人工衛星をロケットで宇宙に打ち上げる人工衛星打ち上げビジネス。そのうち、衛星放送や衛星通信などに... 人工衛星をロケットで宇宙に打ち上げる人工衛星打ち上げビジネス。そのうち、衛星放送や衛星通信などに使われる民間企業の衛星を、民間が運用するロケットによって打ち上げることを「商業打ち上げ」と呼ぶ。 通信・放送衛星の打ち上げ市場は、現在年間に毎年20~30機ほどの打ち上げ需要しかなく、そこに米国や欧州、ロシア、日本などが運用する10種類近いロケットがひしめき合っており、供給過剰の状態にある。 この市場は数年前まで、長年の実績と信頼を売りにする欧州の「アリアン5」ロケットと、高性能ながら安価なロシアの「プロトンM」ロケットがほぼ二分し、残りの数機を日本の「H-IIA」など、その他のロケットが奪い合うという状況が続いていた。 しかし2014年に入り、その勢力図が大きく塗り替えられた。アリアン5よりも、さらにプロトンMよりも安価な、米国の「ファルコン9」というロケットが割り込んできたのである。 ファル
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