PostfixとDovecotの構成図。ユーザごとのMaildirに作成されるmaildirsizeファイルでメールボックスの使用量を管理する方式。 SMTPで配送時にmaildirsizeを更新 POP/IMAPで受信時(既読メールをサーバから削除時)にmaildirsizeを更新 この方法では、バーチャルドメインのアカウント(メールボックス、転送先、POPアカウント)およびQuota設定を全てファイルで管理します。MySQLやPostfixAdminを使わないパターンでの実装になります。 Postfixの再構築 必要なファイルの入手 サーバにインストール済みのPostfixのバージョンを確認します。 postfix-2.3.3-2.1.el5_2 CentOSミラーサイトから postfix-2.3.3-2.1.el5_2 のSRPMを入手します。 centos/5.3/os/SRP
3:メールサーバ さて次は、一番タイヘンなメールサーバ。メールサーバは、 1. 実際のメールの送受信を担当するSMTP(ここではpostfixを使います) 2. postfixが受け取ったメールをメールソフトに提供するメールサーバ(ここではdovecotを使います) 3. メールを送ろうとしている人が信頼できるかどうかの認証を行う認証デーモン(ここではsaslauthdを使います) を入れる必要があります。 サーバを動かしているマシンそのもの、あるいは、家庭のLAN内のマシンからだけ送信を行うのであれば、3はなくてもいいようですが、外出先から自宅のメールを読み、それに対して「自宅サーバから」返信をしたいということはあると思います。しかしpostfixは、外部から無節操にサーバを使ってSPAMなどを送られないように、なんらかの手段で認証をしないとメール送信を受け付けないようになっているみたい
警告 わざわざ Postfix をインストールする人たちは、Postfix が他のメーラよりもセキュアであると思っていることでしょう。Cyrus SASL ライブラリは大量のコードで成り立っています。Postfix SMTP クライアントや SMTP サーバで SASL 認証を有効にしても、 Postfix は Cyrus SASL ライブラリを使う他のメールシステムと同程度にしかセキュアになりません。Dovecotは検討に値するかもしれない代替策を提供しています。 どのように Postfix が SASL 認証情報を使うか Postfix SASL サポート (RFC 2554) は Postfix SMTP サーバに対してリモートの SMTP クライアントを認証するためや、リモートの SMTP サーバに対して Postfix SMTP クライアントを認証するために使われます。 メールを
インストール Postfix のインストール 『Postfix で SMTP Auth(LDAP編)』で作成したバイナリでも問題なく動いたが、とりあえず作り直してみた。 Postfix SASL Howto の和訳ドキュメントを参照して作業を進める。 $ make makefiles CCARGS='-DUSE_SASL_AUTH -DDEF_SASL_SERVER=\"dovecot\"' $ make # make install ※ 但し、本環境ではSCWパッケージで入れたpcreライブラリを使用する都合で以下のようにした。 $ make makefiles CCARGS='-DUSE_SASL_AUTH -DDEF_SASL_SERVER=\"dovecot\" -I/opt/csw/include' AUXLIBS='-L/opt/csw/lib -R/opt/csw/lib'
Dovecotは、デフォルトでPOP3とIMAPが動作するように設定されていますが、Courie-IMAPと同様にPOP3sとIMAPsもサポートされており、チョット設定するだけで利用できます。おやじは、全て起動してルータやファイヤウォールでアクセス制御(外部からはPOP3s/IMAPsのみ利用可)していますが、不必要なものは止めておいたほうが良いでしょう。なお、おやじのセキュリティ方針はPLAIN+SSLのため、認証はデフォルトのPLAIN認証のみしかテストしていません。設定ファイルは /etc/dovecot.confで、その内容を修正していきます。以下に、修正内容を示します。(青字は削除、赤字は追加、緑字は変更したものです。) サポートプロトコルの指定 DovecotはPOP3/POP3SとIMAP/IMAPSをサポートしているので、必要に応じて設定する。おやじは全てに対応するため、
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