日本経済は景気回復に向かっているが、その足取りは業種や企業によって濃淡がある。昨年は世界不況の影響で手取り年収が減った人も多いが、さて今年度はどうなるだろうか。エンジニア3000名の業種別平均年収を調査したその“驚くべき”結果は── 今回の調査対象は、前回(学歴と給与)と同じエンジニア3000名。システム開発、システム運用・監視、コンサルタントなどのIT系職種(以下、IT系)と、機械設計、生産技術、品質管理、素材関連などの機械・電気・化学系職種(以下、機械・電気・化学系)に大きくわかれる。勤務先企業の規模は100人未満(26%)、100~500人未満(24.3%)、1000~5000人未満(20.6%)が多い。年齢は22歳から35歳、平均年齢は30.75歳となっている。 勤務先企業の業種で最も多いのが「ソフトウェア・情報処理系」で41.4%を占める。通信、インターネット関連などを含めるとI