高校生が大学を見る視点はさまざまだが、大学に抱く「イメージ」は志望校選びにも影響してくる。リクルート進学総研が毎年実施している調査の結果を経年で比較すると、大学のイメージの変遷が浮かび上がってくる。9月2日発売予定のAERAムック『就職力で選ぶ大学2022』(朝日新聞出版)から抜粋して紹介する。 * * * 受験生にとって最もイメージの良い大学はどこか──。この問いに答える調査がある。リクルート進学総研は毎年、全国の高校3年生を対象に「進学ブランド力調査」を行っている。項目は「伝統や実績がある大学は?」「おしゃれな大学は?」など多岐にわたり、結果は関東、東海、関西の3エリアに分けてランキング形式で発表されている。 2021年7月に発表された、最新の調査結果(関東エリア)を一部見てみよう。たとえば前述の「伝統や実績がある大学」のトップ3は、1位東京大、2位早稲田大、3位慶應義塾大となって