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岐阜県瑞浪市で進めているリニア中央新幹線のトンネル工事の影響で周辺地域に地下水位低下や地盤沈下が起こっている問題で、JR東海は途中まで実施した湧水対策を中止すると発表した。対策工事によって将来、トンネルに損傷が生じる恐れがあるからだ。低下した水位を元に戻す方策は見つかっておらず、今後十数年で地盤がさらに最大20センチメートル沈下する可能性がある。JR東海が2025年6月3日に開いた住民説明会で明
三井不動産は今秋にも半導体に関わる企業や研究機関を集めた産業育成拠点を都内に設ける。数年で200〜300社規模の会員組織もつくり、勉強会などを通じて新規ビジネスの創出や人材育成を促す。場所を貸すだけの不動産業にとどまらず、産官学の連携を主導する「産業デベロッパー」事業を新たな成長の柱に据える。足元では国を挙げた半導体産業の再興策が進む。三井不は新たな拠点を全国に点在する企業や人材をつなぐハブに
パイオニアは26日、台湾液晶大手の群創光電(イノラックス)子会社の自動車部品会社の傘下に入ると発表した。欧州系の投資ファンドEQTが、保有するパイオニアの全株を1636億円で売却する。自動車のデジタル化で需要が高まるカーナビゲーションシステムやメーターなどを一体化した運転席周りのシステムを新しい親会社と一体で提案する。イノラックス子会社
エレベーター大手のフジテックは26日、滋賀県彦根市の本社で定時株主総会を開いた。アクティビスト(物言う株主)との対立で創業家出身の会長が解任されてから2年、現体制化で業績は好調に推移し、株価も7割上昇した。外部から受けている買収提案について原田政佳社長は「経営の色々な可能性を考えていく中で選択肢としてはあるが、今は答えられない」と明言を避けた。総会は午前10時から開かれた。開催時間は約1時間だ
大手銀行が不動産のアセットマネジメント事業に力を入れている。三井住友信託銀行は京浜急行電鉄と共同出資会社をつくるほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)とみずほFG系の不動産投資顧問会社も残高や取得額を大幅に増やす計画だ。資本効率を高める事業会社の不動産売却の受け皿にする。大手行はグループに不動産アセマネ事業を手掛ける子会社を抱えている。顧客企業や自行の不動産の売却や運用を通じた価値向
国内造船首位の今治造船は26日、2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU)への出資比率を6割に引き上げ子会社化すると発表した。現在30%を出資するが、共同出資しているJFEホールディングスやIHIから株式を取得する。船舶の開発や営業、調達などで連携を広げ、2社を一体
小泉進次郎農相は26日、政府備蓄米の流通状況に関し「随意契約でダイレクトに小売りに届けた結果、一般競争入札分の最初の2週間と比べ約4倍速だ」と話した。随意契約による放出の効果を強調し、流通はさらに加速すると主張した。農林水産省で記者団の取材に答えた。農水省によると随意契約の受け付け開始から8日までの2週間で1945トン(精米ベース)が店頭に並んだ。集荷業者に放出した入札分の備蓄米は最初の3月1
【ロンドン=井田正利】ドイツ銀行リサーチ・インスティチュートがまとめた2025年の主要都市における価格調査で、東京の平均月額給与が2592ドル(約38万円)と米ニューヨーク(5128ドル、約75万円)の半分程度にとどまったことが分かった。世界に比べて賃上げが遅れたうえ、足元の円安が東京の月給を押し下げた。世界の69都市を調査し、税引き後の月収をドル換算した。最も高かったのはスイス・ジュネーブの
リニア中央新幹線の開業に向け、最大の懸案である静岡工区が着工へ前進した。着工遅れの要因となってきたトンネル工事に伴う水資源問題の議論が6月上旬に完了、残る議論は環境保全などに絞られた。静岡県の鈴木康友知事による着工容認への「政治決断」の前提条件は整いつつある。一方でJR東海による工事の一時中断や費用増加など課題はなお多い。静岡県の専門部会は6月上旬、静岡工区のトンネル工事に伴う周辺の水資源への
国内の気象関係の研究者で構成する極端気象アトリビューションセンター(WAC)は26日、6月中旬の記録的な高温は、地球温暖化による気温の上昇に、日本列島を勢力の強い太平洋高気圧が覆ったことなどが重なって発生したとの分析を発表した。人為的な温暖化がなければこうした高温は起こりえなかったと結論付けた。WACによると、6月16〜18日の日本上空約1500メートルの平均気温は17.2度と1950年以降で
終戦から80年の間には金融政策の失敗もあった。1970年代は「狂乱」と呼ばれた高インフレを招き、1980年代は不動産バブルを助長した。2008〜13年に日銀総裁を務めた白川方明氏は「国全体としてマクロ経済の大きな見立てに失敗した」と振り返った。(聞き手は新井惇太郎)――80年の間には金融政策の失敗と指摘される出来事もありました。「狂乱インフレの最大の原因は、金融緩和から引き締めへの転換の遅
『日経マネー』による毎年恒例の企画「個人投資家調査」。2025年も9000人以上の回答が集まった。この連載では、調査結果から浮かび上がった"今どきの個人投資家"の実像をお届けする。第4回は、非凡なレベルで「待ち」を貫く戦略で数億円の資産を築いた個人投資家のtakamaruさん(ハンドルネーム)に聞く。10年以上も放置したかと思えば、チャンスと見れば全力で買う。そんな投資で成功
米アマゾン・ドット・コムは26日、音楽配信サービス「アマゾンミュージック」の日本の有料会員が追加料金なしでオーディオブックを利用できるようにしたと発表した。傘下サービス「オーディブル」が提供する90万以上の作品から毎月1冊聴きたい作品を選べる。通勤時などの「ながら聴き」需要が高まるなか、連携により両サービスの利用を増やす。オーディブルは文芸や新書、ライトノベルなど幅広いジャンルの作品を備えるオ
【台北=龍元秀明】ドローン(無人機)用ソフトを開発する米新興オーテリオンのローレンツ・マイヤー最高経営責任者(CEO)は台北で日本経済新聞の取材に答え「台湾にドローン艦隊を構築する」と述べた。中国の脅威を念頭に、ウクライナ軍のドローンにも使われる同社の技術の展開に意欲を示した。オーテリオンはドローン向けの基本ソフト(OS)や人工知能(AI)を開発する。米国防総省やドイツの防衛大手ラインメタルな
【ニューヨーク=清水石珠実】米国最大都市ニューヨーク(NY)の市長選で、急進左派として知られるNY州下院議員のゾーラン・マムダニ氏(33)が有力候補に浮上した。24日投票の民主党予備選に勝利する見通しとなった。トランプ米政権下で初めての主要自治体選挙で急進左派が躍進したことは、民主党の先行きに影響を与える可能性がある。マムダニ氏は、対抗馬のアンドリュー・クオモ前同州知事を抑え、無名ながら躍進し
コーヒーの適度な摂取は心血管疾患のリスクを下げることが知られているが、どの時間帯に飲むといいかは明らかでなかった。米国の研究で、午前中にコーヒーを飲んでいる人は、そうでない人に比べて長生きする可能性が示された。研究ではまず、米国の国民健康栄養調査(NHANES)の約4万人のデータから、コーヒーを飲むタイミングが、午前中(午前4時から午前11時59分)に集中している朝型と、1日のいつでも飲む終
合成麻薬「フェンタニル」(総合2面きょうのことば)を米国に不正輸出する中国組織が日本に拠点をつくっていた疑いが判明した。日本経済新聞の独自調査でわかった。中心人物が名古屋市に法人を登記し、少なくとも2024年7月まで日本から危険薬物の集配送や資金管理を指示していた姿が浮かび上がった。日本は米中対立を招いたフェンタニル危機の最前線となっているおそれがある。(関連記事総合1面、特集12面に)米国で
トランプ米政権が中国やメキシコ、カナダに対し、関税引き上げの強硬策に動いています。なぜそうした国々を目の敵にするのでしょうか。現地取材と独自のデータ分析で「新アヘン戦争」に迫ります。
米国に合成麻薬「フェンタニル」を不正輸出する中国組織が日本に拠点をつくっていた疑いが判明した。リーダー格は米麻薬取締局(DEA)も足取りを追っている。米中対立を生み、世界を揺るがしている問題は決して遠い国の話ではない。「新アヘン戦争」の新局面に迫る。足跡は大量の公開データに埋もれていた。2023年5月、フェンタニル密輸組織に対するDEAの逮捕状請求書危険薬物を米国に違法流入させた疑いで、D
メーカーなどが自主回収の責務を負うリチウムイオン電池製品の過半が市区町村でゴミとして排出されている可能性が高いことが、25日公表の総務省推計で明らかになった。加熱式たばこなど自主回収の対象外の製品も多く、同省は経済産業省に対象品目の拡大を要請した。総務省が2024年5〜7月に実施した実地調査の結果などをもとに推計し
韓国のゲーム大手クラフトンが国内広告大手、ADKホールディングス(HD)の買収を決めた。買収額は750億円で、米ベインキャピタルの関連ファンドから全株式を取得する。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」など国民的アニメ制作に携わり、「アニメのアサツー」と呼ばれたADKは韓国ゲーム大手の傘下に入り、知的財産(IP)の世界展開を加速させる。「(クラフトンとADKという)両社の強みや培ったノウハウを
【広州=田辺静】ロイター通信は25日、中国自動車大手の比亜迪(BYD)が国内の一部工場で夜勤を中止するなどして生産能力を削減したと報じた。BYDは国内販売が伸び悩み、5月の生産台数が前年同月比2%増にとどまるなど、事業の拡大ペースが鈍化している。複数の関係者の話として報じた。国内の複数工場で生産能力を3分の1減らす措置がとられた。生産ラインを増設する計画が一部延期になった事例もあるという。
JR東日本盛岡支社は大船渡線のうち一ノ関―摺沢間が7月26日に開業100周年を迎えるのを記念してデジタルスタンプラリーを実施する。記念入場券やオリジナル弁当の販売も計画している。一連の記念イベントで「沿線住民への感謝を伝えるとともに、魅力を再発見してもらい利用促進につなげたい」(同支社)という。スタンプラリーの期間は7月26日〜12月21日。一ノ関や気仙沼など5駅と観光地の猊鼻渓、「石と賢治の
伊藤園は25日、緑茶飲料「お〜いお茶」など195品を10月1日出荷分から値上げすると発表した。ティーバッグやコーヒーも対象で、値上げ幅は2.4〜22.2%。原材料費やエネルギー価格の高騰を反映させる。「お〜いお茶」(600ミリリットル)の希望小売価格は194円から216円に上がる
広島電鉄は8月3日に路面電車の新線「駅前大橋ルート」が開業するのに合わせて、電車とバスの乗務員の制服を30年ぶりに刷新すると発表した。デザインは7月10日に公開し、8月1日から着用を始める。運転士や車掌、駅務員らが対象となる。制服のルールも同時に見直す。ネクタイは通年で任意とする。4〜10月は乗
厚生労働省は25日、仕事によってうつ病などの精神障害を発症し、2024年度に労災認定を受けたのは1055件だったと発表した。23年度から172件増加し、統計を始めた1983年度以降で初めて1000件を超えた。増加した理由について厚労省は、23年度に認定基準を見直し、カスタマーハラスメント(カスハラ)などによる業務負担で精神障害となった場合、労災を申請できると明確化したことが考えられるとした。
東京海上日動火災保険は10月に自動車保険料を平均5%以上引き上げる。自動車保険料の改定は例年1月で、前年の秋に前倒しする対応は異例だ。車両の修理費など物価高などを背景に保険金の支払いがかさみ、自動車保険の収支が悪化し続けている。機動的に保険料を変えるようにし、安定的に事業を続けられるようにする。改定率は用途や車種、補償の内容によって異なる。5%以上の上げ幅は東京海上日動がさかのぼれる2013年
【ハーグ=辻隆史】北大西洋条約機構(NATO)が東京に連絡事務所を設置する案が事実上の凍結状態となっている。NATO関係者は24日、記者団に「現在その議論はない」と明言した。中国の反発を受けて加盟国のフランスが反対にまわり、設置に向けた協議は進まない。「インド太平洋の4カ国との協力は重要だ」。関係者はオランダ・ハーグでのNATO首脳会議の会場で24日、記者団にこう力説した。ただ東京事務所案につ
温暖化で地球の平均気温が上がり続けているのに、冬には強烈な寒波や大雪が押し寄せる――。一見すると矛盾した気象現象が近年、日本や米国で相次いで起きている。原因の一つとされるのが、北極圏の上空を周回する冷たい空気の渦だ。この渦が温暖化の影響で分裂し、寒気が日本などに流れ込む頻度が高まったとされる。温暖化の影響は海にも広がり、温かい海流が弱まることで欧州の一部で気温が下がる可能性もある。気候の複雑さは
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