日立製作所は7日、ハードディスク駆動装置(HDD)事業を手がける米国子会社を、HDD世界首位の米ウエスタン・デジタル(カリフォルニア州)に売却すると発表した。売却額は約43億ドル(約3500億円)。同子会社は日立が2003年に米IBMから買収したHDD部門が母体。わずか8年での事業撤退を決断した背景には、浮き沈みの激しい事業を避け、経営資源を原子力や鉄道などの社会インフラ事業に集中する狙いがある。 売却するのは、日立の100%子会社でHDD世界3位の日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)。9月末までに全株式をウエスタン・デジタルに売却する。 HGSTは日立が約20億ドルで買収したIBMのHDD部門が主体となって発足したが、市況の変動が激しく、長らく赤字経営を強いられた。だが、その後の構造改革によって収益が好転。08年に初めて黒字化に成功していた。さらに日立は昨年11月にHGST
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