航空大学校で授業を受ける学生=宮崎市(同校提供)旅客機パイロットの不足が懸念される中、国土交通省はパイロット養成機関の航空大学校(宮崎市)で、令和9年度募集の入学試験から「女性枠」の導入を検討している。日本では12年ごろから、パイロットが一斉に定年を迎えるとされ、人材の確保が急務となっている。9割超を男性が占めるパイロットの裾野を広げ、人材獲得につなげるのが狙い。 国土交通省によると、主要航空会社に勤務するパイロットは6年1月時点で40代以上が約7割を占め、最も多いのは50代。航空需要が高まる中、今後大量退職の時期を迎えると必要なパイロットの人数が確保できない恐れがある。 男女格差の是正も課題だ。現役女性パイロットの割合は約1・9%、航空大学校の在学生も約400人のうち、女性は約4%にとどまる。 このため国交省は航空大学校の入学要件だった身長制限(158センチ以上)を8年度の募集から撤廃。