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JPS6345095B2 - - Google Patents
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JPS6345095B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6345095B2
JPS6345095B2 JP1383279A JP1383279A JPS6345095B2 JP S6345095 B2 JPS6345095 B2 JP S6345095B2 JP 1383279 A JP1383279 A JP 1383279A JP 1383279 A JP1383279 A JP 1383279A JP S6345095 B2 JPS6345095 B2 JP S6345095B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc oxide
capsule wall
photoconductive
manufactured
sensitizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1383279A
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English (en)
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JPS55106460A (en
Inventor
Hiroyuki Nomori
Hiroyuki Moriguchi
Satoru Haneda
Tadashi Kaneko
Akira Ito
Masanori Matsumoto
Takeo Shimura
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to DE19792952650 priority patent/DE2952650C2/de
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Publication of JPS6345095B2 publication Critical patent/JPS6345095B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は光導電材料、特に光導電性酸化亜鉛よ
り成り、バインダー樹脂中に分散されて電子写真
感光体の感光層を構成する光導電材料に関するも
のである。 一般に電子写真法において用いる電子写真感光
体の感光層は種々の光導電材料により構成され
る。この光導電材料としては、酸化亜鉛、硫化カ
ドミウム、セレンその他のものが知られている
が、製造が容易でコストが低く、しかも軽元素物
質であつて人間を始めとする生体に有害でないこ
とから、酸化亜鉛より成る光導電材料が好まし
い。この光導電性酸化亜鉛は、その粉末がバイン
ダー樹脂中に分散されて電子写真感光体の感光層
が構成される。しかしながら光導電性酸化亜鉛単
独ではその感度領域が紫外領域にあるため、実用
上はローズベンガルその他の増感剤を酸化亜鉛粉
末粒子の表面に接触せしめていわゆる分光増感を
行なうことが必要である。このため通常において
は、バインダー樹脂中に酸化亜鉛粉末と増感剤と
を共に分散せしめて電子写真感光体の感光層が構
成される。 しかるに酸化亜鉛の光導電性は、O3、O- 3、O- 2
等の酸素原子より成る活性種の作用によつて生ず
るものであつて、暗所においては酸化亜鉛粒子に
活性種が吸着されてこれによつて酸化亜鉛の伝導
帯にあるエレクトロンがトラツプされるため当該
酸化亜鉛が高抵抗を有し、又光が照射されると活
性種が脱着されて電気伝導度が高くなるのであ
り、実際の電子写真プロセスにおいては、前記活
性種は感光層を帯電せしめる工程における帯電器
の放電によつて生ずるものであるとされている。 従つて、バインダー樹脂中に酸化亜鉛粉末と増
感剤とをそのまま分散せしめて構成された感光層
においては、酸化亜鉛粒子の光導電性に関与する
活性種は酸化亜鉛粒子の光導電性を発現せしめる
べく作用するのみならず、直接増感剤やバインダ
ー樹脂に作用し、しかもこの活性種は酸化力が非
常に大きいものであるため、増感剤やバインダー
樹脂が急速に酸化されて劣化し、その結果、斯か
る感光層を有する電子写真感光体を電子複写機に
おいて複写画像の形成に供した場合の使用寿命が
短くて最大可能複写回数は多くても1000回程度で
ある。 又酸化亜鉛より成る光導電材料により構成され
た感光層においては、光照射を止めて暗所に戻し
たときの暗抵抗の回復が遅い欠点がある。斯かる
感光層を有する電子写真感光体は、既述のように
複写機において活性種に富んだ雰囲気下で用いら
れるにもかかわらず、そのメモリー効果が大き
く、一旦露光を受けた後感光層全体が十分な暗抵
抗を示す状態に復元する迄に長時間を要する。従
つて1回の電子写真プロセスを経た感光体を次の
プロセスに供する迄に一定以上の時間を置かなけ
ればならず、連続複写を高速に行なうことができ
ず、又複写画像の画像濃度を高くすることができ
ない。 更に酸化亜鉛粉末自体が親水性であるため、通
常親油性の樹脂より成るバインダー樹脂に対する
分散性が概して不良であり、感光層の特性が不均
一となり易く、又感光体の製造においても種々の
制約を受ける。 以上のような酸化亜鉛光導電材料の固有の或い
は実用上の欠点を除去又は減少せしめるために、
光導電性酸化亜鉛粉末の粒子の表面を被覆物質に
より被覆せしめることが有効である可能性があ
り、事実、特公昭43−7594号、特公報43−22910
号、特開昭52−139428号公報等には酸化亜鉛粉末
粒子を被覆し、その特性を改善することが記載さ
れている。しかしながら、これら従来の技術にお
ける被覆は、上述の欠点の一部についてそれを緩
和する効果を奏するものであるかもしれないが、
上述の欠点を一掃するには程遠く、実用に供し得
るとしてもそれは限られた範囲においてのみ可能
であるに過ぎず、効果についてもさして見るべき
ものはない。 本発明者等は以上の如き事情に鑑み、従来の技
術において好結果が得られない原因の究明と併せ
て被覆酸化亜鉛について鋭意研究を重ねた結果、
本発明を完成したものである。 本発明の目的は、酸化亜鉛粉末より成る光導電
材料であつて、これと併用される増感剤を劣化か
ら保護することができ、従つて非常に長い使用寿
命を有しその最大複写可能回数が極めて多い電子
写真感光体を形成し得る光導電材料を提供するに
ある。 本発明の他の目的は、メモリー効果がほとんど
なく、従つて高速連続複写が可能であつて良質の
複写画像を形成することのできる電子写真感光体
を形成し得る光導電材料を提供するにある。 本発明の更に他の目的は、感光層を構成するバ
インダー樹脂に対する分散性が優れ、従つて均一
な特性の電子写真感光体を形成し得る光導電材料
を提供するにある。 以上の如き目的を達成するために、本発明にお
いては、光導電性酸化亜鉛粉末粒子の表面に、三
次元網状構造を有するウレタン樹脂より成るカプ
セル壁膜を形成し、このカプセル壁膜により、酸
化亜鉛のための増感剤を封入せしめる。 ここで「カプセル壁膜」とは、重合体より成る
成長被膜を意味する。このカプセル壁膜は、酸化
亜鉛の単位粒子の実質上全表面を覆うものである
ことが望ましいが、複数の単位粒子の会合体の露
出表面を覆うものである場合、或いは単位粒子の
全表面の一部若しくは会合体の露出表面の一部を
覆うものである場合にも有効である。又前記増感
剤は前記カプセル壁膜の内面と酸化亜鉛粒子の表
面との間に封入されていてもよく、或いは前記カ
プセル壁膜の膜体内に含有されることにより封入
されていてもよい。前記カプセル壁膜の厚さは、
5オングストローム〜1ミクロン、好ましくは10
〜1000オングストローム、更に好ましくは20〜
100オングストロームである。 本発明光導電材料は次のようにして製造するこ
とができる。即ち、増感剤の溶液を調製してこれ
に光導電性酸化亜鉛粉末を投入して撹拌し、溶剤
を蒸発除去せしめ又は別後乾燥せしめることに
より、前記増感剤を酸化亜鉛粒子の表面に被着せ
しめて増感酸化亜鉛を作る。一方カプセル壁膜の
材料物質の溶液を作つてこれに前記増感酸化亜鉛
粉末を投入して分散せしめ、この分散状態におい
て下記の被膜形成手段の何れかにより、酸化亜鉛
粒子の表面に三次元網状構造を有する重合体より
成るカプセル壁膜を形成せしめる。ここでカプセ
ル壁膜の材料物質としては、架橋されて三次元網
状構造となるウレタン樹脂及び重合され更に架橋
されて三次元網状構造となるウレタン樹脂を生成
する物質が用いられる。 被覆形成手段は次の通りである。 (1) 材料物質がウレタン樹脂である場合 材料物質の溶液中に増感酸化亜鉛を分散せし
めた状態において、この分散液に前記溶液の溶
剤とは自由に混和するが材料物質を溶解しない
非溶剤を実質上加えて当該分散液の液相部にお
ける前記材料物質の溶解度を低下せしめ、これ
により材料物質であるウレタン樹脂を酸化亜鉛
粒子の表面に析出せしめ沈着せしめて被膜を形
成する方法。 この方法はコアセルベーシヨン法と称され、
ここに形成される被膜は、その後架橋されてカ
プセル壁膜とされる。「非溶剤を実質上加える」
とは、実際に非溶剤を加えることのみならず、
非溶剤を含有する液相部の溶剤のみを系より除
外して非溶剤の濃度を増大せしめることを含む
概念を意味する。 (2) 材料物質がウレタン樹脂を与える物質である
場合 (a) 材料物質の溶液中に増感酸化亜鉛を分散せ
しめた状態において、コアセルベーシヨン法
により材料物質を沈着せしめて被膜を形成す
る方法。 この方法による被膜は、次いで重合せしめ
ることによりカプセル壁膜に変化せしめる。
この重合法としては、重合触媒乃至開始剤を
添加し又は添加せずに分散液を加熱する方
法、或いは被膜が形成された酸化亜鉛粉末を
取出して加熱する方法等がある。 (b) 材料物質の溶液中に増感酸化亜鉛を分散せ
しめた状態において、前記材料物質であるモ
ノマー又はプレポリマーを重合せしめながら
酸化亜鉛粒子の表面に沈着せしめ、重合体よ
り成る被膜を形成する方法。 この方法は、インシチユー(in situ)法
と称され、酸化亜鉛粒子が核となつてその表
面における重合可能な材料物質の濃度が大き
くなつて重合が生ずるものである。この方法
における被膜の形成を促進するために、前記
溶液の溶剤と自由に混和するが溶質を溶解し
ない非溶剤を分散液に実質上加えること、分
散液を加熱還流せしめて重合反応を推進する
こと、或いは分散系をホモジナイザー等によ
り激しく撹拌して被膜の成長を助長せしめる
ことが好ましい。分散液には、必要に応じて
重合触媒乃至開始剤を加えておくことができ
る。上述の製造方法における重合が架橋反応
を伴うものであれば、形成される被膜はその
ままで三次元網状構造体のカプセル壁膜とな
る。しかしそうでない場合には、形成された
被膜を構成する重合体を架橋せしめればよ
く、そのためには、重合体が縮合反応を生ず
るものであれば、例えば加熱により縮合せし
め、或いは架橋剤を用いて架橋せしめればよ
い。 以上のようにして製造される本発明光導電材料
は、酸化亜鉛粒子の表面と、形成されたカプセル
壁膜の内面との間に増感剤が封入された状態のも
のとなる。しかし本発明においてはカプセル壁膜
の膜体中に増感剤が含有されていてもよく、斯か
る光導電材料は、カプセル壁膜の材料物質の溶液
中に増感剤を溶解せしめておき、これに光導電性
酸化亜鉛粉末を分散せしめた状態で上述の手段に
より被膜を形成することにより製造することがで
きる。即ちこの場合には、被膜形成物質の沈着に
伴い増感剤が被膜中に持込まれる。尤も、増感剤
が当該溶液中で酸化亜鉛粒子の表面に対して大き
な親和力に基づく大きな沈着性を有する場合、或
いは非溶剤を実質上加えることが行なわれる方法
において当該非溶剤が増感剤を溶解しないもので
ある場合には、被膜形成物質の沈着と同時に、或
いは沈着に先立つて増感剤が沈着することもあ
る。 斯くして本発明光導電材料が製造されるが、カ
プセル壁膜を構成するウレタン樹脂が三次元網状
構造体であるので、優れた機械的強度及び大きな
耐溶剤性が得られる。 本発明においては、任意の方法で製造された光
導電性酸化亜鉛粉末を用いることができるが、そ
の粒径が0.1〜1ミクロンのものが実用上好適で
ある。 又本発明においては、カプセル壁膜を構成する
ウレタン樹脂として任意のウレタン樹脂又はシリ
コーン、ポリエステル、ポリエーテル等の他の樹
脂成分により変性された変性ウレタン樹脂を用い
ることができる。従つて前記材料物質としては、
これらの樹脂のほか、重合反応を生ぜしめる場合
には、ポリイソシアネートとポリオールとが組合
せ用いられ、これらポリイソシアネート又はポリ
オールは各々プレポリマー乃至ポリマーであつて
もよい。 ポリイソシアネートの好ましい具体例を挙げる
と次の通りである。 (1) ヘキサメチレンジイソシアネート OCN(CH26OCN 市販品:「デスモジユールH」日本ポリウレ
タン社製 (2) 市販品:「デスモジユールN」日本ポリウレ
タン社製 (3) メタフエニレンジイソシアネート 市販品:「ナフコネート」ナシヨナルアニリ
ン社製 (4) トルイレンイソシアネート
【式】と
【式】との 混合物 市販品:「デスモジユールT」日本ポリウレ
タン社製 「ハレインTM」デユポン社製 (5) 2,4−トリレン−ジイソシアネート 市販品:「デスモジユールT」日本ポリウレ
タン社製 (6) トルイレンイソシアネートとトリメチロール
プロパンとの反応生成物 市販品:「コロネートL」日本ポリウレタン
社製 (7) 3,3′−ジメチル−ジフエニル−4,4′−ジ
イソシアネート 市販品:「ハイレンH」デユポン社製 (8) ジフエニルメタン−4,4′−ジイソシアネー
市販品:「ミリオネートMT」日本ポリウレ
タン社製 (9) 3,3′−ジメチル−ジフエニルメタン−4,
4′−ジイソシアネート 市販品:「ハイレンDMM」デユポン社製 (10) トリフエニルメタン−トリイソシアネート 市販品:「デスモジユールR」日本ポリウレ
タン社製 (11) ポリメチレンフエニルイソシアネート 市販品:「ミリオネートMR」日本ポリウレ
タン社製 (12) ナフタレン−1,5−ジイソシアネート 市販品:「デスモジユール15」日本ポリウレ
タン社製 又ポリオールの好ましい具体例を挙げると、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール等の
ジオール類、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、トリメチロールエタン、1,2,6−ヘキサ
ントリオール等のトリオール類、ペンタエリスリ
トール、更に各種のプレポリマー状ポリオールそ
の他がある。 形成されたウレタン樹脂が更に末端或いは側鎖
に反応性官能基を有する場合には、これに他の樹
脂成分をブロツク状に結合せしめることによつて
も変性ウレタン樹脂より成るカプセル壁膜を形成
せしめることができる。 以上の材料物質により形成されるウレタン樹脂
の架橋は、加熱すること、或いは水、多価アルコ
ール類、ジアミン類、トリアミン類、ポリイソシ
アネート、ホルマリン、過酸化物を作用せしめる
ことにより行なうことができる。 本発明において酸化亜鉛のための増感剤として
は任意のものを用いることができ、その例として
は、フルオレセイン、エリスロシン、フロキシ
ン、ローズベンガル、ローダミンブルー等のキサ
ンテン系色素、ブロモクレゾールグリーン、クリ
スタルバイオレツト、マラカイトグリーン等のト
リフエニルメタン系色素、アクリジンオレンジ等
のアクリジン系色素、メロシアニン等のシアニン
系色素、インドアニリン系色素、アントラキノン
バイオレツト等のアントラキノン系色素、インジ
ゴ色素、アゾ色素、その他を挙げることができ
る。このうちキサンテン系色素又はトリフエニル
メタン系色素であつて、酸、又はラクトン型のも
のはその溶解性が高くてしかも酸化亜鉛粒子の表
面に強固に吸着されるので特に好ましい。 本発明光導電材料は以上の通りであつて、酸化
亜鉛粉末粒子の表面に形成されているカプセル壁
膜がウレタン樹脂より成るものであるため、当該
カプセル壁膜は非常に強固に酸化亜鉛粒子に固着
されたものとなる。即ち、酸化亜鉛粒子の表面に
は吸着水の水酸基等による活性点が存在するが、
重合反応を生ぜしめる場合にはポリイソシアネー
トがこの活性点に化学結合してそこから重合体鎖
が形成され、又イソシアネート基が残存するウレ
タン樹脂を材料物質とする場合にも、同様にこれ
がこの活性点に結合し、カプセル壁膜が形成され
る。又ウレタン樹脂のウレタン結合部分がこの活
性点と水素結合する等の大きな親和力を有し、斯
くしてウレタン樹脂が強固に酸化亜鉛粒子の表面
に固着される。そして既述の被膜形成法によれ
ば、前記活性点の親和力が十分有効に利用されて
被膜が欠落部のない均一なものとなる。しかし欠
落部があつたとしても、それなりに本発明の効果
が得られる。又ウレタン樹脂はそのウレタン結合
による分子間凝集エネルギーが大きく、従つてカ
プセル壁膜は緻密で強靭であり、特に耐摩耗性並
びに耐油性及び耐有機溶剤性が大きいものとな
る。 このように優れたカプセル壁膜を有する本発明
光導電材料によれば、更に次の利益が得られる。 (1) カプセル壁膜により増感剤を封入保持せしめ
ているため、酸化作用、湿気、光、熱の作用に
弱い増感剤を保護してその劣化を防止すること
ができ、従つて当該光導電材料を用いて感光層
を構成せしめることにより、使用寿命が著しく
長くて最大複写可能回数が多い電子写真感光体
を提供することができる。又増感剤が酸化亜鉛
粒子の表面に密着されて保持されるために大き
な増感効果が発現される。 (2) 本発明光導電材料により構成せしめた感光層
は、その暗抵抗の回復に要する時間が著しく短
いものであり、従つてメモリー効果がほとんど
なくて常に画像濃度が十分高く階調再現性が優
れた複写画像を形成し得る電子写真感光体を提
供することができる。この理由は明かではない
が、酸化亜鉛の光導電性に関与する酸素原子に
より成る活性種と同等の機能をカプセル壁膜に
封入された増感剤が果すこと、又は酸化亜鉛に
光導電性を与えるに十分な量の活性種がカプセ
ル壁膜内に閉じ込められ、光の照射によつて脱
着したときにもこれら活性種が当該酸化亜鉛粒
子の表面の極近傍に保持されていることがその
理由の一部であると考えられる。事実、複写機
内におけるコロナ放電により生ずる活性種が、
当該光導電材料による感光層の暗抵抗の回復に
寄与しないことは、コロナ放電器周辺を排風し
て積極的にこれら活性種を排除した場合にも、
メモリー効果が現われないことからも首肯され
る。従つてこのように酸化性活性種を排除する
ことにより、増感剤やバインダー樹脂の酸化劣
化等を防止することができ、この点からも感光
層の寿命を延長することができる。又メモリー
効果がないことから、高速連続複写が可能とな
ることは勿論である。 (3) 酸化亜鉛粒子は親水性であるが、本発明光導
電材料の外層であるカプセル壁膜を構成するウ
レタン樹脂は親油性を有するため、通常アクリ
ル樹脂、アルキツド樹脂、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂等の親油性樹脂より成るバインダー樹
脂に対し当該光導電材料が高い分散性を有し、
バインダー樹脂溶液中への分散が容易であつて
均一で安定な感光層形成用塗布液が得られ、従
つて特性の均一な感光層を形成せしめることが
できる。 (4) 三次元網状構造を有するウレタン樹脂は極め
て強靭であるため、激しい撹拌によつてもカプ
セル壁膜が損傷されることがなく、又耐溶剤性
が大きいため、電子写真感光体の製造に課され
る制約が緩和され、又電気絶縁性であるため、
感光層において互に光導電材料が接触した状態
とされても通電路が形成されることがなく、感
光層の帯電時に通電現象が生ずることによる感
光層の劣化を防止することができる。 (5) 変性ウレタン樹脂より成るカプセル壁膜を有
する光導電材料によれば、更に変性物質の種類
に応じた特性が得られる。 以下本発明の実施例について説明するが、これ
らにより本発明が限定されるものでないことは勿
論である。 実施例 1 通常のローズベンガル・2ナトリウム塩を酸分
解して得られる遊離酸ローズベンガル0.5gを100
mlのメチルエチルケトンに溶解せしめ、この溶液
中に光導電性酸化亜鉛粉末100gを添加してボー
ルミルにより1時間分散せしめた後、メチルエチ
ルケトンを蒸発せしめてローズベンガルを被着せ
しめた増感酸化亜鉛粉末を得た。 この増感酸化亜鉛粉末100gを、後述するポリ
オール及びポリイソシアネートの溶剤であるメチ
ルエチルケトン150mlと同じく非溶剤であるイソ
パラフイン系「アイソパーH」(エツソ化学社製)
50mlとの混合溶剤中に分散せしめ、更にシリコー
ンポリオール「KR302A」(信越化学工業社製)
1.0gとポリイソシアネート「KR302B」(信越化
学工業社製)0.5gとを添加して1時間超音波分
散せしめた。この分散液をロータリーエバポレー
タに入れてメチルエチルケトンを徐々に蒸発せし
め、前記ポリオール及びポリイソシアネートを前
記酸化亜鉛粉末粒子の表面に沈着せしめた。この
分散液に更に非溶剤「アイソパーH」150mlを加
えた後、撹拌しながら温度130℃で1時間加熱処
理し、固型物を別、乾燥してシリコーン変性ポ
リウレタンより成る硬化されたカプセル壁膜を有
する本発明光導電材料を製造した。 斯くして得られた光導電材料 100g アクリル樹脂「ダイヤナールHR−112」(三菱レ
イヨン製)50%溶液 40ml ブチル化メラミン樹脂「スーパーベツカミンJ−
820」(大日本インキ社製)50%溶液 8ml トルエン 100ml (但し、アクリル樹脂溶液及びブチル化メラミン
樹脂溶液の溶剤は、n−ブタノールとキシレンと
の混合溶剤である。) 以上の物質を混合しボールミルにより1時間分
散せしめて感光層形成用塗布液を作つた。ポリエ
ステルフイルム上にアルミニウムフイルムをラミ
ネートし、更にその上にバリヤー層を形成して成
る支持体に、この塗布液を塗布乾燥せしめて30
g/m2の塗膜を形成し、更に温度90℃で1時間加
熱処理し電子写真感光体を作製した。 この電子写真感光体を電子複写機「ユービツク
ス2000R」(小西六写真工業社製)に装着して高
速連続複写テストを行なつたところ、複写回数が
10000回を越えてもなお鮮明で解像力が大きく、
かつ階調再現性の高い複写画像が得られた。 比較例 1 実施例1におけると同様の増感酸化亜鉛粉末
100gを、実施例1の光導電材料の代りに用いて
感光層形成用塗布液を作り、他は実施例1と同様
にして電子写真感光体を作製し、同様の複写テス
トを行なつたところ、複写初期からメモリー効果
が認められ、複写回数が1000回を越える頃には、
複写画像が不鮮明となつて解像力が小さくなり、
階調再現性が不良となり、画像濃度が不十分でし
かもムラのあるものとなつた。 実施例 2 増感剤エリスロシン0.5gを150mlのメチルエチ
ルケトンと50mlの非溶剤「アイソパーH」との混
合溶剤中に溶解せしめ、この溶液に光導電性酸化
亜鉛粉末100gを加えてボールミルにより1時間
分散せしめた後、シリコーンポリオール
「KR302A」1.0gとポリイソシアネート
「KR302B」0.5gとを更に加えた上1時間分散を
行ない、次いでこの分散液をロータリーエバポレ
ータに入れてメチルエチルケトンを徐々に蒸発せ
しめ、前記エリスロシンと共に前記ポリオール及
びポリイソシアネートを前記酸化亜鉛粉末粒子上
に沈着せしめ、更にこの分散液に非溶剤「アイソ
パーH」150mlを加えた後、撹拌しながら温度130
℃で1時間加熱処理し、固型物を別、乾燥して
シリコーン変性ポリウレタンより成るカプセル壁
膜を有する本発明光導電材料を製造した。 斯くして得られた光導電材料 100g シリコーン樹脂「KR214」(信越化学工業社製)
(70%溶液) 15g アクリル樹脂「ST−10」(綜研化学社製)(50%
溶液) 20g エチルセルロース「STD−45」(ダウケミカル社
製)(7.5%溶液) 60g トルエン 100ml 以上の物質をボールミルにより1時間混合分散
せしめて感光層形成用塗布液を作つた。ポリエス
テルフイルム上にアルミニウムフイルムをラミネ
ートし、更にその上に厚さ2ミクロンのカゼイン
下引層を形成して成る支持体上に前記塗布液を塗
布乾燥して30g/m2の塗膜を形成して電子写真感
光体を作製した。 実施例 3 ポリイソシアネート「コロネートL」1.0gと
ポリエステルポリオール「デスモーフエン800」
(日本ポリウレタン社製)1.6gを酢酸エチル300
mlと非溶剤「アイソパーH」70mlとの混合溶剤中
に溶解せしめ、この溶液に実施例1におけると同
様の増感酸化亜鉛粉末100gを加え、1時間超音
波分散せしめた後、アスピレータによる減圧下に
温度50℃に加温して酢酸エチルを蒸発除去し、残
液に非溶剤「アイソパーH」200mlを添加して撹
拌しながら温度100℃で3時間加熱した後、固型
分を別して乾燥せしめ、本発明光導電材料を製
造した。 この光導電材料を用いたほかは実施例2におけ
ると全く同様にして電子写真感光体を作製した。 実施例 4 ポリオール「タケラツクA−310」(武田薬品工
業社製)1.2gと、ポリイソシアネート「タケネ
ートA−3」(武田薬品工業社製)0.1gとを、実
施例1におけると同様の増感酸化亜鉛粉末100g
と共に100mlのアセトンに加え、ボールミルによ
り3時間分散せしめた。この分散液を分液ロート
に入れ、温度120℃に加熱した非溶剤「アイソパ
ーH」1000mlを激しく撹拌しながら前記分散液を
滴下して加え、その後2時間加熱して別し、減
圧下で温度120℃に加熱して3時間乾燥せしめ、
本発明光導電材料を製造した。 この光導電材料を用いたほかは実施例2におけ
ると同様にして電子写真感光体を作製した。 実施例 5 シリコーンポリオール「KR302A」1.0gとポ
リイソシアネート「KR302B」0.5とを500mlのメ
チルイソブチルケトンに溶解し、この溶液に実施
例1におけると同様の増感酸化亜鉛粉末100gを
加えて1時間超音波分散せしめた。次いでこの分
散液を撹拌下に6時間加熱還流せしめた後、別
乾燥して本発明光導電材料を製造した。 この光導電材料を用いたほかは実施例2と全く
同様にして電子写真感光体を作製した。 以上の実施例2〜5において作製された電子写
真感光体の各々について、実施例1におけると同
様の高速連続複写テストを行なつたところ、何れ
のものについても複写回数が10000回を越えても
なお鮮明で解像力が大きく、階調再現性の良好な
複写画像が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光導電性酸化亜鉛粉末粒子の表面に、当該酸
    化亜鉛に対する増感剤を封入したウレタン樹脂よ
    り成るカプセル壁膜を有してなり、前記ウレタン
    樹脂が三次元網状構造体であることを特徴とする
    光導電材料。
JP1383279A 1978-12-28 1979-02-10 Photoconductive material Granted JPS55106460A (en)

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JP1383279A JPS55106460A (en) 1979-02-10 1979-02-10 Photoconductive material
DE19792952650 DE2952650C2 (de) 1978-12-28 1979-12-28 Eingekapselter Photoleiter

Applications Claiming Priority (1)

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