JP7772022B2 - 巻取位置制御方法、巻取装置及び鋼板の製造方法 - Google Patents
巻取位置制御方法、巻取装置及び鋼板の製造方法Info
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Description
特許文献1には、尾端位置の決定に巻取装置前に幅方向に中央1つと両側に1個以上設置されたセンサにより尾端形状を把握し制御する技術が開示されている。具体的には、圧延材の尾端形状に関わらず正確な尾端検出を行うことのできる圧延材尾端検出方法および装置を得ることを目的とする。そして、圧延材尾端検出方法は、圧延設備の巻取り機に巻取られる圧延材の幅方向に並んで、搬送路中央およびその左右にHMD(熱塊検出器)を配置し、圧延材の搬送中に上記すべてのHMDがONからOFFになるタイミングにより圧延材の尾端位置を検出する技術である。
そのため、鋼帯の停止が目標とする位置から外れると、設備改造費が高価となると共に、設備改造を行う間は鋼材用加熱炉の操業を停止する必要があるため、機会損失が大きく経済的ではないという問題がある。
[2]上記の[1]において、前記画像解析ステップでは、撮影された画像の色差に基づいて解析を行う巻取位置制御方法である。
[3]鋼帯をマンドレルで巻き取りコイルにする巻取装置であって、巻取装置内の鋼帯の巻き取りをカメラで撮影するカメラ撮影部と、撮影された画像を解析する画像解析部と、
画像の解析により鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた瞬間を特定する尾端位置決定部と、前記尾端位置決定部で得られた情報から、鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた後、回転する前記巻き取りコイルが目標位置で停止するように、前記巻き取りコイルの回転及び回転角度を制御する巻取位置制御部と、を備える巻取装置である。
[4]上記の[3]において、前記画像解析部は、撮影された画像の色差に基づいて解析を行う巻取装置である。
[5]上記の[1]又は[2]に記載の巻取位置制御方法を用いる熱間圧延工程を含む鋼板の製造方法である。
図1に示す本実施形態のホットストリップミルは、加熱炉1から巻取装置までの概要を示した略線図である。粗圧延機2で圧延された粗バー20は仕上げ圧延機4によって圧延される。仕上げ圧延機により圧延された鋼帯21は、ホットランテーブル上で冷却水を噴射し、巻取機内4で十分なテンションをかけながら、巻取機内に設置されたレーザー計5で鋼帯の尾端検出を行い、尾端6をおよそ9時の位置に停止させ尾端制御の計算を行う。計算終了後に再度コイルを回転させ尾端を目標とする巻取位置に停止するように定位置停止制御を行う。
<巻取装置>
本実施形態に係る鋼帯の巻取装置は、巻取装置内の鋼帯の巻き取りをカメラで撮影するカメラ撮影部と、撮影された画像を解析する画像解析部と、画像解析により鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた瞬間を特定する尾端位置決定部と、尾端位置決定部で得られた情報から、鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた後、回転する巻き取りコイルが目標位置で停止するように、巻き取りコイルの回転及び回転角度を制御する巻取位置制御部を備える巻取装置である。
巻取装置内にむけてカメラ9を配置する。カメラの画像は、画像解析部で解析する。画像解析により鋼帯の尾端がラッパーロール7から離れた瞬間を特定する尾端位置決定部を設ける。画像解析部および尾端位置決定部は、例えば、解析用PC10を利用することができる。巻取位置制御部は、画像解析結果にもとづき鋼帯の尾端の停止位置制御の計算を実行するプロセスコンピューター12と、鋼帯の尾端を巻き取り、目標位置で停止する制御を実行するPLC13及び回転モーター14で構成する。なお、本発明に係る巻取装置の各部は、これら装置に限定されることはなく、本発明を実施できる機能を有するものであればよい。
本実施形態に係る鋼帯の尾端の巻取位置制御方法は、巻取装置内の鋼帯の巻き取りをカメラで撮影するカメラ撮影ステップと、撮影された画像を解析する画像解析ステップと、画像解析により鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた瞬間を特定する尾端位置決定ステップと、尾端位置決定ステップから得られた情報を停止コントローラに出力し、鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた後、回転する巻き取りコイルが目標位置で停止するように、巻き取りコイルの回転及び回転角度を制御する巻取位置制御ステップとを有するものである。
ここで、鋼帯の尾端が、巻取機による巻取前に配置されているピンチロール(図示なし)を通過した時点から、巻取装置内の画像が撮影できるように、コイル側面(コイル端面)を覆っている扉型アームを開く。
ラッパーロール7を鋼帯の尾端が通過し、その尾端がコイル表面から離れ落下したタイミングを、照明8で十分に明るくされた環境化下のビデオカメラ9で巻取装置内を撮影する。コイル側面(コイル端面)で、コイル表面部分を対象に撮影するのが好ましい。
ビデオ画像を画像解析PC10に取り込み画像解析を実行する。
画像は、コイル側面(コイル端面)が対象で、コイル表層を含み、コイル側面全視野の1/4視野とするのが好ましい。
画像解析PC10に取り込まれた画像は、L*a*b*表色系で数値化される。尾端がコイル表面から離れ、尾端が開く前の巻取機ハウジング11の色と、離れた後のハウジングをさえぎるコイル尾端6の色の色差から、コイル尾端落下判定を行い、プロセスコンピューター12に落下判定信号を出力する。
ここで、色差は、輝度を基準に判定する。
輝度の変化量、尾端が開く前の巻取機ハウジング輝度と離れた後のハウジングをさえぎるコイル尾端輝度の差が0.1cd/m2以上の場合、コイル尾端がその位置に存在すると判断する。
プロセスコンピューター12からPLC(停止コントローラ)13へコイル尾端落下判定の信号を出力する。PLC(停止コントローラ)13は、落下判定信号を受信後、コイルが回転して停止する目標位置までの回転および回転角度を計算し、巻取速度とモーターパルス数からモーター14の位置制御を行い、尾端を目標位置で停止させる。
(a)の解析前のビデオカメラは巻取機内のハウジングを捉えているが、(b)の解析時はコイル尾端がハウジングを隠すため、ビデオカメラはコイル内面を捉えることとなる。そのハウジングとコイル内面の色差判定を画像から行うことでコイル落下判定を行う。
本発明の実施例として、図1に示す熱延鋼板を製造する熱間圧延ラインの巻取装置に適用した例について説明する。
加熱炉で所定の抽出温度まで加熱されたスラブは、熱間圧延ラインで粗圧延し、仕上げ圧延して熱間圧延鋼帯とした。
続いて、熱間圧延された熱間圧延鋼帯は、マンドレルで巻き取られコイルとした。ここで、巻取装置内の鋼帯の巻き取りをカメラで撮影し、撮影された画像の色差を画像解析し、鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた瞬間を特定した。
ラッパーロールから離れた瞬間の画像解析情報を停止コントローラに出力し、鋼帯の尾端が、目標とするコイラ角度位置(α=40°、θ=95°)に停止するように、前記巻き取りコイルの回転及び回転角度を制御した。
D 巻取回転方向
1 加熱炉
2 粗圧延機
3 仕上圧延機
4 巻取機
5 レーザー計
6 コイル尾端
7 ラッパーロール
8 照明
9 ビデオカメラ
10 画像解析PC
11 ハウジング
12 プロセスコンピューター
13 PLC(停止コントローラ)
14 モーター
15 マンドレル
21 鋼帯
Claims (5)
- 熱間圧延鋼帯をマンドレルで巻き取りコイルにする際に鋼帯の尾端の巻取位置を制御する巻取位置制御方法であって、
前記鋼帯の尾端が、巻取機による巻取前に配置されているピンチロールを通過した時点から、巻取装置内の画像が撮影できるように側面を開く開始ステップと、
巻取装置内の鋼帯の巻き取りをカメラで撮影するカメラ撮影ステップと、
撮影された画像を解析する画像解析ステップと、
画像の解析により鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた瞬間を特定する尾端位置決定ステップと、
前記尾端位置決定ステップから得られた情報を停止コントローラに出力し、鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた後、回転する前記巻き取りコイルが目標位置で停止するように、前記巻き取りコイルの回転及び回転角度を制御する巻取位置制御ステップと、
を含む、巻取位置制御方法。 - 前記画像解析ステップでは、撮影された画像の色差に基づいて解析を行うことを特徴とする請求項1に記載の巻取位置制御方法。
- 熱間圧延鋼帯をマンドレルで巻き取りコイルにする巻取装置であって、
巻取装置内の鋼帯の巻き取りをカメラで撮影するカメラ撮影部と、
撮影された画像を解析する画像解析部と、
画像の解析により鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた瞬間を特定する尾端位置決定部と、
前記尾端位置決定部で得られた情報から、鋼帯の尾端がラッパーロールから離れた後、回転する前記巻き取りコイルが目標位置で停止するように、前記巻き取りコイルの回転及び回転角度を制御する巻取位置制御部と、
を備え、
巻取装置の外部に配置されたカメラ撮影部から巻取装置内の画像が撮影できるように巻取装置の側面が開くように構成されている巻取装置。 - 前記画像解析部は、撮影された画像の色差に基づいて解析を行う請求項3に記載の巻取装置。
- 請求項1又は2に記載の巻取位置制御方法を用いる熱間圧延工程を含む鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
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| JP2023078604A JP7772022B2 (ja) | 2023-05-11 | 2023-05-11 | 巻取位置制御方法、巻取装置及び鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2023078604A JP7772022B2 (ja) | 2023-05-11 | 2023-05-11 | 巻取位置制御方法、巻取装置及び鋼板の製造方法 |
Publications (2)
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| JP2024162745A JP2024162745A (ja) | 2024-11-21 |
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Family Applications (1)
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| JP2023078604A Active JP7772022B2 (ja) | 2023-05-11 | 2023-05-11 | 巻取位置制御方法、巻取装置及び鋼板の製造方法 |
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