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JP7824268B2 - 水中油型乳化組成物 - Google Patents
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JP7824268B2 - 水中油型乳化組成物 - Google Patents

水中油型乳化組成物

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JP7824268B2 JP2023217102A JP2023217102A JP7824268B2 JP 7824268 B2 JP7824268 B2 JP 7824268B2 JP 2023217102 A JP2023217102 A JP 2023217102A JP 2023217102 A JP2023217102 A JP 2023217102A JP 7824268 B2 JP7824268 B2 JP 7824268B2
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本発明は、水中油型乳化組成物に関する。
ぷるぷるとした適度な弾力のあるジェル状形状は、その独特な触感が好まれ、消費者の趣向が多様な化粧料において非常に魅力的である。そのため、これまでにも種々の検討がなされている。例えば特許文献1には、水中油型乳化物に疎水変性ポリエーテルウレタンを含有せしめた弾力ジェル状組成物が開示されている。また特許文献2には、特定の重合体とHLB値が異なる2種の界面活性剤を含むジェル状化粧料が開示されている。
特開2016-88868号公報 特開2020-83781号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ジェル状組成物が粉体を含有する場合に、粉体を含有しない場合と比べて弾力のあるジェル感が損なわれるとともに、ジェル特有のみずみずしさが低下する場合があった。また、一般的に化粧料には肌への付着力が良好であることが求められている。
本発明の一態様は、弾力のあるジェル感とジェル特有のみずみずしさを保持しつつ、肌への付着力が良好な水中油型乳化組成物を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための具体的手段は以下の通りであり、本発明は以下の態様を包含する。
[1]次の成分(A)から(C):
(A)(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位と、イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよび(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位とを含む第1水溶性高分子、ならびに疎水変性ポリエーテルウレタンからなる群から選択される少なくとも1種の水溶性高分子と、
(B)(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位を含み、前記第1水溶性高分子とは異なる第2水溶性高分子と、
(C)ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが表面に配置された粉体と、
を含有する水中油型乳化組成物。
[2]前記成分(A)の含有率が、0.05質量%以上10質量%以下である[1]に記載の水中油型乳化組成物。
[3]前記成分(C)の含有率が、0.5質量%以上50質量%以下である[1]または[2]に記載の水中油型乳化組成物。
[4]前記成分(A)の前記成分(B)に対する質量含有比が、0.1以上500以下である[1]から[3]のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
[5]前記成分(A)の前記成分(C)に対する質量含有比が、0.001以上1以下である[1]から[4]のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
[6]前記成分(C)は、前記ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2およびトリイソステアリン酸ポリグリセリル-2からなる群から選択される少なくとも1種を含む[1]から[5]のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
[7]成分(D)として、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレングリコール脂肪酸エスエルからなる群から選択される少なくとも1種を含み、HLB値が14.0以上であるノニオン系界面活性剤、ならびにレシチンおよび水添レシチンからなる群から選択される少なくとも1種の両性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤をさらに含有する[1]から[6]のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
[8]前記成分(C)の前記成分(D)に対する質量含有比が、1以上100以下である[7]に記載の水中油型乳化組成物。
[9]前記成分(D)が、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含む[7]または[8]に記載の水中油型乳化組成物。
[10]前記成分(D)が、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコースを含む[7]から[9]のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
[11]前記疎水変性ポリエーテルウレタンが、下記式(I)で表される化合物を含む[1]から[10]のいずれかに記載の水中油型乳化組成物。
{(OROCONHR[NHCOO(RO) (I)
式(I)中、Rは炭素数2から4のm価の炭化水素基を示し、RおよびRは、それぞれ独立に炭素数2から4の2価の炭化水素基を示し、Rはウレタン結合を有していてもよい炭素数1から10の2価の炭化水素基を示し、Rは炭素数8から36の炭化水素基を示す。mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、kは1以上500以下の数であり、nは1以上200以下の数である。
本発明の一態様によれば、弾力のあるジェル感とジェル特有のみずみずしさを保持しつつ、肌への付着力が良好な水中油型乳化組成物を提供することができる。
本明細書において組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。さらに本明細書に記載される数値範囲の上限及び下限は、数値範囲として例示された数値をそれぞれ任意に選択して組み合わせることが可能である。また「から」を用いて示された数値範囲は「から」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。また(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸、メタクリル酸およびそれらの混合物を総称する用語で、他の類似の表現(例えば、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等)についても同様である。
水中油型乳化組成物は、以下の成分(A)、成分(B)および成分(C)を含有する。
成分(A)は、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位と、イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよび(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位とを含む第1水溶性高分子、ならびに疎水変性ポリエーテルウレタンからなる群から選択される少なくとも1種の水溶性高分子を含む。
成分(B)は、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位を含み、前記第1水溶性高分子とは異なる第2水溶性高分子を含む。
成分(C)は、ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが表面に配置される粉体を含む。
本実施形態の水中油型乳化組成物は、弾力のあるジェル感とジェル特有のみずみずしさを保持しつつ、良好な肌への付着力を示すことができる。また、べたつき感が抑制された良好な使用感を有し、良好な化粧持ちを示すことができる。さらには、良好な高温安定性を示すことができる。水中油型乳化組成物がこのような効果を奏する詳細なメカニズムは不明であるが、例えば以下のように考えることができる。特定の成分(A)と類似の構造を含む成分(B)を含むことで弾力のあるジェル感、ジェル特有のみずみずしさのある状態を達成することができる。さらに粉体成分として、成分(C)が存在することで、成分(C)の良好な分散性により肌への付着力が向上すると考えられ、成分(A)との相互作用により、その良好な分散性がより高まり、肌への付着力もより向上すると考えられる。
水中油型乳化組成物は、例えばジェル状化粧料であってよい。ジェル状化粧料は、ぷるぷるとした適度な弾力を示す。ぷるぷるとした適度な弾力とは、ジェル状化粧料を指で押して負荷をかけると、形状の変形を伴って負荷に抗する適度な反発力を感じ、指を離すと形状が元通りに回復し、減衰振動を経て静止する(ぷるぷるとした弾力感)ことを意味する。またジェル状化粧料は、負荷の大きさが限界を超えると形状が大きく変化して形状が一気に崩れるような感触を示す。
成分(A)
水中油型乳化組成物は、成分(A)として、第1水溶性高分子および疎水変性ポリエーテルウレタンからなる群から選択される少なくとも1種の水溶性高分子化合物を含む。水中油型乳化組成物は、成分(A)の化合物を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。
第1水溶性高分子は、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種の単量体に由来する構成単位(a)と、イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよび(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる群から選択される少なくとも1種の単量体に由来する構成単位(b)とを含む。第1水溶性高分子は、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種の単量体(a)と、イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよび(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる群から選択される少なくとも1種の単量体(b)とを共重合することにより得られる。好ましくは、アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される単量体と、イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよび(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる群から選択される単量体と、を共重合することにより得られる。共重合体の結合様式としては、特に制限されず、ブロック共重合体、ランダム共重合体等のいずれであってもよい。また、第1水溶性高分子は、単量体(a)および(b)以外の他の単量体に由来する構造単位をさらに含んでいてもよく、架橋構造を有していてもよい。第1水溶性高分子が、他の単量体に由来する構成単位を含む場合は、他の単量体に由来する構造単位の含有率は、全構造単位に対して、例えば0モル%より大きく10モル%未満であってよく、好ましくは5モル%以下、または1モル%以下であってよい。ここで、構成単位(a)および構成単位(b)の含有率は、製造時に使用する単量体(a)および単量体(b)の添加量と一致する。
第1水溶性高分子における構成単位(a)と構成単位(b)の含有比は特に限定されず、例えば構成単位(a)の構成単位(b)に対するモル比として、0.01以上100以下であってよい。
第1水溶性高分子として具体的には、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル共重合体、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル共重合体等が挙げられる。また、第1水溶性高分子は、クロスポリマーであってもよく、例えば、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルクロスポリマー、(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルクロスポリマー等が挙げられる。クロスポリマーにおける架橋構造は、例えば(メタ)アクリル酸に由来する構造単位と、ペンタエリスリチルアリルエーテル、スクロースアリルエーテルまたはプロピレンアリルエーテル等のアリル基を有する架橋剤から形成されていてよい。
第1水溶性高分子の構成単位(a)を形成する単量体の1種である(メタ)アクリル酸アルキルエステルにおけるアルキル基の炭素数は、例えば1から22であってよく、好ましくは1から18、1から8、または1から4であってよい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピルなどが挙げられる。
第1水溶性高分子の構成単位(b)を構成する単量体であるイタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルまたは(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルは、イタコン酸または(メタ)アクリル酸とポリオキシアルキレンアルキルエーテル(ポリアルキレングリコールアルキルエーテル)とのエステル化合物である。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルにおけるオキシアルキレン基の付加モル数は、例えば10から30であってよく、好ましくは12から25、18から25、または20から25であってよい。オキシアルキレン基部分の炭素数は、例えば1から4であってよく、好ましくは2または3であってよく、2であってよい。オキシアルキレン基として具体的には、オキシエチレン基、オキシプロピレン基などが挙げられ、好ましくはオキシエチレン基であってよい。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルにおけるアルキル基部分の炭素数は、例えば12から24であってよく、好ましくは16から22、または18から22であってよい。イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとして具体的には、イタコン酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、イタコン酸とポリオキシエチレン(20)セチルエーテルとのエステル等が挙げられる。(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとして具体的には、アクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルとのエステル、アクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステル、メタクリル酸とポリオキシエチレン(25)ベヘニルエーテルとのエステル等が挙げられる。ここで、括弧内の数値は、酸化エチレン(オキシエチレン基)の付加モル数を表し、以下同様である。
第1水溶性高分子として具体的には、アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル共重合体、アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル共重合体、アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(25)べへニルエーテル共重合体などの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル共重合体;アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル共重合体、アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル共重合体などの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル共重合体;アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルクロスポリマーなどの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルクロスポリマー;アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルクロスポリマーなどの(メタ)アクリル酸/(メタ)アクリル酸アルキルエステル/イタコン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルクロスポリマーなどを例示することができる。
成分(A)の第1水溶性高分子としては、弾力感および付着力の観点からアクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル共重合体、アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレンべへニルエーテル共重合体、アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル共重合体、およびアクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテルクロスポリマーからなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましく、弾力感および付着力の観点から、少なくともアクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレンべへニルエーテル共重合体を含むことがより好ましい。
アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテル共重合体((アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマー)の市販品としては、例えば、商品名:アキュリン(登録商標)22(ローム・アンド・ハース社製)などが挙げられる。アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(25)べへニルエーテル共重合体((アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス-25)コポリマー)の市販品としては、例えば、商品名:アキュリン28(ローム・アンド・ハース社製)、商品名:NOVETHIX(登録商標)L-10(ルブリゾール社製))などが挙げられる。アクリレーツ/イタコン酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルクロスポリマー((アクリレーツ/イタコン酸ステアレス-20)クロスポリマー)の市販品としては、例えば、商品名:STRUCTURE2001(アクゾノーベル社製)などが挙げられる。アクリレーツ/メタクリル酸ポリオキシエチレン(20)ステアリルエーテルクロスポリマーの市販品としては、例えば、商品名:アキュリン88(ローム・アンド・ハース社製)などが挙げられる。
第1水溶性高分子は、塩基性物質で中和して用いられてもよい。塩基性物質は、有機塩基であっても、無機塩基であってもよい。有機塩基としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミン;L-アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。無機塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。これらの塩基性物質は、第1水溶性高分子を中和するのに十分な量を添加すればよいが、塩基性物質の添加量は、第1水溶性高分子に対して、例えば20質量%以上90質量%以下であってよい。
成分(A)における疎水変性ポリエーテルウレタンは、例えば、下記式(I)で表される化合物を含んでいてよい。
{(OROCONHR[NHCOO(RO) (I)
式(I)中、Rは炭素数2から4のm価の炭化水素基であってよく、好ましくは炭素数2から4のアルキレン基であってよい。RおよびRは、それぞれ独立に炭素数2から4の2価の炭化水素基であってよく、好ましくは炭素数2から4のアルキレン基であってよい。Rはウレタン結合を有していてもよい炭素数1から10の2価の炭化水素基であってよく、好ましくはウレタン結合を有していてもよい炭素数4から8のアルキレン基であってよい。Rは炭素数8から36の炭化水素基であってよく、好ましくは炭素数22から26の分岐鎖状の炭化水素基であってよい。mは2以上の数であってよく、好ましくは2であってよい。hは1以上の数であってよく、好ましくは1であってよい。kは1以上500以下の数であってよく、好ましくは100から300の数であってよい。nは1以上200以下の数であってよく、好ましくは10から100、または10から30の数であってよい。
上記式(I)で表される疎水変性ポリエーテルウレタンは、例えば、R-[(O-R-OH](ここで、R、R、k、mは上記と同様である)で表される1種または2種以上のポリエーテルポリオール(化合物Pともいう)と、R-(NCO)h+1(ここで、R、hは上記と同様である)で表される1種または2種以上のポリイソシアネート(化合物Qともいう)と、HO-(R-O)-R(ここで、R、R、nは上記と同様ある)で表される1種または2種以上のポリエーテルモノアルコール(化合物Rともいう)とを反応させることにより得ることができる。上記3つの化合物の仕込み比は、特に限定されるものでないが、ポリエーテルポリオール(P)およびポリエーテルモノアルコール(R)由来の水酸基(OH)の総数に対する、ポリイソシアネート(Q)由来のイソシアネート基(NCO)の比が、例えば0.8以上1.4以下であってよい。式(I)で表される疎水変性ポリエーテルウレタンの詳細については、例えば特開2016-88868号公報の記載を参照することができる。
化合物P、化合物Qおよび化合物Rを反応させる場合には、式(I)の構造のコポリマー以外のものも副生することがある。例えば、ジイソシアネートを用いた場合、主生成物としては式(I)で表されるR-Q-P-Q-R型のコポリマーが生成するが、その他、R-Q-R型、R-Q-(P-Q)-P-Q-R型等のコポリマーが副生することがある。この場合、特に式(I)型のコポリマーを分離することなく、式(I)型のコポリマーを含む混合物の状態で本実施形態に使用することができる。
また、疎水変性ポリエーテルウレタンは、下記式(II)で表される化合物を含んでいてもよい。
H(OROCONHR[NHCOO(RO)] (II)
式(II)中、R、R、R、R、kおよびnは、式(I)におけるそれらと同様である。
特に好ましい例として、INCI名称が「(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー(PEG-240/HDI COPOLYMER BISDECYLTETRADECETH-20 ETHER)」である疎水変性ポリエーテルウレタンが挙げられる。当該コポリマーは、商品名「アデカノールGT-700」として株式会社ADEKAから市販されている。
水中油型乳化組成物における成分(A)の含有率は、水中油型乳化組成物に対して例えば0.005質量%以上25質量%以下であってよい。成分(A)の含有率は、好ましくは0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.1質量%以上、0.5質量%以上、または0.8質量%以上であってよい。成分(A)の含有率は、好ましくは20質量%以下、15質量%以下、10質量%以下、8質量%以下、6質量%以下、4質量%以下、または2質量%以下であってよい。成分(A)の含有率が0.005質量%以上であると、良好な弾力性が付与され、好適なジェル状形状とすることができる。また0.01質量%以上であると、化粧持ちがより良好になる傾向がある。また、成分(A)の含有率が、所定値以下であると、成分(A)が形成するネットワーク構造が適度に緩やかになり、化粧料を適用した後にみずみずしさをより感じやすく、また、化粧膜もあまり硬くならないため、化粧持ちもより良好となる傾向がある。
成分(B)
水中油型乳化組成物は、成分(B)として、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位を含む第2水溶性高分子を含む。第2水溶性高分子は、第1水溶性高分子とは異なる化合物であり、第1水溶性高分子が含む構成単位(b)を含まない水溶性高分子化合物であってよい。水中油型乳化組成物は、成分(B)の水溶性高分子化合物を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。
水中油型乳化組成物が成分(B)を含むことで、成分(A)が形成するネットワーク構造が適度に緩やかになり、化粧料を適用した後にみずみずしさをより感じやすく、また、化粧膜もあまり硬くならないため、化粧持ちもより良好となる傾向がある。これは、例えば成分(B)と成分(A)とが互いに相互作用することで、適度な弾力感が生じ、みずみずしさがより向上するためと考えられる。
第2水溶性高分子は、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位を含む。第2水溶性高分子は、(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単独重合体であってもよく、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルの共重合体であってもよい。共重合体の結合様式としては、特に制限されず、ブロック共重合体、ランダム共重合体等のいずれであってもよい。また第2水溶性高分子は、架橋構造を有するクロスポリマーであってもよい。架橋構造は、例えば(メタ)アクリル酸に由来する構造単位と、ペンタエリスリチルアリルエーテル、スクロースアリルエーテルまたはプロピレンアリルエーテル等のアリル基を有する架橋剤から形成されていてよい。
第2水溶性高分子を構成する単量体である(メタ)アクリル酸アルキルエステルにおけるアルキル基部分の炭素数は、例えば1から36であってよい。また、アルキル基は直鎖状および分岐鎖状のいずれであってもよい。一態様においてアルキル基の炭素数は、好ましくは1から18、1から8、または1から4であってよい。また別の態様においてアルキル基の炭素数は、好ましくは8から36、8から32、または10から30であってよい。(メタ)アクリル酸アルキルエステルとして具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピルなどの短鎖アルキルエステル;(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸オクタデシル、(メタ)アクリル酸イコサン、(メタ)アクリル酸ベヘニル、(メタ)アクリル酸トリアコタン等が挙げられる。(メタ)アクリル酸アルキルエステルは、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
第2水溶性高分子は、(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステル以外の他の単量体に由来する構成単位をさらに含んでいてもよい。他の単量体としては(メタ)アクリル酸アルキルアミド等が挙げられる。すなわち、第2水溶性高分子は、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸アルキルエステルおよび(メタ)アクリル酸アルキルアミドからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位を含んでいてよい。他の単量体におけるアルキル基の炭素数は、例えば1から10であってよく、好ましくは2から8、または2から6であってよい。他の単量体におけるアルキル基は、置換基を有していてもよい。置換基としてはスルホン基、カルボキシ基、アミノ基等が挙げられる。他の単量体として具体的には、(メタ)アクリロイルタウリン、(メタ)アクリロイルジメチルタウリン等が挙げられる。
第2水溶性高分子として具体的には、アクリレーツコポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体、ポリビニルアルコール等が挙げられるが、これに限定されるものではない。第2水溶性高分子は、好ましくはアクリレーツコポリマー、カルボマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーおよびアクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体からなる群から選ばれる少なくとも1種を含んでいてよい。なお、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーは、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と称されるものを包含する。
アクリレーツコポリマーの市販品としては、例えばSALCARE SC81UP(BASF社製)などが挙げられる。カルボマーの市販品としては、例えばCARBOPOL 980(Lubrizol社製)などが挙げられる。(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーの市販としては、例えばCARBOPOL 1382(Lubrizol社製)などが挙げられる。アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリンナトリウム共重合体の市販品としては、SIMULGEL EG QD(SEPPIC社製)などが挙げられる。
第2水溶性高分子は、塩基性物質で中和して用いられてもよい。塩基性物質は、有機塩基であっても、無機塩基であってもよい。有機塩基としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミンなどのアルカノールアミン;L-アルギニンなどの塩基性アミノ酸などが挙げられる。無機塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムなどが挙げられる。これらの塩基性物質は、第2水溶性高分子を中和するのに十分な量を添加すればよいが、塩基性物質の添加量は、第2水溶性高分子に対して、例えば20質量%以上90質量%以下であってよい。
水中油型乳化組成物は成分(A)および成分(B)に加えて、成分(A)および成分(B)以外の他の水溶性高分子をさらに含んでいてもよい。他の水溶性高分子としては、キサンタンガム、セルロースガム、寒天、ジェランガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、コラーゲン、ヒアルロン酸、カラギーナン等を挙げることができる。水中油型乳化組成物は、他の水溶性高分子を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。水中油型乳化組成物が他の水溶性高分子を含む場合、その含有率は水中油型乳化組成物に対して、例えば0質量%より大きく10質量%以下であってよく、好ましくは5質量%以下、1質量%以下、または0.5質量%以下であってよく、好ましくは0.01質量%以上であってよい。
水中油型乳化組成物における成分(B)の含有率は、水中油型乳化組成物に対して例えば0.0001質量%以上10質量%以下であってよい。成分(B)の含有率は、好ましくは0.001質量%以上、0.005質量%以上、0.01質量%以上、0.02質量%以上、0.05質量%以上、または0.08質量%以上であってよい。また成分(B)の含有率は、好ましくは2質量%以下、1質量%以下、0.6質量%以下、0.4質量%以下、または0.2質量%以下であってよい。成分(B)の含有率が、上記範囲内であると成分(A)との相互作用により、適度な弾力感が生じ、みずみずしさをより向上できる傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(A)の成分(B)に対する質量基準の含有比(A)/(B)は、例えば0.01以上1000以下であってよい。成分(A)の成分(B)に対する含有比は、好ましくは0.05以上、0.1以上、0.5以上、1以上、2以上、4以上、6以上、または8以上であってよく、また好ましくは500以下、200以下、100以下、50以下、30以下、15以下、または12以下であってよい。成分(A)の成分(B)に対する質量含有比が上記下限値以上であると、べたつきがより低減される傾向がある。また、上記上限値以下であるとより適度な弾力感が得られ、みずみずしさがより向上する傾向がある。
成分(C)
水中油型乳化組成物は、成分(C)として、ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが表面に配置された粉体を含有する。水中油型乳化組成物は、成分(C)を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが表面に配置される粉体は、例えば粉体をポリイソステアリン酸ポリグリセリルで表面処理することで得られる。特定の化合物が表面に配置された粉体を成分(A)と組合せて含むことで、水中油型乳化組成物を肌に適用する場合に肌への付着力が向上する傾向がある。これは例えば、成分(A)と成分(C)の特定の化合物との相互作用により、成分(C)が有する分散性および付着性がより向上するためと考えることができる。
表面処理に供される粉体(以下、未処理粉体ともいう)としては、板状、紡錘状、針状等の形状;煙霧状、微粒子、顔料級などの粒子径;多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されない。粉体としては、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、有色顔料類、複合粉体類、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末などが挙げられる。
無機粉体類としては、カーボンブラック、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化鉄、雲母(マイカ)、合成雲母、セリサイト、合成セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化ホウ素、シリカ、ガラス末などが挙げられる。
光輝性粉体類としては、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン(酸化チタン被覆雲母)、酸化鉄処理雲母、酸化鉄処理雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、二酸化珪素・酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダーなどが挙げられる。
有機粉体類としては、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸粉体、N-アシルリジン、ナイロン、ポリメチルシルセスキオキサン、架橋型オルガノポリシロキサン重合体、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチルなどのポリメタクリル酸エステル、ポリメタクリル酸メチルとポリイソプレンの複合体、ポリアクリル酸エステル、アクリロニトリル-メタクリル酸共重合体パウダー、ポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられる。架橋型オルガノポリシロキサン重合体としては、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーなどの部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマーなどの部分架橋型メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコンコポリオールクロスポリマーなどの部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン、部分架橋型アルキル変性シリコーン、(ラウリルジメチコン・PEG)クロスポリマーなどの部分架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、例えばINCI名称で、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー等が挙げられる。
有色顔料類としては、赤色酸化鉄(ベンガラ)、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色顔料、γ-酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄色酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒色酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料;マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料;水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料;紺青、群青等の無機青色系顔料;タール系色素をアルミニウムなどでレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、およびこれらの粉体を複合化した合成樹脂粉体などが挙げられる。タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号などが挙げられる。
複合粉体類としては、酸化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆チタン・マイカ、酸化亜鉛被覆チタン・マイカ、硫酸バリウム被覆チタン・マイカ、有機顔料処理チタン・マイカ、二酸化珪素・酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素などが挙げられる。
粉体が比較的多く配合されるメイクアップ化粧料において、本実施形態の効果がより発揮されることから、粉体は着色粉体であることが好ましい。
着色粉体としては、酸化チタンなどの白色粉体;酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄等の無機赤色顔料;γ-酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料;水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料;紺青、群青等の無機青色系顔料;タール系色素系顔料またはレーキ化タール系色素系顔料;天然色素顔料またはレーキ化天然色素; 酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化鉄被覆雲母チタン、天然色素被覆雲母チタン等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等の金属粉末顔料;またはこれらの粉体を複合化した複合粉体等を例示することができる。
粉体の表面処理に用いられるポリイソステリアリン酸ポリグリセリルは、イソステアリン酸とポリグリセリンとがエステル結合して構成される。ポリイソステリアリン酸ポリグリセリルは、イソステアリン酸が分岐鎖構造を有していることで、表面処理した粉体の分散性を向上させる効果に優れると考えられる。
ポリイソステリアリン酸ポリグリセリルを構成するイソステアリン酸は、分岐したステアリン酸の1種または2種以上の混合物であってよい。例えば5,7,7-トリメチル-2-(1,3,3-トリメチルブチル)-オクタン酸は、イソブチレン2量体のオキソ反応により炭素数9の分岐アルデヒドとし、次いでこのアルデヒドのアルドール縮合により炭素数18の分岐不飽和アルデヒドとし、次いで水素添加、酸化することにより製造することができ(以下「アルドール縮合型」と略す)、これは例えば日産化学工業株式会社より市販されている。2-ヘプチルウンデカン酸はノニルアルコールをガーベット反応(Guerbet reaction)に付し、次いで酸化することにより製造することができ、これは例えば三菱化成株式会社より市販されており、分岐位置の若干異なる類似混合物として、日産化学工業株式会社より市販され、さらに出発アルコールが直鎖飽和ではない2箇所メチル分岐したタイプも同様に日産化学工業株式会社より市販されている(以下総じて「ガーベット反応型」と略す)。また、メチル分岐イソステアリン酸は、例えばオレイン酸のダイマー製造時の副産物として得られるもので〔例えばJ.Amer.Oil Chem.Soc.,51,522(1974)に記載〕、例えば米国エメリー社などから市販されていたものがあげられる(以下「エメリー型」と略す)。エメリー型イソステアリン酸の出発物質であるダイマー酸のさらに出発物質は、オレイン酸だけでなく、リノール酸、リノレン酸等も含まれる場合がある。
ポリイソステリアリン酸ポリグリセリルに含まれるイソステリアリン酸部分構造の数は、例えば1以上10以下であってよく、好ましくは2以上、または3以上であってよく、好ましくは6以下、または4以下であってよい。
ポリグリセリンは、グリセリンが縮合して形成される。ポリグリセリンに含まれるグリセリン構造単位の数は、例えば1から10であってよく、好ましくは1から6、2から4、または2であってよい。
ポリイソステリアリン酸ポリグリセリルとして具体的には、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ジグリセリル(イソステアリン酸ポリグリセリル-2)、ジイソステアリン酸ジグリセリル(ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2)、トリイソステアリン酸ジグリセリル(トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2)、テトライソステアリン酸ジグリセリル(テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2)、デカイソステアリン酸デカグリセリル(デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10)等を挙げることができる。ポリイソステリアリン酸ポリグリセリルとして好ましくは、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2およびテトライソステアリン酸ポリグリセリル-2の少なくとも1種を含んでいてよい。トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2またはテトライソステアリン酸ポリグリセリル-2を含むことで、成分(A)との相互作用をより向上できる傾向がある。
イソステアリン酸ポリグリセリル-2としては、コスモール(登録商標)41V(日清オイリオグループ社製)が挙げられる。ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2としては、コスモール(登録商標)42V(日清オイリオグループ社製)が挙げられる。トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2としては、コスモール(登録商標)43V(日清オイリオグループ社製)が挙げられる。テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2としては、コスモール(登録商標)44V(日清オイリオグループ社製)が挙げられる。また、ポリイソステリアリン酸ポリグリセリルで表面処理された粉体の市販品としては、PGQ TiO2 R250(大東化成工業社製)、PGQ RED No.211P(大東化成工業社製)等が挙げられる。
粉体の表面処理におけるポリイソステアリン酸ポリグリセリルの使用量は未処理粉体に対して、例えば0.1質量%以上30質量%以下であってよく、好ましくは0.5質量%以上、または1質量%以上であってよく、好ましくは10質量%以下、5質量%以下、または3質量%以下であってよい。
表面処理された粉体の平均粒径は、例えば0.01μm以上100μm以下であってよく、好ましくは0.01μm以上50μm以下であってよい。なお、本明細書において平均粒径は、卓上走査型電子顕微鏡(proX PREMIUM、Thermo Fisher Scientific社製)を用いて、加速電圧5kVから15kV、拡大率1000倍から25000倍にて測定し、得られた画像データの任意の視野の粒子50個について測定される球相当径から算出する。
表面処理の方法は従来公知の方法を用いることができる。例えば、溶媒に表面処理剤であるポリイソステリアリン酸ポリグリセリルと、処理を施される粉体粒子を添加し、ボールミル等で撹拌処理した後、必要に応じて乾燥し、水洗、濾過を繰返し、夾雑物を除去した後、乾燥、粉砕することにより、目的のポリイソステリアリン酸ポリグリセリルで表面処理された粉体を得ることができる。
水中油型乳化組成物は、成分(C)に加えてポリイソステリアリン酸ポリグリセリル以外の他の表面処理剤で表面処理された粉体を含んでいてもよい。水中油型乳化組成物は、他の表面処理剤で表面処理された粉体を1種単独で含んでいてもよく、2種以上を組み合わせて含んでいてもよい。ポリイソステリアリン酸ポリグリセリル以外の他の表面処理としては、フッ素化合物処理、シリカ処理、アルミナ処理、水酸化アルミニウム処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、シラン処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アクリル樹脂処理、金属酸化物処理などが挙げられる。これらの表面処理は、単独であっても2種以上を併用してもよい。水中油型乳化組成物が他の表面処理された粉体を含む場合、その含有率は、水中油型乳化組成物に対して、例えば0質量%より大きく20質量%以下であってよく、好ましくは15質量%以下、12質量%以下、8質量%以下、1質量%以下、または0.1質量%以下であってよい。他の表面処理された粉体の含有率は、1質量%以上、2質量%以上、または5質量%以上であってよい。
水中油型乳化組成物における成分(C)の含有率は、水中油型乳化組成物に対して例えば0.5質量%以上50質量%以下であってよい。成分(C)の含有率は、好ましくは1質量%以上、2質量%以上、4質量%以上、6質量%以上、10質量%以上、または20質量%以上であってよく、40質量%以下、または30質量%以下であってよい。成分(C)の含有率が、上記範囲内であると、成分(A)と成分(B)が形成する適度に緩やかなネットワーク構造に対して、良好な分散性を発揮でき、弾力感が良好となる傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(A)の成分(C)に対する質量基準の含有比(A)/(C)は、例えば0.001以上1以下であってよい。成分(A)の成分(C)に対する含有比は、好ましくは0.005以上、0.008以上、0.01以上、0.02以上、または0.03以上であってよく、また好ましくは0.6以下、0.3以下、0.2以下、0.1以下、0.08以下、または0.06以下であってよい。成分(A)の成分(C)に対する含有比が上記範囲内であると、ぷるぷるとした弾力感がより良好になる傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(B)の成分(C)に対する質量基準の含有比(B)/(C)は、例えば0.0001以上0.1以下であってよい。成分(B)の成分(C)に対する含有比は、好ましくは0.0005以上、0.0008以上、0.001以上、0.002以上、または0.003以上であってよく、また好ましくは0.06以下、0.03以下、0.02以下、0.01以下、0.008以下、または0.006以下であってよい。成分(B)の成分(C)に対する含有比が上記範囲内であると、ジェル特有のみずみずしさがより良好となる傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(A)と成分(B)の合計の成分(C)に対する質量基準の含有比((A)+(B))/(C)は、例えば0.001以上1以下であってよい。成分(A)の成分(C)に対する含有比は、好ましくは0.005以上、0.008以上、0.01以上、0.02以上、または0.03以上であってよく、また好ましくは0.6以下、0.3以下、0.2以下、0.1以下、0.08以下、または0.06以下であってよい。成分(A)と成分(B)の合計の成分(C)に対する含有比が上記範囲内であると、ぷるぷるとした弾力感およびジェル特有のみずみずしさがより良好になる傾向がある。
成分(D)
水中油型乳化組成物は、成分(D)として、HLB値が14.0以上であるノニオン系界面活性剤および両性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種の界面活性剤をさらに含有していてよい。水中油型乳化組成物は、成分(D)として特定の界面活性剤を含むことで、弾力感がより向上し、肌への付着力がより向上する傾向がある。さらに成分(C)の分散性がより向上することで、化粧持ちがより向上する傾向がある。水中油型乳化組成物は、成分(D)を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。また成分(D)は、ノニオン系界面活性剤または両性界面活性剤を2種以上含んでいてもよいし、ノニオン系界面活性剤の少なくとも1種と両性界面活性剤の少なくとも1種とを組合せて含んでいてもよい。
ノニオン系界面活性剤におけるHLB(Hydrophilic-Lypophilic Balance)値は、水と油(疎水性の油)の親和性の程度を示す指標であり、その値が高いほど、親水性が高くなる。HLB値は、各物質に固有の値として求めることができ、あるいは公知である。HLB値は、界面活性剤の全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものであり、グリフィンの式により求められる。
HLB値が14.0以上であるノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンコレスタノール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどが挙げられ、これらからなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてよい。ノニオン系界面活性剤は、これらの中でも、水中油型乳化組成物に弾力性をより良好に付与できることから、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびポリエチレングリコール脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてよく、より好ましくはポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてよく、少なくともポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルを含むことがさらに好ましい。ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルは、グルコースまたはアルキルグルコースの脂肪酸エステルのポリエチレングリコール誘導体を少なくとも含むことが好ましく、アルキルグルコース脂肪酸エステルのポリエチレングリコール誘導体を少なくとも含むことがより好ましい。
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油としては、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標)HCO-60;日光ケミカルズ社製)、ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標)HCO-80;日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルは、糖脂肪酸エステルのポリエチレングリコール誘導体である。糖脂肪酸エステルは、炭素数12から22の飽和もしくは不飽和の脂肪酸と、糖類もしくは炭素数1から8のアルキル基を含有するアルキル糖類との反応によって得られる化合物であってよい。糖類としては、グルコース、ショ糖、ガラクトース、フルクトース、ラクトース、マンノース、マルトース、トレハロース、メリビオース、ラフィノース、リボース等が挙げられる。中でも、糖脂肪酸エステルとしては、グルコースまたはアルキルグルコースの脂肪酸エステルであることが好ましい。アルキルグルコースは、炭素数1から8、好ましくは炭素数1から4のアルキル基とグルコースからなるエーテルであってよく、好ましくはメチルグルコースであってよい。好ましいエステルには、混合物の総重量に対してモノおよびジエステル誘導体が少なくとも50質量%で、かつ通常はモノエステル誘導体が95質量%を超えない割合での、モノ、ジ、トリおよびテトラエステル誘導体の混合物を含有させることができる。糖脂肪酸エステルとしては、具体的には、パルミチン酸グルコース、セスキステアリン酸アルキルグルコース(例えばセスキステアリン酸メチルグルコース)、パルミチン酸アルキルグルコース(例えばパルミチン酸メチルグルコースもしくはパルミチン酸エチルグルコース)などが挙げられる。ポリオキシエチレン部分におけるオキシエチレン基の付加モル数は、例えば5から30であってよく、好ましくは10から25であってよい。
ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルとしては、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(市販品としては、例えば、GLUCAMATE SSE-20(ルブリゾール社製))などが挙げられ、特に好ましく用いられる。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン(市販品としては、例えば、ノニオンOT-221R 日油社製)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタンなどが挙げられる。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレン(30EO)ラウリルエーテル(市販品としては、例えば、EMALEX730 日本エマルジョン社製)、ポリオキシエチレン(15EO)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20EO)ステアリルエーテルなどが挙げられる。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステルとしては、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(25EO)、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(55EO)(市販品としては、例えば、NIKKOL(登録商標) MYS-55V、日光ケミカルズ社製)などが挙げられる。
HLB値が14.0以上のノニオン系界面活性剤の具体例としては、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(HLB14.9)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(HLB15.0)、モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(HLB16.7)、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(HLB15.0)、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(HLB13.8)、モノステアリン酸PEG-40(HLB17.5)、PEG-30フィトステロール(HLB18.0)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(HLB14.0)、ステアリン酸スクロース(HLB15.0)などが挙げられる。
両性界面活性剤としては、リン脂質、ラウリルジメチルベタイン等のアルキルベタイン型両性界面活性剤、オレイン酸アミドプロピルベタイン等のアミドプロピルベタイン型両性界面活性剤、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等のアミノ酸型両性界面活性剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。リン脂質は、両親媒性物質であり、本明細書では両性界面活性剤に分類される。
成分(D)における両性界面活性剤は、少なくともリン脂質を含んでいてよい。リン脂質はレシチンとも呼ばれる。リン脂質は、皮膚への親和性が良好な保湿効果の高い界面活性物質であり、リン脂質によって界面活性効果とともに、使用感および保湿性の優れた乳化組成物を得ることができる。本明細書において、リン脂質とは、グリセリンまたはスフィンゴシンを中心骨格として脂肪酸とリン酸が結合し、さらにリン酸にアルコールがエステル結合した構造を有する化合物をいう。リン脂質としては、天然リン脂質および合成リン脂質のいずれであってもよく、またこれらのリン脂質を水素添加した水素添加リン脂質(水添レシチン)であってもよい。すなわち、成分(D)における両性界面活性剤は、レシチンおよび水添レシチンからなる群から選択される少なくとも1種を含んでいてよい。
天然リン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、卵黄リン脂質、大豆リン脂質等を挙げることができ、合成リン脂質としては、例えば、ジラウロイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ジオレオイルホスファチジルコリン、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン、等を挙げることができる。また水素添加リン脂質としては、例えば、水素添加大豆リン脂質、水素添加大豆リゾリン脂質、水素添加卵黄リン脂質、水素添加ホスファチジルコリン、水素添加ホスファチジルセリン、等を挙げることができるが、とりわけ水素添加大豆リン脂質を好ましく用いることができる。
市販品のリン脂質の例としてはレシノール S-10、レシノール S-10E、レシノール S-10M、レシノール S-10EX、レシノール S-10EZ、レシノール S-PIE(日光ケミカルズ社製)、COATSOME NC-21(NOF社製)、Phospholipon100H、Phospholipon90H、Phospholipon80H、Phospholipon90G(Phospholipid社製)等がある。水素添加リゾリン脂質の例としては、LP70H(日本精化社製)、SLP-ホワイトリゾH、SLP-LPC 70H(辻製油社製)等が挙げられる。
水中油型乳化組成物における成分(D)の含有率は、水中油型乳化組成物に対して例えば0.005質量%以上10質量%以下であってよい。成分(D)の含有率は、好ましくは0.01質量%以上、0.05質量%以上、0.1質量%以上、0.5質量%以上、または0.8質量%以上であってよい。成分(D)の含有率は、好ましくは、8質量%以下、6質量%以下、4質量%以下、または2質量%以下であってよい。成分(D)の含有率が、上記範囲内であると成分(C)の分散性がより高まり、付着力がより向上する傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(D)に対する成分(C)の質量基準の含有比(C)/(D)は、例えば1以上100以下であってよい。成分(C)の成分(D)に対する含有比は、好ましくは2以上、5以上、10以上、15以上、20以上、または22以上であってよく、また好ましくは80以下、60以下、50以下、40以下、30以下、または28以下であってよい。成分(C)の成分(D)に対する含有比が上記範囲内であると、成分(C)の分散性がより高まり、付着力および化粧持ちがより向上するとともに、べたつきの無さもより良好な状態となる傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(A)の成分(D)に対する質量基準の含有比(A)/(D)は、例えば0.01以上10以下であってよい。成分(A)の成分(D)に対する含有比は、好ましくは0.1以上、0.2以上、0.4以上、0.5以上、0.6以上、または0.8以上であってよく、また好ましくは8以下、5以下、3以下、2以下、または1.5以下であってよい。成分(A)の成分(D)に対する含有比が上記範囲内であると、弾力感がより向上する傾向がある。
水中油型乳化組成物における成分(B)の成分(D)に対する質量基準の含有比(B)/(D)は、例えば0.001以上10以下であってよい。成分(B)の成分(D)に対する含有比は、好ましくは0.01以上、0.02以上、0.04以上、0.05以上、0.06以上、または0.08以上であってよく、また好ましくは8以下、5以下、1以下、0.8以下、0.5以下、または0.2以下であってよい。成分(B)の成分(D)に対する含有比が上記範囲内であると、ジェル特有のみずみずしさがより向上する傾向がある。
水中油型乳化組成物は、油剤を含んでいてよい。油剤を含むことで弾力感がより向上した水中油型乳化組成物が構成される。水中油型乳化組成物は、油剤を1種単独で含んでいてもよいし、2種以上を組合せて含んでいてもよい。
油剤としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、軽質イソパラフィン、流動パラフィン(ミネラルオイル)、スクワラン、スクワレン、α-オレフィンオリゴマー、ポリブテン、流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、ポリイソブチレン、水添ポリイソブテン等の炭化水素類、アブラナ種子油、アボカド油、アルモンド油、アンズ核油、エゴマ油、オレンジ油、オリーブ油、キウイ種子油、ゴマ油、小麦胚芽油、米胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、セージ油、大豆油、チャ種子油、トウモロコシ油、ナタネ油、月見草油、ツバキ油、パーシック油、ハトムギ油、ピーナッツ油、ひまわり油、ブドウ種子油、メドウフォーム油、ローズマリー油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ラベンダー油、ローズヒップ油、ミンク油等の動植物油;トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル(デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10)、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10、テトライソステアリン酸ペンタエリトリット、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット(テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル)、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリトリット、炭酸ジアルキル、トリメリト酸トリトリデシル、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物等のエステル類;オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類;オレイルアルコール、2-オクチルドデカノール、2-デシルテトラデカノール、イソステアリルアルコール、2-ヘキシルデカノール等の高級アルコール類;ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルトリメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラフェニルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラトリフロロプロピルシクロテトラシロキサン、ペンタメチルペンタトリフロロプロピルシクロペンタシロキサン、ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン等のシリコーン油類;パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類;酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類;パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル等の液状の紫外線吸収剤等の液状油;カカオ脂、シアバター、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、硬化ヤシ油、ワセリン、モノステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-ジ(オクチルドデシル/コレステリル/ベヘニル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)等のペースト状の油剤;パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ステアリン酸、ベヘン酸、パルミチン酸セチル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリベヘン酸グリセリル、コレステロール、フィトステロール、ステアリル変性ポリシロキサン、硬化油、ワセリン、パーム油等の固形状の油剤が挙げられる。
水中油型乳化組成物における油剤の含有率は、例えば0.1質量%以上50質量%以下であってよい。好ましくは油剤の含有率は、5質量%以上、または20質量%以下であってよい。油剤の含有率が前記範囲内であると、弾力感がより向上する傾向がある。
水中油型乳化組成物が油剤を含む場合、油剤に対する成分(A)の質量基準の含有比は、例えば0.01以上2以下であってよく、好ましくは0.02以上、0.06以上、0.08以上、または0.12以上であってよく、好ましくは1.2以下、0.8以下、0.4以下、または0.2以下であってよい。油剤に対する成分(A)の含有比が前記範囲内であると、弾力感がより向上する傾向がある。ここで油剤の含有量には、粉体の表面処理に用いる油剤に相当する成分の使用量は含まない。
水中油型乳化組成物は、通常、水を含んでいてよい。水は、溶媒として使用され、水中油型乳化組成物を構成する前記成分(A)から(D)、油剤およびその他の成分の残部となる。水は不純物を含まないことが好ましく、そのような観点から、RO水、脱イオン水、蒸留水、精製水などを用いるのが好ましい。水の含有率は、必要に応じて適宜調整されてよく、例えば20質量%以上90質量%以下であってよく、好ましくは30質量%以上70質量%以下であってよい。
その他の成分
本実施形態の水中油型乳化組成物は、上記成分の他、通常化粧料に使用される粉体、高級アルコール、成分(D)以外の界面活性剤、紫外線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤、アルコール類、美容成分、抗菌剤、ステロール類、香料、キレート剤(EDTAなど)等を本実施形態の効果を妨げない範囲で適宜含有していてよい。
粉体としては、成分(C)の説明における表面処理された粉体を構成する粉体(未処理粉体)が挙げられる。水中油型乳化組成物が未処理粉体を含む場合、その含有率は、水中油型乳化組成物に対して、例えば0質量%より大きく15質量%以下であってよく、好ましくは10質量%以下、5質量%以下、または1質量%以下であってよい。また、未処理粉体の含有率は、0.01質量%以上、または0.1質量%以上であってよい。
高級アルコールとしては、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコールなどが挙げられる。
成分(D)以外の界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸、オレイン酸,12-ヒドロキシステアリン酸、ポリ12-ヒドロキシステアリン酸、脂肪酸石鹸類、アシルグルタミン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸等のポリオキシアルキレン付加アルキルリン酸塩等の陰イオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩等の陽イオン性界面活性剤、HLB値が14未満のノニオン系界面活性剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、ケイ皮酸誘導体、アミノ安息香酸誘導体、サリチル酸誘導体、ベンゾフェノン誘導体、フェニルベンゾイミダゾール誘導体、フェニルベンゾトリアゾール誘導体、シリコーン誘導体などが挙げられる。具体的には、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン-15、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、エチルヘキシルトリアゾン、2-(4-ジエチルアミノ-2-ヒドロキシベンゾイル)安息香酸ヘキシルエステル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、オキシベンゾン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ホモサレート、サリチル酸エチルへキシルなどが挙げられる。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸誘導体(例えば、メチルパラベン)、フェノキシエタノール、アルカンジオール(例えば、1,2- ヘキサンジオール)、デヒドロ酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α-トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。
アルコール類としてはエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、キシリトール、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、1,2-ペンタンジオール、ヘキシレングリコール、マルチトール、グリコシルトレハロース等の多価アルコールが挙げられる。
美容成分としては、ビタミンEおよびその酢酸エステルなどのビタミンE誘導体;ステアリン酸アスコルビル、L-アスコルビン酸2-グルコシド、パルミチン酸アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、酢酸アスコルビル等の油溶性アスコルビン酸誘導体; マツリカ花エキス、エーデルワイス花/葉エキス、センチフォリアバラ花エキス、ローズマリー葉エキス、イザヨイバラエキス、ハマナス花エキス、ノイバラ果実エキス、サトザクラ花エキス、酢酸トコフェロールなどが挙げられる。
本実施形態の水中油型乳化組成物は、ジェル状化粧料であってよく、ファンデーション、コンシーラー、アイカラー(アイシャドウ)、アイライナー、アイブロウ、マスカラ、チーク、口紅、リップグロスなどのメイクアップ化粧料;リップクリーム、日焼け止め化粧料、化粧用下地、美容液、乳液をはじめとしたスキンケア化粧料などに適用可能である。好ましくは、本実施形態の効果の発揮が一層期待される、ファンデーション、アイカラー、化粧用下地、日焼け止め化粧料、チークなどのメイクアップ化粧料である。またその使用法は、手または指で使用する方法、パフ、スポンジ等に含浸させて使用する方法などが挙げられる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「部」及び「%」は質量基準である。また、特記しない限り、各操作は、室温(25℃)で行われた。
実施例1から30、比較例1から8
下記表1から3に示す処方の乳化組成物を、以下のようにして調製した。なお、表中の「-」は未添加であることを示す。
調製方法
A.1,3-ブチレングリコールの一部と精製水の一部に水溶性高分子を加え、80℃で混合して、混合物aを得た。
B.残りの1,3-ブチレングリコールと成分Cと成分Dの一部を50℃に混合して混合物bを得た。
C.混合物aと、残りの成分Dと、残りの精製水と、トリエタノールアミンとを混合して混合物cを得た。
D.80℃に加熱した混合物cに、80℃に加熱したトリ2-エチルヘキサングリセリルを加え、乳化して乳化物を得た。
E.冷却した乳化物に混合物bを加えて混合し、粉体含有乳化組成物を得た。
*1 Novethix(登録商標)L-10(Lubrizol社製)
*2 アキュリン(登録商標)22(ダウケミカル社製)
*3 STRUCTURE 2001(アクゾノーベル社製)
*4 アデカノールGT-700(ADEKA社製)
*5 SALCARE SC81UP(BASF社製)
*6 CARBOPOL 980(Lubrizol社製) 5%膨潤物
*7 CARBOPOL 1382(Lubrizol社製) 5%膨潤物
*8 SIMULGEL EG QD(SEPPIC社製)
*9 PGQ TiO2 R250(大東化成工業社製)
*10 コスモール44V(日清オイリオグループ社製)処理した酸化チタン 処理工程A
*11 コスモール(登録商標)43V(日清オイリオグループ社製)処理した酸化チタン:処理工程A
*12 コスモール(登録商標)42V(日清オイリオグループ社製)処理した酸化チタン:処理工程A
*13 コスモール(登録商標)41V(日清オイリオグループ社製)処理した酸化チタン:処理工程A
*14 PGQ RED No.211P(大東化成工業社製)
*15 コスモール(登録商標)44V(日清オイリオグループ社製)処理した酸化鉄:処理工程A
*16 ITT-2 TiO2 CR-50(大東化成工業社製)
*17 OTS-2 RED R-516P(大東化成工業社製)
*18 CR-50(石原産業社製)
*19 NIKKOL(登録商標) HCO-60(日光ケミカルズ社製)
*20 レオドール(登録商標) TW-O120V(花王社製)
*21 GlucamateTM SSE-20 Emulsifier(Lubrizol社製)
*22 ノニオン(登録商標)OT-221R(日油社製)
*23 EMALEX 730(日本エマルジョン社製)
*24 NIKKOL(登録商標) MYS-55V(日光ケミカルズ社製)
*25 レシチン(J-オイルミルズ社製)
*26 レシノール S-10EZ(日光ケミカルズ社製)
*27 NIKKOL(登録商標) HCO-40(日光ケミカルズ社製)
*28 コスモール44V(日清オイリオグループ社製)
処理工程A
(1)油剤と揮発性炭化水素(水添ポリイソブテン)を混合し、80℃に加熱して溶液を得た。
(2)得られた溶液に水酸化アルミニウム処理酸化チタン(CR-50:石原産業社製)を加え、デスパミキサーにて3000rpm,5分で混合して分散液を得た。
(3)得られた分散液を80℃にて加熱して揮発性炭化水素を揮発させて固形物を得た。
(4)得られた固形物を粉砕機により粉砕処理して表面処理された粉体を得た。
上記で得られた乳化組成物を試料として、専門パネルによる使用テストを行った。なお、使用テストの評価に際しては、専門パネルに対して事前テストを実施し、専門パネル間において評点に大きなずれがないことを確認した。結果を表1から3に示す。表中の「-」は未評価であることを示す。
評価1:適度な弾力性
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対基準にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。具体的には化粧料としての使用において、その弾力性が高すぎず(すなわち、硬すぎず)、また着手時に弾力を感じることができるレベルであるかどうかを評価した。C判定以上が合格である。
絶対基準
3:指で押した際にしっかりとした跳ね返りを感じる。
2:跳ね返りを感じられるがわずかに不足している。
1:跳ね返りを感じられるがその程度がかなり低い。
0:跳ね返りが感じられず、指で押すとそのまま指が沈み込む。もしくは硬すぎる。
判定基準
A:2.5点以上
B:2点以上2.5点未満
C:1点以上2点未満
D:1点未満
評価2:みずみずしさ
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が使用テストにより、みずみずしさを感じたか否かを判定し、下記判定基準により判定した。具体的には各試料を肌に塗布し、肌に塗布した後にみずみずしさを感じたかどうかを評価した。C判定以上が合格である。
判定基準
A:みずみずしいと感じた人数が20人全員であった。
B:みずみずしいと感じた人数が15から19人であった。
C:みずみずしいと感じた人数が10から14人であった。
D:みずみずしいと感じた人数が10人未満であった。
評価3:付着力
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対基準にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。具体的には各試料を肌に適量塗布し、塗布時の化粧料の付着力の高さを評価した。C判定以上が合格である。
絶対基準
3:非常に感じる
2:感じる
1:やや感じる
0:感じない
判定基準
A:2.5点以上
B:2点以上2.5点未満
C:1点以上2点未満
D:1点未満
評価4:べたつきの無さ
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対基準にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。具体的には各試料を肌に適量塗布し、塗布した後の後肌のべたつきの無さを評価した。C判定以上が合格である。
絶対基準
3:べたつかない。
2:わずかにべたつきを感じる。
1:ややべたつきを感じる。
0:べたつく。
判定基準
A:2.5点以上
B:2点以上2.5点未満
C:1点以上2点未満
D:1点未満
評価5:化粧持ち
各試料について専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記絶対基準にて4段階に評価し、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。具体的には各試料を肌に適量塗布し、塗布後8時間後にその化粧持ち(すなわち、化粧効果の持続)が十分であるかどうかを評価した。C判定以上が合格である。
絶対基準
3:化粧持ちがよく、化粧効果が長く持続して感じられる。
2:化粧持ちがよく、化粧効果も十分感じられるが、僅かに不十分である。
1:化粧持ちがやや悪く、化粧効果の持続性がやや不十分である。
0:化粧持ちが非常に悪く化粧効果の持続性が不十分である。
判定基準
A:2.5点以上
B:2点以上2.5点未満
C:1点以上2点未満
D:1点未満
実施例31:ジェル状乳液
(成分) (質量%)
1.(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス-25)コポリマー(成分A)(*1)
1.0%
2.アクリレーツコポリマー(成分B)(*5) 0.1%
3.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(成分B)(*8) 0.3%
4.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理酸化チタン 2%処理(成分C)
(*9) 0.5%
5.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(成分D)
(*20) 0.02%
6.セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(成分D)(*21)
0.03%
7.オレイン酸ソルビタン 0.01%
8.ジカプリン酸PG 0.2%
9.テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル 0.3%
10.エチルヘキサン酸セチル 1.2%
11.スクワラン 0.7%
12.ミネラルオイル 0.5%
13.イソヘキサデカン 0.2%
14.ステアリン酸グリセリル 0.6%
15.ベヘニルアルコール 0.4%
16.セトステアリルアルコール 0.8%
17.キサンタンガム 0.02%
18.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.02%
19.グリセリン 1.0%
20.1,3-ブチレングリコール 6.0%
21.ジプロピレングリコール 3.0%
22.トリエタノールアミン 1.1%
23.エタノール 5.0%
24.フェノキシエタノール 0.5%
25.香料 0.2%
26.一人静エキス、アスパラガスエキス、アルテミアエキス、グアバエキス、コーヒーエキス、タイソウエキス、ブドウ葉エキス、ワレモコウエキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビフィズス菌培養溶解質、サトザクラ花エキス、セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシン、加水分解ヒアルロン酸、およびヒアルロン酸Naの混合物(美容成分の混合物)
2.0%
27.精製水 残量
製造方法
(1)成分1から3、17、18と成分20の一部、成分27の一部を混合し80℃に加熱混合して混合物を得た。
(2)上記(1)に成分19、21、22、成分20の一部、成分27の一部を加え80℃に加熱混合して溶液(水相)を得た。
(3)成分5の一部、成分7から16を80℃に加熱混合し、溶液(油相)を得た。
(4)上記(2)の溶液に上記(3)の溶液を加え、混合し、乳化化粧料を得た。
(5)上記(4)を冷却した後、成分4、6、残りの成分5、残りの成分20を50℃で均一混合した混合物を加え、粉体含有乳化化粧料を得た。
(6)上記(5)に成分23から26、残りの成分27を加えることで、粉体含有乳化化粧料(実施例31)を得た。
評価
実施例31のジェル状乳液は、適度な弾力性を有し、みずみずしさ、付着力、べたつきの無さ、化粧持ち(化粧の持続性)がよいことが確認された。
成分(A)の総量は1.0%であり、成分(B)の総量は0.4%であり、成分(C)の総量は0.5%であり、成分(D)の総量は0.05%であった。したがって、成分(A)/成分(B)は2.5であり、成分(A)/成分(C)は2.0であり、成分(C)/成分(D)は10.0であった。
実施例32:ジェル状ファンデーション
(成分) (質量%)
1.(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス-25)コポリマー(成分A)(*1)
1.0%
2.アクリレーツコポリマー(成分B)(*5) 0.19%
3.(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー(成分B)
(*7) 0.01%
4.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(成分B)(*8) 0.4%
5.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理酸化チタン 2%処理(成分C)
(*9) 12.0%
6.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理赤酸化鉄 2%処理(成分C)
(*14) 0.3%
7.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理黄酸化鉄 2%処理(成分C)
1.45%
8.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理黒酸化鉄 2%処理(成分C)
0.25%
9.レシチン0.5%処理マイカ 1.0%
10.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(成分D)
(*20) 0.6%
11.セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(成分D)(*21)
0.2%
12.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(成分D)(*19) 0.2%
13.レシチン(成分D)(*25) 0.5%
14.ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油(*29) 0.3%
15.トリセテアレス-4リン酸(*30) 0.1%
16.オレイン酸ソルビタン 0.5%
17.ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.5%
18.リンゴ酸ジイソステアリル 0.5%
19.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 0.5%
20.スクワラン 0.7%
21.ミネラルオイル 0.5%
22.イソヘキサデカン 0.2%
23.オレイン酸エチル 0.01%
24.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7.0%
25.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 0.4%
26.ポリシリコーン-15 0.1%
27.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
1.5%
28.ベヘニルアルコール 0.5%
29.セトステアリルアルコール 1.5%
30.ステアリン酸グリセリル 1.0%
31.キサンタンガム 0.02%
32.アルカリゲネス産生多糖体 0.02%
33.グリセリン 1.0%
34.ジグリセリン 0.2%
35.1,3-ブチレングリコール 5.0%
36.ジプロピレングリコール 2.0%
37.トリエタノールアミン 1.2%
38.エタノール 6.0%
39.フェノキシエタノール 0.3%
40.香料 0.3%
41.加水分解コンキオリン液、ゲンチアナエキス、加水分解シルク液、加水分解米エキス、海藻エキス、L-セリン、イワショウブ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、ゲットウ葉エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、ザクロ果実エキス、ザクロ果皮エキス、テンニンカ果実エキス、ナス果実エキス、ハルパゴフィタム根エキス、パセリエキス、ローヤルゼリーエキス、ロサアルバ花エキス、アボカドエキス、アマチャズルエキス、カモミラ水、ムラサキシキブ果実エキス、リンゴエキス、レモングラス抽出液、一人静エキス、アスパラガスエキス、アルテミアエキス、グアバエキス、コーヒーエキス、タイソウエキス、ブドウ葉エキス、およびワレモコウエキスの混合物、カワラヨモギエキス、ブドウ種子油、イザヨイバラエキス、ハナマスエキス、エイジツエキス、セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシン、加水分解ヒアルロン酸、およびヒアルロン酸Naの混合物(美容成分の混合物)
2.0%
42.精製水 残量
(*29)NIKKOL(登録商標) HCO-10(日光ケミカルズ社製)
(*30)ホスタファット KW340D(クラリアントジャパン社製)
製造方法
(1)成分1から4、31、32と成分35の一部、成分42の一部を混合し80℃に加熱混合して混合物を得た。
(2)上記(1)に成分10、12、16、33、34、36、37、成分35の一部、成分42の一部を加え80℃に加熱混合して溶液(水相)を得た。
(3)成分11、成分13から15、残りの成分35を50℃に加熱混合し、成分5から9を加え、ローラーにて処理した。
(4)成分17から30を80℃に加熱混合し、溶液(油相)を得た。
(5)上記(2)の溶液に上記(4)の溶液を加え、混合し、乳化化粧料を得た。
(6)上記(5)を冷却した後、上記(3)を加え、混合し、粉体含有乳化化粧料を得た。
(7)上記(6)に成分38から41、残りの成分42を加えることで、粉体含有乳化化粧料(実施例32)を得た。
評価
実施例32のジェル状ファンデーションは、適度な弾力性を有し、みずみずしさ、付着力、べたつきの無さ、化粧持ち(化粧の持続性)がよいことが確認された。
成分(A)の総量は1.0%であり、成分(B)の総量は0.6%であり、成分(C)の総量は14.0%であり、成分(D)の総量は1.5%であった。したがって、成分(A)/成分(B)は1.667であり、成分(A)/成分(C)は0.0714であり、成分(C)/成分(D)は9.333であった。
実施例33:ジェル状日焼け止め
(成分) (質量%)
1.(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス-25)コポリマー(成分A)(*1)
0.7%
2.(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー(成分A)
(*4) 0.1%
3.アクリレーツコポリマー(成分B)(*5) 0.2%
4.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(成分B)(*8) 0.4%
5.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 マイカ 2%処理(成分C)
3.0%
6.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 タルク 2%処理(成分C)
2.0%
7.セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(成分D)(*21)
0.5%
8.ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油(成分D)(*19) 0.2%
9.水添レシチン(成分D)(*26) 0.1%
10.ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油(*29) 1.0%
11.オレイン酸ソルビタン 0.05%
12.ラウリン酸ポリグリセリル-10 1.0%
13.PEG-5フィトステロール 0.2%
14.ジメチコン 0.5%
15.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 2.0%
16.メチルトリメチコン 0.5%
17.トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 0.2%
18.ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.2%
19.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 0.1%
20.スクワラン 1.0%
21.イソヘキサデカン 0.25%
22.イソドデカン 0.2%
23.水添ポリイソブテン 0.2%
24.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 8.0%
25.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1.0%
26.ポリシリコーン-15 2.0%
27.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
2.0%
28.メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール 2.0%
29.ベヘニルアルコール 0.8%
30.セトステアリルアルコール 1.2%
31.ステアリン酸グリセリル 1.0%
32.キサンタンガム 0.02%
33.シロキクラゲ多糖体 0.02%
34.アルカリゲネス産生多糖体 0.02%
35.グリセリン 1.5%
36.1,3-ブチレングリコール 8.0%
37.トリエタノールアミン 0.9%
38.エタノール 5.0%
39.フェノキシエタノール 0.3%
40.香料 0.3%
41.ロサアルバ花エキス、アボカドエキス、アマチャズルエキス、カモミラ水、ムラサキシキブ果実エキス、リンゴエキス、レモングラス抽出液、一人静エキス、アスパラガスエキス、アルテミアエキス、グアバエキス、コーヒーエキス、タイソウエキス、ブドウ葉エキス、ワレモコウエキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビフィズス菌培養溶解質、サトザクラ花エキス、セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシン、加水分解ヒアルロン酸、およびヒアルロン酸Naの混合物(美容成分の混合物)
2.0%
42.精製水 残量
製造方法
(1)成分1から4、32から34と成分36の一部、成分42の一部を混合し80℃に加熱混合して混合物を得た。
(2)上記(1)に成分8、10の一部、11、13、35、37成分36の一部、成分42の一部を加え80℃に加熱混合して溶液(水相)を得た。
(3)成分7、9、残りの成分10、成分36の一部を50℃で混合し、成分5~6を加え混合し、混合物を得た。
(4)成分14から27、29から31を80℃に加熱混合し、溶液(油相)を得た。
(5)上記(2)の溶液に上記(4)の溶液を加え、混合し、乳化化粧料を得た。
(6)上記(5)を冷却した後、上記(3)、成分12、成分28、残りの成分36を加え、混合し、粉体含有乳化化粧料を得た。
(7)上記(6)に成分38から41、残りの成分42を加えることで、粉体含有乳化化粧料(実施例33)を得た。
評価
実施例33のジェル状日焼け止めは、適度な弾力性を有し、みずみずしさ、付着力、べたつきの無さ、化粧持ち(化粧の持続性)がよいことが確認された。
成分(A)の総量は0.8%であり、成分(B)の総量は0.6%であり、成分(C)の総量は5.0%であり、成分(D)の総量は0.8%であった。したがって、成分(A)/成分(B)は1.333であり、成分(A)/成分(C)は0.160であり、成分(C)/成分(D)は6.250であった。
実施例34:ジェル状アイカラー
(成分) (質量%)
1.(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス-25)コポリマー(成分A)(*1)
0.5%
2.アクリレーツコポリマー(成分B)(*5) 0.05%
3.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(16%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al)(成分C) 5.0%
4.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(20%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al)(成分C) 5.0%
5.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(11%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al)(成分C) 5.0%
6.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(13%)被覆合成金雲母(成分C) 5.0%
7.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(55%)被覆マイカ(成分C) 8.0%
8.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(55%)・シリカ(12%)被覆マイカ(成分C) 3.0%
9.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理赤酸化鉄 2%処理(成分C)
(*14) 2.0%
10.赤酸化鉄 0.5%
11.赤202 0.5%
12.(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素) 1.0%
13.セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(成分D)(*21)
0.4%
14.レシチン(成分D)(*25) 0.5%
15.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(成分D)
(*20) 1.1%
16.セスキステアリン酸メチルグルコース 0.5%
17.ジメチコン 0.5%
18.トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 2.2%
19.イソステアリン酸デキストリン 0.5%
20.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 0.5%
21.スクワラン 2.0%
22.グリセリン 1.0%
23.1,3-ブチレングリコール 10.0%
24.トリエタノールアミン 0.6%
25.エタノール 5.0%
26.フェノキシエタノール 0.2%
27.香料 0.2%
28.ロサアルバ花エキス、アボカドエキス、アマチャズルエキス、カモミラ水、ムラサキシキブ果実エキス、リンゴエキス、レモングラス抽出液、一人静エキス、アスパラガスエキス、アルテミアエキス、グアバエキス、コーヒーエキス、タイソウエキス、ブドウ葉エキス、ワレモコウエキス、セイヨウハッカ葉エキス、ビフィズス菌培養溶解質、サトザクラ花エキス、セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、ローヤルゼリーエキス、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシン、加水分解ヒアルロン酸、およびヒアルロン酸Naの混合物(美容成分の混合物)
2.0%
29.精製水 残量
製造方法
(1)成分1から2と成分23の一部、成分29の一部を混合し80℃に加熱混合して混合物を得た。
(2)上記(1)に成分15、22、24、成分23の一部、成分29の一部を加え80℃に加熱混合して溶液(水相)を得た。
(3)成分13、14、成分23の一部を混合し、成分3から12を加え混合し、混合物を得た。
(4)成分16から21を80℃に加熱混合し、溶液(油相)を得た。
(5)上記(2)の溶液に上記(4)の溶液を加え、混合し、乳化化粧料を得た。
(6)上記(5)を冷却した後、上記(3)を加え、混合し、粉体含有乳化化粧料を得た。
(7)上記(6)に成分25から28、残りの成分23、残りの29を加えることで、粉体含有乳化化粧料(実施例34)を得た。
評価
実施例34のジェル状アイカラーは、適度な弾力性を有し、みずみずしさ、付着力、べたつきの無さ、化粧持ち(化粧の持続性)がよいことが確認された。
成分(A)の総量は0.5%であり、成分(B)の総量は0.05%であり、成分(C)の総量は33.0%であり、成分(D)の総量は2.0%であった。したがって、成分(A)/成分(B)は10.0であり、成分(A)/成分(C)は0.0152であり、成分(C)/成分(D)は16.50であった。
実施例35:ジェル状アイカラー
(成分) (質量%)
1.(アクリレーツ/メタクリル酸ベヘネス-25)コポリマー(成分A)(*1)
0.4%
2.(アクリレーツ/メタクリル酸ステアレス-20)コポリマー(成分A)(*2)
0.01%
3.(アクリレーツ/イタコン酸ステアレス-20)クロスポリマー(成分A)(*3) 0.01%
4.(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー(成分A)(*4) 0.08%
5.アクリレーツコポリマー(成分B)(*5) 0.2%
6.(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー(成分B)(*8) 0.2%
7.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(16%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al)(成分C) 2.0%
8.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(20%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al)(成分C) 3.0%
9.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(55%)被覆マイカ(成分C) 10.0%
10.テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2処理 酸化チタン(55%)・シリカ(12%)被覆マイカ(成分C) 8.0%
11.酸化チタン(11%)被覆ホウケイ酸(Ca/Al) 5.0%
12.酸化チタン(13%)被覆合成金雲母 5.0%
13.赤酸化鉄 0.5%
14.黄酸化鉄 0.3%
15.赤202 0.2%
16.黄4 0.5%
17.(フッ化/水酸化/酸化)/(Mg/K/ケイ素) 1.5%
18.シリカ 0.2%
19.セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース(成分D)(*21)
0.8%
20.水添レシチン(成分D)(*26) 0.5%
21.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)(成分D)
(*20) 1.0%
22.セスキステアリン酸メチルグルコース 0.8%
23.ジメチコン 0.5%
24.ジフェニルジメチコン 0.5%
25.トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル 2.0%
26.イソステアリン酸デキストリン 0.3%
27.トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 0.7%
28.ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2 0.3%
29.スクワラン 2.0%
30.ベヘニルアルコール 0.7%
31.セトステアリルアルコール 0.9%
32.ステアリン酸グリセリル 0.8%
33.キサンタンガム 0.01%
34.ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.03%
35.グリセリン 1.0%
36.ジプロピレングリコール 1.0%
37.グリコシルトレハロース 0.5%
38.加水分解水添デンブン 0.3%
39.1,3-ブチレングリコール 14.0%
40.トリエタノールアミン 0.6%
41.エタノール 7.0%
42.フェノキシエタノール 0.2%
43.香料 0.2%
44.加水分解コンキオリン液、ゲンチアナエキス、加水分解シルク液、加水分解米エキス、海藻エキス、L-セリン、イワショウブ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、ゲットウ葉エキス、サッカロミセスセレビシアエエキス、ザクロ果実エキス、ザクロ果皮エキス、テンニンカ果実エキス、ナス果実エキス、ハルパゴフィタム根エキス、パセリエキス、ローヤルゼリーエキス、ロサアルバ花エキス、アボカドエキス、アマチャズルエキス、カモミラ水、ムラサキシキブ果実エキス、リンゴエキス、レモングラス抽出液、一人静エキス、アスパラガスエキス、アルテミアエキス、グアバエキス、コーヒーエキス、タイソウエキス、ブドウ葉エキス、およびワレモコウエキスの混合物、カワラヨモギエキス、ブドウ種子油、イザヨイバラエキス、ハナマスエキス、エイジツエキス、セイヨウニワトコ花エキス、チャ葉エキス、テンチャエキス、マツリカ花エキス、ポリクオタニウム-51、ノイバラ果実エキス、ハマナス花エキス、イザヨイバラエキス、水溶性コラーゲン、トウキ根エキス、センチフォリアバラ花エキス、ダマスクバラ花水、ローズマリー葉エキス、アセロラ果実エキス、アセチルグルタミン酸、テアニン、グリシン、加水分解ヒアルロン酸、およびヒアルロン酸Naの混合物(美容成分の混合物)
2.0%
45.精製水 残量
製造方法
(1)成分1から6、成分33から34と成分39の一部、成分45の一部を混合し80℃に加熱混合して混合物を得た。
(2)上記(1)に成分21、35から38、40、成分39の一部、成分45の一部を加え80℃に加熱混合して溶液(水相)を得た。
(3)成分19、20、成分39の一部を混合し、成分7~18を加え混合し、混合物を得た。
(4)成分22から32を80℃に加熱混合し、溶液(油相)を得た。
(5)上記(2)の溶液に上記(4)の溶液を加え、混合し、乳化化粧料を得た。
(6)上記(5)を冷却した後、上記(3)を加え、混合し、粉体含有乳化化粧料を得た。
(7)上記(6)に成分41から44、残りの成分39、残りの45を加えることで、粉体含有乳化化粧料(実施例35)を得た。
評価
実施例35のジェル状アイカラーは、適度な弾力性、みずみずしさ、付着力、べたつきの無さ、化粧持ち(化粧の持続性)がよいことが確認された。
成分(A)の総量は0.5%であり、成分(B)の総量は0.4%であり、成分(C)の総量は23.0%であり、成分(D)の総量は2.3%であった。したがって、成分(A)/成分(B)は1.250であり、成分(A)/成分(C)は0.0217であり、成分(C)/成分(D)は10.00であった。

Claims (11)

  1. 次の成分(A)から(C):
    (A)(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位と、イタコン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルおよび(メタ)アクリル酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位とを含む第1水溶性高分子、ならびに疎水変性ポリエーテルウレタンからなる群から選択される少なくとも1種と、
    (B)(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸アルキルエステルからなる群から選択される少なくとも1種に由来する構成単位を含み、前記第1水溶性高分子とは異なる第2水溶性高分子と、
    (C)ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが表面に配置された粉体と、
    を含有し、
    前記成分(C)の含有率が、0.5質量%以上50質量%以下である水中油型乳化組成物。
  2. 前記成分(A)の含有率が、0.05質量%以上10質量%以下である請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  3. 前記成分(C)の含有率が、質量%以上40質量%以下である請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  4. 前記成分(A)の前記成分(B)に対する質量含有比が、0.1以上500以下である請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  5. 前記成分(A)の前記成分(C)に対する質量含有比が、0.001以上1以下である請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  6. 前記成分(C)は、前記ポリイソステアリン酸ポリグリセリルが、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2およびトリイソステアリン酸ポリグリセリル-2からなる群から選択される少なくとも1種を含む請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  7. 成分(D)として、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルおよびポリオキシエチレングリコール脂肪酸エスエルからなる群から選択される少なくとも1種を含み、HLB値が14.0以上であるノニオン系界面活性剤、ならびにレシチンおよび水添レシチンからなる群から選択される少なくとも1種の両性界面活性剤からなる群から選択される少なくとも1種をさらに含有する請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  8. 前記成分(C)の前記成分(D)に対する質量含有比が、1以上100以下である請求項7に記載の水中油型乳化組成物。
  9. 前記成分(D)が、ポリオキシエチレン糖脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルからなる群から選択される少なくとも1種を含む請求項7に記載の水中油型乳化組成物。
  10. 前記成分(D)が、セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコースを含む請求項7に記載の水中油型乳化組成物。
  11. 前記疎水変性ポリウレタンが、下記式(I)で表される化合物を含む請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
    {(OROCONHR[NHCOO(RO) (I)
    (式(I)中、Rは炭素数2から4のm価の炭化水素基を示し、RおよびRは、それぞれ独立に炭素数2から4の2価の炭化水素基を示し、Rはウレタン結合を有していてもよい炭素数1から10の2価の炭化水素基を示し、Rは炭素数8から36の炭化水素基を示す。mは2以上の数であり、hは1以上の数であり、kは1以上500以下の数であり、nは1以上200以下の数である。)
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