1957年の夏、メイフラワー号を再現した船がニューヨーク港に到着した。メイフラワー2世号と名付けられたこの船は、1620年、大西洋を越えてアメリカ大陸へ渡ったピルグリム・ファーザーズの旅を再現し終えたところだった。ニューヨーク市は、紙テープのパレードでその到着を祝った。 同年11月、雑誌「ナショナル ジオグラフィック」は、メイフラワー2世号の旅について船長が書いた記事を載せた。航海やニューヨーク市到着の様子を撮った写真が満載だった(メイフラワー号が米マサチューセッツ州プリマスへ向かった際は、ニューヨークには寄っていない)。 2025年、ニューヨーク市が、オランダの入植地ニューアムステルダムとして建設されて400周年を迎えるに当たって、この100年間を「ナショナル ジオグラフィック」で振り返ってみよう。(参考記事:「マンハッタンは本当にたった24ドルでオランダ人に売られたのか?」) 初期の記