本州・秋田や山梨で明らかになったクマ外傷の実態ここ数年、クマが人里に出没し、人を襲う事件が全国で相次いでいます。 特に2023年度には、環境省のまとめで全国198件・被害者219人・死亡者6人と、統計史上最多を記録しました。これは10年前の2016年度(被害件数101件、被害者数105人)と比べると、被害件数・人数ともにほぼ2倍に増えたことになります。 そして2025年もその勢いは衰えていません。 環境省などの報告によると、2025年4月から8月までのわずか5か月間で、全国で69人がクマに襲われ、このうち5人(ツキノワグマ3人、ヒグマ2人)が命を落としています。死亡者数は前年同期より多く、被害の深刻さが浮き彫りになっています。 このように、クマによる人的被害は全国的に増加傾向が続いており、2025年も高い水準で推移していることが分かります。 被害は山奥だけでなく、住宅地や畑、里山周辺など、