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JP7726796B2 - 加工装置 - Google Patents
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JP7726796B2 - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JP7726796B2 JP2022001001A JP2022001001A JP7726796B2 JP 7726796 B2 JP7726796 B2 JP 7726796B2 JP 2022001001 A JP2022001001 A JP 2022001001A JP 2022001001 A JP2022001001 A JP 2022001001A JP 7726796 B2 JP7726796 B2 JP 7726796B2
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Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物を加工する加工装置に関する。
例えば、特許文献1、又は特許文献2に開示されているように、ウェーハを砥石で研削する研削装置は、研削したウェーハに水とエアとが混合された二流体をノズルから噴射してウェーハの上面を洗浄している。また、ウェーハを保持するチャックテーブルの保持面に二流体を噴射して、保持面を洗浄している。
特開2011-200785号公報 特開2020-119931号公報
このように、加工室の外で洗浄を行っているため、ウェーハの上面または保持面に噴射した二流体が、加工装置内に飛散しないように、特許文献1に開示されている装置では、二流体ノズルを覆うボックスを配置している。また、特許文献2に開示されている装置では、ウェーハの上面または保持面で反射した二流体を気体と液体とに分離させるダクトを配置している。
しかし、このように、ボックス、又はダクトを配置することで、研削装置等の加工装置が大きくなるという問題がある。したがって、二流体ノズルから二流体を噴射して、保持面に保持されたウェーハの上面または保持面を洗浄する洗浄機構を備えた加工装置は、装置を大型化させず、かつ、加工室外で二流体を飛散させないようにするという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、被加工物を加工する加工装置であって、被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルを少なくとも2つ配置するターンテーブルと、加工具を装着し該保持面に保持された被加工物を該加工具で加工する加工機構と、少なくとも1つの該チャックテーブルと該加工具とを収容する加工室と、該加工室内の空気を吸気可能に該加工室に形成する吸気口と、該ターンテーブルを回転させ該加工室の外に位置する少なくとも1つの該チャックテーブルの該保持面または該保持面に保持された被加工物の上面に水とエアとを混合した二流体を噴射して洗浄する二流体洗浄機構と、を備え、該ターンテーブルは、少なくとも2つの該チャックテーブルの間を仕切る仕切り板と、該仕切り板を貫通する貫通穴と、該保持面を露出させ該ターンテーブルの上で該仕切り板に仕切られた該チャックテーブルの周りを囲繞するカバーと、該カバーの上面を貫通する上面貫通穴と、を備え、該吸気口から該加工室内の空気を吸気することによって、該上面貫通穴から該貫通穴を通り該吸気口に向かう気流が形成され、該二流体洗浄機構が二流体を噴射し該保持面または該保持面に保持されたウェーハの上面に噴射した二流体を該上面貫通穴に進入させる、加工装置である。
本発明に係る加工装置においては、ターンテーブルは、少なくとも2つのチャックテーブルの間を仕切る仕切り板を貫通する貫通穴と、保持面を露出させターンテーブルの上で仕切り板に仕切られたチャックテーブルの周りを囲繞するカバーと、カバーの上面を貫通する上面貫通穴と、を備え、吸気口から加工室内の空気を吸気することによって、上面貫通穴から貫通穴を通り吸気口に向かう気流が形成されるため、加工室の外に位置する保持面または保持面に保持されたウェーハの上面に二流体洗浄機構が噴射した二流体を、上面貫通穴からカバー内に落とすように進入させることで、加工室の外に位置する少なくとも1つのチャックテーブルの保持面または保持面に保持されたウェーハの上面の周囲への二流体の飛散を防止している。また、カバー内で使用済みの二流体を気体と液体とに分離させることができ、従来よりも加工装置が大型化してしまうことが無く、また、ウェーハを汚さずに済むため、加工品質の悪化を防ぐことが可能となる。
研削装置(加工装置)の一例を示す斜視図である。 ターンテーブル、チャックテーブル、仕切り板、二流体洗浄機構、及びカバーを説明する斜視図である。 カバーをターンテーブルから取り外した状態を示す斜視図である。 カバーを説明する斜視図である。 上面貫通穴がチャックテーブルの外形に沿って円弧状に形成されたカバーの斜視図である。 複数の上面貫通穴がパンチングされて形成されているカバーの斜視図である。
図1に示す加工装置1(以下、研削装置1とする)は、例えば、加工機構として粗研削機構20、及び仕上げ研削機構21を備え、いずれかのチャックテーブル30上に保持された被加工物90を粗研削機構20、又は仕上げ研削機構21により研削する装置である。
なお、本発明に係る加工装置は、加工機構が1つだけでもよい。また、加工機構は、被加工物90を研磨パッドで研磨する研磨機構であってもよいし、切削バイトで被加工物90を旋削する旋削機構であってもよい。また、加工機構として研削機構と研磨機構とを備える研削研磨装置であってもよい。
研削装置1の長手方向をX軸方向とするベース10上は、-X方向側の後方の領域が粗研削機構20、又は仕上げ研削機構21によってチャックテーブル30で保持された被加工物90が加工される加工領域となっており、その一部が、チャックテーブル30に対して被加工物90を搬入、又は搬出するための搬入出エリア102となっている。
図1に示す被加工物90は、例えば、シリコン母材等からなる円形の半導体ウェーハであり、図1においては下方を向いている被加工物90の表面902(以下、下面902とする)は、複数のデバイスが形成されており、図示しない保護テープが貼着されて保護されている。被加工物90の上側を向いている裏面901(以下、上面901とする)は、研削加工が施される被加工面となる。
ベース10の正面側(+X方向側)には、研削装置1に加工条件等を入力するための入力部100が配設されている。
ベース10の上面の前方側の領域には、左右に二つの図示しないカセットステージが配設されており、片方のカセットステージには加工前の被加工物90が複数棚状に収納される第1のカセット111が載置され、もう片方のカセットステージには加工後の被加工物90が棚状に収納される第2のカセット112が載置される。
ベース10上の第1のカセット111と第2のカセット112とのY軸方向における中間位置には、第1のカセット111から加工前の被加工物90を搬出するとともに加工後の被加工物90を第2のカセット112に搬入するロボット113が配設されている。
ロボット113の可動範囲内には、仮置き領域114が設けられており、仮置き領域114には位置合わせユニット115が配設されている。位置合わせユニット115は、第1のカセット111から搬出され仮置き領域114に載置された被加工物90を、縮径する位置合わせピンで所定の位置に位置合わせ(センタリング)して、被加工物90の中心位置を決定する。
位置合わせユニット115と隣接する位置には、被加工物90を保持した状態で旋回するローディングアーム116が配置されている。ローディングアーム116は、位置合わせユニット115において位置合わせされた被加工物90を保持し、搬入出エリア102内に位置づけされたチャックテーブル30へ搬送する。ローディングアーム116の隣には、加工後の被加工物90を保持した状態で旋回するアンローディングアーム117が設けられている。アンローディングアーム117の可動範囲内には、アンローディングアーム117により搬送された加工後の被加工物90を洗浄する枚葉式の洗浄ユニット118が配置されている。洗浄ユニット118で洗浄された被加工物90は、ロボット113によって第2のカセット112に搬入される。
図1に示すように、ベース10上の後方にはコラム13が立設されており、コラム13の前面には粗研削送りユニット22が配設されている。粗研削送りユニット22は、鉛直方向(Z軸方向)の軸心を有するボールネジ220と、ボールネジ220と平行に配設された一対のガイドレール221と、ボールネジ220に連結しボールネジ220を回動させるモータ222と、内部のナットがボールネジ220に螺合し側部がガイドレール221に摺接する昇降ブロック223と、昇降ブロック223に連結され粗研削機構20を保持するホルダ224とから構成され、モータ222がボールネジ220を回動させると、これに伴い昇降ブロック223がガイドレール221にガイドされてZ軸方向に往復移動し、ホルダ224に支持された粗研削機構20もZ軸方向に往復移動する。
チャックテーブル30の保持面302に吸引保持された被加工物90を研削加工する粗研削機構20は、軸方向が鉛直方向(Z軸方向)であるスピンドル200と、スピンドル200を回転可能に支持するハウジング202と、スピンドル200を回転駆動する図示しないモータと、スピンドル200の下端に接続された円形板状のマウント203の下面に着脱可能に装着された加工具である研削ホイール204と、を備える。そして、研削ホイール204は、ホイール基台と、ホイール基台の底面に環状に装着された略直方体形状の複数の図示しない粗研削砥石205とを備える。粗研削砥石205は、例えば、砥石中に含まれる砥粒が比較的大きな砥石である。
例えば、図1に示すスピンドル200の内部には、Z軸方向に延びる研削水流路が形成されており、この研削水流路にポンプ等からなる研削水供給部16が連通している。研削水供給部16からスピンドル200に対して供給される研削水(例えば、純水)は、研削水流路の下端の開口から粗研削砥石205に向かって下方に噴出し、粗研削砥石205とチャックテーブル30に吸引保持された被加工物90との接触部位に到達する。
また、コラム13には仕上げ研削送りユニット23が粗研削送りユニット22に並べて配設されている。仕上げ研削送りユニット23は、粗研削送りユニット22と同様に構成されており、仕上げ研削機構21をZ軸方向に研削送りすることができる。仕上げ研削機構21は、砥石中に含まれる砥粒が比較的小さな仕上げ研削砥石216を備えており、その他の構成は先に説明した粗研削機構20と略同様となっている。
ベース10の加工領域の中央には、ベース10上に立設する壁部104とコラム13とで囲まれた平面視が矩形の凹状部分が形成されており、この凹状部分にターンテーブル59が配設されている。平面視円形のターンテーブル59の上面には、例えば3つのチャックテーブル30(図1においては1つのみ図示)が周方向に等間隔を空けて配設されている。ターンテーブル59は、その中心に接続されたZ軸を軸方向とする図示しない回転軸によって回転可能となっており、また、その下方に配設されたエアベアリング等によって浮いた状態で支持されている。そして、ターンテーブル59が回転することで、3つのチャックテーブル30を公転させ、各チャックテーブル30を搬入出エリア102、加工室4内の粗研削機構20の下方、又は仕上げ研削機構21の下方に順次移動させることができる。
図1、図2、図3に示すチャックテーブル30は、例えば、その外形が円形状であり、被加工物90を吸着する円形板状のポーラス部材300と、ポーラス部材300を囲繞して支持する枠体301とを備える。図2、図3に示すポーラス部材300は、真空発生装置等の図示しない吸引源に連通しており、図示しない吸引源が生み出す吸引力がポーラス部材300の露出面であり枠体301の上面と面一に形成されている保持面302に伝達され、チャックテーブル30は保持面302上で被加工物90を吸引保持する。また、チャックテーブル30は、ターンテーブル59上で、Z軸方向の回転軸を軸にして回転可能となっている。
なお、保持面302は、チャックテーブル30の回転中心を頂点とし肉眼では判断できない程度の非常になだらかな円錐斜面となっている。
図1に示すように、研削装置1は、被加工物90の研削加工を行うために例えば2つチャックテーブル30と、粗研削機構20の研削ホイール204及び仕上げ研削機構21の研削ホイール204とを収容する加工室4を備えている。そして、ベース10上に配置された加工室4から露出している領域が、搬入出エリア102となっている。
加工室4は、搬入出エリア102側の正面板40と、正面板40に連結された左右の2枚の側板41と、側板41に連結された背面板42と、正面板40、側板41、及び背面板42の上端に連結された天板43とを備えている。
図1に示す正面板40はその下部側が略長方形状に切り欠かれており、この切り欠かれた部分である出入口401を回転するターンテーブル59及びチャックテーブル30が通過することで、チャックテーブル30を加工室4内に収容することができる。なお、正面板40には、出入口401を開閉する図示しないシャッター又は水カーテンが配設されている。なお、シャッター又は水カーテンは、ターンテーブル59に備えていてもよい。研削加工中は図示しない該シャッター等によって出入口401から細かな研削屑が含まれた噴霧が加工室4外に飛散しないようになる。
図1に示す天板43は、大部分を構成する固定天板430と、例えば一枚板で形成され固定天板430に連結されヒンジ432によって固定天板430の上面側に向かって回動可能な第1回動天板431と、固定天板430に連結されヒンジ433によって固定天板430の上面側に向かって回動可能な第2回動天板434とを備えている。第1回動天板431の上面及び第2回動天板434の上面には、作業者が把持可能な取っ手435、取っ手436がそれぞれ配設されている。
第1回動天板431(第2回動天板434)の-X方向側の先端側は一部が半円状に切り欠かれている。固定天板430の第1回動天板431(第2回動天板434)に対向する領域も半円状に切り欠かれている。そして、閉じた状態の第1回動天板431(第2回動天板434)の半円状の切り欠きと、固定天板430の半円状の切り欠きとによって、研削ホイール204を加工室4内に進入させる図示しない円形状のホイール通過口が粗研削機構20(仕上げ研削機構21)の直下に形成される。
研削装置1は、加工室4内の空気を吸気可能に加工室4に形成する吸気口46を備えている。図1に示す例において、吸気口46は、例えば、固定天板430の左右の領域に固定天板430を厚み方向に貫通するように1つずつ計2つ配設されているが、配設箇所や個数はこれに限定されるものではない。各吸気口46には、外部配管、及び排気ダクトファン等の吸引源47が連通している。排気ダクトファンによって、加工室4内を負圧にして、研削屑を含む加工廃液のミストを吸気口46から吸気している。なお、吸気口46と排気ダクトファンとの間に、吸気口46から吸気したミストから研削屑を除去する集塵機を介在していてもよい。
図2,図3に示すように、ターンテーブル59は、3つのチャックテーブル30の間を仕切る仕切り板50と、仕切り板50を貫通する貫通穴51と、チャックテーブル30の保持面302を露出させターンテーブル59の上で仕切り板50に仕切られたチャックテーブル30の周りを囲繞するカバー52と、カバー52の上面520を貫通する上面貫通穴53と、を備えている。
なお、図2,図4に示すカバー52は、一体形成であるが、二体で形成された分割形成であってもよい。
図2に示すように、例えば、ターンテーブル59の上面中心には、図示しない開口が形成されており、該開口から+Z方向に向かって円柱状のノズル固定柱57が立設している。ノズル固定柱57は、ターンテーブル59の回転と共に回転せず、固定された状態になっている。そしてノズル固定柱57の上面に、二流体洗浄機構6が配設されている。3枚の仕切り板50は、例えば、ターンテーブル59の上面において周方向に120度空けて配設されており、仕切り板50の後端はノズル固定柱57の外側面付近に位置しており、仕切り板50の先端側がターンテーブル59の外周縁まで延在している。
各仕切り板50の下部領域は、例えば、側面視矩形状の貫通穴51が貫通形成されている。なお、貫通穴51の形状は図2,図3に示す例に限定されるものではない。
ターンテーブル59上の3枚の仕切り板50によって3つに仕切られた各チャックテーブル30を囲繞する3つのカバー52は、図2,図4に示すように、平面視扇状に形成されており、その上面にはチャックテーブル30の直径よりも少しだけ大きい円形の露出口521が形成されている。図2に示すように、該露出口521から露出したチャックテーブル30の保持面302は、カバー52の上面よりも高い位置に位置している。例えば、カバー52の中心角側は、ノズル固定柱57の外側面近傍に位置しており、カバー52の外周縁はターンテーブル59の外周縁に沿って重なっている。
図2,図4に示すカバー52は分割できないものであるが、例えば、カバー52の露出口521の中心を通り中心角から外周縁まで延びる中心線に沿って、カバー52が二つに分割可能となっていてもよい。例えば、カバー52がこのように2つに分割可能となっていることで、カバー52内部の簡単な清掃を行う場合に、カバー52を2つに分割して分割された片側のカバー52のみをターンテーブル59上から取り外して、清掃を行ってもよい。
図2,図4に示すカバー52の上面に貫通形成された上面貫通穴53は、例えば、平面視長尺状にカバー52の外周の直線部分に平行に1本形成されている。上面貫通穴53は、図2に示すように、チャックテーブル30の近傍、かつ、カバー52内の仕切り板50の貫通穴51の近傍に位置していることで、加工室4外で例えば保持面302に向かって噴射された二流体が、広範囲に広がる前によりカバー52内に吸い込まれやすくなり、また、カバー52内で吸気口46に向かうエアの流れが形成されやすくなる。また、上面貫通穴53を平面視長尺状に形成することで、帯状のエアがターンテーブル59に向かい下降する流れができることで、二流体洗浄機構6の二流体ノズル60から、保持面302または保持面302が保持した被加工物90の上面901に向かって噴射された二流体が、上面貫通穴53に吸い込まれることで、帯状のエアの流れに乗って、カバー52内から加工室4に通過しやすくなる。なお、直線状の上面貫通穴53を、並列に複数形成してもよい。また、図5に示すように、上面貫通穴534は、円形の露出口521から露出するチャックテーブル30(図1参照)の外形に沿って円弧状に形成していてもよい。また、図6に示すように、パンチングプレートのようにカバー52に上面貫通穴536を複数配列させてもよい。図6に示すように、カバー52は、分割ライン537に沿って、2つに分割可能となっていてもよい。
図2に示すノズル固定柱57の上面に配設された二流体洗浄機構6は、ターンテーブル59を回転させ加工室4(図1参照)の外に位置する少なくとも1つのチャックテーブル30の保持面302または保持面302に保持された被加工物90の上面901に水とエアとを混合した二流体を噴射して洗浄する。二流体洗浄機構6は、二流体ノズル60と、二流体ノズル60をノズル固定柱57上で旋回可能に支持する旋回アーム61と、旋回アーム61の旋回駆動源である旋回モータ62と、を備えている。
旋回アーム61の根本はノズル固定柱57上に配設されたカップリング621を介して旋回モータ62のシャフトに連結されている。旋回アーム61は水平方向に延在しており、その先端に-Z方向側を向いた噴射口600を備える二流体ノズル60が連結されている。
なお、二流体ノズル60の噴射方向は、保持面302に対して垂直方向から傾けられている。つまり、二流体ノズル60の噴射口600の下流側になるようにカバー52の上面貫通穴53は位置しており、保持面302に噴射口600から噴射する二流体は、保持面302、又は保持面302に保持された被加工物90に当たった後、カバー52の上面貫通穴53に向かって流れる。
二流体ノズル60は、樹脂チューブ等の供給管を介して、ポンプ等から洗浄水(例えば、純水)を供給可能な洗浄水源68に連通するとともに、コンプレッサー等から圧縮エアを供給可能なエア源69にも連通している。
図2に示すように、例えば、ノズル固定柱57の上面には、加工室4から外に出ている二流体洗浄機構6に加えて、加工室4内において研削中に被加工物90の厚みを例えば接触式にて測定する厚み測定ユニット38が2つ配設されている。片方の厚み測定ユニット38は、粗研削用であり、もう片方の厚み測定ユニット38は仕上げ研削用である。
厚み測定ユニット38は、チャックテーブル30の保持面302の高さ測定用の保持面測定部381と、チャックテーブル30に吸引保持された被加工物90の上面901の高さ測定用の被加工物測定部382と、保持面測定部381が測定した保持面高さと被加工物測定部382が測定した被加工物90の上面高さとの差を求める算出部383と、を備えている。
保持面測定部381及び被加工物測定部382は、各測定面に接触するコンタクトを備えている。保持面測定部381及び被加工物測定部382のコンタクトは、上下動可能に支持されていると共に、各測定面に対して適宜の力で押し付け可能となっている。そして、各測定面に先端を接触させたコンタクトの高さを読み取るスケールを備え、スケールの値によって保持面302の高さ及び被加工物90の上面901の高さを測定している。
以下に、図1に示す研削装置1において、チャックテーブル30に保持された被加工物90を研削する場合の研削装置1の動作について説明する。まず、図1に示すターンテーブル59が回転することで、被加工物90が載置されていない状態のチャックテーブル30が公転し、チャックテーブル30がローディングアーム116の近傍まで移動し搬入出エリア102内に位置付けされる。そして、ロボット113が第1のカセット111から一枚の被加工物90を引き出し、被加工物90を仮置き領域114に移動させる。次いで、位置合わせユニット115により被加工物90が仮置き領域114上でセンタリングされる。
ローディングアーム116が、センタリングされた被加工物90をチャックテーブル30上に搬送する。図示しない吸引源が作動して、チャックテーブル30が保持面302上で被加工物90を裏面901が上方に露出した状態で吸引保持する。チャックテーブル30が被加工物90を吸引保持した後、ターンテーブル59が回転することで、ターンテーブル59、及び被加工物90を保持したチャックテーブル30が、加工室4内に正面板40の出入口401を通過して進入する。
粗研削機構20の研削ホイール204の回転中心が被加工物90の回転中心に対して所定距離だけ水平方向にずれ、粗研削砥石205の回転軌跡がチャックテーブル30に吸引保持された被加工物90の回転中心を通るように位置合わせが行われる。粗研削送りユニット22により粗研削機構20が研削送りされ、第1回動天板431が閉じられた状態の天板43の図示しないホイール通過口から加工室4内に進入し回転しながら下降する粗研削砥石205によって、被加工物90が粗研削される。研削中は、チャックテーブル30が回転し被加工物90も回転するので、粗研削砥石205が被加工物90の上面901の全面の研削加工を行う。また、図2に示す厚み測定ユニット38によって、被加工物90の厚み測定が実施される。
また、粗研削砥石205と被加工物90の上面901との接触箇所に対してスピンドル200を通して研削水が供給され、研削水による接触箇所の冷却及び研削屑の洗浄除去が行われる。研削屑を含んだ研削水は、図2に示すカバー52上から流下して加工室4内の排水口から図示しないウォータケースに排水される。
なお、図1に示す研削装置1のスループットを向上させるために、加工室4内においては、被加工物90の粗研削加工が実施されるのと並行して、加工室4内の仕切り板50(図2参照)で仕切られた粗研削加工が実施されている空間の隣の空間では、別のチャックテーブル30に吸引保持された別の被加工物90の仕上げ研削加工が実施されていてもよい。
粗研削完了後に、ターンテーブル59が所定角度公転することで、仕上げ研削機構21と被加工物90との位置合わせが行われる。仕上げ研削機構21が仕上げ研削送りユニット23によって降下していき、仕上げ研削砥石216が加工室4内に図示しないホイール通過口を通り進入し、回転する仕上げ研削砥石216が被加工物90の上面901の仕上げ研削を行う。
上記粗研削加工や仕上げ研削加工が開始されることで細かな研削屑が生成されて研削水に混じって噴霧となって、加工室4内に飛散する。天板43の図示しないホイール通過口は、例えば研削ホイール204よりも僅かに大きく形成されており、その周囲には例えばシール部材が配設されており、該シール部材と加工室4内に進入した研削ホイール204とによって、ホイール通過口から噴霧が加工室4外に飛散してしまうことが無いようになっている。また、加工室4の正面板40の出入口401も、シャッター又は水カーテンなどによって噴霧の外部への飛散が無いようになっている。
また、研削加工中においては、吸引源47が加工室4内からエアの吸引を行うことで、吸気口46に吸引力が伝達され、加工室4内に吸気口46へ向かうエアの流れが発生する。
仕上げ研削厚みまで被加工物90が研削された後に、仕上げ研削機構21が上昇して、仕上げ研削砥石216が被加工物90から離間する。仕上げ研削が完了した後、ターンテーブル59及び被加工物90を保持するチャックテーブル30が加工室4の正面板40に形成されている出入口401を通過して、加工室4の外の搬入出エリア102に位置づけされる。
保持面302または保持面302が保持した被加工物90を洗浄するときは、図2に示す待機位置にある二流体ノズル60が旋回移動して、例えば保持面302の中心、又は中心よりも少しだけ外側の洗浄開始地点66に位置付けされる。そして、二流体ノズル60が、例えば、チャックテーブル30上の被加工物90の中心から外周縁までの間を往復するように矢印R方向に旋回移動する。また、図2に示す洗浄水源68から洗浄水が二流体ノズル60に供給され、かつ、エア源69から高圧エアが二流体ノズル60に供給される。二流体ノズル60内で、洗浄水とエアとが混合されて二流体になり、二流体ノズル60から二流体が加工室4の外に位置するチャックテーブル30の保持面302に保持された被加工物90の上面901に噴射される。また、加工室4外のチャックテーブル30と共に被加工物90が回転するのに伴って、二流体によって被加工物90の上面901全面が洗浄され、被加工物90の上面901に付着している細かい研削屑等の付着物が洗い落とされる。なお、チャックテーブル30の回転方向R1は、図2に示すように保持面302、又は保持面302が保持した被加工物90にあたった二流体が、そのまま上面貫通穴53側に向かうことができるように設定すると好ましい。なお、洗浄を終えた二流体ノズル60は、図2に示す待機位置に旋回移動して、保持面302に次の被加工物90の搬入を可能にしている。なお、二流体ノズル60の待機位置は、上面貫通穴53の直上であってもよい。
吸引源47が加工室4内からエアの吸引を行うことで、吸気口46に吸引力が伝達され、加工室4内に吸気口46へ向かうエアの流れが発生している。つまり、加工室4の外側に位置している図2に示す1つのカバー52の上面貫通穴53から、該1つのカバー52内部、各仕切り板50に形成された貫通穴51、及び加工室4内に位置している2つのカバー52の上面貫通穴53及びカバー52の露出口521とチャックテーブル30との隙間を通り最終的に吸気口46に到達するエアの流れが形成される。
そして、図1に示す加工室4の外の搬入出エリア102に位置するチャックテーブル30に吸引保持された被加工物90の上面901に対して、二流体ノズル60から噴射された二流体が、上面901を洗浄した後、加工室4の外に位置しているカバー52の上面貫通穴53からカバー52内部に吸い込まれるように進入する。そして、カバー52内部で、二流体に含まれる水は、二流体から分離されてターンテーブル59から流下して、図示しない排水口からウォータケースに排水される。また、二流体のエアが図2に示す各仕切り板50に形成された貫通穴51、及び加工室4(図1参照)内に位置している2つのカバー52、該2つのカバー52の上面貫通穴53を通り、吸気口46(図1参照)から吸気される。
上記のように、本発明に係る研削装置1においては、ターンテーブル59は、少なくとも2つのチャックテーブル30の間を仕切る仕切り板50を貫通する貫通穴51と、保持面302を露出させターンテーブル59の上で仕切り板50に仕切られたチャックテーブル30の周りを囲繞するカバー52と、カバー52の上面520を貫通する上面貫通穴53と、を備え、吸気口46から加工室4内の空気を吸気することによって、上面貫通穴53から貫通穴51を通り吸気口46に向かう気流が形成されるため、加工室4の外に位置する少なくとも1つのチャックテーブル30の保持面302に保持された被加工物90の上面901に二流体洗浄機構6が噴射した二流体を、上面貫通穴53からカバー52内に落とすように進入させることで、加工室4の外に位置する保持面302に保持された被加工物90の上面901の周囲への二流体の飛散を防止している。よって、例えば、仮置き領域114に載置されている次に研削加工する被加工物90等を汚さずに済むため、加工品質の悪化を防ぐことが可能となる。また、図1に示す搬入出エリア102の広範囲や、仮置き領域114側に二流体が飛散してしまうことを防ぐことができる。また、カバー52内で使用済みの二流体を気体と液体とに分離させることができ、特殊なダクト等を備える必要が無いため従来よりも研削装置1を大型化させることもない。
被加工物90の上面901の上記二流体洗浄が終了すると、図1に示すアンローディングアーム117が、洗浄後の上面901を適切に吸引保持し、被加工物90を洗浄ユニット118に搬送する。洗浄ユニット118が被加工物90を洗浄/乾燥した後、ロボット113が被加工物90を第2のカセット112に搬入する。
なお、本発明に係る研削装置1は上記実施形態に限定されるものではなく、また、被加工物90の研削工程、及び研削された被加工物90の洗浄工程についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。例えば、二流体洗浄機構6の洗浄対象は、搬入出エリア102に位置付けられ被加工物90を吸引保持していないチャックテーブル30の保持面302であってもよい。
1:研削装置(加工装置) 10:ベース 100:入力部 102:搬入出エリア 104:壁部
111:第1のカセット 112:第2のカセット 113:ロボット
114:仮置き領域 115:位置合わせユニット
116:ローディングアーム 117:アンローディングアーム 118:洗浄ユニット
13:コラム 16:研削水供給部
20:粗研削機構 200:スピンドル 204:研削ホイール 205:粗研削砥石
21:仕上げ研削機構 216:仕上げ研削砥石
22:粗研削送りユニット 220:ボールネジ 222:モータ 223:昇降ブロック 224:ホルダ
23:仕上げ研削送りユニット
30:チャックテーブル 300:ポーラス部材 301:枠体 302:保持面
38:厚み測定ユニット 381:保持面測定部 382:被加工物測定部 383:算出部
4:加工室 40:正面板 401:出入口 41:側板 42:背面板
43:天板 430:固定天板 431:第1回動天板 432、433:ヒンジ
434:第2回動天板 435,436:取っ手 46:吸気口 47:吸引源
50:仕切り板 51:貫通穴
52:カバー 520:カバーの上面 521:露出口 53:上面貫通穴
534:円弧状の上面貫通穴 536:パンチングされて形成された上面貫通穴
537:分割ライン
57:ノズル固定柱 59:ターンテーブル
6:二流体洗浄機構
60:二流体ノズル 61:旋回アーム 62:旋回モータ 621:カップリング
68:洗浄水源 69:エア源
90:被加工物 901:被加工物の上面(裏面) 902:被加工物の下面(表面)

Claims (1)

  1. 被加工物を加工する加工装置であって、
    被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルを少なくとも2つ配置するターンテーブルと、加工具を装着し該保持面に保持された被加工物を該加工具で加工する加工機構と、少なくとも1つの該チャックテーブルと該加工具とを収容する加工室と、該加工室内の空気を吸気可能に該加工室に形成する吸気口と、該ターンテーブルを回転させ該加工室の外に位置する少なくとも1つの該チャックテーブルの該保持面または該保持面に保持された被加工物の上面に水とエアとを混合した二流体を噴射して洗浄する二流体洗浄機構と、を備え、
    該ターンテーブルは、少なくとも2つの該チャックテーブルの間を仕切る仕切り板と、該仕切り板を貫通する貫通穴と、該保持面を露出させ該ターンテーブルの上で該仕切り板に仕切られた該チャックテーブルの周りを囲繞するカバーと、該カバーの上面を貫通する上面貫通穴と、を備え、
    該吸気口から該加工室内の空気を吸気することによって、該上面貫通穴から該貫通穴を通り該吸気口に向かう気流が形成され、
    該二流体洗浄機構が二流体を噴射し該保持面または該保持面に保持されたウェーハの上面に噴射した二流体を該上面貫通穴に進入させる、加工装置。
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