テレビ視聴率の総和を表す「GRP」と、平均的な接触回数を表す「平均フリークエンシー」は同じことなのを知っていますか。 今週の分析は、2007年の6月からスタートして今回で第50回を迎えました。NRIが実施するシングルソースデータの調査もかなり進歩してきました。データ量が豊富なこともあり、分析手法についても、日々進化し続けています。今後も広告宣伝の効果測定に関する新しい方法や、最新の分析事例を紹介していきたいと思いますので、ご愛読をよろしくお願い致します。 さて、今回はシングルソースデータの分析を離れて、広告業界でよく言われている「GRP」と「フリークエンシー」について考えてみたいと思います。特に今回は、テレビCMのGRPとフリークエンシーについて整理してみましょう。 テレビCMのGRPとは、そのテレビCMが何人の人に見られたのかの“総和”です。1回の放送あたりの視聴率がすべて15%で、