特に欧州の高級車を作っているメーカは,軽量で強度の高い素材を求めています. 今までは,その素材としてカーボンを利用していましたが,いかんせん価格が高いのがネックでした. ですが,このプラスチックの登場で,格段の軽量化が見込めそうです.また,価格もぐっと下がりそうな予感. 不安というか,疑問があるのは,事故った時にどんな破損具合になるか,でしょうか.破片が強く飛び散るようであれば,周囲の方々を傷つけてしまうし,何より車内の人が安全じゃない気が… 自動車の車体骨格やシャシー部品をこの樹脂材料だけで構成することは考えにくいです。 おそらく、採用はドア、フェンダーまで、耐久性次第でフロントウィンドウを除くガラスと、 骨格ならば一部の補強材まででしょう。 自動車の車体骨格に必要な特性は、衝突安全や耐久性にかかわる「強度」も必要ですが、 同時に「剛性」も必要とされます。 これは、おおよそ縦弾性係数と製
コンクリートブロックを積み上げただけのブロック塀は、普段はあまり気になりませんがいざという時には凶器にもなり得ます。特に、地震の時には並びの壁がすべて崩れてしまうというケースもあり、ちょうど横を歩いていた人がブロック塀の下敷きになるという痛ましい事故も多々発生しています。また、車が突っ込んできて壁がバラバラに…という事故も少なくはありません。 そんな壁への衝撃を軽減してくれる壁紙が「X-Flex」。なんと爆風を防げるという触れ込みになっており、上記画像がその実物。本当にこんなもので爆風が防げるのでしょうか……。 詳細は以下から。 X-Flex Blast Protection System | Popular Science 以下は、鉄球で壁に衝撃を与える実験ムービー。本当に壁紙だけで被害を軽減できるのか、百聞は一見にしかずです。 Best Of What's New 2009: Bomb
堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」 一般的には、ホリエモンとか堀江とか呼ばれています。コメントはリアルタイムには反映されません。私にコンタクトを取りたいときは、info@takapon-jp.comへメールでご相談ください。 前の記事で沢山の反響を頂いた。 一部誤解があるようなのは、私の文章力がないせいだと思うので、説明しとくが、別に科学者全員に自分の研究費は自分で稼げといっているわけではない。でも、たとえばある基礎科学研究で恩恵を受けて応用科学研究で巨万の富を得たとしたら、どんな分野でもいいけど基礎科学研究に自然と寄付する流れを作ればいいし、あるいは、大学や研究機関なら儲かる応用研究分野がスピンアウトして出来た株式会社の上場益を、その出自の研究機関や大学に還元できる仕組みを作ればいい。 私が戦前の理化学研究所の例を出したのは後者の仕組みを推奨したいからだ。科
Amiga コミュニティが、コンピュータなどの古い樹脂製品の黄ばみを取るジェルを開発したそうだ (本家 /. 記事より) 。 事の発端は、2008 年春にドイツの CBM 博物館で行われた古い部品を過酸化水素溶剤に漬け、黄ばみを取るデモがドイツの Amiga コミュニティで取り上げられたことにあった。その後イギリスの Amiga 掲示板でも話題となり、化学屋や技術屋らが力を合わせて配合などを完成させ、「Retr0brite」と命名された。当初は液体だったが、高くつくため最終的にはジェル状にしたそうだ。 このジェルを塗布し、紫外線ランプもしくは太陽光のもとに 1 日ほど置けば黄ばみを取れるという。外国の一般製品を使っているのでそのまま日本では作れなさそうだが、配合や使い方、画像ギャラリーや詳細は Retr0brite のプロジェクトサイトで公開されている。
北陸の代表紙。ニュース速報、石川と富山のニュース、コラム「時鐘」を掲載。
「従来の7倍の電力を低コストで実現」する光電池システム 2008年10月 2日 環境 コメント: トラックバック (0) Ryan Singel 虫眼鏡で葉を燃やした経験があれば、再生可能なエネルギーを誰でも利用できるほど安価なものにできるかもしれない光電池の基本を理解できるだろう。 米Sunrgi社のPaul Sidio氏は、「世界は安価なエネルギーで動くようになる。われわれは、太陽発電分野の『ウォルマート』[巨大スーパーマーケット]になりたいと考えている」と語る。 Sunrgi社は、革新的な冷却システムを備えた光電池と、太陽光を集めるパネルを利用して、石炭並みの低コストでソーラー発電を行なう方法を開発したと述べている。 Sunrgi社によると、同社の拡大鏡は、2000倍の集光率で太陽光を光電池上に集め、温度を摂氏約1800度まで上昇させるという。これはシリコンを瞬時に焦がすほどの高温だ
「HIVに感染しない突然変異者たち」を応用した遺伝子治療研究 2008年7月 2日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Aaron Rowe CCR5遺伝子をT細胞から切り取るジンク・フィンガー・ヌクレアーゼ Photo credit: Sangamo Biosciences 一部の人々の体内では、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に対して驚くほどの抵抗力がつく突然変異が起きている。そして研究者たちは、そのような抵抗力を誰にでも持たせるための方法をついに見つけたのかもしれない。 ウイルスは細胞に入り込んで乗っ取るが、細胞に入り込むには手がかりが必要だ。HIVは、T細胞の表面を覆っている、CCR5と呼ばれるタンパク質を手がかりにして侵入する(T細胞は主要な2種類の白血球細胞のうちの1つで、身体がウイルスと戦うのを助ける重要な役割を担っている)。 1990年代に、不特定
マサチューセッツ工科大学(MIT)は米国時間2008年5月16日,ダイレクト・メタノール型燃料電池(DMFC)の発電出力を50%以上高める新たな電解膜用素材を発表した。現在DMFC用電解膜としてよく使われる素材より低コストで製造できるという。 また,シャープは日本時間の5月15日,メタノール1cc当たり0.3Wの発電が可能な「発電密度が世界最高」(同社)のDMFCを開発したと発表した。同程度の体積のリチウム・イオン電池よりも長寿命のモバイル機器用電源を実現できると見込む。 MITの開発した新素材は,DMFC用の電解膜として一般的な米Du Pontの固体高分子電解膜「Nafion」を置き換えられる。Nafionにはメタノールを浸透させる性質があるため,メタノールを漏らしてしまい,注入した燃料を発電に使い切れず,発電効率を高めにくい。MITの研究チームは数nm程度の厚みの新素材を積層させてNa
2008.03.03 11:14 史上最悪の原子力発電所事故を起こしたチェルノブイリで凄いものが見つかった。なんと有害な放射線を食べて成長する菌が生まれていた。彼らは生き残るために、放射線を食べることを選んだのだ。 その菌はチェルノブイリ原子炉の壁に育っているのを、ロボットによって回収された。チェルノブイリはいまだに汚染から回復しておらず、人が入り込めるような環境ではないのだ。 回収された菌は豊富にメラニン色素を含んでおり、その表面を紫外線から守っていた。それはどの菌においても同じだった。 科学者は3種類の菌である実験を行った。通常、植物は葉緑素によって光エネルギーを吸収して成長する。実験では回収した菌に日光の代わりに、有害な放射線を与えた。すると菌たちは驚くことにこれらを吸収し、成長していった。 人間にとって放射線は有害なものだが、菌たちにとっては無害どころか有効なもの
NewScientist Tech記事経由、マンチェスター大学のプレスリリースより。 炭素の単原子シートであるグラフェン(graphene)は、以前からナノテクノロジー研究の対象となっている物質であった。この物質の特性を研究したマンチェスター大学、ロシアInstitute for Microelectronics Technologyやオランダラドバウト・ナイメーヘン大学、アメリカミシガン工科大学物理学科との合同研究チームは、電子移動度がシリコンの百倍以上もの値である200000cm^2/Vsに達することを発見したという。これまで知られているカーボンナノチューブやアンチモン化インジウムといった素材以上の適性を示しており、非常に有望な素材だと研究に参加したAndre Geim教授は語っている。 グラフェンがシリコンを置き換えるようなことは20年以内にあるとは考えられないと教授も認めているが、
超短パルスレーザーでウイルスを粉砕――AIDSや肝炎の治療も可能に? 2007年11月 2日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal 2007年11月02日 研究者父子は、この超短パルスレーザー装置を使い、タンパク質でできたウイルスの殻を破壊している。超短パルスはヒトの細胞には無害だという。 Photo:Kong-Thon Tsen 物理学者の父親と生物学を研究する息子が、親子で超短パルス(USP)レーザーを使った実験を行ない、健康な細胞に害を与えずにウイルスを破壊することに成功した。 今回の発見がきっかけで、現時点では治療法のないHIVのようなウイルス性疾患に新しい治療法が見つかる可能性がある。 「われわれは、ウイルスを不活性化するために、レーザーで振動刺激を与えてウイルスの殻を破壊する手法を用い、その有効性を実証した。現在はHIVと
驚異の素材『エアロゲル』、その用途は? 2007年8月29日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Rob Beschizza 2007年08月29日 Photo:NASA/JPL ワイアードでは以前にもエアロゲルについての記事を掲載している(日本語版Hotwired過去記事)が、この「驚異の素材」を別の角度から取り上げる価値は大いにあるだろう……。 大部分が空気というこの風変わりな超軽量素材は、1000度もの熱に耐え、負荷が均等に分散された場合は、自重の何倍もの重さを十分に支えられる強度があるという。 最終的には、一般的な素材として日常生活に浸透する、と研究者たちは考えているが、たぶん、製造コストがネックになっていて、実際的な用途を見出すのは依然として難しいようだ。 『Times』紙は、イリノイ州にあるノースウェスタン大学のMercouri Kanatzidis教
Geek.comにSheffield Universityの研究者が人工的に作られたプラスチック血液を開発したという記事が掲載されている。元々のソースはBBCのようだ。開発された血液は、コアに鉄の原子を持つ一種のプラスチックであり、酸素を吸収してヘモグロビンのような働きをするらしい。人工的に合成されたことから、冷却の必要もなく、長時間保存に耐えるとのことで、緊急時の使用に向いているようだ。それにしても、とうとうプラスチックが体に流れるようになるのか。
読売新聞の記事やnews@natureの記事より。コペンハーゲン大のHenrik Clausenらの研究チームは、A型、B型、AB型の赤血球を効率よくO型に変える酵素を発見し、研究結果をNature Biotechnologyのオンライン版に発表した(Bacterial glycosidases for the production of universal red blood cells)。 ABO式血液型では、赤血球の表面に付いている糖鎖の先端の最後の1つによって、A、B、O、ABの各血液型に分けられる。A型にはA抗原、B型にはB抗原、AB型には両方の抗原が付いている。O型には付いていない。研究チームは、約2,500種類の細菌や菌類の抽出物を調べることによって、A抗原を取り除く酵素とB抗原を取り除く酵素をそれぞれ得ることに成功した。この両酵素を使うことで、あらゆる血液からO型赤血球と同
米Boeingは12月6日(米国時間)、傘下のSpectrolabが変換効率40.7%のソーラーセルを開発、米エネルギー省のNational Renewable Energy Laboratory (NREL)に認められたことを明らかにした。 Spectrolabが開発したソーラーセルは、広範囲な光波長の吸収を可能にするマルチジャンクション技術を採用、メタモルフィックな半導体材料を利用しているのが特徴だ。SpectrolabのDavid Lillington社長は「われわれが開発した地上用セルは、宇宙向けのセルと同様の技術をベースとしており、商用化の基準を満たした場合、製造工程への影響を最小限にとどめながら量産が可能になる」とアピールする。 2000年夏にカリフォルニア州で起こった電力危機、過去数年の原油価格の高騰で、太陽光発電に対する関心が高まっているが、高いシステムコストが普及のカベと
独立行政法人 日本原子力研究開発機構のプレスリリース[PDF 777KB]によると、新型転換炉(ATR)の原型炉 ふげんの廃止措置計画を通商産業省に提出した。認可されれば、平成40年までに完全に解体される。 ふげんは、日本が独自開発した炉形式である新型転換炉の原型炉で、昭和53年に初臨界に達した。カランドリアタンクと呼ばれる重水を満たした容器を減速に用い、タンクに開いたレンコン状の穴に、燃料集合体と冷却材の軽水を循環させる圧力管(チャンネル)を持つ、重水減速沸騰軽水冷却圧力管型炉。燃料に天然ウランが直接使用できることや、減速材に液体ナトリウムを使用する高速増殖炉(FBR)に比べて構造が単純で通常の原発プラントに応用が容易である点などの特徴を持つ。また、ふげんは平成2年以降、MOX燃料(プルトニウム・ウラン混合の酸化燃料)の燃焼実験にも使用され、世界最大のMOX燃料装荷炉として大量のデータ収
oddmake曰く、"Nanoweek Spotlight記事より、ニューヨーク州立大学のCollege of Environmental Science and Forestry(ESA)はセルロースによって3000倍の強度を持つプラスチックを作り出すことに成功したと発表した。 この研究を行ったWilliam T. Winter教授によると、木材からセルロースのナノ微粒子を取り出し、プラスチックと混ぜることでそのような強度が可能になったとのこと。セルロースは天然素材であるため自然に分解されガラス繊維などと比べて環境面でも優れているという。 教授らは30グラム程のナノ微粒子を加えることで500グラムのプラスチックを一度の操作で作った。次の段階では商用レベルの生産量を可能にするそうだ。"
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