ことし3月、旧日本海軍の戦艦「武蔵」とみられる船がフィリピンのシブヤン海で見つかったことを受けて、「武蔵」の元乗組員や遺族らが現地の海を訪れて洋上の慰霊祭を行い亡くなった人たちに祈りをささげました。 これを受けて「武蔵」の元乗組員や遺族らが亡くなった人たちに改めて祈りをささげたいとしてフィリピンを訪れ、26日、現地の海で洋上の慰霊祭を行いました。 慰霊祭では元乗組員で90歳の種村二良さんが、旧日本海軍で演奏されていた戦死者を追悼する曲をトランペットで奏でたあと、全員で当時仲間で歌っていた鎮魂歌を合唱しました。 「武蔵」が沈むときに乗り組んでいた87歳の早川孝二さんは、戦後はじめて現地の海を訪れたということで「ようやくここまで来れた。70年前、この海で多くの仲間が死んでいきました」と話していました。 また、撃沈の1か月前まで乗り組んでいた90歳の大場貢さんは「死んでいった仲間たちはみな若い青