つい先日「四間飛車研究所」(間違っていたら申し訳ない…)という サイトの運営が終了した。私は四間飛車党ではなくバリバリの居飛車党なのだが、対抗系になる際四間飛車への有効な対策を考えるのに大いに参考にしたサイトの記事がある。それが「四間飛車の変遷について」だ。私はこのサイトの運営が近々終了することを知り、内容を概ね保存させて頂いた。 この記事がなくなることは将棋を指す者、全ての人において損失であると考えこの場で紹介させて頂こうと思う。非常に長いので気ままに読み流して欲しい。 1.江戸、将棋の黎明時は江戸時代に遡る。 それ以前の資料はほとんど現存せず、最古の棋譜が江戸初期の1世名人宗桂ー算砂戦となる。 これは四間飛車カタログで触れたように四間飛車対右四間飛車である。 江戸期、将棋の主流は居飛車対振り飛車であった。 居飛車系の将棋も指されていないわけではないがかなりの割合を振り飛車が占める時代で