2006年度のソリューションプロバイダの業績は、売上高、営業利益、経常利益ともに前年を上回り、2005年度からの好調さをさらに加速させた。長らく抑えられていたSE単価も上昇局面に入って収益環境は好転。ただし、不採算案件の撲滅やビジネスモデルの転換に手間取り、不振にあえいだ企業も少なくない。好況期の今こそ、勝ち残りをかけたビジネス改革にしのぎを削るべきだ。 目次
ユーザー企業のIT投資拡大の恩恵を受け、業績は絶好調。高収益体質への変革に成功した先行企業は、いよいよ拡大路線を目指し始めた─。2006年度のソリューションプロバイダの業績からは、前年度からの業績拡大基調が一層鮮明になった状況が見て取れる。 業績ランキング対象である売上高100億円以上の企業のうち、2004年度から2006年度の業績を比較できる140社の平均による売上高の伸びは、前年度から2.0ポイントアップして4.9%の成長だった。ソリューションプロバイダ各社は、前年度には顧客の選別や赤字案件の撲滅に取り組み、利益回復を優先した。2006年度はそれに加え、売上高の伸びが追いついてきた格好だ。2006年度の経常利益の伸び率は140社平均で14.9%。前年に続き2 ケタの高い伸びを達成している。 成長性5%以上の企業が半数を超える 本特集では、ソリューションプロバイダの実力を示す経営指標とし
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