*『稚内北星学園短期大学紀要』第12号 1999年3月(17-28頁) 目次 はじめに 1.メディア... *『稚内北星学園短期大学紀要』第12号 1999年3月(17-28頁) 目次 はじめに 1.メディア研究の現況 2.メディア研究から経験への問いへ 3.経験の基礎的構造 4.経験のメディア性 おわりに 文献 はじめに メディア研究の活況が久しい。それを時代からの要請といってしまえば、それだけのことなのかもしれない。社会学が時代と呼吸する、つまり「現代性」を一つの焦点として保持するのであれば(1)、それは当然のことなのだから。だが、近年のメディア研究の隆盛は、おそらくそうした一般性を超えているのではあるまいか。というのも、私たちがみるかぎり、そこで問われているのは、「メディア」「自我」「身体(性)」「リアリティ」といった、これまで謂わば自明視される仕方で用いられることの多かった基礎的概念であり、しかもそれらをかなり本源的な位相で再考しようとする作業もみられるからである(2)。 本稿では、こう
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