26日に日本オリンピック委員会(JOC)の新会長に選出された橋本聖子参院議員(60)が同日、記者会見に臨んだ。橋本氏は今後の五輪招致について「(国内で)もう一度(五輪を)やりたいという声はある」と述べ、札幌市が断念した冬季五輪の再招致に意欲を見せた。 橋本氏は「日本が再び五輪を招致していくのは使命だと思っている」とも語った。 1972年に冬季五輪を開催した札幌市は、2030年大会の招致を目指して活動していたが、21年の東京五輪を巡る汚職・談合事件の影響で招致を断念し、34年大会の招致からも脱落した。 橋本氏は21年2月、女性蔑視発言で辞任した森喜朗氏の後釜として東京五輪・パラリンピック組織委員会会長に就任し、大会運営のかじ取りを担った。 この日の会見では、札幌市の招致断念について「残念だったが、改めて、もう少し先を見てやるべきだった時間かもしれない」とも話した。