平成十八年十二月十三日提出 質問第二五六号 巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書 巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書 政府は、巨大地震に伴って発生する津波被害の中で、引き波による海水水位の低下で原子炉の冷却水も、停止時の核燃料棒の崩壊熱を除去する機器冷却系も取水できなくなる原発が存在することを認めた。 巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きい。さらに新規の原発で始められようとしている核燃料棒が短時間なら膜沸騰に包まれて冷却が不十分な状態が生じる原発でも設置許可しようとする動きが見られる。また安全基準を満たしているかどうかの判断に関わる測定データの相次ぐ偽造や虚偽報告に日本の原発の信頼性が損なわれている。原発が本来的にもっている危険から住民の安
今月小規模な地震が相次いでいる千葉県の沖合周辺で、地下のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きていることが国土地理院などの観測で分かりました。過去にはスロースリップに伴って震度4前後の揺れの地震が起きていることから、気象庁は念のため、注意を呼びかけています。 気象庁によりますと、今月に入って千葉県東方沖周辺では小規模な地震が相次ぎ、2日と7日には千葉県で震度3の揺れを観測しました。 国土地理院と防災科学技術研究所の発表によりますと、房総半島に設置しているGPSや傾斜計の観測点で、今月2日ごろから、地盤が通常とは逆の南東に僅かにずれ動く変化が捉えられているということです。 この付近は、陸側のプレートの下に海側からフィリピン海プレートが沈み込んでいて、これらのプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が起きているということです。
去年3月の巨大地震のあと、福島と茨城の県境付近や関東南部などでは活発な地震活動が1年9か月たった今も続いていることが分かりました。分析した専門家は「余震は次第に減っていくが地震の大きさが小さくなるわけではないので引き続き余震には注意してほしい」と指摘しています。 東北大学の遠田晋次教授は、去年3月の巨大地震から今月にかけての1年9か月間に北日本や東日本で観測された地震活動を分析し、巨大地震以前と比較しました。 その結果、福島と茨城の県境付近では、巨大地震のあとに起きたマグニチュード1以上の地震が今月までに3万回を超え、以前の数百倍にも上っていることが分かりました。 また、秋田県南部では以前の20倍以上の1200回余り、長野県中部などでもおよそ3倍の700回近くの地震が観測されています。 さらに、東京と千葉県、埼玉県など関東南部を中心に、以前は年間60回前後だったマグニチュード3以上の地震が
今月7日、三陸沖で発生した地震について、気象庁の羽鳥光彦長官は20日の定例会見で、「去年3月の巨大地震の余震で、今後も強い揺れや津波を伴う地震が起きるおそれがあるので、周辺地域も含めて、引き続き注意をしてほしい」と述べました。 今月7日に三陸沖で起きた地震では、東北と関東の一部で震度5弱の揺れを観測したほか、東北地方の太平洋沿岸と茨城県に津波警報や注意報が発表され、宮城県では1メートルの津波を観測しました。気象庁によりますと、地震の規模はマグニチュード7.4で、去年3月の巨大地震の余震の一つですが、地震や津波がどのように起きたのか、詳しいメカニズムは分かっていません。 これについて、気象庁の羽鳥光彦長官は20日の定例会見で、「2つの地震がほぼ同時に発生した可能性のある、複雑な地震で、メカニズムの解明は今後の防災を考えるうえで重要なので、大学の専門家とともに解析をしている」と説明しました。
超高層ビルで大地震に遭遇し、その後、火災が発生したらあなたはどうしますか?東京・日本橋の25階建てのビルで10日、3000人以上の人が非常階段で地上までおりる大規模な避難訓練が行われました。 訓練のポイントは、危険性の高い階から順番に避難する「順次避難」です。 社会部・災害担当の島川英介記者が解説します。 3300人が参加 超高層ビル避難訓練 訓練は東京・日本橋にある外資系IT企業の高さ108メートル、25階建てのビルで、およそ3300人が参加して行われました。 訓練では、大地震のあと4階の食堂で火災が発生し、地震の影響で消火設備が十分機能しなくなり燃え広がるという最悪のケースを想定しました。 時間帯によって数千人が中にいるため、もし、そんな事態が起きたら非常階段にわれさきにと逃げる人が殺到してけが人や場合によって死者が出るおそれがあります。 新しい手法“順次避難” 混乱を避け、安
南海トラフ地震や首都直下地震への対策が必要であるとの認識は国民的に共有されつつあるように思う。それとともに、その対策である「国土強靱(きょうじん)化」の重要性も徐々に認識され始めているようだ。例えば、この度の自民党総裁選でも、国土強靱化は重要な論点の一つとして報道されている。 ≪防災とは違う考え方が必要≫ しかし、「強靱化」の考え方や具体的方針は、一般には十分に理解されていると言い難い。大手メディアでは「財政が厳しい今、強靱化対策なんて無理だ」などと伝えられることもしばしばである。が、それは完全な誤解だ。 そもそも、財源が乏しい中で超巨大地震対策を図ろうというのが「強靱化」である。「強靱」とは強くしなやかな様を言う。巨大災害でも、何とか致命傷を避けて被災を最小化したうえで、迅速に回復することを見通しつつ、限られた財源の中で最善を尽くそうとするのが「強靱化」なのだ。 十分な財源があるのなら、
関連トピックス地震揺れやすい地盤に住む人口の割合 日本の人口の3割にあたる約3800万人が、地震で揺れやすい軟弱な地盤の上に住んでいることが分かった。軟弱な地盤は首都圏や大阪圏を中心に都市部で広がっており、巨大地震に見舞われると甚大な被害が生じる可能性がある。分析した独立行政法人の防災科学技術研究所(防災科研)が11月、東京で開かれる日本地震工学会で発表する。 【特集】揺れやすい地盤 各地の揺れやすさ検索機能も 地盤が軟らかいと地震による揺れが増幅しやすく、地中の水が噴き出したり家が傾いたりする液状化現象が起きることもある。防災科研の研究グループは、地震波の伝わり方などで調べた地盤の固さと国勢調査に基づく人口分布を重ね合わせて算出した。 地震による揺れやすさは表層地盤増幅率で示され、1.6以上になると地盤が弱いことを指す。防災科研の分析では、2.0以上(特に揺れやすい)の地域に約22
平成十八年十二月十三日提出 質問第二五六号 巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書 巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書 政府は、巨大地震に伴って発生する津波被害の中で、引き波による海水水位の低下で原子炉の冷却水も、停止時の核燃料棒の崩壊熱を除去する機器冷却系も取水できなくなる原発が存在することを認めた。 巨大な地震の発生によって、原発の機器を作動させる電源が喪失する場合の問題も大きい。さらに新規の原発で始められようとしている核燃料棒が短時間なら膜沸騰に包まれて冷却が不十分な状態が生じる原発でも設置許可しようとする動きが見られる。また安全基準を満たしているかどうかの判断に関わる測定データの相次ぐ偽造や虚偽報告に日本の原発の信頼性が損なわれている。原発が本来的にもっている危険か
首都直下地震で想定される帰宅困難者対策を検討する内閣府や東京都などの協議会は10日、最終報告をまとめた。最大989万人の帰宅困難者が生じると想定し、発生直後の混乱を避けるため、原則3日間は職場などで待機するよう要請。企業など向けのガイドラインも策定し「外から逃げ込んだ人の分を含め、従業員数プラス10%分」の水や食料、毛布などの備蓄をするよう盛り込んだ。協議会は、東京湾北部を震源とするマグニチュ
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