家を買わず転職もしない アメリカ人が増えている? アメリカ企業につとめていると聞いて、どんなことを思い浮かべるだろうか。その中には「会社の都合ですぐに退職させられる」というイメージを持つ人も少なくないだろう。 会社は余剰人員をすぐに解雇して、必要であればその都度採用する。あるいは働き手は機会があればすぐに転職し、より良い仕事を求めて移動するということが、アメリカ経済のダイナミズムを支えてきた。 だが、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が、そんなアメリカの雇用市場に変化が起こっていることを指摘している。 家を買わず転職せず 米国人の流動性が低下 同紙によれば、住宅購入や都市間移動の割合は史上最低水準に低下し、企業の採用も明らかに減ってきているという。これはアメリカの雇用市場の「日本化」の一部だとみていいのではないだろうか。 コロナ後に大量退職が 起きた3つの要因 筆者は2022年に「『不