鳩山元総理大臣はNHKの取材に対し「非常に厳しい結果だ。民主党は3年あまり前に歴史的な政権交代を果たし、高校授業料の実質無償化などを実現したものの、そうした実績が国民に伝わらなかったのは残念だ。速やかに次の代表を選び、党の立て直しを急がなければならない」と述べました。
鳩山元総理大臣はNHKの取材に対し「非常に厳しい結果だ。民主党は3年あまり前に歴史的な政権交代を果たし、高校授業料の実質無償化などを実現したものの、そうした実績が国民に伝わらなかったのは残念だ。速やかに次の代表を選び、党の立て直しを急がなければならない」と述べました。
鳩山由紀夫元首相は28日夜、東京都内で開かれた新党「日本未来の党」の初鹿明博前衆院議員の総決起集会に出席し、議員生活継続への未練をにじませた。 鳩山氏は「日本未来の党の考え方こそ本来の民主党の原点の発想だ」と絶賛。「なぜ鳩山も新しい流れに合流しないんだと思いますよね」と聴衆に語りかけると、大きな拍手がわき起こり「拍手をいただくと、その誘惑はたいへん強い」と述べ、衆院選出馬への意欲を見せた。鳩山氏は12月4日公示の衆院選への不出馬を決めている。 さらに、民主党が初鹿氏の選挙区に対抗馬を擁立したことに触れた上で、「私は今日、輿石東幹事長に応援に行かせてもらうと申し上げてからうかがった」と明かし、「それで結構だ」と輿石氏が述べたとも暴露し、他党の応援を容認されたと胸を張った。
政界引退を決めた鳩山由紀夫元首相の後任候補問題で、民主党北海道(道連)と道9区総支部は25日、札幌市の道連で協議し、比例北海道ブロック選出の前衆院議員、山岡達丸氏(33)を擁立することで一致した。 連合、民主、鳩山後援会の合同選対本部の緊急役員会を26日にも苫小牧市で開き、正式決定する。 山岡氏は「短期決戦なので、死にものぐるいで戦わせていただきたい」と心境を語った。環太平洋経済連携協定(TPP)参加問題については「ベストな選択肢でアジア・太平洋の経済連携を進め、工業地帯の輸出振興を図ることが大事だ」と述べ、日中韓の自由貿易協定(FTA)などの経済連携の枠組みを優先すべきだとの考えを示した。 山岡氏は東京都出身。NHK帯広放送局記者などを経て、2009年衆院選で初当選。父は「国民の生活が第一」の山岡賢次代表代行(栃木4区)。 鳩山氏が21日に不出馬を正式表明した後、同支部は、地元からの後任
21日に衆院選への不出馬と政界引退を表明した鳩山元首相は、民主党を結党し、政権交代を実現する一方、民主党政権誕生後は、内政、外交を混乱させる政権運営の稚拙さを露呈した。 首相退任後も、野田政権の方針と反する言動などで党への失望感や不信感を広げ、功罪両面をひきずっての衆院選不出馬となった。 鳩山氏は北海道苫小牧市での記者会見で、「民主党の同志には、弱き者、小さき者の声に耳を傾ける政治を行っていただきたい」などと、「民主党の原点」を繰り返し強調した。 ただ、鳩山氏が2009年の衆院選で掲げた政権公約(マニフェスト)は、財源の見通しの甘さなどから実現できた政策は少なく、逆に、マニフェストに固執して、政策全体の遂行を停滞させる場面も目立った。現実路線に軌道修正した野田政権になってからは、鳩山氏を中心とする「マニフェストを守るべきだ」との主張が、党内の亀裂を拡大する要因にもなった。 民主党の野田首相
民主党の鳩山由紀夫元首相(65)(北海道9区、当選8回)は21日、選挙区の北海道苫小牧市で記者会見し、来月4日公示の衆院選に出馬しない意向を正式に表明した。 鳩山氏は、消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)を巡り、「党の方針と異なる主張を続けてきた」と述べた。その上で、党執行部が衆院選での公認の条件として、党の方針に従うとする「誓約書」の提出を求めたことを踏まえ、「私の姿勢を貫くと、民主党から公認をもらって戦うことができないことがわかり、政界を引退することを決断した」と語った。 これに先立ち、鳩山氏は民主党本部で野田首相と約10分間会談し、「様々なことを考えて考え抜いた揚げ句、立候補しない決断をした」と伝えた。首相は「民主党結党以来、党勢拡大に努め、政権交代実現の先頭に立っていただいた」と謝意を表明、鳩山氏は「古い政治に戻すことがないよう政権交代でやろうとしたことをしっかり前に進めるため
首相退陣時にも「選挙には出ない」と口にしていた鳩山由紀夫氏(65)。衆院解散から選挙戦に走り出している、この時期に鳩山氏が周辺に、不出馬を伝えたことに地元は、言葉を失った。 鳩山氏は解散した16日夜に地元入りし、17日に苫小牧市内で事務所開きを行った。同日には室蘭市の室蘭工業大で行われた講演・対談で脳科学者の茂木健一郎氏から「民主党から出るんですよね」と問われると「当然、民主党でしょう」と応じ、「(私を追い出そうとする勢力に)我慢しきれなくなりそうだけど、我慢します」とも述べていた。 苫小牧市選出の沖田清志道議(民主)は「週末に苫小牧にきた時は、一切そんな話は聞いてなかった。何を考えているか分からない」と驚いた。 鳩山氏が1986年の衆院選に初めて立候補する前から協力してきた鳩山後援会幹部の元道議の橋浪蔵氏は「事前に相談は受けていないが……」と言葉をのみ込んだ後、「鳩山さんは優柔不断に見え
民主党の鳩山由紀夫元首相と、元スピードスケート選手で自民党の堀井学前道議が立候補する北海道9区は、全国から注目されている。 堀井氏はこの日朝から、浦河町で企業や牧場を回り、町民たちと握手しながら支持を訴えた。午後4時前、様似町内で車を止め、車載テレビで衆院解散のニュースを聞いた。 横路議長が解散詔書を読み上げる画面を腕組みをして見つめた堀井氏は「これまでの人生と、道議としてやってきたことを、どれだけ評価してもらえるか。胸を借りるつもりで戦いたい」と意気込みを語った。17日は、苫小牧市であいさつ回りを行う予定だ。 一方、迎え撃つ鳩山陣営では、「大変厳しい戦いになる」と、民主党道9区総支部の滝口信喜代表代行を中心に、選挙戦への備えを加速させている。
鳩山元首相は14日夜、東京都内で記者団の質問に答え、野田首相が16日に衆院を解散すると表明したことについて「ご自身や民主党執行部のみの発想で、党や国民はおかまいなしだ。国民不在の解散だ」と批判した。 その上で、自身の離党の可能性に関し、「様々なことを考えている。解散が迫っているから、それまでにすべきかどうかが一つある」と含みを残した。党に残ることは厳しいのではないかとの質問には「おっしゃる通りだ」と答えた。
民主党の鳩山由紀夫元首相は18日、千葉県鴨川市で講演し、9月の民主党代表選で野田佳彦首相の交代を目指し、実現しなかった場合には離党も検討する考えを重ねて表明した。消費税増税法成立などを踏まえ「代表選で民主党の軌道を大きく戻せなかった時は、党に居続けることが適当かどうかの判断が必要になる」と述べた。
「よろしくお願いします。よろしくどうぞ…」 7月28日、北海道室蘭市で開かれた夏祭りの最中、スーツにネクタイを締めた民主党衆院議員の鳩山由紀夫(65)が、一人ひとりに頭を下げながら名刺を配っていた。 小選挙区制が導入されてから、鳩山は室蘭市を含む衆院北海道9区を制し続けてきた。平成21年の前回は全国最多の20万票を獲得、有権者の熱い期待にも後押しされ首相に就いた。 それから3年。会場では、誰もが元首相を見つけると握手を求め、鳩山も笑顔で応じた。知名度は十分ある。それでも、週末ごとに地元に入り、丁寧に名刺を配るところに、近づく衆院選への鳩山の危機感がうかがえる。 その最中のことだった。 「ぶれてるんだよ、あんたは。離党しないのか!」 鳩山を応援してきたという72歳の男性が罵声を浴びせた。 「ちゃんとやってます。消費税は上げちゃダメなんですよ…」 鳩山は一瞬、うろたえてしまい、満足に答えること
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