JP6708341B2 - 磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(i)錯体 - Google Patents
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Description
(1)一般式(I)
で表される含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が、当該一般式中のSiに結合する3つのR1−O−基の少なくとも1つが磁性ナノ粒子中の酸素原子と置き換わることにより、当該磁性ナノ粒子に固定化された構造を含有する、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒。(2)磁性ナノ粒子が、M(II)Fe2O4(式中、M(II)は、Fe2+、Co2+、Ni2+、Mn2+、Zn2+、Mg2+またはCu2+であり、単独でも複数が組み合わされて含まれてもよい。)で表される組成のフェライトを主成分とすることを特徴とする、(1)に記載の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒。
(3)下記の一般式(II)、
で表される磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体構造を含有する、(2)に記載の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒。
(4)一般式(V)
で表される構造を有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体と、磁性ナノ粒子とを、溶媒中で反応させることを特徴とする、(1)に記載の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒の製造方法。
(5)磁性ナノ粒子が、M(II)Fe2O4(式中、M(II)は、Fe2+、Co2+、Ni2+、Mn2+、Zn2+、Mg2+またはCu2+であり、単独でも複数が組み合わされて含まれてもよい。)で表される組成のフェライトを主成分とすることを特徴とする、(4)に記載の、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒の製造方法。
(6)下記の一般式(II)、
で表される磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体構造を含有する、(4)に記載の、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒の製造方法。
(7)(1)ないし(3)のいずれかに記載の炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒と、助触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸を用いる、炭素−炭素多重結合をヒドロアミノ化する触媒反応方法。
で表される含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が、当該一般式中のSiに結合する3つのR1−O−基の少なくとも1つが磁性ナノ粒子中の酸素原子と置き換わることにより、当該磁性ナノ粒子に固定化された構造を含有する、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体である。
(2)R2は炭素数が1〜20の炭化水素基を表し、炭化水素基は、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアラルキル基の中から選ばれる基である。アルキル基は、直鎖状、分岐鎖状のいずれであってもよい。具体的には、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、t−ペンチル、へキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デカニルなどの基を挙げることができる。
シクロアルキル基は、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル基等を挙げることができる。
アリール基は、置換基を有してもよい芳香族炭化水素基である。
芳香族炭化水素としては、ベンゼン、ビフェニル、テルフェニル、ナフタレン、アントラセン等を挙げることができる。置換基としてはアルキル基等が挙げられ、また2以上の置換基を有していて差し支えない。アルキル基としては炭素数1から3のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、i−プロピル基を挙げることができる。
アラルキル基は、側鎖としてアルキル基を持つ芳香族炭化水素の側鎖から1個の水素原子が失われた構造であり、ベンジル基、フェネチル基、アントラセニルメチル基等である。
(3)nは1〜30のいずれかの整数で、好ましくは1〜12である。
(4)Lはハロゲン化物イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、トリス(トリフルオロメタンスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、有機カルボン酸イオン、硝酸イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロ鉄(III)酸イオン、テトラブロモ鉄(III)酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、チオシアン酸イオン、シアン化物イオン、アジ化物イオン、又はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオンである。
上記の構造は鉄酸化物の表面の3個の酸素原子とケイ素が結合し、固定化されている。しかしこの場合、必ずしも酸素3原子の3箇所で固定化している必要はなく、酸素2原子での2箇所や酸素1原子での1箇所での固定化もあり得る。またSi−O−Si結合により形成されたケイ素化合物のオリゴマーが鉄酸化物に固定化された構造もあり得る。固定化の様式は問わず、フェライトを主成分とする磁性ナノ粒子の表面に固定化されていればよい。酸素原子2個で固定化した構造とケイ素化合物の二量体が固定化した構造の一例をそれぞれ一般式(III)及び一般式(IV)に示す。
また、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体の一次粒子の粒径は、0.5〜1000nm、好ましくは5〜100nmであるが、一般に凝集していることが多い。
また、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体は、この凝集を解くために、磁性ナノ粒子の表面が、オクタノール等の長鎖アルコールやオレイン酸等の長鎖カルボン酸等の界面活性剤で覆われていてもよい。
で表される構造を有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が、当該一般式中のSiに結合する3つのR1−O−基の少なくとも1つが磁性ナノ粒子中の酸素原子と置き換わることにより、当該磁性ナノ粒子に固定化された構造を含有する、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体は、一般式(V)
で表される、ケイ素を含有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体と、磁性ナノ粒子とを、溶媒中加熱することにより製造することができる。
加熱温度は、通常室温から200℃の範囲で選ばれるが、50℃から120℃が好ましい。溶媒の沸点によっては還流することが望ましい。また、反応中、反応液は攪拌するのがよい。また反応時間は、反応温度及び使用する溶媒等その他の条件により異なり一概に定めることはできないが、好ましくは5〜50時間程度である。
また、ケイ素を含有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体の使用量については、必ずしも限定する必要はないが、一般的には、原料の磁性ナノ粒子1グラムあたり0.01〜1グラム、好ましくは0.1〜0.5グラムの範囲の、ケイ素を含有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が用いられる。また原料の磁性ナノ粒子は調製後、反応溶媒に含浸して保存されたものを用いてもよい。
で表される、ケイ素を含有するイミダゾリウム塩と酸化銀(I)とを溶媒中で反応させることにより得られる、ケイ素を含有する含窒素複素環カルベンの溶液と下記の式(VII)、
AuL[S(CH3)2] (VII)
(式中、Lはハロゲン化物イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、トリス(トリフルオロメタンスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、有機カルボン酸イオン、硝酸イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロ鉄(III)酸イオン、テトラブロモ鉄(III)酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、チオシアン酸イオン、シアン化物イオン、アジ化物イオン、又はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオンを示す)
の組成で表される金(I)化合物を混合し溶媒中で反応させ、反応混合物を所定の手段により濾過することにより反応生成物を得ることができる。
反応溶媒としては、ケイ素を含有するイミダゾリウム塩を程よく溶解できるものであり、かつ反応に関与しないものが用いられる。具体的には1,2−ジクロロエタン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、アセトン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等が好ましく、これらの溶媒は単独又は混合溶媒の形で使用される。その中でも好ましい反応溶媒としては、1,2−ジクロロエタンが挙げられる。
この溶媒を用いてケイ素を含有するイミダゾリウム塩と酸化銀(I)との反応を行うに際しては、好ましくは、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下、ケイ素を含有するイミダゾリウム塩を溶媒に添加して得られる溶液に必要量の酸化銀(I)を加えた後、十分に攪拌しながら反応させる。
反応溶液を一部取り出し、この1H NMR測定より、イミダゾリウム塩がなくなり含窒素複素環カルベンが生成したことが確認される。
このケイ素を含有する含窒素複素環カルベンと金(I)化合物との反応を行うに際しては、好ましくは、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下、ケイ素を含有する含窒素複素環カルベン溶液に必要量の金(I)化合物を加えた後、十分に攪拌しながら反応させる。
反応溶液を一部取り出し、この1H NMR測定より、ケイ素を含有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が生成したことが確認される。
一般式(VIII)
で表されるN−置換イミダゾールと、一般式(IX)
で表される、ケイ素・ハロゲンを含有する化合物を、溶媒中で反応させることにより製造することができる。
この溶媒を用いてN−置換イミダゾールとケイ素・ハロゲンを含有する化合物との反応を行うに際しては、好ましくは、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下、N−置換イミダゾールとケイ素・ハロゲンを含有する化合物とを溶媒に添加して得られる溶液を十分に攪拌しながら反応させる。
また、ケイ素・ハロゲンを含有する化合物の使用量については、必ずしも限定する必要はないが、一般的には、N−置換イミダゾール1モルあたり1〜3モル、好ましくは1〜1.3モルの範囲のケイ素・ハロゲンを含有する化合物が用いられる。
で表されるアルキンと、一般式(XI)
で表されるアミンを反応させ、一般式(XII)
及び一般式(XIII)
で表されるイミンを製造することができる。この場合、アルキンによっては片方のみ生成する場合もある。
上記炭化水素基は特に限定されず、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基等が挙げられる。
また反応は加熱するのが好ましく、通常60−120℃で行われる。反応中、反応液は攪拌するのがよい。また助触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸等のプロトン酸を添加することにより、反応は加速される。
磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体の使用量については、必ずしも限定する必要はないが、一般的には、アミンまたはアルキンのうち、使用量が少ない方の基質1モルあたり0.001〜0.2モル、好ましくは0.005〜0.05モルの範囲の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が用いられる。
なお、以下の実施例では磁性ナノ粒子として、マグネタイト(Fe3O4)を用いた。マグネタイトは、上述の非特許文献3に記載の方法に従い合成した。
また、磁性ナノ粒子に固定化するケイ素を含有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体は、上述の非特許文献9に記載された合成方法に準じて行った。
また、磁性ナノ粒子に対するケイ素を含有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体の固定化は、上述の非特許文献6に記載された有機基の固定化方法に準じて行った。
[参考例1]
アルゴン雰囲気下、以下の構造式(XIV)
次にアルゴン雰囲気下、調製したケイ素を含有するイミダゾリウム塩を1,2−ジクロロエタン(40mL)に溶解させ、酸化銀(I)(471.6mg)を加え、遮光し室温で18時間攪拌した後、クロロ(ジメチルスルフィド)金(I)(615.9mg)を加え、遮光し室温で4時間攪拌した。1,2−ジクロロエタンを用い反応液のセライト濾過により、銀塩を除去した。濾液の真空留去により、目的物を得た(淡紫色油状 1.0334g)。
このものの1H NMRと13C NMRの結果は次のとおりである。
1H NMR(400MHz;CDCl3)δ7.20(d,J=1.9Hz,1H),6.95(s,2H),6.87(d,J=1.9Hz,1H),4.29(t,J=7.1Hz,2H),3.84(q,J=7.0Hz,6H),2.32(s,3H),2.09−2.03(m,2H),2.00(s,6H),1.24(t,J=7.0Hz,9H),0.65(t,J=8.2Hz,2H).
13C NMR(100MHz;CDCl3)δ171.8,139.6,134.84,134.77,129.4,121.9,120.7,58.6,53.5,25.0,21.1,18.3,17.8,7.3.
これらの分析結果より、この生成物は以下の構造式(XVII)
アルゴン雰囲気下、マグネタイト(3.3317g)と参考例1で調製した含窒素複素環カルベン−金(I)錯体(1.0334g)を脱気したエタノール(60mL)に加え、さらに超純水(424μL)を加え、1分間超音波をかけた後、メカニカルスターラーを用いて攪拌しながら18時間加熱還流した。反応終了後、磁石を近づけることにより、生成物を壁面に引き寄せ、反応溶液をデカンテーションし、さらに脱気したエタノールで8回洗浄した。その後40℃で真空乾燥し、目的物を得た(黒色粉末、3.0408g)。
このもののIR分析と元素分析の結果は次の通りである。
IR:3086,2916,1651,1558,1512,1458,1042,949,903,856cm-1
元素分析:C 2.87%、H 0.45%、N 0.34%、Cl 0.93%、Au 5.76%
これらの分析結果より、この生成物は以下の構造式(XVIII)で代表される、マグネタイトに有機基が固定化されたマグネタイト固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体と同定された。なお、以下の構造式は、マグネタイトに対する有機基の固定化の主な形態である、マグネタイト中の鉄酸化物の表面の3個の酸素原子と有機基のケイ素が結合する形態で記載されているが、[0017]において述べたように、有機基の磁性ナノ粒子に対する結合形態はこれに限られるものではない。
アルゴン雰囲気下、実施例1で得られたマグネタイト固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体(0.20mmol/g)299.8mg(アミンとしてのアニリンに対し2mol%)、アニリン278.6mg、エチニルベンゼン919.5mgと助触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸9mg(アミンとしてのアニリンに対し2mol%)を加え、100℃にて24時間メカニカルスターラーを用いて攪拌し、反応させた。
反応終了後、磁石を反応容器に近づけデカンテーションした。さらに触媒を少量のエチニルベンゼンで3回洗浄し反応液と合わせ、この溶液に内部標準として4−t−ブチルトルエンを添加し、1H NMRより以下の構造式(XIX)
アルゴン雰囲気下、実施例1で得られたマグネタイト固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体(0.20mmol/g)299.7mg(アミンとしての4−ブロモアニリンに対し2mol%)、4−ブロモアニリン516.2mg、4−t−ブチルエチニルベンゼン1.4229gと助触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸9mg(アミンとしての4−ブロモアニリンに対し2mol%)を加え、100℃にて24時間メカニカルスターラーを用いて攪拌し、反応させた。
反応終了後、磁石を反応容器に近づけデカンテーションした。さらに触媒を少量の4−t−ブチルエチニルベンゼンで3回洗浄し反応液と合わせ、この溶液に内部標準として4−t−ブチルトルエンを添加し、1H NMRより以下の構造式(XX)
アルゴン雰囲気下、実施例1で得られたマグネタイト固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体(0.20mmol/g)300.4mg(アミンとしての4−ブロモアニリンに対し2mol%)、4−ブロモアニリン515.8mg、オクチン992.4mgと助触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸9mg(アミンとしての4−ブロモアニリンに対し2mol%)を加え、100℃にて24時間メカニカルスターラーを用いて攪拌し、反応させた。
反応終了後、磁石を反応容器に近づけデカンテーションした。さらに触媒を少量のオクチンで3回洗浄し反応液と合わせ、この溶液に内部標準として4−t−ブチルトルエンを添加し、1H NMRより以下の構造式(XXI)
Claims (7)
- 一般式(I)
(式中、R1は炭素数が1〜4のアルキル基、R2は炭素数が1〜20の炭化水素基である。nは1〜30のいずれかの整数、Lはハロゲン化物イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、トリス(トリフルオロメタンスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、有機カルボン酸イオン、硝酸イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロ鉄(III)酸イオン、テトラブロモ鉄(III)酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、チオシアン酸イオン、シアン化物イオン、アジ化物イオン、又はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオンである。)
で表される含窒素複素環カルベン−金(I)錯体が、当該一般式中のSiに結合する3つのR1−O−基の少なくとも1つが磁性ナノ粒子中の酸素原子と置き換わることにより、当該磁性ナノ粒子に固定化された構造を含有する、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒。 - 磁性ナノ粒子が、M(II)Fe2O4(式中、M(II)は、Fe2+、Co2+、Ni2+、Mn2+、Zn2+、Mg2+またはCu2+であり、単独でも複数が組み合わされて含まれてもよい。)で表される組成のフェライトを主成分とすることを特徴とする、請求項1に記載の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒。
- 下記の一般式(II)、
下記の一般式(III)
及び/又は、下記の一般式(IV)
(これらの式中、M(II)は、Fe2+、Co2+、Ni2+、Mn2+、Zn2+、Mg2+またはCu2+であり、単独でも複数が組み合わされて含まれてもよい。R1は炭素数が1〜4のアルキル基、R2は炭素数が1〜20の炭化水素基である。nは1〜30のいずれかの整数、Lはハロゲン化物イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、トリス(トリフルオロメタンスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、有機カルボン酸イオン、硝酸イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロ鉄(III)酸イオン、テトラブロモ鉄(III)酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、チオシアン酸イオン、シアン化物イオン、アジ化物イオン、又はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオンである。)
で表される磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体構造を含有する、請求項2に記載の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒。 - 一般式(V)
(式中、R1は炭素数が1〜4のアルキル基、R2は炭素数が1〜20の炭化水素基である。nは1〜30のいずれかの整数、Lはハロゲン化物イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、トリス(トリフルオロメタンスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、有機カルボン酸イオン、硝酸イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロ鉄(III)酸イオン、テトラブロモ鉄(III)酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、チオシアン酸イオン、シアン化物イオン、アジ化物イオン、又はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオンである。)
で表される構造を有する含窒素複素環カルベン−金(I)錯体と、磁性ナノ粒子とを、溶媒中で反応させることを特徴とする、請求項1に記載の磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒の製造方法。 - 磁性ナノ粒子が、M(II)Fe2O4(式中、M(II)は、Fe2+、Co2+、Ni2+、Mn2+、Zn2+、Mg2+またはCu2+であり、単独でも複数が組み合わされて含まれてもよい。)で表される組成のフェライトを主成分とすることを特徴とする、請求項4に記載の、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒の製造方法。
- 下記の一般式(II)、
下記の一般式(III)
及び/又は、下記の一般式(IV)
(これらの式中、M(II)は、Fe2+、Co2+、Ni2+、Mn2+、Zn2+、Mg2+またはCu2+であり、単独でも複数が組み合わされて含まれてもよい。R1は炭素数が1〜4のアルキル基、R2は炭素数が1〜20の炭化水素基である。nは1〜30のいずれかの整数、Lはハロゲン化物イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、過塩素酸イオン、テトラフルオロボレートイオン、ヘキサフルオロホスフェートイオン、ヘキサフルオロアンチモネートイオン、トリス(トリフルオロメタンスルホニル)炭素酸イオン、トリフルオロ酢酸イオン、有機カルボン酸イオン、硝酸イオン、硫酸水素イオン、テトラクロロ鉄(III)酸イオン、テトラブロモ鉄(III)酸イオン、トルエンスルホン酸イオン、チオシアン酸イオン、シアン化物イオン、アジ化物イオン、又はビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデートイオンである。)
で表される磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体構造を含有する、請求項4に記載の、磁性ナノ粒子固定化含窒素複素環カルベン−金(I)錯体からなる炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒の製造方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の炭素−炭素多重結合のヒドロアミノ化反応用触媒と、助触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸を用いる、炭素−炭素多重結合をヒドロアミノ化する触媒反応方法。
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