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JP6432332B2 - 光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
CMOSイメージセンサは、画素毎にFDアンプを持ち合わせており、その出力は画素アレイの中のある1行を選択し、それらを同時に列方向へ読み出すように、列毎にADC(A/D変換器)を備え、デジタル信号として画素信号を取り出すカラム構成タイプが知られている。
また、CMOSラインセンサでは、R/G/Bがそれぞれ主走査方向に並べられた画素に対し、例えばR/G/Bの3画素で1カラムの処理回路を構成し、複数カラムで並列に処理された画素信号をシリアライズして読み出すものがある。しかし、数千カラム分の画像信号線が画像信号を読み出すためのデータバスに繋がるため、配線容量が大きくなり、ドライブ能力が低くなって高速化に限界ができてしまう。
また、特許文献1には、所定数組の分割画素データ群に区分された複数の画素データを所定数のデータブロックで取り込み、所定数のデータブロックはそれぞれ、対応する分割画素データ群読み出し用のデータ線と、所定のタイミングでデータ線の信号を増幅してブロックデータ出力として出力するアンプ部とを含み、所定数のデータブロックは初段から最終段にかけて、前段のブロックデータ出力が後段のデータ線にブロックデータ入力として付与可能に連結され、最終段のデータブロックのブロックデータ出力が最終データ出力となる固体撮像装置が開示されている。
ラインセンサは、一般的に一方向に長いチップ構成となるため、集積される後処理のロジック部が2つの端部のいずれかに配置されることとなり、画像読取装置に実装される場合のレイアウト上の制約によっては、後段のデバイスへの画像データの伝送距離が長くなってしまっていた。後段のデバイスへの画像データの伝送距離が長くなると、伝送波形の質が悪化したり、スキューマージンが小さくなってしまうため、高速化が困難になってしまう。また、高速信号を後段に伝送するためにケーブルを長距離這いまわすことになるので、EMI(Electro Magnetic Interference)にも悪影響を与えるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、実装時のレイアウトに制約がある場合にも、後段での読取データの処理効率を低下させることなく、出力画像データの伝送距離を短くすることを可能にする光電変換素子、画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、一方向に配列され、入射光を光電変換して画素信号を出力する複数の受光素子と、前記複数の受光素子が出力した複数の画素信号を複数系統で並列にA/D変換する複数のA/D変換器と、前記複数のA/D変換器が並列にA/D変換した複数の画素信号を一方向に配列させて保持し、読出し順に第1画素信号から最終画素信号まで並べる保持部と、前記保持部が配列させて保持した複数の画素信号を、前記保持部の第1画素信号保持位置側から最終画素信号保持位置側に向けて、第1画素信号から順次に転送する複数の転送部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、実装時のレイアウトに制約がある場合にも、後段での読取データの処理効率を低下させることなく、出力画像データの伝送距離を短くすることを可能にすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像読取装置の概要を示す正面図である。 図2は、実施の形態にかかる画像読取装置が有するCMOSリニアセンサの概要、及びその周辺を示す図である。 図3は、パラ−シリ変換部の第1構成例及びその周辺を示す図である。 図4は、パラ−シリ変換部の第2構成例及びその周辺を示す図である。 図5は、読取部本体の要部を上方から見た図である。 図6は、読取部本体を上方からみた場合の概要を示す図である。 図7は、原稿基準が背面側に設けられた場合の画像読取りを示す図である。 図8は、原稿基準が正面側に設けられた場合の画像読取りを示す図である。 図9は、主走査方向と読取画像の関係を示す図である。 図10は、パラ−シリ変換部の第3構成例及びその周辺を示す図である。 図11は、パラ−シリ変換部の第3構成例を備えたCMOSリニアセンサの動作例を示す図である。 図12は、パラ−シリ変換部の第3構成例を備えたCMOSリニアセンサが実装された読取部本体の要部を上方から見た図である。 図13は、CMOSリニアセンサの動作例を示すタイミングチャートである。 図14は、パラ−シリ変換部の第4構成例及びその周辺を示す図である。 図15は、パラ−シリ変換部の動作を示す図である。 図16は、パラ−シリ変換部の第5構成例及びその周辺を示す図である。 図17は、パラ−シリ変換部の第5構成例の動作を示す図である。 図18は、パラ−シリ変換部が順方向読出しとミラー読出しとを切替えた場合の動作を示す図である。 図19は、パラ−シリ変換部の第6構成例及びその周辺を示す図である。 図20は、CMOSリニアセンサの出力に生じる遅延を示すタイミングチャートである。 図21は、タイミング制御部が行うタイミング制御を示すタイミングチャートである。 図22は、実施の形態にかかる画像形成装置の構成例を示す構成図である。
以下に添付図面を参照して、画像読取装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかる画像読取装置10の概要を示す正面図である。画像読取装置10は、例えばシートスルー型であり、読取部本体100(フラットベットスキャナ)と、自動原稿送り装置(ADF)102とを有する。
読取部本体100は、コンタクトガラス104、基準白板106、第1キャリッジ108、第2キャリッジ110、レンズ(結像レンズ)118、センサボード120に設けられたCMOSリニアセンサ(光電変換素子)20及びスキャナモータ124を有する。第1キャリッジ108は、光源109及びミラー112を有する。第2キャリッジ110は、ミラー114、116を有する。また、読取部本体100には、自動原稿送り装置102が搬送する原稿を読取るための読取窓134が設けられている。
自動原稿送り装置102は、読取部本体100の上部に配置され、原稿を自動給紙搬送する。自動原稿送り装置102は、原稿トレイ130、搬送ドラム132、排紙ローラ136及び排紙トレイ138などを有する。そして、自動原稿送り装置102は、原稿トレイ130に載せられた原稿を搬送ドラム132に向けて搬送し、搬送ドラム132が読取窓134に向けて原稿を搬送する。原稿は、読取窓134を通過したときに光源109により露光される。原稿からの反射光は、第1キャリッジ108のミラー112と、第2キャリッジ110のミラー114、116により折り返され、レンズ118を通ってセンサボード120上のCMOSリニアセンサ20の受光面上に縮小結像される。
また、原稿をコンタクトガラス104上に固定し、第1キャリッジ108及び第2キャリッジ110を走査させて原稿を読取るフラットベット読取では、コンタクトガラス104の下方から光源109によってコンタクトガラス104上の原稿が照射される。原稿からの反射光は、第1キャリッジ108のミラー112と、第2キャリッジ110のミラー114、116により折り返され、レンズ118を通ってセンサボード120上のCMOSリニアセンサ20の受光面上に縮小結像される。このとき、画像読取装置10は、原稿の副走査方向に第1キャリッジ108が速度Vで移動し、第1キャリッジ108に連動して第2キャリッジ110が第1キャリッジ108の半分の速度1/2Vで移動して、原稿全体を読取る。
図2は、実施の形態にかかる画像読取装置10が有するCMOSリニアセンサ20の概要、及びその周辺を示す図である。CMOSリニアセンサ20は、例えば光電変換部21、処理部22、パラ−シリ変換部23、タイミング制御部(制御部)24、増幅部25及びLVDS26を有し、CPU11の制御に応じて動作する。
光電変換部21は、一方向に配列された複数の受光素子(フォトダイオード)210を有する。また、光電変換部21は、R,G,Bの色毎にそれぞれ一方向に配列された複数の受光素子(フォトダイオード)を有し、R,G,Bの例えば3つ(6つなどでもよい)の受光素子が1つのカラムに含まれ、カラム毎に光電変換した信号を出力するように構成されてもよい。複数の受光素子210は、それぞれ原稿からの反射光を光電変換し、アナログ画像信号として出力する。
処理部22は、例えば複数のPGA(Programmable Gain Amplifier)220、及び複数のA/D変換器222を有し、光電変換部21が出力するアナログ信号を増幅して、デジタル信号に変換し、例えば各画素に対して1つの処理系統とする複数系統で出力する。
パラ−シリ変換部23は、処理部22が出力した複数の並列処理されたデジタル信号をシリアライズして後段の増幅部25に対して出力する。また、タイミング制御部24は、CMOSリニアセンサ20を構成する各部を駆動するために必要な信号を生成する。
増幅部25は、パラ−シリ変換部23が出力したシリアル信号をデジタル増幅し、LVDS26に対して出力する。LVDS26は、増幅部25から入力されたシリアル信号を、差動信号(Low voltage differential signaling)として外部の後段デバイスへ出力する。
次に、パラ−シリ変換部23の具体的な複数の構成例について詳述する。図3は、パラ−シリ変換部23の第1構成例及びその周辺を示す図である。パラ−シリ変換部23の第1構成例では、A/D変換器222がA/D変換したデジタル信号(画素信号)がラインメモリ230にそれぞれ保持される。ラインメモリ230に保持された画素信号は、読出制御部231の制御に応じて、順次に共通のデータバス232を介して読出される。
なお、受光素子210それぞれに付された番号は、CMOSリニアセンサ20が画素データ(画素信号)を出力する順序を示している。また、OPBは、遮光された受光素子210であり、黒補正に用いられる。有効画素は、有効な画像データに用いられる受光素子210である。このように、CMOSリニアセンサ20には、例えば受光素子210が7300個設けられているものとする。また、ラインメモリ230も7300個の画素データをそれぞれ保持する。
しかし、パラ−シリ変換部23の第1構成例では、データバス232による配線容量が大きくなってしまい、全画素分のデータを読出す場合に、高速性を犠牲にしてしまう。
図4は、パラ−シリ変換部23の第2構成例及びその周辺を示す図である。パラ−シリ変換部23の第2構成例には、例えばフリップフロップ(FF)300が7300個接続されたシフトレジスタ30が設けられている。シフトレジスタ30は、ラインメモリ230が保持する画素データをパラレルに受け入れて、CMOSリニアセンサ20が最初に出力する画素データ(番号が1である先頭画素データ)から順にシリアルに出力する。出力部(出力段)302は、CMOSリニアセンサ20が後段のデバイスに対して画素データを出力し、駆動するために設けられている。
ここでは、先頭画素側に100個のOPB画素が配置されている。パラ−シリ変換部23の第1構成例は、後段の画像処理部(後段画像処理部144:図5参照)においてOPBの画素データを用いた有効画素の補正を可能にするため、OPB画素→有効画素の順で画像データを出力する。パラ−シリ変換部23の第2構成例では、出力部302は、先頭画素側に設けられている。
図5は、読取部本体100の要部を上方から見た図である。フラットベットスキャナである読取部本体100は、正面側(図5において下側)から操作可能にされ、上面に置かれた原稿からの反射光を光電変換して原稿を読取る。読取部本体100には、左側方に原稿の左側一辺の読取基準位置となる直線状の第1読取基準140が設けられ、背面側に原稿の背面側一辺の読取基準位置となる直線状の第2読取基準142が設けられている。また、第1読取基準140と第2読取基準142とが背面側左方で直交する位置が原稿基準の位置とされている。
CMOSリニアセンサ20は、第1読取基準140に対し、レンズ118を挟んで対向するように設けられ、原稿からの反射光を画素毎に光電変換する。読取部本体100の背面側には、CMOSリニアセンサ20が光電変換した画素データを受入れて処理する後段画像処理部(画像処理部)144が配置されている。
原稿を差動ミラー方式の縮小光学系で読取る場合、読取部本体100の背面側にある原稿先端が、レンズ118を介してCMOSリニアセンサ20のユーザ側に位置する画素に集光されるため、原稿通りの画像読取を行うためには先頭画素はCMOSリニアセンサ20のユーザ側に配置されている。また、光学系を搭載した第1キャリッジ108が左から右に走査(副走査方向)して画像を読み取るため、センサボード120はユーザから見て読取部本体100の右側に配置されることになる。
このように、原稿基準はユーザから見て読取部本体100の背面側にあり、原稿の主走査方向先端(CMOSリニアセンサ20が最初に出力する画素データ)側は読取部本体100の背面側に位置する。また、CMOSリニアセンサ20が最初に出力する画素は、ユーザからみて手前側に位置する。
したがって、図6に示すように、CMOSリニアセンサ20の出力部302は、先頭画素のあるユーザ側に配置され、画像データを伝送するハーネス146はセンサボード120のユーザ側から、読取部本体100の背面側に配置される後段画像処理部144まで這い回されることになり、画素データの伝送距離が長くなってしまい、高速化やEMIに不利になってしまう。
ここで、原稿基準が読取部本体100の背面側に設けられる理由について説明する。図7は、原稿基準が背面側に設けられた場合の画像読取りを示す図である。図8は、原稿基準がユーザ側(正面側)に設けられた場合の画像読取りを示す図である。図9は、主走査方向と読取画像の関係を示す図である。
図7に示すように、先頭画素が正面側に配置されたCMOSリニアセンサ20aがセンサボード120aに実装された場合、ハーネス146は長くなってしまう。図8に示すように、先頭画素が背面側に配置されたCMOSリニアセンサ20bがセンサボード120bに実装された場合、ハーネス148を短くすることが可能となる。
しかし、図8に示すように、原稿基準が正面側に設けられると、先頭画素はレンズ118を挟んで対角となる位置(背面側)に配置されることになる。この場合、図9に示すように、背面側に原稿基準がある場合に対し、主走査方向が反転し、原稿に対して読取画像が左右反転した画像となってしまう。すると、後段画像処理部144において読取画像をミラーリング(反転)させる必要が生じる。ミラーリングを行うためには、相応のメモリが必要になる。よって、図7に示すように、一般的には原稿基準は背面側に設けられる。
図10は、パラ−シリ変換部23の第3構成例及びその周辺を示す図である。パラ−シリ変換部23の第3構成例は、7300個のA/D変換器222それぞれが出力する画素データをパラレルに受け入れて、画素データ(番号が1である先頭画素データ)から順にシリアルに出力する第1シフトレジスタ(保持部)32と、例えば73個(R1〜R73)の転送部340と、出力部302とが設けられている。第1シフトレジスタ32は、例えばフリップフロップ(FF)320が7300個接続されており、複数のA/D変換器222が並列にA/D変換した複数の画素信号を一方向に配列させて保持し、読出し順に第1画素信号から最終画素信号まで並べている。
各転送部340は、第1シフトレジスタ32が配列させて保持した複数の画素データ(画素信号)を、第1シフトレジスタ32の第1画素データ保持位置側から最終画素データ保持位置側に向けて、第1画素データから順次に転送する。つまり、73個の転送部340は、第2シフトレジスタを構成している。出力部302は、第1シフトレジスタ32の最終画素データ保持位置側(図10において右側)に配置されている。なお、転送部340は、それぞれ信号を転送するバッファであってもよい。
図11は、図10に示したパラ−シリ変換部23の第3構成例を備えたCMOSリニアセンサ20の動作例を示す図である。各A/D変換器222がA/D変換した画素データは、一斉に第1シフトレジスタ32へ運ばれる。第1シフトレジスタ32は、各画素データを順次に先頭画素側へ転送する。つまり、第1シフトレジスタ32は、先頭画素データから順次に転送部340へ(図10において左側へ)転送を行い、各転送部340は第1シフトレジスタ32の最終画素データ保持位置側へ(図10において右側へ)先頭画素データから順次に転送する。
図12は、パラ−シリ変換部23の第3構成例を備えたCMOSリニアセンサ20が実装された読取部本体100の要部を上方から見た図である。パラ−シリ変換部23の第3構成例を備えたCMOSリニアセンサ20は、図11に示した動作により、先頭画素の画素データを後端画素側(最終画素側)に運び、1画素目→2画素目→・・・7300画素目のように、先頭画素データから最終画素データの順に画像データを出力することができる。
パラ−シリ変換部23の第3構成例を備えたCMOSリニアセンサ20は、主走査方向後端側に出力部302、増幅部25及びLVDS26を配置可能となっており、画像データの伝送距離(ハーネス150)を短くすることができ、高速化やEMIに有利な構成となっている。また、図13に示すように、CMOSリニアセンサ20は、番号が1である先頭画素データから読出されるため、OPB画素→有効画素の順に読み出されることとなる。
図14は、パラ−シリ変換部23の第4構成例(パラ−シリ変換部23a)及びその周辺を示す図である。パラ−シリ変換部23aは、ラインメモリ36と、例えば73個の転送部370と、出力部302とを有する。ラインメモリ36は、記憶領域360が例えば100個ずつの73系統に分けられており、各系統がそれぞれデータバス(デジタルバス)によって転送部370に接続されている。つまり、ラインメモリ36は、画素データを保持する保持部としての機能を有する。各記憶領域360では、A/D変換された各画素の画像データを1ライン期間記憶する。各転送部370は、シフトレジスタを構成し、出力部302へデータを転送する。各転送部370は、それぞれ信号を転送するバッファであってもよい。
図15は、パラ−シリ変換部23aの動作を示す図である。パラ−シリ変換部23aは、A/D変換器222がA/D変換した各画素の画素データを一斉にラインメモリ36に保持させる。R1の転送部370は、ラインメモリ36が保持している1画素目から100画素目までの画素データを順次読み出し、R2の転送部370へ転送する。
R2の転送部370は、1〜100画素目までの画素データを順次にR3の転送部370に転送し、100画素目の画素データをR3の転送部370に転送したタイミングで、101画素目からの画素データを読出す。そして、R2の転送部370は、101画素〜200画素目までの画素データを順次に読み出し、R3の転送部370に転送する。
R3〜R73の転送部370も同様に動作をする。以上により、先頭画素を最終画素側に運びながら、先頭画素データ→最終画素データの順に画素データを読み出すための並び替えも行うことができる。よって、パラ−シリ変換部23aは、パラ−シリ変換部23の第3構成例と同様の効果が得られ、画素データの伝送距離を短くすることができ、高速化やEMIに有利な構成となっている。また、番号が1である先頭画素データから読出されるため、OPB画素→有効画素の順に読み出されることとなる。
図16は、パラ−シリ変換部23の第5構成例(パラ−シリ変換部23b)及びその周辺を示す図である。パラ−シリ変換部23bは、第1シフトレジスタ32と、第2シフトレジスタを構成する73個の転送部340と、第3シフトレジスタ38と、セレクタ(選択部)39と、出力部302とを有する。
ADF102を用いて原稿読取を行う場合、フラットベット読取時とは主走査方向先頭画素/主走査方向最終画素の関係が逆になるため(7300画素目が原稿先端側)、後段画像処理部144によってミラーリング処理を行う必要があるが、後段画像処理部144によるミラーリング処理が不要であることが望ましい。そこで、パラ−シリ変換部23bは、読取方式に応じて、有効画素を順方向に読出すか、ミラーリングして読出すかを選択可能な構成にされている。
図16に示すように、第1シフトレジスタ32は、OPB画素と有効画素を先頭画素から順次転送する。各転送部340(第2シフトレジスタ)は、第1シフトレジスタ32から転送される画素データを、第1シフトレジスタ32の最終画素側へ転送する。第3シフトレジスタ38は、有効画素の数に相当する7200個(101〜7300)のフリップフロップ(FF)380が接続されており、有効画素を第1シフトレジスタ32の最終画素側へ転送する。つまり、第3シフトレジスタ38は、複数のA/D変換器222が並列にA/D変換した有効な複数の画素データを一方向に配列させて保持し、第1シフトレジスタ32とは逆の順序で読出すように転送する。セレクタ39は、各転送部340が転送した画素データ、又は第3シフトレジスタ38が転送した画素データのいずれを出力部302に対して出力するかを切替える選択を行う。
例えば、先頭画素データから順にCMOSリニアセンサ20から出力させる場合には、第1シフトレジスタ32が転送する画素データ(1〜7300)が各転送部340を介して出力される。また、最終画素データから順にCMOSリニアセンサ20から出力させる場合には、セレクタ39は、第1シフトレジスタ32が転送するOPB画素を出力部302から出力させた後に、図17に示すように、第3シフトレジスタ38が7300→7299→・・・→101画素目と最終画素データから順次に転送する画素データを出力部302から出力させる。
このように、パラ−シリ変換部23bは、先頭画素からの読出し(順方向読出し)と、最終画素からの読出し(ミラー読出し)が選択可能にされており、OPB画素の100画素目が読出されたタイミングでセレクタ39が切り替えを行うことにより、有効画素の順方向読出しとミラー読出しとが切替えられる。例えば、セレクタ39の切替えは、ユーザによるレジスタ設定などによって設定される。パラ−シリ変換部23bが順方向読出しとミラー読出しとを切替えた場合の動作は、図18に示されている。順方向読出し及びミラー読出しのいずれの場合にも、OPB画素→有効画素の順に画素データが出力され、どちらの場合にも高速化、EMIに有利な構成となる。
図19は、パラ−シリ変換部23の第6構成例(パラ−シリ変換部23c)及びその周辺を示す図である。図19に示すように、パラ−シリ変換部23cは、第3シフトレジスタ38よりも多くのFF380が接続された第3シフトレジスタ38aが設けられている。ここでは、受光素子210も7400個設けられており、画素列の両端側にOPB画素がそれぞれ100個ずつ配置されている。
パラ−シリ変換部23cは、順方向読出しと、ミラー読出しのどちらの場合にもセレクタ39が画素データの読み出しを1ラインの途中で切り替える必要がない。つまり、パラ−シリ変換部23cは、順方向読出し時にもミラー読出し時にも単純な画素データの転送を繰り返すことにより、OPB画素→有効画素の読出しが可能となっている。
次に、複数の転送部340が設けられている場合に考慮されるべき点について説明する。上述したように、複数の転送部340が設けられているパラ−シリ変換部23等は、先頭画素データから出力する(順方向読出し)場合には、複数の転送部340(第2シフトレジスタ)によって第1シフトレジスタ32の最終画素側まで画素データを転送する必要がある。このため、転送部340の数に応じて、受光素子210の1画素目がCMOSリニアセンサ20から出力されるタイミングが図20に示すように遅れてしまう。
後段画像処理部144は、CMOSリニアセンサ20から送られるSLSYNCを基準としてタイミングを合わせることにより、OPB画素であるか有効画素であるかを判断する。よって、SLSYNCと画像データのタイミング関係が変化することは異常画像に繋がってしまう。
図21は、例えばタイミング制御部24が行うタイミング制御を示すタイミングチャートである。ここで、LSYNCは、第1シフトレジスタ32などから複数の画素データの読出しを開始するタイミングを制御する同期信号(第1同期信号)である。SLSYNCは、複数の画素データを外部に出力開始するタイミングを示す同期信号(第2同期信号)である。
図21に示すように、タイミング制御部24は、複数の転送部340によって出力が遅延する時間に応じてSLSYNC(第2同期信号)をLSYNC(第1同期信号)よりも遅らせ、SLSYNCと画像データの関係を一定にするように制御する。これにより、読み出し方法の違いによらずSLSYNCと画像データのタイミング関係は一定となる。
図22は、実施の形態にかかる画像形成装置500の構成例を示す構成図である。画像形成装置500は、給紙部503及び画像形成装置本体504を有し、上部に読取部本体100及びADF102が搭載されたデジタル複写機である。
画像形成装置本体504内には、タンデム方式の作像部(画像形成部)505と、給紙部503から搬送路507を介して供給される記録紙を作像部505に搬送するレジストローラ508と、光書き込み装置509と、定着搬送部510と、両面トレイ511とが設けられている。
作像部505には、Y,M,C,Kの4色のトナーに対応して4本の感光体ドラム512が並設されている。各感光体ドラム512の回りには、帯電器、現像器506、転写器、クリーナ、及び除電器を含む作像要素が配置されている。
また、転写器と感光体ドラム512との間には両者のニップに挟持された状態で駆動ローラと従動ローラとの間に張架された中間転写ベルト513が配置されている。
このように構成されたタンデム方式の画像形成装置500は、Y,M,C,Kの色毎に各色に対応する感光体ドラム512に光書き込みを行い、現像器506で各色のトナー毎に現像し、中間転写ベルト513上に例えばY,M,C,Kの順に1次転写を行う。
そして、画像形成装置500は、1次転写により4色重畳されたフルカラーの画像を記録紙に2次転写した後、定着して排紙することによりフルカラーの画像を記録紙上に形成する。また、画像形成装置500は、読取部本体100が読取った画像を記録紙上に形成する。
10 画像読取装置
11 CPU
20 CMOSリニアセンサ
21 光電変換部
23、23a、23b、23c パラ−シリ変換部
24 タイミング制御部
25 増幅部
26 LVDS
32 第1シフトレジスタ
36 ラインメモリ
38、38a 第3シフトレジスタ
39 セレクタ
100 読取部本体
102 ADF
118 レンズ
140 第1読取基準
142 第2読取基準
144 後段画像処理部
148、150 ハーネス
210 受光素子
222 A/D変換器
230 ラインメモリ
302 出力部
320、380 FF
340、370 転送部
500 画像形成装置
特開2010−41460号公報

Claims (12)

  1. 一方向に配列され、入射光を光電変換して画素信号を出力する複数の受光素子と、
    前記複数の受光素子が出力した複数の画素信号を複数系統で並列にA/D変換する複数のA/D変換器と、
    前記複数のA/D変換器が並列にA/D変換した複数の画素信号を一方向に配列させて保持し、読出し順に第1画素信号から最終画素信号まで並べる保持部と、
    前記保持部が配列させて保持した複数の画素信号を、前記保持部の第1画素信号保持位置側から最終画素信号保持位置側に向けて、第1画素信号から順次に転送する複数の転送部と、
    を有することを特徴とする光電変換素子。
  2. 前記複数の転送部が転送した複数の画素信号を外部に対して出力する出力部
    をさらに有し、
    前記出力部は、
    前記保持部の最終画素信号保持位置側に配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の光電変換素子。
  3. 前記保持部は、
    第1シフトレジスタであり、
    前記複数の転送部は、
    第2シフトレジスタを構成すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換素子。
  4. 前記保持部は、
    複数系統それぞれで読出し可能にされたラインメモリであり、
    前記転送部は、
    前記ラインメモリの複数系統のいずれかに接続されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の光電変換素子。
  5. 前記複数のA/D変換器が並列にA/D変換した有効な複数の画素信号を一方向に配列させて保持し、前記保持部とは逆の順序で読出すように転送する第3シフトレジスタと、
    前記第3シフトレジスタから読出した複数の画素信号、又は前記複数の転送部が転送した複数の画素信号のいずれを外部に対して出力するかを選択する選択部と、
    をさらに有すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  6. 配列された前記複数の受光素子の一端側は、1つ以上の遮光された受光素子であること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  7. 配列された前記複数の受光素子の両端側は、それぞれ1つ以上の遮光された受光素子であること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  8. 前記保持部から複数の画素信号の読出しを開始するタイミングを第1同期信号によって制御するとともに、複数の画素信号を外部に出力開始するタイミングを示す第2同期信号を、前記複数の転送部が画素信号を転送するために要する時間に応じて、前記第1同期信号よりも遅らせるよう制御する制御部
    をさらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光電変換素子。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光電変換素子を有すること
    を特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項9に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読取った画像データに基づく画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  11. 正面側から操作可能にされ、上面に置かれた原稿からの反射光を光電変換して原稿を読取る画像読取装置であって、
    左側方に設けられた原稿の左側一辺の読取基準位置となる直線状の第1読取基準に対し、結像レンズを挟んで対向するように設けられ、原稿からの反射光を画素毎に光電変換する光電変換素子と、
    背面側に設けられ、前記光電変換素子が光電変換した画素信号を受入れて処理する画像処理部と、
    を有し、
    前記光電変換素子は、
    背面側に設けられた原稿の背面側一辺の読取基準位置となる直線状の第2読取基準と前記第1読取基準とが背面側左方で直交する位置である原稿基準位置側からの反射光を正面側で受光し、前記第1読取基準の正面側からの反射光を背面側で受光するように一方向に配列され、反射光を光電変換して画素信号を出力する複数の受光素子と、
    前記複数の受光素子が出力した複数の画素信号を複数系統で並列にA/D変換する複数のA/D変換器と、
    前記複数のA/D変換器が並列にA/D変換した複数の画素信号を一方向に配列させて保持し、読出し順に第1画素信号から最終画素信号まで並べる保持部と、
    前記保持部が配列させて保持した複数の画素信号を、前記保持部の第1画素信号保持位置側から最終画素信号保持位置側に向けて、第1画素信号から順次に転送する複数の転送部と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項11に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取装置が読取った画像データに基づく画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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