子ども虐待の防止策が話題になる際、お決まりのように「児童相談所による一時保護を速やかにしてほしい... 子ども虐待の防止策が話題になる際、お決まりのように「児童相談所による一時保護を速やかにしてほしい」という声が上がる。しかし、それは本当に虐待された子どもにとって救済なのだろうか? 実際に一時保護所に入所していた子どもからは「ドラマで見た刑務所のような場所」といった声も出ている。施設内では職員による虐待も発生している。一時保護されれば安心、というわけではないのだ。 一時保護所とは、児童福祉法第12条の4に基づいて、児童相談所に付設、もしくは児童相談所と密接な連携が保てる範囲内に設置され、虐待・置去り・非行などの理由で子どもを一時的に保護するための施設だ。厚労省によると、2017年4月1日時点で全国に136か所に設置されている。 2016年度に全国の児童相談所へ寄せられた虐待相談件数は、12万2575件(実数)だったが、そのうち一時保護された件数は2万175件にとどまっている(※児童虐待を要因
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