GCAP推進システムのレンダリング画像。クレジット:ロールスロイス ロンドン発―グローバル戦闘航空プログラム(GCAP)戦闘機の動力・推進システムを開発中の航空エンジン各社は、実証機用エンジンの技術開発において大きな進展があったと発表した。 イタリアのアヴィオ・アエロ、日本のIHI、ロールスロイスは、2030年代半ばに就役予定のGCAP戦闘機に搭載されるエンジンの設計基盤となる、パワープラント向け積層造形技術、冷却システム、高圧圧縮機設計の作業で進展があったと説明している。 3社のエンジニアリングチームは既に複数回の共同レビューを実施し、エンジン実証機の設計を承認。ハードウェア調達を開始しており、その一部は現在エンジン組立に向け準備が進められている。試験された技術の中には、積層造形技術の高度化で開発された新型燃焼器がある。これは独自の幾何学的冷却経路を形成し、エンジンがより高温で長時間稼働