自民党山口県連は17日、幹事長らによる七役会を開き、同党政調会長代理の林芳正参院議員(51)(山口選挙区)を次期衆院選山口3区に擁立するよう党本部に求めることを決めた。ただ、同区選出で8選を目指す現職の河村建夫・元官房長官(69)は強く反発しており、調整の難航も予想される。 林氏は党総裁選出馬に意欲を示しているが、過去に参院議員が党総裁、首相になった例はなく、地元の支持者らからは衆院くら替えを望む声が上がっている。 七役会終了後、記者会見した石崎幸亮・県連会長は「林氏を総裁にという待望論は県内全域で強い」と述べた。近く県連幹部が上京し、今回の決定の経緯などを党本部に説明する。