スペインの現首相マリアノ・ラホイ(国民党PP)はついに6年の政権に終止符が打たれることになった。 野... スペインの現首相マリアノ・ラホイ(国民党PP)はついに6年の政権に終止符が打たれることになった。 野党第1党PSOEのペドロ・サンチェス党首が提出した内閣不信任案が6月1日に可決し、午後に彼が7代目の首相に就任したのだ。この不信任案の提出の動機となったのは、5月25日、スペインのアウディエンシア(テロや汚職を専門に審議する裁判所)で、ラホイ首相の属する国民党に以前属していた国会議員や地方自治体の首長ら29人が汚職に関与していたとして有罪の判決が下ったことに起因している。 その汚職に共通している手口は公共事業などを企業が受注するのに議員に手数料を払い、その見返りに受注を貰うというものである。そして、貰った手数料は関係議員に配り、同時に国民党の経理担当が二重帳簿を使ってそれをスイスの銀行などに隠し預金していたというのが発覚したのであった。 この汚職事件以外にも、バレンシア州政府で同じく国民党の
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