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JP7745382B2 - 試験装置 - Google Patents
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JP7745382B2 - 試験装置 - Google Patents

試験装置

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Description

本発明は、チップの試験装置に関する。
半導体デバイスの製造工程では、ウェーハ上に複数の半導体デバイスを形成した後、ウェーハを研削装置や研磨装置で薄化し、切削装置やレーザ加工装置等を利用して個片化することで複数の半導体デバイスを製造している。ウェーハを薄化、個片化する際にウェーハや個片化されたチップには加工歪みや微小な欠け等の微小損傷が生成され、この損傷によりチップの抗折強度が低下する。
そこで、ウェーハを薄化、個片化した後、ウェーハからチップをピックアップして抗折強度を測定しており、そのための試験装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-094833号公報
特許文献1に示された試験装置では、チップを観察する撮像カメラを備え、例えばチップの側面を撮像してチップの外周縁のチッピング(欠け)のサイズを撮像画像から検出することで、チッピングの発生状態と抗折強度とを紐付けて管理できるようにしている。
一般にウェーハは、テープに貼着された状態で個片化され、切削ブレードによる個片化では形成されたチップの外周縁にチッピングと呼ばれる微小な欠けやクラックが生じる。レーザビーム照射により改質層を形成した後、テープをエキスパンド(拡張)することで個片化する場合には、ウェーハの分割で生成された微小なエキスパンド屑が生じている。
そして、チップの抗折強度を測定するためにウェーハからチップをピックアップする際、これらのチッピングに起因する屑やエキスパンド屑がチップとともにピックアップされ、ウェーハ上に落下する場合がある。
また、ピックアップ不良によりピックアップしようとしたチップが破損し屑がウェーハ上に落下するおそれもある。
屑がウェーハ上に落下し新たにピックアップしようとするチップ上に屑が付着しているとチップ上面を吸引保持できず、ピックアップ不良を引き起こしかねない。また、上面に屑が付着したチップがチップ破壊ユニットまで搬送され、屑が付着した状態でチップが破壊された場合には、測定結果が正確なものにはならない。
更に、測定すべきチップがピックアップされたウェーハは、試験装置外に出されて次工程に送られるが、ウェーハ上に屑が付着した状態で試験装置外にウェーハを搬出すると、例えば試験装置がクリーンルーム内に配設されている場合はクリーンルームを汚染させるおそれもあるため、好ましくない。
本発明の目的は、複数の測定対象のチップに分割されたウェーハの上面から屑を除去することができる試験装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の試験装置は、試験装置であって、搬出入ユニットによりカセットから搬出された複数のチップに分割されたウェーハとウェーハが貼着されたテープとテープの外周が貼着されることで開口内にウェーハを収容する環状フレームとからなるウェーハユニットを保持するフレーム固定ユニットと、該ウェーハユニットからチップをピックアップするピックアップ機構と、該ピックアップ機構でピックアップされたチップの強度を測定する測定機構と、該ピックアップ機構でチップがピックアップされたウェーハの上面から屑を吸引し回収する屑回収機構と、を備え、該屑回収機構は、ウェーハの上面に対面した吸引口を含む吸引部と、該吸引部から吸引源に接続する吸引路と、該吸引路中に配置された屑回収部と、を備え、該吸引部をウェーハの上面に近接離反する方向に相対移動させるとともに、該フレーム固定ユニットを、該搬出入ユニットにより該カセットから搬出された該ウェーハユニットを保持する位置から該ピックアップ機構により該チップがピックアップされる位置まで移動させて、該ウェーハの上面に平行な吸引方向に相対移動させる移動機構を備え、該フレーム固定ユニットが、該搬出入ユニットにより該カセットから搬出された該ウェーハユニットを保持する位置から該ピックアップ機構により該チップがピックアップされる位置まで移動する前に、該吸引部をウェーハの上面に近接させて、該フレーム固定ユニットが、該搬出入ユニットにより該カセットから搬出された該ウェーハユニットを保持する位置から該ピックアップ機構により該チップがピックアップされる位置まで移動する際に、該吸引部で該屑を吸引し回収することを特徴とする。
前記試験装置において、該屑回収部は、シート状に形成され、かつ該吸引路の底面に配置されているとともに、該底面から上方に向かうにしたがって徐々に該吸引口から離れる方向に傾斜した屑落下防止部材を備えても良い。
前記試験装置において、該屑回収機構は、該吸引口の少なくとも一部を囲繞するブラシを有し、該吸引方向の後方に該ブラシが位置づけられ、該ブラシで掃き出された屑を該吸引部で吸引しても良い。
前記試験装置において、該吸引口の幅は、ウェーハの直径以上に設定され、該吸引口の幅方向に直交する方向に該吸引方向が設定されても良い。
本発明は、複数の測定対象のチップに分割されたウェーハの上面から屑を除去することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る試験装置の構成例の一部を示す斜視図である。 図2は、図1に示された試験装置の要部の斜視図である。 図3は、図1に示された試験装置の測定対象のチップに分割されたウェーハを備えるウェーハユニットの斜視図である。 図4は、図1中のIV-IV線に沿う断面図である。 図5は、図4中のV-V線に沿う断面図である。 図6は、図1に示された試験装置の屑回収機構がウェーハの表面に付着した屑を回収する状態を模式的に示す断面図である。 図7は、実施形態1の変形例に係る試験装置の屑回収機構の吸引部の断面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る試験装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る試験装置の構成例の一部を示す斜視図である。図2は、図1に示された試験装置の要部の斜視図である。図3は、図1に示された試験装置の測定対象のチップに分割されたウェーハを備えるウェーハユニットの斜視図である。
実施形態1に係る図1及び図2に示す試験装置1は、図3に示すウェーハユニット17のテープ15から試験片であるチップ14をピックアップし、少なくともチップ14を撮像するとともに、撮像したチップ14を破壊して、チップ14の抗折強度を測定する装置である。
(ウェーハユニット)
実施形態1では、ウェーハユニット17は、図3に示すように、複数のチップ14に分割されたウェーハ10と、ウェーハ10が貼着されたテープ15と、テープ15の外周が貼着されることで開口19内にウェーハ10を収容する環状フレーム16とからなる。ウェーハ10は、シリコン、サファイア、ガリウムなどを基板11とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等である。
ウェーハ10は、基板11の表面11-1に格子状に形成された複数の分割予定ライン12によって区画された領域にデバイス13が形成されている。実施形態1において、ウェーハ10は、外周に環状フレーム16が装着された円板状のテープ15が表面11-1の裏側の裏面11-2に貼着されて、環状フレーム16に支持されて、ウェーハユニット17を構成している。
また、ウェーハ10は、分割予定ライン12に沿って切削加工等が施されて、個々のチップ14に個片化されている。即ち、ウェーハ10は、チップ14間にウェーハ10自体を貫通した切削溝18が形成されている。なお、チップ14は、基板11の一部とデバイス13とで構成され、表面11-1(実施形態1では上面に相当)と、表面11-1の裏側の裏面11-2(実施形態1では下面に相当)と、表面11-1から裏面11-2とに至る複数の側面とを有している。
なお、実施形態1では、ウェーハ10は、基板11の表面11-1にデバイス13が形成されているが、本発明では、試験装置1がウェーハ10を個々のチップ14に分割する所謂後工程の加工条件の妥当性を評価するために用いられる場合には、表面11-1にデバイス13が形成されていなくても良い。
なお、前述した構成のウェーハユニット17は、チップ14がピックアップされる際に、ウェーハ10を個々のチップ14に分割した際等で生じた屑がチップ14とともにピックアップされ、ウェーハ10の表面11-1上に落下することがある。即ち、ウェーハユニット17は、ウェーハ10の表面11-1に屑が付着していることがある。
(試験装置)
試験装置1は、図1に示すように、装置本体2上に設けられウェーハユニット17を複数収容するカセット4が載置されるカセット載置台3と、カセット4にウェーハユニット17を出し入れする搬出入ユニット5と、カセット4から搬出されたウェーハユニット17又はカセット4に搬入される前のウェーハユニット17が仮置きされる一対の仮置きレール6と、フレーム固定ユニット7と、フレーム固定ユニット7をY軸方向とX軸方向とに移動する移動機構30と、突き上げユニット40と、撮像カメラ50と、ピックアップ機構60と、保持具移動ユニット70(図2に示す)と、撮像装置100と、測定機構である強度測定ユニット200と、屑回収機構80と、制御ユニット400とを備える。
カセット4は、複数のウェーハユニット17を鉛直方向と平行なZ軸方向に間隔をあけて収容する収容容器であって、ウェーハユニット17を出し入れする開口8が設けられている。カセット載置台3は、上面にカセット4が載置され、カセット4をZ軸方向に昇降させる。
一対の仮置きレール6は、装置本体2上でかつカセット載置台3に載置されるカセット4の開口8の幅方向の両端に設けられ、水平方向と平行なY軸方向に直線状に延びている。一対の仮置きレール6は、互いに平行に配置され、Y軸方向に直交しかつ水平方向と平行なX軸方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。一対の仮置きレール6は、ウェーハユニット17の環状フレーム16が仮置きされる。
搬出入ユニット5は、図示しない移動機構によりY軸方向に移動自在に設けられている。搬出入ユニット5は、カセット4からウェーハユニット17を搬出して、仮置きレール6上に仮置きした後、フレーム固定ユニット7の降下したフレーム支持部材22の上面までウェーハユニット17を搬出して、フレーム支持部材22の上面に載置する。また、搬出入ユニット5は、フレーム固定ユニット7の降下したフレーム支持部材22の上面上のウェーハユニット17を仮置きレール6を介してカセット4内に搬入する。
(フレーム固定ユニット)
フレーム固定ユニット7は、ウェーハユニット17のテープ15のウェーハ10の周囲に配置された環状フレーム16即ちピックアップすべきチップ14の周囲に配置された環状フレーム16を保持し、固定するものである。フレーム固定ユニット7は、移動テーブル21上に設置されている。フレーム固定ユニット7は、環状のフレーム支持部材22と、フレーム支持部材22の上方に配置されかつ固定された環状のフレーム押さえ部材23と、フレーム支持部材22を昇降させる図示しない昇降機構とを備える。
フレーム支持部材22は、上昇される前では上面が仮置きレール6の上面と同一平面上に位置して、ウェーハユニット17の環状フレーム16が載置される。フレーム固定ユニット7は、フレーム支持部材22の上面にウェーハユニット17の環状フレーム16が載置されると、昇降機構がフレーム支持部材22を上昇させて、フレーム押さえ部材23とフレーム支持部材22との間に環状フレーム16を挟み込む。フレーム固定ユニット7は、フレーム押さえ部材23とフレーム支持部材22との間に環状フレーム16を挟み込んで、テープ15のウェーハ10の周囲に配置された環状フレーム16を保持、固定し、ウェーハユニット17を固定する。
(移動機構)
移動機構30は、装置本体2上に設けられかつ移動テーブル21をX軸方向に移動するX軸移動機構31と、X軸移動機構31によりX軸方向に移動される移動テーブル21上に設けられかつフレーム固定ユニット7をY軸方向に移動するY軸移動機構32とを備える。X軸移動機構31は、一対の仮置きレール6とY軸方向に並ぶ位置と一対の仮置きレール6から離れる位置とに亘って移動テーブル21即ちフレーム固定ユニット7をX軸方向に移動する。各移動機構31,32は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ33,34、ボールねじ33,34を軸心回りに回転させる周知のモータ35,36及び移動テーブル21又はフレーム固定ユニット7をX軸方向又はY軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール37,38を備える。
(突き上げユニット)
突き上げユニット40は、X軸移動機構31により一対の仮置きレール6から離れる位置に位置付けられたフレーム固定ユニット7の下方に配置される。突き上げユニット40は、装置本体2の凹部9内に設けられ、X軸移動機構31により一対の仮置きレール6から離れる位置に位置付けられたフレーム固定ユニット7で固定されたウェーハユニット17のテープ15を介していずれかのチップ14を突き上げるものである。
突き上げユニット40は、全体が一体として、モータ等で構成される昇降機構(図示せず)と接続され、Z軸方向に沿って昇降する。突き上げユニット40は、中空の円筒状に形成されたテープ保持部41と、テープ保持部41の内部に配置された四角柱状の突き上げ部42とを有する。テープ保持部41の上面は、水平方向と平行に平坦に形成され、テープ保持部41の周方向に沿って同心円状に形成された複数の吸引溝が形成されている。吸引溝はそれぞれ、突き上げユニット40の内部に形成された吸引路及び開閉弁を介して、エジェクタ等でなる吸引源に接続している。
突き上げ部42は、上面の平面形状がチップ14の平面形状よりも小さい四角形に形成されている。突き上げ部42は、モータ等で構成される昇降ユニットと接続され、Z軸方向に沿って昇降する。
突き上げユニット40は、フレーム固定ユニット7で保持された環状フレーム16を含むウェーハユニット17が上方に位置付けられた状態で、テープ保持部41の上面の吸引溝が吸引源により吸引されて、テープ保持部41の上面にピックアップすべきチップ14の周囲のテープ15を吸引保持する。突き上げユニット40は、テープ保持部41の上面にピックアップすべきチップ14の周囲のテープ15を吸引保持して、突き上げ部42が上昇されることで、チップ14をテープ15よりも上方に突き上げて、チップ14の外周縁をテープ15から剥離する。なお、突き上げユニット40の寸法は、チップ14のサイズに応じて適宜調整される。
(撮像カメラ)
撮像カメラ50は、X軸移動機構31により一対の仮置きレール6から離れる位置に位置付けられたフレーム固定ユニット7の上方に配置される。撮像カメラ50は、X軸移動機構31により一対の仮置きレール6から離れる位置に位置付けられたフレーム固定ユニット7で保持された環状フレーム16を含むウェーハユニット17のウェーハ10の突き上げユニット40の突き上げ部42により突き上げられるチップ14及びこのチップ14の周囲を撮像して、撮像画像を形成するものである。
撮像カメラ50は、フレーム固定ユニット7で保持された環状フレーム16を含むウェーハユニット17のウェーハ10の突き上げユニット40の突き上げ部42により突き上げられるチップ14及びこのチップ14の周囲を撮像する撮像素子(即ち、画素)を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。
撮像カメラ50は、フレーム固定ユニット7で保持された環状フレーム16を含むウェーハユニット17のウェーハ10の突き上げユニット40の突き上げ部42により突き上げられるチップ14及びこのチップ14の周囲を撮影して、ウェーハ10の突き上げユニット40により突き上げられるピックアップすべきチップ14と突き上げユニット40との位置合わせを行なうため等の撮像画像を取得し、取得した撮像画像を制御ユニット400に出力する。
(ピックアップ機構)
ピックアップ機構60は、ウェーハユニット17のウェーハ10から突き上げユニット40により突き上げられたチップ14をピックアップするものである。ピックアップ機構60は、保持具移動ユニット70によりY軸方向とZ軸方向とに移動される移動基台61と、移動基台61から保持具移動ユニット70から離れる方向にX軸方向に延在したアーム62と、アーム62の先端に回動部64を介して接続されかつチップ14を保持する保持具63とを備える。
保持具63は、X軸移動機構31により一対の仮置きレール6から離れる位置に位置付けられたフレーム固定ユニット7で固定されたウェーハユニット17を挟んで突き上げユニット40の突き上げ部42に対面する下面65を有している。下面65の平面形状は、チップ14の同等の大きさの四角形に形成されている。下面65には、吸引路66及び図示しない開閉弁等を介してエジェクタ等からなる吸引源68に接続した吸引溝が形成されている。吸引路66には、この吸引路66内の圧力を測定する圧力センサ69が接続している。圧力センサ69は、測定結果を制御ユニット400に出力する。
保持具63は、下面65に突き上げ部42で突き上げられたチップ14を接触させた状態で、吸引溝が吸引源68により吸引されて、チップ14を下面65に吸引保持する。保持具63は、下面65に突き上げユニット40の突き上げ部42で突き上げられたチップ14を吸引保持し、保持具移動ユニット70により上昇されることで、下面65に吸引保持したチップ14をテープ15からピックアップする。
また、実施形態1では、試験装置1は、突き上げユニット40の上面側にテープ15からピックアップすべき際にチップ14にかかる荷重を測定する測定手段であるロードセルを備えても良い。ロードセルは、測定結果を制御ユニット400に出力する。なお、本発明では、測定手段であるロードセルをピックアップ機構60の保持具63の下面65側に設けても良い。
回動部64は、保持具63をZ軸方向と平行な軸心回りに回転するものである。回動部64は、回動アーム67と、図示しない回動機構とを備える。回動アーム67は、下端に保持具63を取り付けている。回動アーム67は、アーム62の先端にZ軸方向と平行な軸心回りに設けられている。回動機構は、保持具63を回動アーム67とともに軸心回りに回転する。なお、回動機構は、アーム62等に取り付けられたモータなどにより構成されても良い。
(保持具移動ユニット)
保持具移動ユニット70は、保持具63をZ軸方向とY軸方向とに沿って移動させるものである。保持具移動ユニット70は、チップ14をテープ15からピックアップするピックアップ位置と、撮像装置100の側面撮像カメラ121で保持具63に保持したチップ14の側面が撮像される撮像位置と、強度測定ユニット200の支持ユニット210の図示しない一対の支持部上にチップ14が載置して、チップ14が強度測定ユニット200により抗折強度が測定される測定位置との間で、保持具63を移動させる。保持具移動ユニット70は、保持具63をピックアップ位置と測定位置との間で移動することで、保持具63でピックアップされたチップ14を強度測定ユニット200の支持ユニット210に搬送する。
保持具移動ユニット70は、図2に示すように、装置本体2上に設けられかつ移動テーブル73をY軸方向に移動する第2Y軸移動機構71と、第2Y軸移動機構71によりY軸方向に移動される移動テーブル73上に設けられかつ移動基台61即ちピックアップ機構60をZ軸方向に移動するZ軸移動機構72とを備える。
第2Y軸移動機構71は、突き上げユニット40のテープ保持部41の上面と保持具63の下面65がZ軸方向に対面するピックアップ位置から移動テーブル73即ちピックアップ機構60をY軸方向に沿って強度測定ユニット200に向かって移動する。各移動機構71,72は、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ74,75、ボールねじ74,75を軸心回りに回転させる周知のモータ76,77及び移動テーブル73又はピックアップ機構60をY軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレール78,79を備える。
(撮像装置)
撮像装置100は、チップ14の表面11-1、裏面11-2及び側面を撮像して観察するものである。撮像装置100は、図1及び図2に示すように、装置本体2上の突き上げユニット40のY軸方向の隣に配置された下方撮像ユニット101と、チップ14の上下を反転するチップ反転機構110と、側方撮像ユニット120とを備える。
下方撮像ユニット101は、ピックアップ機構60の保持具63に保持されたチップ14を下方から撮像する下方撮像カメラ102を備える。下方撮像カメラ102は、保持具63の移動経路と重なる位置に配置されている。下方撮像ユニット101は、下方撮像カメラ102がチップ14を下方から撮像し、撮像して得た画像を制御ユニット400に出力する。
チップ反転機構110は、チップ14の表面11-1及び裏面11-2の上下を反転するもの、即ち、チップ14を裏返すものである。チップ反転機構110は、下方撮像ユニット101とY軸方向に並びかつ下方撮像ユニット101よりも突き上げユニット40から離れた位置に配置されている。チップ反転機構110は、チップ14を支持する柱状のチップ支持台111と、反転機構112とを備える。
チップ支持台111は、装置本体2から上方に向かって延びており、下方撮像カメラ102とY軸方向に並ぶ位置(即ち、保持具63の移動経路と重なる位置)に配置されている。チップ支持台111は、上面が水平方向と平行に平坦に形成され、上面上にピックアップ機構60の保持具63により搬送されたチップ14を支持する。また、チップ支持台111は、図示しない回転駆動源と接続されており、回転駆動源によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転する。
反転機構112は、チップ支持台111の上方に配置されている。反転機構112は、先端部でチップ14を保持した状態で、X軸方向と平行な軸心回りに基底部113を180°回転可能に構成されている。
チップ反転機構110は、チップ14の上下に反転する際、ピックアップ機構60の保持具63により搬送されたチップ14をチップ支持台111の上面に支持し、チップ14を支持したチップ支持台111の上面に対して、図1及び図2中に実線で示す位置から基底部151を180°回転させて、図1及び図2中に点線で示す位置に位置付ける。チップ反転機構110は、先端部にチップ14を吸引保持し、基底部113を180°回転して、チップ14の上下を反転する。
チップ反転機構110により反転されたチップ14は、ピックアップ機構60の保持具63により吸引保持されて、チップ反転機構110の先端部の吸引保持が停止される。このように、チップ反転機構110は、チップ14の上下を反転する。
なお、試験装置1は、保持具63の移動経路と重なる位置にチップ支持台111を設けているため、保持具63によってチップ14をチップ支持台111の上面に配置できる。
側方撮像ユニット120は、チップ14を側方から即ちチップ14の側面を撮像するものである。側方撮像ユニット120は、下方撮像ユニット101のY軸方向の隣に配置され、実施形態1では、下方撮像ユニット101とチップ反転機構110との間に配置されている。
側方撮像ユニット120は、チップ14の側面11-3を撮像するカメラである側面撮像カメラ121を有する。側面撮像カメラ121は、ピックアップ機構60の保持具63に吸引保持されたチップ14の側面を撮影可能な位置に配置され、実施形態1では、ピックアップ機構60の保持具63に吸引保持されたチップ14の側面とX軸方向に対面する位置に配置されている。側面撮像カメラ121は、チップ14の側面を撮像する撮像素子を有する。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。
側面撮像カメラ121は、カメラ移動機構122によりX軸方向の位置が調整されて、ピックアップ機構60の保持具63に吸引保持されたチップ14の側面に焦点を合わせて、側面を撮像し、撮像して得た撮像画像を制御ユニット400に出力する。
側方撮像ユニット120は、ピックアップ機構60の保持具63に吸引保持されたチップ14の一つの側面を側面撮像カメラ121によって撮像する。その後、回動部64により保持具63を軸心回りに回転させた後、側面撮像カメラ121によってチップ14の他の側面を撮像する。このようにして、側方撮像ユニット120は、側面撮像カメラ121によってチップ14の全ての側面(例えば、チップ14の4辺の側面)を撮像し、チップ14の厚さや、チップ14に形成された欠けの大きさ等を含んだ撮像画像を得て、得た撮像画像を制御ユニット400に出力する。
実施形態1において、側方撮像ユニット120は、ピックアップ機構60の保持具63に吸引保持されたチップ14の側面を側面撮像カメラ121によって撮像するので、チップ14をチップ支持台111で支持することなくチップ14の側面を観察できるため、チップ14をチップ支持台111上に配置することによってチップ14の裏面11-2等が傷つくことを防止できる。
上記の下方撮像ユニット101及び側方撮像ユニット120により、撮像装置100は、保持具63にピックアップされたチップ14の表面11-1、裏面11-2及び側面を撮像する。なお、本発明では、チップ14の側面を撮像する側面撮像カメラ121は、チップ支持台111の上面に支持されたチップ14の側面を撮像可能な位置に設けられて、チップ支持台111の上面に支持されたチップ14の側面を撮像しても良い。
(強度測定ユニット)
強度測定ユニット200は、ピックアップ機構60でピックアップされたチップ14の抗折強度を測定する測定機構である。強度測定ユニット200は、撮像装置100とY軸方向の隣に配置され、実施形態1では、チップ反転機構110よりも突き上げユニット40から離れた側に配置されている。また、実施形態1では、強度測定ユニット200は、保持具63の移動経路と重なる位置に配置されている。
強度測定ユニット200は、支持ユニット210と、押圧ユニット220とを備える。支持ユニット210は、ピックアップ機構60の保持具63によりピックアップされかつ撮像装置100により表面11-1、裏面11-2及び側面が撮像されたチップ14を支持するものである。支持ユニット210は、保持具63の移動経路と重なる位置に配置されている。このために、保持具移動ユニット70は、保持具63を突き上げユニット40にZ軸方向に対向する位置から支持ユニット210とZ軸方向に対向する位置に移動する。
支持ユニット210は、所定間隔を有して配設され、チップ14の裏面11-2を支持する図示しない一対の支持部を備える。一対の支持部は、X軸方向に互いに所定間隔をあけて配設されている。
押圧ユニット220は、支持ユニット210に支持されたチップ14を圧子221で押圧し、チップ14の押圧時に押圧ユニット220にかかる荷重を測定するとともに、支持ユニット210に支持されたチップ14を押圧して破壊するものである。押圧ユニット220は、支持ユニット210の上方に設けられている。
押圧ユニット220は、図1及び図2に示すように、圧子221と、圧子移動ユニット222と、荷重測定器223とを備える。
圧子221は、支持ユニット210よりも上方で、且つ、チップ14の裏面11-2を支持する一対の支持部の間の上方に配置されている。圧子移動ユニット222は、一対の支持部で支持されたチップ14に対して圧子221をZ軸方向に沿って相対的に近接移動させるものである。圧子移動ユニット222は、圧子221を下端に支持して、圧子221を支持ユニット210の一対の支持部211の間とZ軸方向に沿って対向させて、圧子221をZ軸方向に沿って昇降移動させる。
荷重測定器223は、圧子221が支持部211で支持されたチップ14を押圧する荷重を測定するものである。実施形態1では、荷重測定器223は、圧子移動ユニット222によって圧子221とともにZ軸方向に沿って昇降移動される。荷重測定器223は、周知のロードセル等により構成され、圧子221が一対の支持部211で支持されたチップ14を押圧する荷重を測定し、測定結果を制御ユニット400に出力する。
強度測定ユニット200は、チップ14の抗折強度を測定する際は、一対の支持部上に保持具63等によりチップ14が載置される。このとき、チップ14は、両端部が一対の支持部によって支持され、中央が一対の支持部間と重なる。
強度測定ユニット200は、圧子221を圧子移動ユニット222により降下させて、圧子221でチップ14を押圧し、チップ14を押圧する圧子221にかかる荷重(Z軸方向の力)を荷重測定器223によって測定し、測定結果を適宜制御ユニット400に出力しながら圧子221でチップ14を破壊する。強度測定ユニット200は、チップ14の一対の支持部及び圧子221を用いた3点曲げ試験を行い、この3点曲げ試験により、チップ14の曲げ強度(抗折強度)を測定し、測定結果を制御ユニット400に出力する。
(屑回収機構)
図4は、図1中のIV-IV線に沿う断面図である。図5は、図4中のV-V線に沿う断面図である。屑回収機構80は、ウェーハ10の表面11-1に付着した屑を回収して、ウェーハ10の表面11-1から屑を除去するものである。
屑回収機構は、図4に示すように、吸引部81と、吸引路82と、屑回収部83と、移動機構84(図1及び図2に示す)とを備える。吸引部81は、環状フレーム16がフレーム固定ユニット7により固定され、移動機構30によりX軸方向に移動されるウェーハユニット17のウェーハ10の上方に配置されている。吸引部81は、実施形態1では、搬出入ユニット5により仮置きレール6を介してカセット4に搬入出されるウェーハユニット17の環状フレーム16がフレーム支持部材22の上面に載置される位置のフレーム固定ユニット7と凹部9との間に配置されている。また、吸引部81は、内側の空間を設けた柱状に形成され、長手方向がY軸方向と平行であるとともに、Y軸方向の全長がウェーハ10の直径10-1(図1及び図3に示す)以上に設定されている。
吸引部81は、環状フレーム16がフレーム固定ユニット7により固定され、移動機構30によりX軸方向に移動されるウェーハユニット17のウェーハ10が下方を通過する。吸引部81は、下方を通過するウェーハユニット17の対面する吸引口85を含んでいる。吸引口85は、吸引部81の下方を通過するウェーハユニット17の対面する底壁811と最も凹部9寄りの一つの側壁812とを貫通しており、吸引部81の長手方向に沿って延在し、吸引部81の全長に亘って設けられている。また、吸引口85のY軸方向の全長851(図5に示し、幅に相当する)がウェーハ10の直径10-1以上に設定されている。
吸引路82は、吸引部81のX軸方向の凹部9から離れた側の端部に連なった回収部外殻86内の空間と、回収部外殻86に接続した吸引配管87とにより構成されている。回収部外殻86は、吸引部81の長手方向に沿って延在し、吸引部81の全長に亘って吸引部81の凹部9から離れた側の端部に連なり、内側に空間を設けている。回収部外殻86は、X軸方向に沿って吸引口85から離れた端部に吸引配管87が接続した開口861が設けられている。吸引配管87は、開閉弁821を設け、吸引源822に接続している。
吸引路82は、開閉弁821を介して吸引源822に接続している。即ち、吸引路82は、吸引部81から吸引源822に接続している。吸引路82は、開閉弁821が開いて、吸引源822により吸引されると、吸引口85を通して、吸引部81の下方を通過するウェーハ10の表面11-1上を吸引する。このときの吸引路82内の気体の吸引方向823は、吸引路82が吸引部81のX軸方向の凹部9から離れた側の端部に連なった回収部外殻86内の空間と回収部外殻86のX軸方向に沿って吸引口85から離れた端部に設けられた開口861に接続した吸引配管87とに構成されるので、X軸方向と平行になる。即ち、吸引口85の幅方向であるY軸方向に直交するX軸方向に吸引方向823が設定される。
屑回収部83は、吸引部81の前述した凹部9から離れた側の端部に連なりかつ内側の空間を設けた回収部外殻86の内側に配置されている。即ち、屑回収部83は、吸引路82中に配置されている。
屑回収部83は、屑落下防止部材831と、フィルタ832とを備える。屑落下防止部材831は、回収部外殻86の底面即ち吸引路82の底面に配置されている。屑落下防止部材831は、可撓性を有する材料からなりシート状に形成されている。屑落下防止部材831は、幅方向の一端が回収部外殻86の底面に連なって、吸引路82内にY軸方向の全長に亘って設けられている。屑落下防止部材831は、回収部外殻86の底面から上方に向かうにしたがって徐々に吸引口85から離れる方向に水平方向と鉛直方向との双方に対して傾斜している。
フィルタ832は、開口861内に取り付けられて、開口861を塞いでいる。フィルタ832は、気体の通過を許容するとともに、前述した屑の通過を規制する。
移動機構84は、吸引部81をこの吸引部81の下方を通過するウェーハ10の表面11-1に近接離反する方向であるZ軸方向に相対移動させるとともに、吸引部81の下方を通過するウェーハ10の表面11-1に平行な吸引方向823即ちX軸方向に吸引部81を相対移動させるものである。
実施形態1において、移動機構84は、吸引部移動ユニット841と、前述したX軸移動機構31とで構成されている。吸引部移動ユニット841は、吸引部81をZ軸方向に沿って昇降させることで、吸引部81とウェーハ10の表面11-1とをZ軸方向に相対移動させる。X軸移動機構31は、ウェーハユニット17の環状フレーム16を固定したフレーム固定ユニット7をX軸方向に移動させることで、吸引部81とウェーハユニット17のウェーハ10の表面11-1とを吸引方向823と平行なX軸方向に相対移動させる。
実施形態1において、屑回収機構80は、図4及び図5に示すように、ブラシ88を有している。ブラシ88は、吸引部81の吸引口85が貫通した側壁812の下端に取り付けられ、側壁812から下方に向かって延在しているとともに、全長に亘って側壁812に取り付けられている。ブラシ88は、側壁812に取り付けられることで、吸引口85の少なくとも一部を囲繞するとともに、吸引口85の吸引方向823の後方に位置付けられる。
ブラシ88は、複数の繊維881で構成される。繊維881は、直線状に伸びかつ互いに平行に配置されているとともに、側壁812の下端から下方に延在している。実施形態1において、繊維881は、可撓性を有する樹脂により構成されている。ブラシ88の各繊維881の下端は、吸引部81の下面よりも下方に突出して、下端部が吸引部81の下方を通過するウェーハ10の表面11-1に当接する。
(制御ユニット)
制御ユニット400は、撮像装置100の上述した各構成要素をそれぞれ制御して、チップ14の表面11-1、裏面11-2及び側面を撮像する撮像動作を試験装置1に実施させるものである。また、制御ユニット400は、試験装置1の上述した各構成要素をそれぞれ制御して、チップ14の抗折強度を測定するなどの各チップ14に対する測定動作を試験装置1に実施させるものでもある。
制御ユニット400は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有するコンピュータである。制御ユニット400の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、試験装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して試験装置1の上述した各ユニットに出力する。
また、制御ユニット400は、測定動作の状態や画像などを表示する表示画面301を有する表示手段である表示ユニット300(図1に示す)と、オペレータが試験装置1の制御ユニット400に情報などを入力する際に用いる入力手段であるタッチパネル302(図1に示す)とが接続されている。表示ユニット300は、液晶表示装置などにより構成される。タッチパネル302は、表示ユニット300の表示画面301に重ねられる。
(測定動作)
次に、前述した試験装置1のチップ14をピックアップし、ピックアップしたチップ14の抗折強度を測定する測定動作を説明する。図6は、図1に示された試験装置の屑回収機構がウェーハの表面に付着した屑を回収する状態を模式的に示す断面図である。
試験装置1は、オペレータが複数のウェーハユニット17を収容したカセット4をカセット載置台3に設置し、タッチパネル302を操作して、測定内容情報を制御ユニット400に入力し、制御ユニット400がオペレータの測定動作の開始指示を受け付けると、測定動作を開始する試験装置1により実施される。なお、測定内容情報は、各ウェーハユニット17の測定対象の各チップ14の位置を含む。
実施形態1では、試験装置1は、各ウェーハユニット17から測定対象のチップ14を一つずつ順にピックアップする。なお、本明細書では、測定動作の実施中に、チップ14をピックアップする度に、オペレータがタッチパネル等を操作して、テープ15からピックアップするチップ14を選定しても良い。
測定動作では、試験装置1は、制御ユニット400が搬出入ユニット5を制御して測定対象のチップ14を含むウェーハユニット17をカセット4から搬出させて一対の仮置きレール6上に仮置きさせ、搬出入ユニット5を制御して、仮置きレール6上に仮置きされたウェーハユニット17の環状フレーム16をフレーム固定ユニット7の降下したフレーム支持部材22上に載置させる。試験装置1は、制御ユニット400が、フレーム固定ユニット7を制御して、フレーム支持部材22を上昇させて、フレーム押さえ部材23とフレーム支持部材22との間に環状フレーム16即ちテープ15のピックアップすべきチップ14の周囲を挟み込んで、ウェーハユニット17をフレーム固定ユニット7で固定する。
測定動作では、試験装置1は、制御ユニット400が、測定内容情報に基づいて移動機構30を制御してフレーム固定ユニット7を移動し、フレーム固定ユニット7で保持されたウェーハユニット17の次にピックアップすべきチップ14を突き上げユニット40の上方でかつ撮像カメラ50の下方に位置付ける。
なお、実施形態1では、試験装置1は、フレーム固定ユニット7を移動する前に、吸引部移動ユニット841を制御して吸引部81を下降させるとともに、開閉弁821を開いて、吸引源822により吸引口85を通して気体を吸引路82内に吸引する。このために、試験装置1は、フレーム固定ユニット7を撮像カメラ50の下方即ち凹部9の上方に向かって移動する際に、図6に示すように、ブラシ88がウェーハ10の表面11-1に当接して、ウェーハ10の移動とともに屑をウェーハ10の表面11-1から掃き出すとともに、ブラシ88で掃き出された屑を吸引口85を通して吸引部81で吸引路82内に吸引する。吸引路82内に吸引された屑は、フィルタ832の通過が規制され、前述した屑落下防止部材831と回収部外殻86の底面との間などに堆積する。
試験装置1は、制御ユニット400が、フレーム固定ユニット7に固定されたウェーハユニット17のウェーハ10の測定対象のチップ14を突き上げユニット40で突き上げさせて、ピックアップ機構60でテープ15から剥離、即ちピックアップする。
試験装置1は、制御ユニット400が、測定内容情報に基づいて、撮像装置100にピックアップしたチップ14の表面11-1、裏面11-2及び複数の側面のうちの少なくともいずれかを撮像させる。試験装置1は、制御ユニット400が、保持具移動ユニット70を制御して保持具63を測定位置まで移動させて、強度測定ユニット200の支持ユニット210の一対の支持部上にチップ14の裏面11-2を載置させる。
試験装置1は、制御ユニット400が、強度測定ユニット200を制御して圧子移動ユニット222により圧子221を降下させて、圧子221の先端をチップ14の中心19-3の表面11-1側に接触させ、チップ14を圧子221により押圧する。すると、チップ14の押圧によって圧子221にかかる荷重(Z軸方向の力)が、荷重測定器223によって測定され、測定結果が適宜制御ユニット400に出力される。
試験装置1は、制御ユニット400が、強度測定ユニット200を制御して、圧子221を更に降下させ、チップ14を破壊して、荷重測定器223によって測定された荷重の最大値等に基づいて、チップ14の抗折強度の値を算出する。試験装置1は、制御ユニット400が、撮像装置100が撮像して得た撮像画像等と強度測定ユニット200が測定した抗折強度と測定対象のチップ14のウェーハ10における位置とを対応付けて記憶する。
試験装置1は、ウェーハユニット17から測定内容情報に定められたチップ14を全てピックアップし、撮像装置100で撮像し、抗折強度を測定すると、フレーム固定ユニット7で固定したウェーハユニット17をカセット4内に搬入して、測定動作を終了する。
以上説明したように、実施形態1に係る試験装置1は、ウェーハ10の表面11-1から屑を掃き出して吸引し回収する屑回収機構80を備えるため、複数の測定対象のチップ14に分割されたウェーハ10の表面11-1から屑を除去することができるという効果を奏する。
実施形態1に係る試験装置1は、ウェーハ10の表面11-1から屑を除去することができるために、勿論測定対象のチップ14の表面11-1からも屑を除去でき、ピックアップしようとするチップ14の表面を吸引保持でき、測定対象のチップ14をピックアップすることができる。
また、実施形態1に係る試験装置1は、測定対象のチップ14の表面11-1からも屑を除去できるので、屑が付着した状態でチップ14が破壊されることを抑制でき、抗折強度の測定結果が正確なものにはならないことを抑制することができる。
また、実施形態1に係る試験装置1は、ウェーハ10の表面11-1から屑を除去することができるために、測定対象のチップ14がピックアップされた後のウェーハ10とともに屑が試験装置1外に搬出されることを抑制でき、試験装置1がクリーンルーム内に配設されている場合にクリーンルームが汚染されることを抑制することができる。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係る試験装置を図面に基づいて説明する。図7は、実施形態1の変形例に係る試験装置の屑回収機構の吸引部の断面図である。図7は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
変形例に係る試験装置1は、屑回収機構80-1が屑回収部83及びブラシ88を有することなく、吸引部81の上面に回収部外殻86が連なって、吸引方向823-1がZ軸方向と平行である事以外、実施形態1と同じである。
実施形態1の変形例に係る試験装置1は、ウェーハ10の表面11-1から屑を掃き出して吸引し回収する屑回収機構80-1を備えるため、実施形態1と同様に、複数の測定対象のチップ14に分割されたウェーハ10の表面11-1から屑を除去することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本発明では、屑回収機構80,80-1が、ウェーハ10が凹部9の上方に向かって移動させる際に限らず、ウェーハ10の表面11-1から屑を除去しても良い。
本発明では、試験装置1は、ピックアップ機構60の保持具63にチップ14を吸引保持した際に、圧力センサ69が測定した吸引路66内の圧力が所定の圧力を超えている場合、吸引保持の際又はもともとチップ14が割れていた可能性、又は、チップ14の表面11-1に屑が付着していると制御ユニット400が判定しても良い。試験装置1は、吸引保持の際又はもともとチップ14が割れていた可能性、又は、チップ14の表面11-1に屑が付着していると制御ユニット400が判定した場合、保持具63の吸引保持を停止して、吸引部81を下降させて、吸引部81の下方にウェーハ10を通過させて、屑回収機構80,80-1で屑を吸引、回収しても良い。なお、所定の圧力は、保持具63がチップ14をテープ15からピックアップ可能に吸引保持した時の吸引路66内の圧力よりも高い。
また、本発明では、試験装置1は、測定内容情報に定められたチップ14を全てピックアップしたウェーハユニット17をカセット4内に搬入する際に、吸引部81を下降させて、吸引部81の下方にウェーハ10を通過させて、屑回収機構80で屑を吸引、回収しても良い。
また、実施形態1では、試験装置1は、チップ14の抗折強度を測定したが、本発明では、チップ14に限らず、種々の試験片の強度を測定しても良い。
1 試験装置
10 ウェーハ
10-1 直径
11-1 表面(上面)
14 チップ
15 テープ
16 環状フレーム
19 開口
60 ピックアップ機構
80 屑回収機構
81 吸引部
82 吸引路
83 屑回収部
84 移動機構
85 吸引口
88 ブラシ
200 強度測定ユニット(測定機構)
822 吸引源
823,823-1 吸引方向
851 全長(幅)

Claims (4)

  1. 試験装置であって、
    搬出入ユニットによりカセットから搬出された複数のチップに分割されたウェーハとウェーハが貼着されたテープとテープの外周が貼着されることで開口内にウェーハを収容する環状フレームとからなるウェーハユニットを保持するフレーム固定ユニットと、
    ウェーハユニットからチップをピックアップするピックアップ機構と、
    該ピックアップ機構でピックアップされたチップの強度を測定する測定機構と、
    該ピックアップ機構でチップがピックアップされたウェーハの上面から屑を吸引し回収する屑回収機構と、を備え、
    該屑回収機構は、ウェーハの上面に対面した吸引口を含む吸引部と、
    該吸引部から吸引源に接続する吸引路と、
    該吸引路中に配置された屑回収部と、を備え、
    該吸引部をウェーハの上面に近接離反する方向に相対移動させるとともに、該フレーム固定ユニットを、該搬出入ユニットにより該カセットから搬出された該ウェーハユニットを保持する位置から該ピックアップ機構により該チップがピックアップされる位置まで移動させて、該ウェーハの上面に平行な吸引方向に相対移動させる移動機構を備え、
    該フレーム固定ユニットが、該搬出入ユニットにより該カセットから搬出された該ウェーハユニットを保持する位置から該ピックアップ機構により該チップがピックアップされる位置まで移動する前に、該吸引部をウェーハの上面に近接させて、該フレーム固定ユニットが、該搬出入ユニットにより該カセットから搬出された該ウェーハユニットを保持する位置から該ピックアップ機構により該チップがピックアップされる位置まで移動する際に、該吸引部で該屑を吸引し回収する試験装置。
  2. 該屑回収部は、シート状に形成され、かつ該吸引路の底面に配置されているとともに、該底面から上方に向かうにしたがって徐々に該吸引口から離れる方向に傾斜した屑落下防止部材を備える請求項1に記載の試験装置。
  3. 該屑回収機構は、該吸引口の少なくとも一部を囲繞するブラシを有し、
    該吸引方向の後方に該ブラシが位置づけられ、該ブラシで掃き出された屑を該吸引部で吸引する、請求項2に記載の試験装置。
  4. 該吸引口の幅は、ウェーハの直径以上に設定され、
    該吸引口の幅方向に直交する方向に該吸引方向が設定される、請求項2または請求項3に記載の試験装置。
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