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JPH065198B2 - マニュアルトランスミッションシフトフィ−リング自動判定システム - Google Patents
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JPH065198B2 - マニュアルトランスミッションシフトフィ−リング自動判定システム - Google Patents

マニュアルトランスミッションシフトフィ−リング自動判定システム

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JPH065198B2
JPH065198B2 JP62161822A JP16182287A JPH065198B2 JP H065198 B2 JPH065198 B2 JP H065198B2 JP 62161822 A JP62161822 A JP 62161822A JP 16182287 A JP16182287 A JP 16182287A JP H065198 B2 JPH065198 B2 JP H065198B2
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transmission
automatic
pallet
shaft motor
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康二 末富
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マニュアルトランスミッションのシフトフィ
ーリングを自動的に判定するための自動判定システムに
関する。
〔従来の技術〕
従来、マニュアルトランスミッションの製造過程におい
て、そのシフトフィーリングの良否を判定する手段とし
ては、オペレータが判定装置にトランスミッションを一
台ずつセットして、判定基準と対照しながらトランスミ
ッションの良否を判定していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述のようにオペレータがトランスミッショ
ンをセットして良否を判定する場合、そのセット作業に
時間がかかるとともに、オペレータの経験の長さの違い
等により必ず人的誤差が生じるという問題点がある。
本発明は、上述のような問題点の解決をはかろうとする
もので、トランスミッションのセットから判定までをす
べて自動にして省力化を図るとともに、判定の人的誤差
を完全に防止できるマニュアルトランスミッションシフ
トフィーリング自動判定システムを提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明のマニュアルトランスミッションシフ
トフィーリング自動判定システムは、マニュアルトラン
スミッションの入力軸に連結され同トランスミッション
を駆動する入力軸モータと、上記トランスミッションの
出力軸に連結され同出力軸によって駆動される出力軸モ
ータとをそなえ、上記トランスミッションの良否を判定
するシフトフィーリング自動判定システムであって、上
記マニュアルトランスミッションのシフトレバーを自動
的に掴みシフト・セレクト操作を行なう自動シフト装置
と、上記トランスミッションを搭載してを移送する運転
パレットと、同運転パレットと上記自動シフト装置とを
自動的に結合する自動シフト結合装置と、上記シフトレ
バーに取付けられ同レバーの歪みを検出する歪みセンサ
と、同歪みセンサ並びに上記の入力軸モータおよび出力
軸モータから得た各データによりトランスミッションの
良否を判定するデータ処理装置とをそなえたことを特徴
としている。
〔作用〕
上述の本発明のマニュアルトランスミッションシフトフ
ィーリング自動判定システムでは、マニュアルトランス
ミッションを搭載した運転パレットが自動シフト結合装
置前にセットされると、同自動シフト結合装置がトラン
スミッションに連結し、自動シフト装置でシフト・セレ
クト操作が行なわれる。このとき、トランスミッション
は、入力軸モータによって駆動されているとともに出力
軸モータを駆動しており、シフト・セレクト操作により
歪みセンサから発生するデータと上記の入力軸モータお
よび出力軸モータからの信号とがデータ処理装置で処理
されて、トランスミッションの良否が判定される。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の一実施例としてのマニュアル
トランスミッションシフトフィーリング自動判定システ
ムについて説明すると、第1図はその全体構成を示す斜
視図、第2図は自動シフト装置を示す斜視図、第3図は
自動シフト装置のグリツプを示す一部破断平面図、第4
図は運転パレットを示す側面図、第5図は運転パレット
を示す正面図、第6図はリニアスライダ,シフトロッド
およびセレクトロッドを示す側面図、第7図は第6図の
部分斜視図、第8図はクランプ装置を示す側面図、第9
図はクランプ装置を示す平面図、第10図は自動シフト
結合装置を示す斜視図、第11図は第10図の要部平面
図、第12図はボールスプライン軸およびボールスプラ
イン軸受を示す一部破断平面図、第13図は第12図の
縦断面図、第14図はクランプ装置の2段ロック部材を
示す側面図、第15図はデータ処理装置に接続される各
センサを示すブロック図、第16図(a)〜(d)はシンクロ
機構の動きを示す作用図、第17図(a)〜(c)はシンクロ
機構の作用によるシフト操作力,入力軸回転数およびシ
フトストロークのそれぞれの関係を示すグラフ、第18
図はトランスミッションの良否判定のための各ポジショ
ンへのシフト操作パターンを示すグラフ、第19図(a),
(b)は正常なトランスミッションの1速から2速へのシ
フト操作を2回行なったときの各データを示すグラフ、
第20図(a),(b)は正常なトランスミッションの3速か
ら2速へのシフト操作を2回行なったときの各データを
示すグラフ、第21図(a),(b)は正常なトランスミッシ
ョンとシンクロナイザリングおよびシンクナイザスプリ
ングが欠品したトランスミッションとでそれぞれ測定し
た5速から4速へのシフト操作時の実測データを示すグ
ラフ、第22図(a),(b)は正常なトランスミッションと
リストリクトワッシャが欠品したトランスミッションと
でそれぞれ測定したニュートラルからリバースギヤへの
シフト操作時の実測データを示すグラフ、第23図(a),
(b)は正常なトランスミッションとシンクロナイザリン
グおよびシンクロナイザスプリングが欠品したトランス
ミッションとでそれぞれ測定した4速から3速へのシフ
ト操作時の実測データを示すグラフである。
第1図に示す本発明のマニュアルトランスミッションシ
フトフィーリング自動判定システムは、主に、マニュア
ルトランスミッション1の入力軸に連結され同トランス
ミッション1を駆動する入力軸モータ2と、トランスミ
ッション1の出力軸に連結され同出力軸によって駆動さ
れる出力軸モータ3と、トランスミッション1のシフト
レバー4を自動的に掴み安定した力でシフト・セレクト
操作を行なう自動シフト装置5と、トランスミッション
1を搭載して自動判定システム内へ移送する運転パレッ
ト6と、同運転パレット6に搭載されたトランスミッシ
ョン1と自動シフト装置5とを自動的に結合する自動シ
フト結合装置7と、シフトレバー4に取付けられ同レバ
ー4の歪みを検出する歪みセンサ8と、同歪みセンサ8
並びに入力軸モータ2および出力軸モータ3から得た各
データによりトランスミッション1の良否を判定するデ
ータ処理装置9とから構成されている。
入力軸モータ2の回転軸2には、電磁クラッチ15が
設けられている。この電磁クラッチ15には、シリンダ
16が設けられるとともに、スプラインを形成されたト
ランスミッション1の入力軸にシリンダ16の操作によ
って着脱されるスプライン筒17が設けられている。
出力軸モータ3は、プーリ3a,3b,3c,3dおよびベルト2
0,21を介して2つの回転軸22,23に連結されてお
り、この回転軸22,23にシリンダ24,25およびスプ
ライン筒26,27が設けられるとともに同スプライン筒
26,27にシリンダ24,25が接続されている。そし
て、シリンダ24,25は、スプライン筒26,27を、ス
プラインが形成されたトランスミッション1の出力軸に
装着あるいは離脱するように制御している。
自動シフト装置5は、第2図に示すように、2軸制御の
NCサーボモータを内蔵した装置本体30と、同装置本
体30に出没自在に設けられるとともに同装置本体30
によってその出没動作が制御されるセレクト用ロッド3
1,32と、同セレクト用ロッド31,32に伴って出没動
作を行なうとともに装置本体30によってその回転が制
御されるシフト用ロッド33と、セレクト用ロッド3
1,32支持されるとともにシフト用ロッド33により
そのリンク部34aが旋回駆動されるシフトレバー操作
アーム34と、同アーム34に取付けられシフトレバー
4を自動的に掴むグリップ35とから構成されている。
また、装置本体30はNCコントローラ29によって制
御されている。
グリツプ35は、第3図に示すように、グリツプ本体3
aにそれぞれ軸支されシフトレバー4を両側から把持
する把持部36,37と、同把持部36,37のそれぞれの
基端部36a,37aに係合して把持部36,37を駆動さ
せるシリンダ38とから構成されている。
シフトレバー4は、第2図に示すように、自動シフト装
置5のグリツプ35に臨んで設けられ、このシフトレバ
ー4の基端部がシフトワイヤ39に接続されるとともに
リンク機構40を介してセレクトワイヤ41に接続され
ている。なお、シフトワイヤ39およびセレクトワイヤ
41としては、プッシュプルワイヤが用いられている。
運転パレット6は、第4,5図に示すように、主に、ト
ランスミッション1を直接に取付けて組立てラインを移
送する平パレット45と、トランスミッション1を平パ
レット45に取付けたまま取付けて自動判定システムへ
移送するLパレット46とから構成されている。平パレ
ット45は、Lパレット46に取付けられた断面L字状
の上側および下側支持レール47,48の間に挿入されス
トッパ49,50で大まかな位置決めが行なわれ、固定用
ボルト51,52によつて固定されている。第4図中の符
号53,54は平パレット45のノック穴を、符号55,5
6はLパレット46のノック穴をそれぞれ示しており、
自動判定システムに運転パレット6(平パレット45お
よびLパレット46)がセットされた状態で、各ノック
穴53〜56に2段ロック部材110(第14図参照)
が延出するとともに、クランプ装置60〜62(第8,
9図参照)がトランスミッション1を拘束してこのトラ
ンスミッション1の正確な位置決めを行なうように構成
されている。
Lパレット46のうち平パレット45の占有する部分を
除いた他の部分(第4図中の左上側)には、並列に2つの
リニアスライダ64,65が取付けられている。
そして、このリニアスライダ64,65には、第6,7図
に示すように、トランスミッション1のシフト操作レバ
ー66およびセレクト操作レバー68(第1図参照)に取
付け金具67a(69a)を介してそれぞれ連結された
アルミニウム性のシフトロッド67およびセレクトロッ
ド69がそれぞれ接続されている。上記リニアスライダ
64,65には、上記のシフトロッド67およびセレクト
ロッド69と反対側にそれぞれ係止棒70,71が設けら
れている。
クランプ装置60〜62は、第8,9図に示すように、
自動判定システムの中の運転パレット6のセット位置に
沿って3機設けられている。これらのクランプ装置60
〜62は、それぞれシリンダ75と、このシリンダ75
のピストンロッド75a先端に一端部が係止されるとと
もに中央部が枢支されて他端部でトランスミッション1
を押圧支持するワーク固定用ツメ76とから構成されて
いる。
自動シフト結合装置7は、第10図に示すように、運転
パレット6が自動判定システムにセットされた状態で、
この運転パレット6のリニアスライダ64,65に臨んで
設けられている。この自動シフト結合装置7の全体構成
は、主に、土台80と、この土台80上側に設けられた
シリンダ81と、土台80上側に設けられシリンダ81
によって運転パレット6のリニアスライダ64,65へ向
けて延出されて係止棒70,71と結合するスライド結合
部82とから構成されている。
このスライド結合部82は、第11図に示すようによっ
ている。図中の符号83は土台80上側をスライドする
スライド板であり、このスライド板83がシリンダ81
によって係止棒70,71側へ延出動されるようになって
いる。スライド板83には、その両側にボールスプライ
ン軸受84,85が取付けられ、この軸受84,85に嵌挿
されたボールスプライン軸86,87の基端部には、上記
シフトレバー4からのシフトワイヤ39およびセレクト
ワイヤ41が、接続金具88,89を介して接続されてい
る。ボールスプライン軸86,87の先端部には、それぞ
れ各係止棒70,71と嵌合して互いに結合する結合ブロ
ック90,91が取付けられている。さらに、ボールスプ
ライン軸86,87の基端部には、接続金具88,89とと
もに支持板92,93が取付けられ、この支持板92,93
にシリンダ94,95が取付けられている。このシリンダ
94,95のピストンロッド96,97の先端には、楔部9
6a,97aが形成されて結合ブロック90,91内に嵌挿
されている。結合ブロック90,91内には、結合ピン1
00,101がスプリング102,103によって楔部9
6a,97a側に付勢されており、楔部96a,97aの延出
により結合ピン100,101が係止棒70,71の凹環
部70a,71aに噛合して結合ブロック90,91と係止
棒70,71が互いに結合されるようになっている。
なお、ボールスプライン軸受84,85およびボールスプ
ライン軸86,87は、第12,13図に示すようになっ
ている。ボールスプライン軸受84,85の内周面には、
軸方向に長い環状溝106が6本形成され、それぞれに
ボール107・・・が挿入されている。そして、ボール
スプライン軸86,87は、その外周に等間隔にかつ軸方
向に長い3本の凸部108・・・が形成され、この凸部
108・・・両側とボール107・・・が接して、回転
が規制されながら軸方向へスムーズにスライドできるよ
うに構成されている。
シフトレバー4には、第1図に示すように、歪みセンサ
8が取付けられており、データ処理装置9には、第15
図に示すように、歪みセンサ8が増幅器111を介して
接続されているとともに、シフトストロークセンサ11
2および回転数センサ113がそれぞれ接続されてい
る。
以上のように構成されたマニュアルトランスミッション
シフトフィーリング自動判定システムは、次のように利
用する。
製造ラインで組立てられたマニュアルトランスミッショ
ン1は、このトランスミッション1が固定された平パレ
ット45をLパレット46の上側および下側支持レール
47,48の間に挿入して固定することで、Lパレット4
6に取付けられる。そして、Lパレット46のリニアス
ライダ64,65に接続されるシフトロッド67およびセ
レクトロッド69がトランスミッション1のシフト操作
レバー66およびセレクト操作レバー68にそれぞれ接
続される。つまり、トランスミッション1は運転パレッ
ト6に取付けられる。
そして、トランスミッション1が運転パレット6ごとマ
ニュアルトランスミッションシフトフィーリング自動判
定システムにセットされると、3つのクランプ装置60
〜62の各シリンダ75・・が各ワーク固定用ツメ76
・・を作動させて、トランスミッション1を引き寄せる
とともに2段ロック部材110により正確に位置決めさ
れて固定される。次いで、入力軸モータ2側のシリンダ
16がスプライン筒17を延出させて、入力軸モータ2
とトランスミッション1の入力軸とを連結するととに、
出力軸モータ3側の2つのシリンダ24,25がそれぞれ
2つのスプライン筒26,27を延出させて、出力軸モー
タ3とトランスミッション1の出力軸とを連結する。
これと同時に、自動シフト結合装置7のシリンダ81が
スライド結合部82を運転パレット6の2つのリニアス
ライダ64,65側へ延出させる。そして、結合ブロック
90,91が2つのリニアスライダ64,65の各係止棒7
0,71と嵌合すると、シリンダ94,95からピストンロ
ッド96,97が延出され、楔部96a,97aが結合ピン
100,101を押し出して係止棒70,71の凹環部70
a,71aと噛合させることで、トランスミッション1の
シフト操作レバー66とシフトワイヤ39とが連結され
るとともにセレクト操作レバー68とセレクトワイヤ4
1とが連結される。これにより、トランスミッション1
のマニュアルトランスミッションシフトフィーリング自
動判定システムへのセットが完了する。
そして、自動シフト装置5のグリップ35の把持部36,
37がシリンダ38によってシフトレバー4を自動的に
掴み、NCコントローラ29に制御された装置本体30
がセレクト用ロッド31,32およびシフト用ロッド33
を駆動して、トランスミッション1を各ポジションへシ
フトさせる。これと同時に入力軸モータ2を回転させ、
電磁クラッチ15を介してトランスミッション1を駆動
させ、このトランスミッション1が出力軸モータ3を駆
動させる。そして、入力軸モータ2を回転させながら、
自動シフト装置5と電磁クラッチ15が共働して、トラ
ンスミッション1を各変速段にシフトさせ、各シフト操
作時の出力軸モータ2,入力軸モータ3および歪みセン
サ8からの各信号をデータ処理装置9が処理してトラン
スミッション1の良否を判定する。
このトランスミッション1の良否の判定は、以下のよう
にして行なわれる。
まず、シフト時のシンクロ作用の基本原理を説明する
と、第16図(a)〜(d)に示すようになる。
シフトフォークによってハブスリーブ120がギヤ12
1側へ移動すると、第16図(a)に示すように、シンク
ロナイザキー122もその凸部がスリーブ120の凹部
と噛み合ったままギヤ121側へ移動する(時刻
1)。
第16図(b)に示すように、シンクロナイザキー122
の端面がシンクロナイザリング123に接触すると、こ
のリング123をギヤ121のコーン部に押し付け、こ
の接触面の摩擦により、スリーブ120とギヤ121と
の回転差が小さくなる。
第16図(c)に示すように、スリーブ120がキースプ
リング124に打ち勝ってシンクロナイザキー122の
凸部を乗り越えて進むと、スリーブ120とリング12
3の各スプライン部が接触して同期しながら噛み合う。
あるいは、スリーブ120がシンクロナイザキー122
の凸部を乗り越えて進む時点で同期が完了して、スリー
ブ120とリング123とが噛み合う(時刻T2)。
第16図(d)に示すように、スリーブ120とギヤ12
1との同期が完了してスリーブ120とリング123が
噛み合うと、スリーブ120はギヤ121側へ進みクラ
ッチギヤ121aに、互いのスプライン部がずれている
場合は押分けながら噛み合う(時刻T3)。
そして、最終的にスリーブ120がギヤ121と噛み合
いストッパ位置まで移動してシフト操作が完了する。
以上のシンクロ作用によるシフト操作力,入力軸回転数
およびシフトストロークのそれぞれの関係は、理論的に
は第17図(a)〜(c)のようになる。
第17図(c)は、歪みセンサ8で検出されるシフト操作
力と時間との関係つまり力積を示すもので、上記の時刻
1からT2までに生じる力積S1がシフト力積であり、
時刻T2からT3までに生じる力積S2がクラッチギヤ押
分け力積である。なお、クラッチギヤ押分け力積S
2は、スリーブ120とギヤ121との相対的なずれの
状態によっては波形として現れないことがある。
第17図(a)は、シフトストロークと時間との関係を示
しており、図示例にあってはギヤを4速から3速へシフ
トダウンさせたもので、4速からギヤを抜き、時刻T1
で3速へシフトさせている。そして、シンクロナイザリ
ング123のギヤ121のコーン部への押圧開始時刻T
1′でシンクロナイザリング123による同期作用が始
まり、シフト移動が停止する。時刻T2へ至る作用、つ
まり、スリーブ120がシンクロナイザキー122の凸
部を乗り越えて進む時点からストロークが大きくなって
行き、時刻T3を過ぎてシフトストロークが最大とな
り、シフト操作が完了する。
第17図(b)は、入力軸回転数と時間との関係を示すも
ので、時刻T1を過ぎて、押圧開始時刻T1′で回転数が
上昇し、スリーブ120とリング123とが噛み合う時
刻T2の直前で同期が完了する。
本実施例では、以上のようにして行なわれる良否判定の
ための各ポジションへのシフト操作を、第18図に示す
ようなパターンで行なう。
まず、シフトポジションをニュートラルにしてクラッチ
15をつなぎ、入力軸モータ2を約800rpmで回転
させ、出力軸モータ3が回転しないことを確認する。
次いで、クラッチ15を切ってリバースギヤにシフトさ
せると同時に自動シフト装置5のグリップ35をシフト
レバー4から外し、シフト操作力を検知してクラッチ1
5をつなぎ入力軸モータ2を回転させて2500rpm
まで上昇させ、ギヤ抜けの有無を確認するとともに出力
軸モータ3の回転を検知する。
次いで、クラッチ15を切ってリバースギヤから1速に
シフトさせ、クラッチ15をつないで入力軸モータ2の
回転数を約2500rpmまで上昇させ、クラッチ15
を切って1速から2速へシフトアップさせ、クラッチ1
5をつないで入力軸モータ2を2500rpmまで上昇
させる。この作用を繰り返して5速までシフトアップさ
せた後、5速から1速までシフトダウンさせる。
そして、これらのシフトアップおよびシフトダウンによ
る各ポジションへのシフト操作時に、各ポジションへシ
フトさせた後、自動シフト装置5のグリップ35をシフ
トレバー4から外し、シフト操作力を検知するとともに
ギヤ抜けの有無を確認する。これと同時に、出力軸モー
タ3の回転数を検知し、入力軸モータ2の回転が出力軸
モータ3に正常につたわっているか否かから見る。
以上のテストを正常なトランスミッション1について行
なうと、第19図(a),(b)および第20図(a),(b)のよう
になった。
第19図(a),(b)は、トランスミッション1の1速から
2速へのシフト操作を2回行なったときの各データを示
すグラフであり、1回目は、第19図(a)のように、ク
ラッチギヤ押分け力積S2が少し現れているが、2回目
は、第19図(b)のように、力積S2はほとんど現れてい
ない。シフト力積S1は、2回とも大きさおよび波形が
ほとんど同じである。これにより、当然最大操作力F1
もほぼ同じになっている。
第20図(a),(b)は、3速から2速へのシフト操作を2
回行なったときの各データを示すグラフであり、1回目
は第20図(a)のように、クラッチギヤ押分け力積S2
ほとんど現れておらず、2回目は、第20図(b)のよう
に、1回目に比べてストッパ力Spが大きくなってい
る。しかし、シフト力積S1の大きさおよび波形はほと
んど同じで、最大操作力F1も略同じになっている。
そして、第19図(a),(b)と第20図(a),(b)とからわか
るように、シフトアップのときのシフト力積S1および
最大操作力F1よりもシフトダウンのときのシフト力積
1および最大操作力F1の方が大きくなっている。
このようにして、正常なトランスミッション1の複数回
の実測データを取り、力積および最大操作力のばらつき
の許容範囲を予め設定してデータ処理装置9にプログラ
ムしておく。なお、これは、第18図に示す10通りシ
フト操作において設定し、各シフト操作時にそれぞれの
設定値と比較して正常か否かを判定する。
次に、上述のようにして設定した良品のデータと不良品
のデータとを比較した例を説明する。
第20図(a),(b)は、正常なトランスミッション1とシ
ンクロナイザリング123およびシンクロナイザスプリ
ングが欠品したトランスミッション1とで測定した5速
から4速へのシフト操作時の実測データを比較したもの
である。
これらのグラフから分かるように、欠品したトランスミ
ッション1ではシフト力積S1とクラッチギヤ押分け力
積S2の区別がつかないとともにこれらの力積が異常に
大きくなっている。これとともに、最大操作力F1も大
きくなっている。また、入力軸回転数は、時刻T3を過
ぎても回転が上昇しており、異常に回転数が高くなって
いる。これにより、当然ギヤ間のガリ音も発生してい
る。
第22図(a),(b)は、正常なトランスミッション1とリ
ストリクトワッシャは欠品したトランスミッション1と
で測定したニュートラルからリバースギヤへのシフト操
作時の実測データを比較したものである。
これらのグラフから分かるように、欠品したトランスミ
ッション1では、シフト力積S1およびクラッチギヤ押
分け力積S2がともに、正常なトランスミッション1に
比べて異常に大きくなっており、最大操作力F1も大き
くなっている。
第23図(a),(b)は、正常なトランスミッション1とシ
ンクロナイザリング123およびシンクロナイザスプリ
ング124が欠品したトランスミッション1とで測定し
た4速から3速へのシフト操作時の実測データを比較し
たものである。
これらのグラフから分かるように、時刻T1からT3まで
の時間が長くなっており、シフト力積S1の変化は少な
いが、最大操作力F1が異常に小さくなっている。
このように、力積S1,S2あるいは最大操作力F1が予
め設定した値と大きくずれていれば不良と判定する。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のマニュアルトランスミッ
ションシフトフィーリング自動判定システムによれば、
トランスミッションの判定システム内へのセットから良
否の判定までをすべて自動にして省力化を図ることがで
きるとともに、トランスミッションの良否判定における
人的誤差を完全に防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜23図は本発明のマニュアルトランスミッション
シフトフィーリング自動判定システムについて示すもの
で、第1図はその全体構成を示す斜視図、第2図は自動
シフト装置を示す斜視図、第3図は自動シフト装置のグ
リップを示す一部破断平面図、第4図は運転パレットを
示す側面図、第5図は運転パレットを示す正面図、第6
図はリニアスライダ,シフトロッドおよびセレクトロッ
ドを示す側面図、第7図は第6図の部分斜視図、第8図
はクランプ装置を示す側面図、第9図はクランプ装置を
示す平面図、第10図は自動シフト結合装置を示す斜視
図、第11図は第10図の要部平面図、第12図はボー
ルスプライン軸およびボールスプライン軸受を示す一部
破断平面図、第13図は第12図の縦断面図、第14図
はクランプ装置の2段ロック部材を示す側面図、第15
図はデータ処理装置に接続される各センサを示すブロッ
ク図、第16図(a)〜(d)はシンクロ機構の動きを示す作
用図、第17図(a)〜(c)はシンクロ機構の作用によるシ
フト操作力,入力軸回転数およびシフトストロークのそ
れぞれの関係を示すグラフ、第18図はトランスミッシ
ョンの良否判定のための各ポジションへのシフト操作パ
ターンを示すグラフ、第19図(a),(b)は正常なトラン
スミッションの1速から2速へのシフト操作を2回行な
ったときの各データを示すグラフ、第20図(a),(b)は
正常なトランスミッションの3速から2速へのシフト操
作を2回行なったときの各データを示すグラフ、第21
図(a),(b)は正常なトランスミッションとシンクロナイ
ザリングおよびシンクナイザスプリングが欠品したトラ
ンスミッションとでそれぞれ測定した5速から4速への
シフト操作時の実測データを示すグラフ、第22図(a),
(b)は正常なトランスミッションとリストリクトワッシ
ャが欠品したトランスミッションとでそれぞれ測定した
ニュートラルからリバースギヤへのシフト操作時の実測
データを示すグラフ、第23図(a),(b)は正常なトラン
スミッションとシンクロナイザリングおよびシンクナイ
ザスプリングが欠品したトランスミッションとでそれぞ
れ測定した4速から3速へのシフト操作時の実測データ
を示すグラフである。 1……トランスミッション、2……入力軸モータ、3…
…出力軸モータ、4……シフトレバー、5……自動シフ
ト装置、6……運転パレット、7……自動シフト結合装
置、8……歪みセンサ、9……データ処理装置、15…
…電磁クラッチ、16……シリンダ、17……スプライ
ン筒、20,21……ベルト、30……自動シフト装置
5の装置本体、31,32……セレクト用ロッド、33
……シフト用ロッド、34……シフトレバー操作アー
ム、35……グリツプ、39……シフトワイヤ、40…
…リンク機構、41……セレクトワイヤ、45……平パ
レット、46……Lパレット、47,48……支持レー
ル、49,50……ストッパ、60〜62……クランプ
装置、64,65……リニアスライダ、66……シフト
操作レバー、67……シフトロツド、68……セレクト
操作レバー、69……セレクトロッド、70,71……
係止棒、75……シリンダ、76……ワーク固定用ツ
メ、80……土台、81……シリンダ、82スライド結
合部、83……スライド板、84,85……ボールスプ
ライン軸受、86,87……ボールスプライン軸、9
0,91……結合ブロック、92,93……支持板、9
4,95……シリンダ、96,97……ピストンロッ
ド、96a,97a……楔部、100,101……結合ピ
ストン、110……2段ロック部材、111……増幅
器、112……シフトストロークセンサ、113……回
転数センサ、120……ハブスリーブ、121……ギ
ヤ、122……シンクロナイザキー、123……シンク
ロナイザリング、124……キースプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マニュアルトランスミッションの入力軸に
    連結され同トランスミッションを駆動する入力軸モータ
    と、上記トランスミッションの出力軸に連結され同出力
    軸によって駆動される出力軸モータとをそなえ、上記ト
    ランスミッションの良否を判定するマニュアルトランス
    ミッションシフトフィーリング判定システムにおいて、
    上記マニュアルトランスミッションのシフトレバーを自
    動的に掴みシフト・セレクト操作を行なう自動シフト装
    置と、上記トランスミッションを搭載して移送する運転
    パレットと、同運転パレットと上記自動シフト装置とを
    自動的に結合する自動シフト結合装置と、上記シフトレ
    バーに取付けられ同レバーの歪みを検出する歪センサ
    と、同歪みセンサ並びに上記の入力軸モータおよび出力
    軸モータから得た各データによりトランスミッションの
    良否を判定するデータ処理装置とをそなえたことを特徴
    とする、マニュアルトランスミッションシフトフィーリ
    ング自動判定システム。
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