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JP7015764B2 - 運行管理システム - Google Patents
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Description

本発明は運行管理システムに関し、例えば第1の路線における列車の運行と第2の路線における列車の運行とを管理する運行管理システムに適用して好適なものである。
従来、運行管理システムにおいて、列車が接続駅で他路線との接続を行う場合、運行管理システムが各路線の接続列車の実施ダイヤ情報と実績ダイヤ情報とを入手し、到着予測時間から接続駅での他路線との接続の可否を判断し、トラブル、天候不良などの影響による列車遅延、ダイヤ変更などによる影響により、接続駅に予定通り到着しない場合でも、他路線との接続予定の列車に接続可能であるか否か判断できる(特許文献1、特許文献2参照)。
特開2004-122900号公報 特開2011-255766号公報
特許文献1または特許文献2に記載の技術によれば、列車の接続において列車が遅延した場合、旅客は、乗り継ぎ予定列車への乗り継ぎが可能であるか否かを判断することができる。一方、指令員は、接続列車が被接続列車と接続不可能と判定された場合、状況に応じて、被接続列車の路線へのダイヤ変更要求とその変更を実行する必要があり、特許文献1または特許文献2に記載の技術では、被接続列車のダイヤに係る変更においてミスが生じてしまう問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、列車の接続を適切に行うことができる運行管理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、第1の路線における列車の運行を管理する第1の運行管理装置と、第2の路線における列車の運行を管理する第2の運行管理装置とを含んで構成される運行管理システムであって、前記第1の路線の列車のダイヤ情報と前記第2の路線の列車のダイヤ情報とに基づいて、予定通りに到着しない路線の列車である接続列車と前記接続列車に接続される他の路線の列車である被接続列車とが所定の駅で接続可能であるか否かを判定する処理部を備え、前記処理部は、前記接続列車と前記被接続列車とが前記所定の駅で接続可能でないと判定した場合、前記所定の駅において前記被接続列車の停車時間と前記接続列車の停車時間とが所定の時間以上重なるように、前記被接続列車のダイヤ情報に基づいて変更ダイヤ情報を算出し、前記第1の運行管理装置および前記第2の運行管理装置のうち、前記被接続列車の運行を管理する運行管理装置にダイヤ変更問いかけ要求を送信し、前記運行管理装置は、ダイヤ変更問いかけ要求を受信すると、ユーザインターフェイス部を介して前記被接続列車のダイヤ情報を変更する承認が行われたか否かを判定し、承認が行われたと判定した場合、前記変更ダイヤ情報に従って前記被接続列車の運行を管理するようにした。
上記構成では、運行管理装置は、被接続列車のダイヤ情報を変更する承認が行われたか否かを判定し、承認が行われたと判定した場合、変更ダイヤ情報に従って被接続列車の運行を管理するので、例えば、スムーズかつ正確に列車の接続を行うことができるようになる。
本発明によれば、信頼性の高い運行管理システムを実現することができる。
第1の実施の形態による運行管理システムに係る構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態による運行管理システムにおける路線のイメージ図である。 第1の実施の形態による接続に係る処理の一例を示す図である。 第2の実施の形態による運行管理システムに係る構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態による接続に係る処理の一例を示す図である。 第3の実施の形態による接続に係る処理の一例を示す図である。 第4の実施の形態による運行管理システムに係る構成の一例を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
図1において、100は全体として第1の実施の形態による運行管理システムを示す。運行管理システム100は、統合管理装置110、路線A運行管理装置120、および路線B運行管理装置130を含んで構成される。
統合管理装置110は、路線Aの列車と路線Bの列車との接続(所定の駅での乗り換え、所定の駅での乗り継ぎ等)を支援するための装置である。本実施の形態では、路線Aの列車と路線Bの列車とが所定の駅(例えば、後述の接続駅230)で接続が行われるケースにおいて、路線Aの列車が遅延した場合を例に挙げて説明する。なお、以下では、遅延している路線Aの列車を接続列車、接続列車に接続される路線Bの列車を被接続列車と適宜称する。また、所定の駅で接続する列車の組を接続列車ペアと適宜称する。
統合管理装置110は、サーバ装置などのコンピュータであり、処理部111、ダイヤ情報記憶部112、および通信制御部113を備える。
より具体的には、統合管理装置110は、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等のメモリと、通信装置とを含んで構成される。
統合管理装置110の機能(例えば、処理部111)は、例えば、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路などのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、統合管理装置110の機能の一部は、統合管理装置110と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
処理部111は、例えば、路線A(第1の路線の一例)の列車のダイヤ情報と路線B(第2の路線の一例)の列車のダイヤ情報とに基づいて、列車の遅延、ダイヤ変更などによる影響により、予定通りに到着しない路線の列車である接続列車と接続列車に接続される他の路線の列車である被接続列車とが所定の駅で接続可能であるか否かを判定する。なお、処理部111の具体的な処理については、図3を用いて後述する。
ダイヤ情報記憶部112は、例えば、路線A運行管理装置120から受信したダイヤ情報、路線B運行管理装置130から受信したダイヤ情報を記憶する。ここで、ダイヤ情報は、実施ダイヤ情報、運転整理ダイヤ情報、実績ダイヤ情報などである。実施ダイヤ情報は、基本計画を基に作成される日々の運行計画(運転計画)に係るダイヤ情報である。運転整理ダイヤ情報は、実施ダイヤ情報が運転整理により変更されたときのダイヤ情報である。実績ダイヤ情報は、列車の運行実績を示すダイヤ情報である。
通信制御部113は、例えば、NIC(Network Interface Card)から構成され、路線A運行管理装置120との通信時におけるプロトコル制御を行ったり、路線B運行管理装置130との通信時におけるプロトコル制御を行ったりする。
路線A運行管理装置120は、路線Aの列車の運行を管理するための装置である。路線A運行管理装置120は、サーバ装置などのコンピュータであり、処理部121、ダイヤ情報記憶部122、通信制御部123、およびユーザインターフェイス部124を備える。
より具体的には、路線A運行管理装置120は、CPUと、RAM、ROM、HDD等のメモリと、通信装置と、マンマシンとを含んで構成される。なお、マンマシンは、人間と機器との間の伝達を行う装置であり、液晶ディスプレイ、ポインティングデバイス、ボタン、レバー、メーターなどである。
路線A運行管理装置120の機能(例えば、処理部121)は、例えば、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路などのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、路線A運行管理装置120の機能の一部は、路線A運行管理装置120と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
ダイヤ情報記憶部122は、例えば、路線Aの列車のダイヤ情報(接続列車の実施ダイヤ情報、接続列車の運転整理ダイヤ情報、接続列車の実績ダイヤ情報など)を記憶する。
通信制御部123は、例えばNICから構成され、統合管理装置110との通信時におけるプロトコル制御を行う。
例えば、処理部121は、ダイヤ情報記憶部122から接続列車の現在ダイヤ情報と実績ダイヤ情報とを読み出し、通信制御部123を介して統合管理装置110に送信する。なお、実施ダイヤ情報と運転整理ダイヤ情報との区別を要しないときは、現在ダイヤ情報と適宜称する。
ユーザインターフェイス部124は、例えば、機械の状態(例えば、路線A運行管理装置120が処理した情報)を人間に理解させたり、人間(例えば、指令員)の要求を路線A運行管理装置120に伝達したりする。
路線B運行管理装置130は、路線Bの列車の運行を管理するための装置である。路線B運行管理装置130は、サーバ装置などのコンピュータであり、処理部131、ダイヤ情報記憶部132、通信制御部133、およびユーザインターフェイス部134を備える。
より具体的には、路線B運行管理装置130は、CPUと、RAM、ROM、HDD等のメモリと、通信装置と、マンマシンとを含んで構成される。
路線B運行管理装置130の機能(例えば、処理部131)は、例えば、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに読み出して実行すること(ソフトウェア)により実現されてもよいし、専用の回路などのハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、路線B運行管理装置130の機能の一部は、路線B運行管理装置130と通信可能な他のコンピュータにより実現されてもよい。
ダイヤ情報記憶部132は、例えば、路線Bの列車のダイヤ情報(被接続列車の実施ダイヤ情報、被接続列車の運転整理ダイヤ情報、被接続列車の実績ダイヤ情報など)を記憶する。
通信制御部133は、例えばNICから構成され、統合管理装置110との通信時におけるプロトコル制御を行う。
例えば、処理部131は、ダイヤ情報記憶部132から被接続列車の現在ダイヤ情報と実績ダイヤ情報とを読み出し、通信制御部133を介して統合管理装置110に送信する。
ユーザインターフェイス部134は、例えば、機械の状態(例えば、路線B運行管理装置130が処理した情報)を人間に理解させたり、人間(例えば、指令員)の要求を路線B運行管理装置130に伝達したりする。
上述した構成において、統合管理装置110は、通信制御部113を介して、路線A運行管理装置120から、接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報を受信すると、ダイヤ情報記憶部112に記憶する。また、統合管理装置110は、路線B運行管理装置130から被接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報を受信すると、ダイヤ情報記憶部112に記憶する。
また、統合管理装置110は、路線Aの接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報と、路線Bの被接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報とに基づいて、被接続列車の変更ダイヤ情報(接続を実現するために現在ダイヤ情報を変更したダイヤ情報)を作成し、ダイヤ情報記憶部112に保存する。
また、統合管理装置110は、被接続列車の変更ダイヤ情報を作成すると、路線B運行管理装置130にダイヤ変更問いかけ要求を送信する。路線B運行管理装置130は、ダイヤ変更問いかけ要求を受信すると、ダイヤ変更問いかけ要求をユーザインターフェイス部134に通知し、ユーザインターフェイス部134を介してダイヤ変更が承認された場合、被接続列車の変更ダイヤ情報を取得し、路線Bのダイヤ情報記憶部132の被接続列車の現在ダイヤ情報を書き換える。
なお、統合管理装置110は、路線A運行管理装置120と直接接続されていてもよいし、ネットワークを介して路線A運行管理装置120と接続されていてもよい。また、統合管理装置110は、路線B運行管理装置130と直接接続されていてもよいし、ネットワークを介して路線B運行管理装置130と接続されていてもよい。
図2は、運行管理システム100における路線のイメージ図である。図2では、例えば、路線A210の列車211の乗客と路線B220の列車221の乗客とは、接続駅230で相互に他の路線の列車に乗り換え可能(乗り継ぎ可能)であることが示されている。なお、本実施の形態は、図2に示す路線の形態に限られるものではない。
図3は、運行管理システム100の各装置(統合管理装置110、路線A運行管理装置120、路線B運行管理装置130)における動作(接続に係る処理)の一例を示す図である。
路線A運行管理装置120は、路線Aに係る各列車のダイヤ情報(現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報)を統合管理装置110に所定のタイミングで(例えば、遅延を監視する駅に到着したときに、所定の位置に到達したときに、定期的に)送信する(ステップS301)。
路線B運行管理装置130は、路線Bに係る各列車のダイヤ情報(現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報)を統合管理装置110に所定のタイミングで(例えば、遅延を監視する駅に到着したときに、所定の位置に到達したときに、定期的に)送信する(ステップS302)。
統合管理装置110は、路線A運行管理装置120から受信した現在ダイヤ情報および実績ダイヤと、路線B運行管理装置130から受信した現在ダイヤ情報および実績ダイヤとに基づいて、接続列車ペアの遅延時間の算出を行う(ステップS303)。なお、接続列車ペアの情報については、統合管理装置110に予め記憶されていてもよいし、路線A運行管理装置120の実施ダイヤと路線B運行管理装置130の実施ダイヤとから求められてもよい。
例えば、統合管理装置110は、接続列車ペアである路線Aの列車211と路線Bの列車221とについて、路線A運行管理装置120の現在ダイヤ情報および実績ダイヤから路線Aの列車211の遅延時間を算出し、路線B運行管理装置130の現在ダイヤ情報および実績ダイヤから路線Bの列車221の遅延時間を算出する。なお、統合管理装置110は、実施ダイヤ情報と実績ダイヤとの差を遅延時間として算出してもよいし、運転整理ダイヤ情報と実績ダイヤとの差を遅延時間として算出してもよい。
続いて、統合管理装置110は、各遅延時間の差分が所定の時間(例えば、遅延が5分)以内であるか否かを判定する(ステップS304)。統合管理装置110は、所定の時間以内であると判定した場合、ステップS305に処理を移し、所定の時間を超えると判定した場合、接続に係る処理を終了する。かかる判定によれば、簡易的な計算により、遅延が大きいと判定した場合、接続に係る処理を迅速に終了することができるようになる。なお、本実施の形態は、上述の内容に限られるものではなく、ステップS304の判定を省略してもよい。
また、本実施の形態は、上述の処理に限られるものではない。例えば、統合管理装置110は、ダイヤ情報に基づいて接続列車が終電列車であるか否かを判定し、終電電車であると判定した場合、各遅延時間の差分が、所定の時間よりも長い特定の時間(例えば、10分)を超えるとき、接続列車の接続を行わずに処理を終了し、特定の時間以内であるとき、ステップS305に処理を移すようにしてもよい。
ステップS305では、統合管理装置110は、接続列車ペアの各列車の到着予測時間および出発予測時間を算出する。例えば、統合管理装置110は、現在ダイヤ情報と遅延時間とに基づいて到着予測時間を算出し、現在ダイヤ情報(停車時間)と到着予測時間とに基づいて出発予測時間を算出する。
続いて、統合管理装置110は、接続列車ペアの到着予測時間と出発予測時間とに基づいて、接続可能であるか否かを判定する(ステップS306)。統合管理装置110は、接続可能であると判定した場合、接続に係る処理を終了し、接続可能でないと判定した場合、ステップS307に処理を移す。例えば、統合管理装置110は、接続駅230への列車211(接続列車)の到着予測時間から列車221(被接続列車)の出発予測時間の範囲が所定の時間(例えば、2分)以上重なる場合、接続可能であると判定する。
また、本実施の形態は、上述の処理に限られるものではない。例えば、統合管理装置110は、ダイヤ情報に基づいて接続列車が終電列車であるか否かを判定し、終電電車であると判定した場合、接続列車の到着予測時間から被接続列車の出発予測時間の範囲が、所定の時間よりも長い特定の時間(例えば、5分)以上重なるとき、接続可能であると判定するようにしてもよい。
続いて、統合管理装置110は、接続列車の到着予測時間および出発予測時間と被接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報とに基づいて、被接続列車の変更ダイヤ情報を算出する(ステップS307)。例えば、統合管理装置110は、列車211(接続列車)の接続駅230での停車時間と列車221(被接続列車)の接続駅230での停車時間とが所定の時間(例えば、2分)以上重なるように、被接続列車の変更ダイヤ情報を生成する。
続いて、統合管理装置110は、ダイヤ変更問いかけ要求を路線B運行管理装置130に送信する(ステップS308)。
路線B運行管理装置130は、ダイヤ変更問いかけ処理を行う(ステップS309)。ダイヤ変更問いかけ処理では、例えば、路線B運行管理装置130は、マンマシンに問いかけを上げる(ユーザインターフェイス部134を介してダイヤ変更の承認を受け付ける)。
なお、本実施の形態は、上述の処理に限られるものではない。例えば、統合管理装置110は、ステップS308の処理を行ってから、ステップS307の処理を行ってもよい。かかる処理によれば、例えば、ダイヤ変更問いかけ処理が行われている間に、変更ダイヤ情報を生成できるので、処理時間を短縮できるようになる。
路線B運行管理装置130は、ダイヤ変更が承認されたか否かを判定する(ステップS310)。路線B運行管理装置130は、承認されたと判定した場合、ステップS311に処理を移し、承認されなかったと判定した場合、接続に係る処理を終了する。
ステップS311では、路線B運行管理装置130は、統合管理装置110から変更ダイヤ情報を取得する。
続いて、路線B運行管理装置130は、被接続列車のダイヤ変更処理を行い(ステップS312)、接続に係る処理を終了する。ダイヤ変更処理では、例えば、路線B運行管理装置130は、列車221(被接続列車)の現在ダイヤ情報を変更ダイヤ情報で更新し、変更ダイヤ情報に従って列車221の運行を管理する。
このように、処理部111は、接続列車と被接続列車とが所定の駅で接続可能でないと判定した場合、所定の駅において被接続列車の停車時間と接続列車の停車時間とが所定の時間以上重なるように、被接続列車のダイヤ情報に基づいて変更ダイヤ情報を算出する。また、処理部111は、路線A運行管理装置120(第1の運行管理装置の一例)および路線B運行管理装置130(第2の運行管理装置の一例)のうち、被接続列車の運行を管理する運行管理装置にダイヤ変更問いかけ要求を送信する。当該運行管理装置は、ダイヤ変更問いかけ要求を受信すると、ユーザインターフェイス部(ユーザインターフェイス部124、ユーザインターフェイス部134等)を介して被接続列車のダイヤ情報を変更する承認が行われたか否かを判定し、承認が行われたと判定した場合、変更ダイヤ情報に従って被接続列車の運行を管理する。
本実施の形態によれば、接続列車ペアについて接続可能であるか否かが自動で判定され、承認の問いかけが自動で行われ、承認が行われたときは、変更ダイヤ情報に従って被接続列車の運行が管理されるので、スムーズかつ正確に列車の接続を行うことができるようになる。
また、承認の問いかけまでの処理時間を短縮することで、承認の判断を遅らすことができるようになるので、承認後にダイヤ変更が更に発生してしまう事態を回避できるようになる。
(2)第2の実施の形態
本実施の形態は、第1の実施の形態とは、統合管理装置110が設けられていない点が主に異なる。本実施の形態では、統合管理装置110の機能を所定の路線の運行管理装置が備える。
図4は、運行管理システム400に係る構成の一例を示す図である。運行管理システム400は、路線A運行管理装置410および路線B運行管理装置420を含んで構成される。以下では、統合管理装置110で行われる処理を路線A運行管理装置410で行う場合について説明する。なお、路線A運行管理装置410の構成(処理部411、ダイヤ情報記憶部412、通信制御部413、ユーザインターフェイス部414)は、基本的に、路線A運行管理装置120の構成(処理部121、ダイヤ情報記憶部122、通信制御部123、ユーザインターフェイス部124)と同様であるので、その説明については省略する。また、路線B運行管理装置420の構成(処理部421、ダイヤ情報記憶部422、通信制御部423、ユーザインターフェイス部424)は、基本的に、路線B運行管理装置130の構成(処理部131、ダイヤ情報記憶部132、通信制御部133、ユーザインターフェイス部134)と同様であるので、その説明については省略する。
図5は、運行管理システム400の各装置(路線A運行管理装置410、路線B運行管理装置420)における動作(接続に係る処理)の一例を示す図である。
路線B運行管理装置420は、ダイヤ情報を路線A運行管理装置410に所定のタイミングで送信する(ステップS501)。
続いて、路線A運行管理装置410は、ステップS502~ステップS507の処理を行う。ステップS502~ステップS507の処理は、ステップS303~ステップS308の処理と同様であるので、その説明を省略する。
続いて、路線B運行管理装置420は、ステップS508~ステップS511の処理を行う。ステップS508~ステップS511の処理は、ステップS309~ステップS312の処理と同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、路線A運行管理装置410または路線B運行管理装置420において、接続列車ペアについて接続可能であるか否かが自動で判定され、承認の問いかけが自動で行われ、承認が行われたときは、変更ダイヤ情報に従って被接続列車の運行が管理されるので、統合管理装置110を新たに設けることなく、スムーズかつ正確に列車の接続を行うことができるようになる。
(3)第3の実施の形態
本実施の形態は、第1の実施の形態とは、列車に遅延が生じたこと、またはダイヤ変更が行われたことなどにより、予定通りに列車が到着しないことを契機として、接続に係る処理が行われる点が主に異なる。本実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。以下では、路線Aの列車に遅延が発生したケースを例に挙げて説明する。
図6は、接続に係る処理の一例を示す図である。
路線A運行管理装置120は、予定通りに列車が到着しないと判定した場合(例えば、実施ダイヤ情報と実績ダイヤ情報とに基づいて、当該列車の遅延時間が所定の時間を超えると判定した場合)、路線Aの列車(接続列車)のダイヤ情報を統合管理装置110に送信する(ステップS601)。
統合管理装置110は、路線Bの列車のダイヤ情報と接続列車のダイヤ情報とに基づいて、接続列車に対応する被接続列車を抽出する(ステップS602)。例えば、統合管理装置110は、路線Bの列車の実施ダイヤ情報と接続列車の実施ダイヤ情報とに基づいて、接続列車に対応する被接続列車を抽出(特定)する。なお、統合管理装置110は、例えば、夜間のバッチ処理により、路線Aの列車の実施ダイヤ情報と路線Bの列車の実施ダイヤ情報とを事前に記憶する。
統合管理装置110は、被接続列車のダイヤ情報要求を路線B運行管理装置130に送信する(ステップS603)。
路線B運行管理装置130は、被接続列車のダイヤ情報を統合管理装置110に送信する(ステップS604)。
以降、ステップS303~ステップS312の処理が行われるが、第1の実施の形態で説明した処理と同じであるので、その説明を省略する。
このように、運行管理システム100は、路線A(第1の線区)の列車を制御する路線A運行管理装置120と、路線B(第2の線区)の列車を制御する路線B運行管理装置130と、路線A運行管理装置120および路線B運行管理装置130のダイヤ情報を参照する統合管理装置110とを備える。統合管理装置110は、路線Aおよび路線Bの列車の運行計画である路線Aのダイヤ情報(第1のダイヤ情報の一例)および路線Bのダイヤ情報(第2のダイヤ情報の一例)を記憶する。また、統合管理装置110は、路線Aのダイヤ情報および路線Bのダイヤ情報を参照し、路線Aおよび路線Bの間で接続が可能な駅である接続駅において、路線Bの列車であって路線Aの列車が接続できる列車である被接続列車を抽出する。また、統合管理装置110は、路線Aの列車の接続駅への到着予測時間と被接続列車の接続駅からの出発予測時間とを既定の時間内にする路線Bのダイヤ情報である変更ダイヤ情報を生成し、生成した変更ダイヤ情報を路線B運行管理装置130に送信する。路線B運行管理装置130は、変更ダイヤ情報に従って列車を運行することを認めるか否かを判断し、その判断の結果、変更ダイヤ情報に従って列車を運行することを認めた場合、路線Bの列車のダイヤ情報を変更ダイヤ情報に従って変更する。
本実施の形態によれば、各路線の列車の運行を常に監視することなく、接続に係る処理が行われるので、装置間の通信を抑えつつ、スムーズかつ正確に列車の接続を行うことができるようになる。
(4)第4の実施の形態
本実施の形態は、第1の実施の形態とは、列車の接続(ダイヤ変更)が行われることが駅で放送(報知)される点が主に異なる。なお、第1の実施の形態と同じ構成については、同じ符号を用いて、その説明を適宜省略する。
図7は、運行管理システム100に係る構成の一例を示す図である。運行管理システム100は、旅客案内装置710と通信可能に接続される。旅客案内装置710は、運行管理システム100に係る路線に設けられる各駅720における放送を制御可能に構成される。
図7の(A)は、ダイヤ変更が承認されたときのダイヤ情報の一例を示す図である。被接続列車の現在ダイヤ731が変更された変更ダイヤ732と接続列車の現在ダイヤ733とが所定の時間以上重なること(接続可能であること)が示されている。
図7の(B)は、ダイヤ変更が承認されなかったときのダイヤ情報の一例を示す図である。被接続列車の現在ダイヤ734が変更ダイヤ735に更新されず、現在ダイヤ734と接続列車の現在ダイヤ736とが所定の時間以上重なならないこと(接続可能でないこと)が示されている。
本実施の形態では、路線B運行管理装置130は、ステップS310において、承認されたと判定した場合、接続が行われる旨の案内放送要求を旅客案内装置710に送信し、ステップS311に処理を移す。旅客案内装置710は、接続が行われる旨の案内放送要求を受信すると、接続が行われる旨を放送する指示を各駅720に送信する。各駅720では、接続が行われる旨が放送される。また、路線B運行管理装置130は、承認されなかったと判定した場合、接続が行われない旨の案内放送要求を旅客案内装置710に送信し、接続に係る処理を終了する。旅客案内装置710は、接続が行われない旨の案内放送要求を受信すると、接続が行われない旨を放送する指示を各駅720に送信する。各駅720では、接続が行われない旨が放送される。なお、上述の処理については、路線B運行管理装置130に替えて統合管理装置110が行うようにしてもよい。
本実施の形態によれば、列車の接続が行われる旨の放送または列車の接続が行われない旨の放送が各駅720で行われるので、旅客は、列車の接続が行われるか否かを即座に判断することができようなる。例えば、旅客は、列車の接続が行われない旨の放送を受けた場合、経路を変更して目的の駅まで移動できるかを検討できるようになる。
(5)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、本発明を運行管理システムに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々のシステム、装置、方法、プログラムに広く適用することができる。
また上述の実施の形態においては、ステップS308では、統合管理装置110は、ダイヤ変更問いかけ要求を路線B運行管理装置130に送信する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ステップS308では、統合管理装置110は、ダイヤ変更問いかけ要求に替えて、ステップS307で算出した変更ダイヤ情報を路線B運行管理装置130に送信するようにしてもよい(変更ダイヤ情報がダイヤ変更問いかけ要求を兼ねてもよい。)。また、例えば、ステップS308では、統合管理装置110は、ステップS307で算出した変更ダイヤ情報とダイヤ変更問いかけ要求とを路線B運行管理装置130に送信するようにしてもよい。また、例えば、ステップS308では、統合管理装置110は、ステップS303で算出した遅延時間とダイヤ変更問いかけ要求とを路線B運行管理装置130に送信するようにしてもよい。また、例えば、ステップS308では、統合管理装置110は、ステップS305で算出した到着予測時間および出発予測時間とダイヤ変更問いかけ要求とを路線B運行管理装置130に送信するようにしてもよい。かかる情報を路線B運行管理装置130に送信することで、指令員は、状況を正確かつ迅速に把握して承認することができるようになる。
また上述の実施の形態においては、統合管理装置110で行っていた処理を路線A運行管理装置410で行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、統合管理装置110で行っていた処理を路線B運行管理装置420で行うようにしてもよい。
また、上記の説明において各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また上述した構成については、本発明の要旨を超えない範囲において、適宜に、変更したり、組み替えたり、組み合わせたり、省略したりしてもよい。
上述した構成によれば、信頼性の高い運行管理システムを実現することができる。
100……運行管理システム、110……統合管理装置、120……路線A運行管理装置、130……路線B運行管理装置。

Claims (3)

  1. 第1の路線における列車の運行を管理する第1の運行管理装置および第2の路線における列車の運行を管理する第2の運行管理装置と通信可能に接続され、前記第1の路線における列車の実施ダイヤ情報と前記第2の路線における列車の実施ダイヤ情報とを記憶する統合管理装置を備え、
    前記第1の運行管理装置は、現在ダイヤ情報と実績ダイヤ情報とに基づいて遅延時間が所定の時間を超えた列車である接続列車があると判定した場合、前記接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報を前記統合管理装置に送信し、
    前記統合管理装置は、前記接続列車の実施ダイヤ情報と前記第2の路線の実施ダイヤ情報とに基づいて、前記接続列車に対応する被接続列車を特定し、特定した被接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報を前記第2の運行管理装置に要求し、
    前記第2の運行管理装置は、前記被接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報を前記統合管理装置に送信し、
    前記統合管理装置は、前記接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報と前記被接続列車の現在ダイヤ情報および実績ダイヤ情報とに基づいて、前記接続列車と前記被接続列車とが所定の駅で接続可能でないと判定した場合、前記所定の駅において前記被接続列車の停車時間と前記接続列車の停車時間とが所定の時間以上重なるように、前記被接続列車の変更ダイヤ情報を算出し、前記第2の運行管理装置にダイヤ変更問いかけ要求を送信し、
    記第2の運行管理装置は、前記ダイヤ変更問いかけ要求を受信すると、ユーザインターフェイス部を介して前記被接続列車の現在ダイヤ情報を変更する承認が行われたか否かを判定し、承認が行われたと判定した場合、前記統合管理装置から前記変更ダイヤ情報を取得し、前記現在ダイヤ情報を前記変更ダイヤ情報で更新し、前記変更ダイヤ情報に従って前記被接続列車の運行を管理する、
    ことを特徴とする運行管理システム。
  2. 記統合管理装置は、前記接続列車の遅延時間と前記被接続列車の遅延時間との差分が所定の時間以内であるか否かを判定し、前記所定の時間以内であると判定した場合、前記接続列車と前記被接続列車とが前記所定の駅で接続可能であるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行管理システム。
  3. 前記第1の路線および前記第2の路線に係る各駅の放送を制御する旅客案内装置と通信可能に接続され、
    前記第2の運行管理装置は、承認が行われたと判定した場合、前記接続列車と前記被接続列車とが前記所定の駅で接続される旨の放送をする指示を前記旅客案内装置に送信し、承認が行われなかったと判定した場合、前記接続列車と前記被接続列車とが前記所定の駅で接続されない旨の放送をする指示を前記旅客案内装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行管理システム。
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