全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は13日の定例記者会見で、現在のコメ価格について「決して高いとは思っていない」と述べた。コメ農家が長年安い販売価格に苦しんできたことや、生産コストの上昇などを理由に挙げた。 【写真】国産米が高騰…代わりに人気上昇しているのは 一般には高いとされる現在のコメ価格の水準については「望んでいるわけではない」と強調。長引けば消費者のコメ離れが進むとの懸念を示し「消費者も作る側も互いに納得でき、(農家の生産)コストにも見合う適正価格を求めたい」と述べ、一定の値下がりは容認する考えを示した。 農林水産省によると、全国のスーパーで4月28日~5月4日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)は4214円。18週ぶりに値下がりに転じたが、前年同期の約2倍になっている。 またJA全中は13日、トランプ米政権の関税引き上げを巡る日米協議に関し、政府への緊急要