他人に注意を促すのは難しい。細心の注意を払ったつもりでも、好意的に受け止めてもらえないこともある... 他人に注意を促すのは難しい。細心の注意を払ったつもりでも、好意的に受け止めてもらえないこともある。都合が悪くなると黙りこんだり、逆ギレめいた反論をぶつけてきたり。聞く耳を持たない、職場の“困ったちゃん”にどう対処すべきか。 今回は刀鍛冶・長曽祢興里(のちの”虎徹”)の生涯を描いた『いっしん虎徹』(山本謙一著/文春文庫)から打開策を探りたい。主人公・興里は甲冑鍛冶から刀鍛冶に転身。“己が鍛えた兜をたたき割る刀”を作りたいという夢を追い続ける。 主人公・興里はあるとき、商売敵から貴重な“南蛮鉄”を仕入れる。売り言葉に買い言葉で高値を払ったものの、粗悪なシロモノだったことに腹を立てる興里。叔父の才市は「ダメだと言うことがわかっただけ、ひとつ利口になったと喜べ」と笑い飛ばす。 トラブルに出くわすと、つい後悔ばかりが先に立つ。しかし、目を向けるべきは今後の対策。目の前の現実をポジティブに受け止められ
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