形式で表示される現在作業中の作業者リストから、自分を選択して、ステーションから退出する。
次に、作業者ID検知部2600は、作業者が携帯している作業者IDカード2610から、作業者IDを検知する機能を有する。例えば、作業者IDが作業者IDカード2610にバーコードで記載されている場合は、作業者ID検知部2600は、バーコードリーダを含み、バーコードリーダで読み込んだバーコードを作業者IDに変換する機能を有する。また、作業者IDカード2610にICタグが用いられている場合は、作業者ID検知部2600は、ICタグリーダ装置を含む。この場合、作業者がICタグリーダの近くを通過すると、作業者の入退出が検知されることとしてもよい。
実績管理サーバ装置1000は、例えば、マイクロプロセッサおよびその周辺回路等を備えて構成されたパソコン等であり、機能的に、通信部1100、制御部1200、作業実績情報作成部1300、作業実績集計部1400、作業計画情報記憶部1500、作業者情報記憶部1600、入退出情報記憶部1700、及び、作業実績情報記憶部1800を備える。
通信部1100は、ネットワーク101及び無線基地局120を介して、作業端末装置2000と通信する機能を有する。
制御部1200は、実績管理サーバ装置1000が備える各機能部を制御し、作業指示内容を作業端末装置2000に送信したり、作業実績の受信、記憶、集計等の処理を行わせる機能を有する。
作業実績情報作成部1300は、作業端末装置2000から受信した情報を基に、所定フォーマットの作業実績情報、いわゆる作業ログを作成し、作業実績情報記憶部1800に記憶させる機能を有する。具体的には、図9を用いて後で説明する作業実績情報テーブル1810を作成する。
作業実績集計部1400は、作業実績情報記憶部1800に記憶されている作業実績情報を基に、作業時間等を集計した実績集計情報を作成し、作業実績情報記憶部1800に記憶させる機能を有する。具体的には、図10を用いて後で説明する作業実績集計テーブル1850を作成する。生産ラインの管理者は、この実績集計情報を参照して、生産ラインの改善、調整等を行う。
作業計画情報記憶部1500は、予め作成した作業計画を記憶しておく機能を有する。実施形態では、3つの情報を記憶しておく。1つ目は、作業内容等の作業対象物に関する情報であり、2つ目はステーションと作業端末装置2000とを対応付ける情報である。3つ目は、オーダー情報であり、オーダー毎に、オーダーされた製品の機種コード、納品日等を記憶している。
作業者情報記憶部1600は、作業者に関する情報を記憶しておく機能を有する。実施形態では、作業者が行える作業や、配置されるステーション(工程)について記憶しておく。
入退出情報記憶部1700は、各ステーションへの、各作業者の入退出のログを記憶しておく機能を有する。
作業実績情報記憶部1800は、作業対象物ごとに、各ステーションでの作業実績情報を記憶しておく機能を有する。また、この作業実績情報から、集計方法を変えた集計結果も記憶する。
尚、作業計画情報記憶部1500、作業者情報記憶部1600、入退出情報記憶部1700、及び、作業実績情報記憶部1800に記憶されているデータの詳細は、<データ>の項で説明する。
また、実績管理サーバ装置1000の機能部は、複数の装置に分散していてもよい。例えば、作業計画情報記憶部1500、及び、作業者情報記憶部1600が、実績管理サーバ装置1000とは別の作業計画を立案するサーバ装置に設けられるなどである。
<データ>
以下、作業実績管理システム100で用いるデータについて説明する。
図5は、作業指示情報テーブル1510の構成例及びその内容例を示す図である。
作業指示情報テーブル1510は、作業対象物の作業指示を示すものであり、作業計画情報記憶部1500に予め記憶されている。
作業指示情報テーブル1510は、機種コード1511、項目番号1512、作業内容1513、データ型1514、最小値1515、最大値1516、待機時間1517、資格コード1518、及び、標準ステーション1519を有する。
機種コード1511は、作業対象物である完成製品の種類を示す。
項目番号1512は、機種コード1511が示す種類の完成製品を生産するための作業項目の番号を示す。実施形態では、1つの完成製品につき10項目の作業を行うため、項目番号1512として、「1」〜「10」が設定されている。
作業内容1513は、項目番号1512が示す作業項目の作業内容を示す。作業内容は、項目番号1512の項目番号が同じであっても、機種コード1511が示す種類に応じた内容が設定されている。
以下に説明するデータ型1514〜待機時間標準ステーション1519も同様に、項目番号1512の項目番号が同じであっても、機種コード1511が示す種類に応じた内容が設定されている。
データ型1514は、項目番号1512が示す作業項目の作業実績として入力するデータの型を示す。具体的には、「数値」は、作業実績として数値を入力することを示し、「チェック」は、作業実績として、作業の完了を示すチェックを入力することを示す。また、他に作業実績として文字を入力することを示す「文字」などであってもよい。入力する作業実績の情報に応じてデータの型を設定するものとする。データ型1514は、図4の作業指示画面2410における「実績結果」として入力するデータの型である。
最小値1515、及び、最大値1516は、データ型1514が「数値」の場合に、許容される数値の最小値、及び、最大値を示す。
待機時間1517は、前の作業項目の作業が完了してから、次の作業項目の作業実績を入力するまでに必要とされる時間、つまり、入力を待機すべき時間を示す。言い換えれば、項目番号1512が示す作業項目の作業を実施する場合の最小時間を示しているといえる。単位は、分である。このような待機時間を設けるのは、作業実績を後でまとめて入力することを防ぎ、実際に作業に要した時間を収集するためである。例えば、機種コード1511が「AAA」、項目番号1512が「2」の作業項目の場合、待機時間1517が「5」であるので、前の作業項目である項目番号1512が「1」の作業実績が入力されてから、5分経過するまでは、項目番号1512が「2」の作業項目の作業実績は入力できないことになる。尚、項目番号1512が「1」の作業項目の場合は、作業指示画面2410を表示した時から待機時間をカウントする。
資格コード1518は、項目番号1512が示す作業項目の作業を行える作業者の資格、つまり、作業者が満たしていなければならない所定の条件を示す。資格は、作業内容1513の作業内容が正しく行われたかを確認し、実績入力を行うために必要な資格を示す。複数の作業者によって実施された場合には、作業責任者が有していなければならない資格である。一人の作業者が実施する場合は、その作業者が作業責任者となるので、その作業者が資格を有していなければならない。作業指示情報テーブル1510では、資格を表す記号として「α」、「β」等と記載されている。
標準ステーション1519は、項目番号1512が示す作業項目が含まれる工程が、割り当てられているステーションを示す。作業指示情報テーブル1510に示すように、計画上では、段取ステーション(工程)では、項目番号1512が「1」、「2」の2項目の作業を行う。搭載ステーション(工程)では、項目番号1512が「3」〜「6」の4項目の作業を行い、電装ステーション(工程)では「7」〜「9」の3項目の作業を行い、検査ステーション(工程)では「10」の1項目の作業を行うことになる。
図6は、端末配置情報テーブル1520の構成例及びその内容例を示す図である。
端末配置情報テーブル1520は、作業端末装置2000が配置されているステーションを示すものであり、作業計画情報記憶部1500に予め記憶されている。
端末配置情報テーブル1520は、ステーション名1521、及び、端末ID1522を有する。
ステーション名1521は、工程の作業エリアであるステーションを特定し、識別するための識別子を示す。
端末ID1522は、ステーション名1521が示すステーションに配置されている作業端末装置2000を特定し、識別するための識別子を示す。
図3(b)は、オーダー情報テーブル1530の構成例及びその内容例を示す図である。
オーダー情報テーブル1530は、製造の単位に関する情報を示すものであり、作業計画情報記憶部1500に予め記憶されている。工程指示カード2510は、このオーダー情報テーブル1530を参照して、作成される。
オーダー情報テーブル1530は、製造オーダー番号1531、機種名1532、機種コード1533、及び、納品日1534を有する。
製造オーダー番号1531は、製造の単位を特定するための番号を示す。
機種名1532は、製造オーダー番号1531が示す番号により製造する製品の名称を示す。
機種コード1533は、製造オーダー番号1531が示す番号により製造する製品の種類を示す。
納品日1534は、製造オーダー番号1531が示す番号により製造する製品の納品日を示す。
図7は、作業者情報テーブル1610の構成例及びその内容例を示す図である。
作業者情報テーブル1610は、各作業者に関する情報を示すものであり、作業者情報記憶部1600に予め記憶されている。
作業者情報テーブル1610は、作業者ID1611、作業者名1612、資格コード1613、及び、責任ステーション1614を有する。
作業者ID1611は、作業者を特定し、識別するための識別子を示す。
作業者名1612は、作業者ID1611が示す作業者の名前を示す。
資格コード1613は、作業者ID1611が示す作業者が有する資格を示す。この資格は、作業指示情報テーブル1510(図5参照)の資格コード1518として設定される資格のうちのいずれかの資格が設定される。例えば、作業者ID1611が「002」の作業者は、資格コード1613が「α、β」であるので、機種コード1511が「AAA」で項目番号1512が「1」〜「6」の作業項目について、すなわち「段取」及び「搭載」の工程において責任者となることができる。
責任ステーション1614は、作業者ID1611が示す作業者が、通常責任者として作業しているステーションを示す。
図8は、入退出情報テーブル1710の構成例及びその内容例を示す図である。
入退出情報テーブル1710は、各作業者のステーションへの入退出ログを示すものであり、入退出情報記憶部1700に順次記憶されていく。作業者がステーションに入るためのログイン処理、又は、ステーションから出る(離れる)ためのログアウト処理が行われるごとに、1レコードが追加される。ログイン処理とは、作業者IDカード2610を作業者ID検知部2600が読み込んで、ステーションにおいて作業している作業者として登録する処理である。登録されると、「責任者変更」ボタンや「ログアウト」ボタンが押下されるとプルダウン表示される作業者リストに追加される。また、ログアウト処理とは、作業端末装置2000からステーションにおいて作業している作業者としての登録を解除する処理である。作業指示画面2410(図4参照)の「ログアウト」ボタンを押下するとプルダウン表示される作業者リストから、自分を選択して、ステーションで作業している作業者リストから削除する。
入退出情報テーブル1710は、日時1711、端末ID1712、作業者ID1713、及び、実績1714を有する。
日時1711は、ログイン処理、又は、ログアウト処理が行われた日時を示す。
端末ID1712は、日時1711が示す日時に行われたログイン処理、又は、ログアウト処理が行われた作業端末装置2000の端末IDを示す。
作業者ID1713は、日時1711が示す日時に行われたログイン処理、又は、ログアウト処理によって、登録又は削除が行われた作業者IDを示す。つまり、ステーションを入退出した作業者を示す。
実績1714は、日時1711が示す日時に行われた処理が、ログイン処理、及び、ログアウト処理のいずれであるかを示す。
この入退出情報テーブル1710と端末配置情報テーブル1520(図6参照)に基づいて、どの作業者が、どのステーションで、いつ作業していたかを知ることが可能となる。例えば、日時1711が「2013/3/10 8:52」のレコードでは、端末ID1712が「102」、作業者ID1713が「007」、実績1714が「1」であるので、作業者ID「007」の作業者が、2013年3月10日の8時52分に、端末ID「102」の作業端末装置2000にログインしたことが分かる。端末配置情報テーブル1520(図6参照)を参照すると、端末ID「102」は、ステーション名1521が「搭載」のステーションに設置されているので、作業者ID「007」の作業者は、搭載ステーションに入ったことになる。また、日時1711が「2013/3/10 15:41」のレコードでは、端末ID1712が「102」、作業者ID1713が「005」、実績1714が「2」であるので、作業者ID「005」の作業者が、2013年3月10日の15時41分に、端末ID「102」の作業端末装置2000からログアウトして、搭載ステーションから離れたことが分かる。
図9は、作業実績情報テーブル1810の構成例及びその内容例を示す図である。
作業実績情報テーブル1810は、各作業端末装置2000に入力された作業実績のログであり、作業実績情報作成部1300が作成して作業実績情報記憶部1800に記憶させる。作業端末装置2000から作業指示画面2410(図4参照)に入力された作業実績を受信する都度に、1レコードが追加される。また、作業対象物の識別子(製造オーダー番号)が工程指示カードリーダ2500によって読み込まれて作業指示画面2410が表示されたときと、作業指示画面2410の「作業終了」ボタンが押下されて作業が終了又は中断したときも、作業実績としてそれぞれ1レコードを作成して追加する。尚、作業指示画面2410が表示されたときには、作業を最初に開始するときと、作業を再開するときとの2つの場合があることになる。尚、図9では、説明の便宜上、製造オーダー番号1813が「50225」のレコードのみを記載している。
作業実績情報テーブル1810は、日時1811、端末ID1812、製造オーダー番号1813、項目番号1814、入力実績1815、責任者ID1816、実績時間1817、ステーション分類(作業指示)1818、ステーション分類(入力端末)1819、ステーション分類(責任者)1820、及び、作業者数1821を有する。
尚、日時1811〜責任者ID1816は、作業端末装置2000から受信する項目であり、実績時間1817〜作業者数1821は、作業ログの収集が済んだ後で、生産ラインの調整等を行う際に管理者の指示に応じて、作業実績情報作成部1300が設定するものとする。
日時1811は、作業端末装置2000から受信した作業実績が入力された日時を示す。
端末ID1812は、日時1811が示す作業実績の送信元の作業端末装置2000、つまり、作業実績が入力された作業端末装置2000の識別子を示す。
製造オーダー番号1813は、作業対象物である完成製品の識別子を示す。
項目番号1814は、実施した作業の作業項目の番号を示す。
入力実績1815は、作業者が入力した作業実績を示す。具体的には、作業指示画面2410(図4参照)の「実績結果」として入力されたデータを示す。
尚、項目番号1814が「0」のレコードは、作業指示画面2410が表示されたときと、作業指示画面2410の「作業終了」ボタンが押下されて作業が終了又は中断したときのレコードである。項目番号1814が「0」で入力実績1815が「1」の場合は、作業指示画面2410が表示された時のレコードを示す。また、項目番号1814が「0」で入力実績1815が「2」の場合は、作業が中断又は終了した時のレコードを示す。
責任者ID1816は、作業実績を入力した作業責任者の作業者IDを示す。具体的には、作業指示画面2410の領域31に表示されている作業責任者の作業者IDである。
以下の実績時間1817〜作業者数1821は、日時1811〜責任者ID1816のデータ収集が終了した後で、生産ラインの管理者の指示に応じて、制御部1200からの指示により作業実績情報作成部1300が設定する。
実績時間1817は、項目番号1814が示す作業項目の作業を実施するのにかかった時間を示す。或る作業項目の実績時間は、その1つ前の作業項目の作業実績が入力された時刻から、或る作業項目の作業実績を入力する時刻までの時間とする。詳細には、作業実績情報作成部1300は、まず、端末ID1812が示す端末IDが同一であり、製造オーダー番号1813が示す識別子が同じであるレコード、つまり、1つの作業対象物に対して1つのステーションで行われた作業実績を示すレコードを抜き出す。そして、それらのレコードにおいて、項目番号1814が示す作業項目の番号ごとに、作業実績情報作成部1300が実績時間1817を求める。例えば、端末ID1812が「101」、製造オーダー番号1813が「50223」のレコード群において、項目番号1814が「1」の作業項目の実績時間1817は、項目番号1814が「0」で入力実績1815が「1」のレコードの日時1811「2013/3/10 9:00」(作業の最初に作業指示画面2410を表示させた時刻)から、項目番号1814が「1」のレコードの日時1811「2013/3/10 9:10」(作業実績を入力した時刻)までの時間である10分とし、実績時間1817に「0:10」を設定する。また、項目番号1814が「2」の作業項目の実績時間1817は、項目番号1814が「1」のレコードの日時1811「2013/3/10 9:10」(1つ前の項目の作業実績が入力された時刻)から、項目番号1814が「2」のレコードの日時1811「2013/3/10 9:20」(作業実績を入力した時刻)までの時間である10分とし、実績時間1817に「0:10」を設定する。尚、作業が再開されたときのレコード(項目番号1814が「0」で入力実績1815が「1」のレコード)が含まれる場合には、その1つ前の作業が中断されたときのレコード(項目番号1814が「0」で入力実績1815が「2」のレコード)から、再開のレコードまでの時間は差し引いて計算する。
ステーション分類(作業指示)1818、ステーション分類(入力端末)1819、及び、ステーション分類(責任者)1820は、項目番号1814が示す作業項目がどのステーションでの作業として分類されるかを表示するものである。
ステーション分類(作業指示)1818は、項目番号1814が示す作業項目の作業が、行われる予定のステーション(工程)を示す。具体的には、作業実績情報作成部1300は、作業指示情報テーブル1510(図5参照)の標準ステーション1519として設定されているステーションを設定する。
ステーション分類(入力端末)1819は、作業実績が実際に入力されたステーションを示す。すなわち、作業実績情報作成部1300は、端末ID1812が示す作業端末装置2000が設置されているステーションを設定する。
ステーション分類(責任者)1820は、作業実績を入力した作業責任者が、本来配置されたステーションを示す。具体的には、作業実績情報作成部1300は、作業者情報テーブル1610(図2参照)の責任ステーション1614として設定されているステーションを設定する。
作業者数1821は、作業実績が入力された時点で、作業実績が入力されたステーションに登録されていた作業者の人数を示す。作業実績情報作成部1300は、入退出情報テーブル1710(図8参照)を参照して算出する。例えば、日時1811が「2013/3/10 9:10」のレコードの作業者数1821を算出する場合、2013年3月10日の9時10分時点で、端末ID1812「101」が示す作業端末装置2000に、ログイン処理を行い、ログアウト処理を行っていない作業者の人数を求める。入退出情報テーブル1710を参照すると、端末ID1712が「101」で実績1714が「1」のレコードであって、日時1711が2013年3月10日の9時10分より前のレコードは、作業者ID1713が「002」、「006」、「007」の3人である。また、この3人は、ログアウト処理を行っていないことから、日時1811が「2013/3/10 9:10」のレコードの作業者数1821は、3人となる。
図10は、作業実績集計テーブル1850の構成例及びその内容例を示す図である。
作業実績集計テーブル1850は、作業実績情報テーブル1810(図9参照)のログデータを集計したものである。具体的には、各ステーション(工程)での作業時間と工数と示す。生産ラインの管理者の指示に応じて、制御部1200からの指示で作業実績集計部1400が、作業実績情報テーブル1810を基に作成する。
作業実績集計テーブル1850は、ステーション名1851、ステーション分類(作業指示)1852、ステーション分類(入力端末)1853、及び、ステーション分類(責任者)1854を有する。
ステーション名1851は、工程の作業エリアであるステーションを特定するための識別子を示す。
ステーション分類(作業指示)1852、ステーション分類(作業指示)1852、及び、ステーション分類(責任者)1854は、それぞれ「時間」と「工数」とで構成され、「時間」は、ステーション名1851が示すステーションにおける作業時間を示し、「工数」は、ステーション名1851が示すステーションにおける工数を示す。
作業実績集計部1400は、ステーション分類(作業指示)1852の「時間」と「工数」とは、作業実績情報テーブル1810のステーション分類(作業指示)1818に従って、作業時間と工数とを集計して算出する。例えば、ステーション分類(作業指示)1818として「段取」が設定されたレコードの実績時間1817を合計して合計時間を算出する。そして、入力実績1815として「段取」が設定されたレコードの、ステーション分類(作業指示)1852の「時間」として、合計した時間を設定する。
また、作業実績集計部1400は、ステーション分類(入力端末)1853の「時間」と「工数」とは、作業実績情報テーブル1810のステーション分類(入力端末)1819に従って算出し、ステーション分類(責任者)1854「時間」と「工数」とは、作業実績情報テーブル1810のスステーション分類(責任者)1820に従って算出する。
<作業実績情報の分析>
ここで、作業実績情報テーブル1810(図9参照)、入退出情報テーブル1710(図8参照)、及び、作業実績集計テーブル1850(図10参照)を用いて、作業実績情報の分析方法を説明する。作業実績情報テーブル1810は、製造オーダー番号「50223」で示される完成製品の作業実績情報を示す。
作業実績情報テーブル1810では、作業項目ごとに、作業が計画通りのステーションで行われたかを確認する。
項目番号1814が「1」及び「2」の作業が行われる予定のステーション(以下、「予定ステーション」という。)は、ステーション分類(作業指示)1818が示す「段取」ステーションである。そして、実際に作業が実施されたステーション(以下「作業ステーション」という。)は、ステーション分類(入力端末)1819が示す「段取」ステーションである。また、実際の作業責任者は、ステーション分類(責任者)1820が示す「段取」ステーションの責任者である。実際の作業は、予定通り「段取」ステーションで実施されており、実際の作業責任者は、予定通り「段取」ステーションの責任者であり、すべて計画通りに作業が行われ問題ない。
項目番号1814が「3」の予定ステーションは、ステーション分類(作業指示)1818が示す「搭載」ステーションである。そして、作業ステーションは、ステーション分類(入力端末)1819が示す「段取」ステーションである。また、実際の作業責任者は、ステーション分類(責任者)1820が示す「段取」ステーションの責任者である。予定では「搭載」ステーションで作業を行うこととされていたが、実際の作業は「段取」ステーションで実施されており、作業責任者も「段取」ステーションの責任者となっている。これは、項目番号が「3」の作業は、元々は「搭載」ステーションで実施すべき項目とされていたが、実際に生産ラインに流したところ、「搭載」の負荷が高いために製造判断で「段取」に移管した作業であると考えられる。
項目番号1814が「4」、「5」の予定ステーションは、ステーション分類(作業指示)1818が示す「搭載」ステーションである。そして、作業ステーションは、ステーション分類(入力端末)1819が示す「搭載」ステーションである。また、実際の作業責任者は、ステーション分類(責任者)1820が示す「搭載」ステーションの責任者である。実際の作業は、予定通り「搭載」ステーションで実施されており、実際の作業責任者は、予定通り「搭載」ステーションの責任者であり問題ない。
項目番号1814が「6」の予定ステーションは、ステーション分類(作業指示)1818が示す「搭載」ステーションである。そして、作業ステーションは、ステーション分類(入力端末)1819が示す「電装」ステーションである。また、実際の作業責任者は、ステーション分類(責任者)1820が示す「搭載」ステーションの責任者である。実際の作業は、予定の「搭載」ステーションの次のステーションである「電装」ステーションで実施されており、実際の作業責任者は、予定通り「搭載」ステーションの責任者である。これは、「搭載」ステーションの負荷を調整するために、「電装」ステーションへ作業を移管したが、品質管理上「搭載」ステーションの作業責任者の指導が必要であり完全移管はできなかったもの、と考えられる。
項目番号1814が「7」、「8」の予定ステーションは、ステーション分類(作業指示)1818が示す「電装」ステーションである。そして、作業ステーションは、ステーション分類(入力端末)1819が示す「電装」ステーションであり、実際の作業責任者は、ステーション分類(責任者)1820が示す「電装」ステーションの責任者である。実際の作業は、予定通り「電装」ステーションで実施されており、実際の作業責任者は、予定通り「電装」ステーションの責任者であり問題ない。
項目番号1814が「9」、「10」の予定ステーションは、ステーション分類(作業指示)1818が示す「検査」ステーションである。そして、作業ステーションは、ステーション分類(入力端末)1819が示す「検査」ステーションであり、実際の作業責任者は、ステーション分類(責任者)1820が示す「検査」ステーションの責任者である。実際の作業は、予定通り「検査」ステーションで実施されており、実際の作業責任者は、予定通り「検査」ステーションの責任者であり問題ない。
次に、入退出情報テーブル1710(図8参照)を用いて、作業者のステーション間の移動について確認する。
作業者ID1713が「001」〜「010」のそれぞれのレコードの実績1714が「1」となっており、日時1711が朝9時前を示している。つまり、作業者ID1713が「001」〜「010」の10人の作業者が朝9時の作業開始前までに、それぞれの端末にログインしていることになる。
そして、日時1711が「2013/3/10 15:41」〜「2013/3/10 15:58」の4つのレコードをみると、端末ID「102」(搭載ステーションの作業端末装置2000)に朝の8時53分にログインしていた作業者ID「005」の作業者(搭載ステーションの責任者である「○○四郎」)は、15時41分に搭載ステーションを離れ、15時43分〜15時56分までの間、端末ID「103」(電装ステーションの作業端末装置2000)にログインしていた(移動していた)ことが分かる。これは、搭載ステーションではタクトタイム上終わらない作業項目を電装ステーションで実施するため、作業責任者としての資格を持つ「○○四郎」が電装ステーションに応援に行ったものと考えられる。
作業実績情報テーブル1810、及び、入退出情報テーブル1710に基づいて、時間及び工数で集計したものが作業実績集計テーブル1850(図10参照)となる。
ステーション分類(作業指示)1852のデータをみると、「搭載」ステーションでの作業時間と工数が高く、ステーション間の負荷がアンバランスである。しかし、ステーション分類(入力端末)1853のデータをみると、現場での判断による調整の結果、各ステーションでの作業時間は平準化されており、何とかラインをスムーズに流れるようになっている。しかしながら、ステーション分類(責任者)1854のデータをみると、「搭載」ステーションの責任者の作業時間が未だに高く、「搭載」ステーションの作業者を増やして作業時間を短縮するか、「電装」ステーションの作業者に教育を施して移管できるようにするかを検討することになる。
作業実績集計テーブル1850における「工数」は、作業実績情報テーブル1810の項目番号1814の作業項目の番号ごとに、実績時間1817と作業者数1821とから算出し、集計を取って算出している。実績時間1817と作業者数1821とは、上述のように、作業実態に即して取得したデータから算出したものである。従って、実態に近い工数を集計できており、これらのデータを元に、製造原価を低減するための工程設計改善などへの反映が可能となる。
<動作>
以下、作業実績管理システム100の動作について、図11及び図12を用いて説明する。
図11は、作業者の入退出処理のフローチャートであり、図12は、作業実績収集処理のフローチャートである。フローチャートにおいて、破線矢印は、データの流れを示す。
まず、図11の入退出処理から説明する。
作業者は、作業を行う予定のステーションに入る時には、そのステーションに設置されている作業端末装置2000にログインする。具体的には、所持する作業者IDカード2610の作業者IDを、作業端末装置2000の作業者ID検知部2600に読み込ませる(ステップS21:Yes)。
作業者ID検知部2600は、読み込んだ作業者IDを制御部2200に通知する。通知を受けた制御部2200は、自装置の端末ID、通知された作業者ID、及び、ログインされた旨を、ログインデータとして通信部2100を介して実績管理サーバ装置1000に送信する(ステップS23)。また、制御部2200は、通知された作業者IDを、内部メモリに記憶してある作業者リストに追加する。
実績管理サーバ1000の制御部1200は、通信部1100を介してログインデータを受信すると、実績管理サーバ1000が備えるタイマー(不図示)から現在の日時を取得し(ステップS10)、入退出レコードを作成する。入退出レコードは、日時1711として現在日時が設定され、端末ID1712としてログインデータの端末IDが設定され、作業者ID1713としてログインデータの作業者IDが設定され、実績1714として「1」が設定されたレコードである。そして、制御部1200は、作成した入退出レコードを入退出情報記憶部1700に記憶されている入退出情報テーブル1710(図8参照)に追加する(ステップS11)。
一方、作業者は、作業を行っているステーションから退出する時には、そのステーションに設置されている作業端末装置2000からログアウトする。具体的には、作業者は、操作部2300を操作して、作業端末装置2000の表示部2400に表示されている作業指示画面2410(図4参照)の「ログアウト」ボタンを押下し、プルダウン表示される作業者リストから自分の作業者IDを選択する(ステップS21:No)。
操作部2300によりログアウトの操作がなされたことを検出した制御部2200は、自装置の端末ID、選択された作業者ID、及び、ログアウトされた旨を、ログアウトデータとして通信部2100を介して実績管理サーバ装置1000に送信する(ステップS23)。また、制御部2200は、選択された作業者IDを、内部メモリに記憶してある作業者リストから削除する。
実績管理サーバ1000の制御部1200は、ログアウトデータを受信すると、現在の日時を取得し(ステップS10)、入退出レコードを作成する。入退出レコードは、日時1711として現在日時が設定され、端末ID1712としてログアウトデータの端末IDが設定され、作業者ID1713としてログアウトデータの作業者IDが設定され、実績1714として「2」が設定されたレコードである。そして、制御部1200は、作成した入退出レコードを入退出情報記憶部1700に記憶されている入退出情報テーブル1710(図8参照)に追加する(ステップS11)。
次に、図12の作業実績収集処理について説明する。
作業者は、作業対象物が生産ラインを流れてくると、作業対象物に添付されている工程指示カード2510(図3参照)の「製造オーダー番号」を、工程指示カードリーダ2500を用いて読み込む。「製造オーダー番号」を読み込んだ工程指示カードリーダ2500は、読み込んだ「製造オーダー番号」を制御部2200に通知する。通知を受けた制御部2200は、読み込んだ「製造オーダー番号」を実績管理サーバ装置1000に送信する(ステップS40)。
実績管理サーバ装置1000の制御部1200は、オーダー情報テーブル1530(図3(b))を参照して、受信した「製造オーダー番号」の機種コードを求める。具体的には、受信した「製造オーダー番号」が製造オーダー番号1531として設定されているレコードに、機種コード1533として設定されている機種コードを読み出す。「製造オーダー番号」が「50223」の場合、機種コードは「AAA」となる。
次に、制御部1200は、作業指示情報テーブル1510(図4参照)から、機種コード1511として「AAA」が設定された作業指示レコードを読み出す。また、制御部1200は、作業実績情報テーブル1810(図9参照)から、完了している作業のデータを読み出す。具体的には、製造オーダー番号1813として「50223」が設定され、項目番号1814として「1」〜「10」のいずれかが設定されているレコードから、日時1811として設定されている日時と、項目番号1814として設定されている項目番号と、入力実績1815として設定されているデータとを読み出す。制御部1200は、作業指示情報テーブル1510から読み出した作業指示レコードと、作業実績情報テーブル1810から読み出した日時、項目番号、データとを、作業指示データとして作業端末装置2000に送信する(ステップS30)。
作業指示データを作業端末装置2000に送信した制御部1200は、作業実績情報作成部1300に作業実績レコードの追加を依頼する。
依頼を受けた作業実績情報作成部1300は、現在の日時を取得し(ステップS31)、作業実績データを作成して作業実績情報テーブル1810に追加する(ステップS32)。ここで作業実績情報作成部1300は、作成する作業実績レコードとして、日時1811として現在の日時を設定し、端末ID1812として作業指示データの送信先である作業端末装置2000の端末IDを設定し、製造オーダー番号1813として作業端末装置2000から受信した「製造オーダー番号」を設定し、項目番号1814として「0」を設定し、入力実績1815として「1」を設定したレコードを作成する。
作業端末装置2000の制御部2200は、実績管理サーバ装置1000から受信した作業指示データから作業指示画面2410を作成し、表示部2400に表示させる(ステップS41)。
作業者は、作業指示画面2410を見て、作業対象物に作業を行う(ステップS42)。ここで、一点鎖線の矩形で示すステップS42は、作業者が作業を実施していることを示す。従って、このステップS42における作業端末装置2000は、いわゆる待ち状態となる。例えば、作業者により画面スクロールの操作が入力されたことを検出した場合は、画面スクロールの処理を行う等の処理を行う。ステップ43では、作業者による入力操作のうち、作業情報収集処理に関係ある操作、具体的には、領域34の「作業終了」ボタン(以下、「「作業終了」ボタン34」という。)の押下、及び、作業実績の入力操作を検出した場合のみを記載する。作業者が「作業終了」ボタン34を押下する場合とは、ステーション内での全ての作業及び作業実績入力(ステップS44)を完了してステップS43に戻ってきた場合と、ステップS42での作業を中断する場合とがある。
作業を終えた作業者は、作業指示画面2410に作業結果を入力する(ステップS43:実績入力)。具体的には、作業を行った作業項目の番号の「実績結果」の欄に、実績結果を入力し、「実績入力」ボタンを押下する。
制御部2200は、操作部2300から「実績入力」ボタンが押下された旨の通知を受けると、作業項目の番号と、「実績結果」に入力された実績結果と、領域31に表示されている作業責任者の作業者IDとを、実績データとして実績管理サーバ装置1000に送信する(ステップS44)。
実績管理サーバ装置1000の制御部1200は、実績データを受信すると、現在の日時を取得する(ステップS33)。そして、制御部1200は、受信した実績データについて、以下の3つ条件を満たしているか否かを確認する(ステップS34)。3条件を満たしている場合は、実績データは有効であると判断し、1つでも満たさない場合は、有効ではないと判断する。
1つ目の条件は、作業実績の入力が、前の作業の作業実績の入力時刻から待機時間経過していること、2つ目の条件は、実績結果が数値データである場合に許容範囲内であること、3つ目の条件は、作業責任者が資格を有していることである。
1つ目の条件を確認する場合、制御部1200は、まず、受信した実績データの作業項目の番号の1つ前の作業項目の作業実績が入力された日時を取得する。例えば、受信した作業項目の番号が「2」の場合、作業実績情報テーブル1810から、項目番号1814として「1」が設定されているレコードに日時1811として設定されている日時を前作業日時として読み出す。また、作業指示情報テーブル1510から、機種コード1511として「AAA」が設定され、項目番号1512として「1」が設定されているレコードに待機時間1517として設定されている待機時間を読み出す。そして、ステップS33で取得した現在の日時が、前作業日時から待機時間経過していれば、1つ目の条件を満たしていると判断する。
2つ目の条件を確認する場合、制御部1200は、受信した実績結果の許容範囲を取得する。例えば、受信した作業項目の番号が「2」の場合、作業指示情報テーブル1510から、機種コード1511として「AAA」が設定され、項目番号1512として「1」が設定され、データ型1514として「数値」が設定されているレコードに、最小値1515として設定されている最小値と、最大値1516として設定されている最大値を読み出す。そして、受信した実績結果が、最小値と最大値との間であれば、2つ目の条件を満たしていると判断する。
3つ目の条件を確認する場合、制御部1200は、受信した作業項目の作業に必要な資格コードを取得する。例えば、受信した作業項目の番号が「2」の場合、作業指示情報テーブル1510から、機種コード1511として「AAA」が設定され、項目番号1512として「1」が設定されているレコードに、資格コード1518として設定されている資格コードを読み出す。そして、作業者情報テーブル1610から、受信した作業者IDが作業者ID1611とし設定されているレコードに、資格コード1613として設定されている資格コードを読み出す。作業指示情報テーブル1510から読み出した資格コードが、作業者情報テーブル1610から読み出した資格コードに含まれている場合は、3つ目の条件を満たしていると判断する。
ステップS34において、受信した実績データが有効であると判断した場合(ステップS34:Yes)、制御部1200は、作業実績情報作成部1300に作業実績レコードの追加を依頼する。
依頼を受けた作業実績情報作成部1300は、作業実績レコードを作成して作業実績情報テーブル1810に追加する(ステップS35)。ここで作業実績情報作成部1300は、作業実績レコードとして、日時1811としてステップS33で取得した現在の日時を設定し、端末ID1812として実績データの送信元である作業端末装置2000の端末IDを設定し、製造オーダー番号1813として作業端末装置2000から受信した「製造オーダー番号」を設定し、項目番号1814として実績データの作業項目の番号を設定し、入力実績1815として実績データの実績結果を設定し、責任者ID1816として、実績データの作業責任者の作業者IDを設定したレコードを作成する。
作業実績レコードを作業実績情報テーブル1810に追加した制御部1200は、作業実績が受け付けられた旨を作業端末装置2000に送信する。また、制御部1200は、作業実績情報テーブル1810に追加した作業実績レコードの、製造オーダー番号1813として設定した「製造オーダー番号」、項目番号1814として設定した作業項目の番号等を、画面更新データとして作業端末装置2000に通知する(接続子2)。
一方、ステップS34において、受信した実績データが有効でないと判断した場合(ステップS34:No)、制御部1200は、作業実績の再入力を要求する指示を作業端末装置2000に送信する。
作業端末装置2000の制御部2200は、実績管理サーバ装置1000から、作業実績の再入力を要求する指示を受信した場合は(ステップS45:Yes)、作業指示画面2410にその旨を表示し、作業者からの入力を待つ(ステップS44)。また、作業実績が受け付けられた旨を受信した場合(ステップS45:No)、制御部2200は、ステップS41において、実績管理サーバ1000から画面更新データを受信している場合は(接続子2)、作業指示画面2410のうち、画面更新データに該当する領域へのデータの再入力を不可とするよう制御等を行い、作業者からの入力待ちとする。
ステップS43において、作業指示画面2410の「作業終了」ボタン34が押下され(ステップS43:ボタン押下)(接続子1)、操作部2300からその旨の通知を受けた制御部2200は、「作業終了」ボタン34が押下された旨を実績管理サーバ装置1000に送信する(ステップS46)。「作業終了」ボタン34が押下された旨を実績管理サーバ装置1000に送信した制御部2200は、ステップS40において操作部2300からの通知を待ち、新たな「製造オーダー番号」が読み込まれると、ステップS40からの処理を行う。
実績管理サーバ装置1000の制御部1200は、作業端末装置2000から作業終了の旨を受信すると、作業実績情報作成部1300に作業実績データの追加を依頼する。
依頼を受けた作業実績情報作成部1300は、現在の日時を取得し(ステップS37)、作業実績レコードを作成して作業実績情報テーブル1810に追加する(ステップS38)。ここで作業実績情報作成部1300は、作業実績レコードとして、日時1811として現在の日時を設定し、端末ID1812として作業終了の通知の送信先である作業端末装置2000の端末IDを設定し、製造オーダー番号1813として作業端末装置2000から受信した「製造オーダー番号」を設定し、項目番号1814として「0」を設定し、入力実績1815として「2」を設定したレコードを作成する。
このように、作業実績管理システム100では、作業者の増減やステーション(作業エリア)の変更も含めた詳細な作業実績を収集する。
生産ラインの調整等を行う際に、生産ラインの管理者は、実績管理サーバ1000の制御部1200に対して、操作部(不図示)を介して作業実績の集計処理を指示する。指示を受けた制御部1200は、作業実績情報作成部1300に対して、作業実績情報テーブル1810の実績時間1817〜作業者数1821の設定を指示する。指示された作業実績情報作成部1300は、図6等を参照し、作業実績情報テーブル1810の実績時間1817〜作業者数1821を設定する。
具体的には、作業実績情報作成部1300は、まず、実績時間1817を設定する。作業実績情報作成部1300は、作業実績情報テーブル1810(図9参照)から、端末ID1812が示す端末IDが同一であり、製造オーダー番号1813が示す識別子が同じであるレコード、つまり、1つの作業対象物に対して1つのステーションで行われた作業実績を示すレコードを抜き出す。そして、作業実績情報作成部1300は、それらのレコードにおいて、項目番号1814が示す作業項目の番号ごとに、実績時間1817を求める。例えば、端末ID1812が「101」、製造オーダー番号1813が「50223」のレコード群において、項目番号1814が「1」の作業項目の実績時間1817は、項目番号1814が「0」で入力実績1815が「1」のレコードの日時1811「2013/3/10 9:00」(作業の最初に作業指示画面2410を表示させた時刻)から、項目番号1814が「1」のレコードの日時1811「2013/3/10 9:10」(作業実績を入力した時刻)までの時間である10分とし、実績時間1817に「0:10」を設定する。このように、項目番号1814として「1」〜「10」が設定されている10レコードの実績時間1817を設定する。
次に、作業実績情報作成部1300は、項目番号1814として「1」〜「10」が設定されているレコードそれぞれについて、ステーション分類(作業指示)1818として、作業指示情報テーブル1510(図5参照)の標準ステーション1519として設定されているステーションを設定する。具体的には、例えば、項目番号1814として「1」が設定されているレコードにおいて、製造オーダー番号1813として設定されているオーダー番号を読み出し、読み出したオーダー番号が、オーダー情報テーブル1530(図3参照)の製造オーダー番号1531として設定されているレコードに機種コード1533として設定されている機種コードを読み出す。そして、作業指示情報テーブル1510において、読み出した機種コードが機種コード1511として設定され、項目番号1512として「1」が設定されているレコードに、標準ステーション1519として設定されているステーション名を読み出す。読み出したステーション名を、ステーション分類(作業指示)1818として設定する。
次に、作業実績情報作成部1300は、項目番号1814として「1」〜「10」が設定されているレコードそれぞれについて、ステーション分類(入力端末)1819として、端末ID1812が示す作業端末装置2000が設置されているステーションを設定する。具体的には、例えば、項目番号1814として「1」が設定されているレコードにおいて、端末ID1812として設定されている端末IDを読み出し、読み出した端末IDが、端末配置情報テーブル1520(図6参照)の端末ID1522として設定されているレコードにステーション名1521として設定されているステーション名を読み出す。読み出したステーション名を、ステーション分類(入力端末)1819として設定する。
次に、作業実績情報作成部1300は、項目番号1814として「1」〜「10」が設定されているレコードそれぞれについて、ステーション分類(責任者)1820として、作業実績を入力した作業責任者が、本来配置されたステーションを設定する。具体的には、例えば、項目番号1814として「1」が設定されているレコードにおいて、責任者ID1816として設定されている作業者IDを読み出し、読み出した作業者IDが、作業者情報テーブル1610(図7参照)の作業者ID1611として設定されているレコードに責任ステーション1614として設定されているステーション名を読み出す。読み出したステーション名を、ステーション分類(責任者)1820として設定する。
次に、作業実績情報作成部1300は、項目番号1814として「1」〜「10」が設定されているレコードそれぞれについて、作業者数1821として、作業実績が入力された時点で、作業実績が入力されたステーションに登録されていた作業者の人数を設定する。作業実績情報作成部1300は、入退出情報テーブル1710(図8参照)を参照して算出する。例えば、日時1811が「2013/3/10 9:10」のレコードの作業者数1821を算出する場合、2013年3月10日の9時10分時点で、端末ID1812「101」が示す作業端末装置2000に、ログイン処理を行い、ログアウト処理を行っていない作業者の人数を求める。入退出情報テーブル1710を参照すると、端末ID1712が「101」で実績1714が「1」のレコードであって、日時1711が2013年3月10日の9時10分より前のレコードは、作業者ID1713が「002」、「006」、「007」の3人である。また、この3人は、ログアウト処理を行っていないことから、日時1811が「2013/3/10 9:10」のレコードの作業者数1821として「3」を設定する。
作業実績情報作成部1300が、作業実績情報テーブル1810の実績時間1817〜作業者数1821の設定を完了したら、次に、制御部1200は、作業実績集計部1400に、作業実績集計テーブル1850(図10参照)を作成するよう指示する。指示を受けた作業実績集計部1400は、作業実績情報テーブル1810(図9参照)から、作業実績集計テーブル1850を作成する。
具体的には、作業実績集計部1400は、ステーション分類(作業指示)1818として「段取」が設定された2レコードの実績時間1817として設定されている時間を合計して合計時間を算出する。そして、ステーション名1851として「段取」が設定されたレコードの、ステーション分類(作業指示)1852の「時間」として、合計した時間「0:20」を設定する。また、作業実績集計部1400は、作業者数1821として設定されている作業者数「3」と実績時間1817の時間「0:10」とから工数「0.5」(人時)を算出し、2レコード分の合計「1.0」をステーション分類(作業指示)1852の「工数」として設定する。同様に、ステーション分類(作業指示)1818として「搭載」が設定された4レコードから、合計の作業時間と合計の工数とを算出し、ステーション名1851として「搭載」が設定されたレコードのステーション分類(作業指示)1852の「時間」及び「工数」として設定する。また、同様に、ステーション分類(作業指示)1818として「伝送」が設定された2レコードから、合計の作業時間と合計の工数とを算出し、ステーション名1851として「伝送」が設定されたレコードのステーション分類(作業指示)1852の「時間」及び「工数」として設定し、ステーション分類(作業指示)1818として「検査」が設定された2レコードから、合計の作業時間と合計の工数とを算出し、ステーション名1851として「検査」が設定されたレコードのステーション分類(作業指示)1852の「時間」及び「工数」として設定する。
次に、作業実績集計部1400は、ステーション分類(入力端末)1819として「段取」が設定された3レコードについて、合計の作業時間と合計の工数とを算出し、ステーション分類(入力端末)1853の「時間」及び「工数」として設定する。同様に、ステーション名1851が「搭載」、「伝送」、「検査」についても、ステーション分類(入力端末)1853の「時間」及び「工数」を算出して設定する。
次に、作業実績集計部1400は、ステーション分類(責任者)1820として「段取」が設定された3レコードについて、作業時間の合計と工数の合計を算出し、ステーション分類(責任者)1854の「時間」及び「工数」として設定する。同様に、ステーション名1851が「搭載」、「伝送」、「検査」についても、ステーション分類(責任者)1854の「時間」及び「工数」を算出して設定する。
作業実績集計テーブル1850を作成した作業実績集計部1400は、作成した作業実績集計テーブル1850を、実績管理サーバ1000の表示部(不図示)に表示する。
管理者は、表示された作業実績集計テーブル1850を参照し、必要に応じて、生産ラインの調整等を行う。
実施形態では、実績管理サーバ1000において作業ログ等の日時を取得しているが、作業端末装置2000において作業実績が入力された時などの日時を取得し、実績管理サーバ1000に送信することとしてもよい。
実施形態では、或る作業の作業時間は、その1つ前の作業の作業実績が入力された時刻(又は、作業指示画面が表示された時刻)から、或る作業の作業実績を入力する時刻までの時間としている(図9の実績時間1817等参照)。すなわち、実施形態では、或る作業の開始時刻を、1つ前の作業の作業実績が入力された時刻(又は、作業指示画面が表示された時刻)として取得しているが、作業を開始する際に、作業者に作業着手時刻を入力させることにより、開始時刻を取得することとしてもよい。この場合は、例えば、作業指示画面2410に「作業開始」ボタンを設け、作業の着手を入力することとし、実績管理サーバ1000の作業実績情報作成部1300は、「作業開始」ボタンが押下された旨の作業実績レコードを作成して作業実績情報テーブル1810に追加する。
実施形態では、図1に示すように、ステーション毎に1台の作業端末装置2000を対応付けることとしているが、1つのステーションに複数の作業端末装置2000を対応付けることとしてもよい。複数の作業者が1つのステーションで作業を行う場合等に便利である。この場合、例えば、図6に端末配置情報テーブル1520において、端末ID1522として、複数の作業端末装置2000のIDを設定する等して、各工程と作業端末装置2000とを対応付けるテーブルを記憶しておく。そして、作業端末装置2000毎に工数等の集計を行う。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。