新プラトン主義 西欧のオカルティズムを遡れば神秘主義に、そしてこの神秘主義を遡れば、必ずこの新プラ... 新プラトン主義 西欧のオカルティズムを遡れば神秘主義に、そしてこの神秘主義を遡れば、必ずこの新プラトン主義という哲学思想に行き着く。カバラとて例外ではない。 プラトンは、我々の属する物質世界、現象世界の上にイデア界(叡智界)をおいた。 このイデアという概念は、プラトン哲学の中心概念ともいえる。 イデアとは言ってみれば、完全にして普遍、永遠の真実性であり、物体としては捉えられない存在である。我々の感覚的世界の事物はこのイデアを原型とする模造であり、イデアを分有してのみ存在する。イデアは、我々の感覚的知覚の対象とはならず、理性的認識の対象である。 ここで新プラトン主義は、この思想をさらに発展させた。 従来のプラトン哲学のイデア界以上の究極の原理を求めたのである。 すなわち、このイデア界にも様々な階層がある。そして、この究極の原理を求めるのならば、一切の多様性を取り除いた原理が求められなければな
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