日銀が保有する上場投資信託(ETF)の含み益が膨張している。日銀は27日、2021年3月末時点の含み益が15兆4444億円になったと発表した。株式相場が下げた局面での買いを徹底した成果が足元の株高で一気に結実し、20年3月末に比べ50倍の規模に膨らんだ。一方、5月のETF購入額はいまだゼロ。買い入れを控える姿勢を明確にしており、市場では「ステルス・テーパリング(隠れた緩和縮小)が進んでいる」との
上場企業の株式を間接的に買い続け、日本企業の「最大株主」となった日銀。株価次第で含み損を抱えるリスクが高まっても日銀が対応策を語らない中、専門誌に寄稿されたアイデアが関係者の注目を集めている。筆者は政策決定に携わった元日銀幹部であり、今の日銀の“本音”を代弁しているようにもみえるからだ。 寄稿したのは、元日銀理事で日本証券金融社長の櫛田誠希(しげき)氏(62)。日銀は上場投資信託(ETF)の形で株式を間接的に買っており、保有額は時価換算で50兆円超に上る。日銀がETF購入に踏み切ると決めた2010年10月には、櫛田氏は金融政策の立案に関わる企画局のトップだった。当時の金融政策決定会合では、ETFは特定企業に偏らず市場全体への影響が期待できる金融商品として「(購入対象の)候補になり得る」と説明した。 櫛田氏の寄稿は「日銀保有ETFの行方は」と題したコラムで、月刊専門誌「証券アナリストジャーナ
日銀が日本株最大の株主になったとみられることが28日分かった。株式を集めてつくる上場投資信託(ETF)の保有額は既に時価で45兆円に達し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の日本株保有額を抜いたもようだ。日銀による株価の下支えは、金融システムの安定につながったと評価される一方、企業の価値を適正に評価する市場の機能にゆがみをもたらしたとの批判もある。 日銀は10年前の2010年12月にETF購入を開始。現在は原則として年6兆円のペースで買い入れているが、必要に応じて12兆円まで購入を増やせる。 ニッセイ基礎研究所の井出真吾上席研究員の試算によると、日銀のETF累計買い入れ額は10月末時点で35兆円に達した。今月25日には時価ベースで45兆1600億円となり、GPIFの保有額を300億円程度上回った… この記事は有料記事です。 残り310文字(全文667文字)
植田日銀、「黒田日銀が購入したETFの売却に単純計算で100年以上かかるので最後まで見届けることはできない」と渾身のジョークを炸裂させる
2018年2月5日の米国市場は、ダウ平均が一時1597ドル超の下げ、終値も1175.21ドルの下げとなるなど、過去最大の下落幅を記録する展開となりました。 それに伴い、別名「恐怖指数」とも呼ばれる VIX 指数も、前日比115.6%プラスの37.32へと急騰。 時間外取引でも混乱は続き、VIX を原資産とするETN(日本で言うETF)が前日以上に急騰する一幕もあるなど、ピリピリとしたムードが漂っています。 このような混乱の中、VIX インバースETN「XIV」が一撃で早期償還するという面白い事象が発生したので、少し触れさせていただきます。 恐怖指数として知られる「VIX」は、市場が混乱すると上昇、市場が落ち着くと下がる指数ですが、このVIXの先物を原資産としているETN「VXX」のインバース(逆の値動きをする)ETNが「XIV」です。 簡単に言えば、市場が混乱してみんなが怖くなれば下がる。
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