ナグ・ハマディ文書 1945年12月、エジプト南部に位置するナイル河畔の町、ナグ・ハマディ付近で、一人... ナグ・ハマディ文書 1945年12月、エジプト南部に位置するナイル河畔の町、ナグ・ハマディ付近で、一人のアラブ人農夫によって発見された。彼らは肥料に使う軟土を掘り出すために、ナグ・ハマディ郊外へと出かけた。そこは150以上の洞窟がある山で、エジプトの長い歴史の中で、墓場や修道院に使われた場所だった。そこを掘っていると偶然、赤い素焼きの壺が出てきた。好奇心に駆られた彼らは、それを割ったところ、中から出てきたのは、ボロボロになったパピルスの写本の束だった。 彼らはそれを竈の燃料に使っていたのだが、とある事情(そのアラブ人農夫は父親の敵討ちのために殺人を犯し、警察に睨まれており、家宅捜索で没収されるのを恐れた)から、その本を知人のキリスト教神父に預けた。その神父の友人の歴史教師が、この写本の価値に気づいた。 この写本は、そのまま古美術品のブラックマーケットに流されてしまい、転売に次ぐ転売をされ、
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