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JP7378255B2 - ミルク入りコーヒー飲料 - Google Patents
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JP7378255B2 - ミルク入りコーヒー飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、ミルク入りコーヒー飲料及び該飲料の製造方法に関する。
近年、セルフスタイルのカフェやコンビニエンスストアで提供されるカウンターコーヒー、家庭向けの全自動コーヒーマシーンの普及に伴い、淹れたてのコーヒー豆の抽出液に牛乳を混ぜ合わせたカフェラテ、カフェオレ、カプチーノなどのミルク入りコーヒー飲料を飲用する機会が増加しており、その淹れたてならではの本格的な味わいや多彩なメニュー展開もあって、市場は拡大を続けている。
非特許文献1には、アイスカフェオレの作り方として、アイスコーヒーと牛乳を混ぜる方法やコーヒー豆をブレンドする例が記載されているが、牛乳やコーヒー豆、コーヒー豆からの抽出方法についての説明は無く、ミルク入りコーヒー飲料に適した牛乳やコーヒー豆などについて、殆ど検討はなされていない。
また、特許文献1には、コーヒーオイルの分離・凝集を生じることなく長期に渡って安定なコーヒー飲料を提供することを目的に、特定のショ糖脂肪酸エステルを含有するコーヒー飲料が記載されており、コーヒー飲料の一例としてカフェオレやコーヒー牛乳が記載されている。コーヒー抽出液の製造に使用するコーヒー豆としてブラジル、サントス、コロンビア産などのコーヒー豆を単独またはブレンドして使用することができ、コーヒー豆の焙煎条件、粉砕条件、抽出条件などを任意に選択できると記載されている。しかしながら、コーヒー豆の具体的なブレンド比率や焙煎度合いは全く記載されていない。また、使用する牛乳のタンパク還元価、変性ホエータンパク率についても一切記載されていない。
特開平10-70956号公報
「珈琲完全バイブル」、丸山健太郎著、株式会社ナツメ社、出版日:2014年11月4日、82-83頁,167頁,248頁
従来のミルク入りコーヒー飲料は、コーヒー抽出液に合わせて牛乳が選ばれていたが、我々はまず、コーヒーの風味を引き立てる牛乳の開発を検討し、次いで、その牛乳に合うコーヒーを厳選していった。
本発明の目的は、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合っているミルク入りコーヒー飲料を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、タンパク還元価および変性ホエータンパク率が特定範囲である牛乳と、特定のL値に焙煎された特定のコーヒー豆が、特定の割合でブレンドされたものから抽出されたコーヒー抽出液が、それぞれ特定の割合で混合されたミルク入りコーヒー飲料は、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うことを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第一は、ミルク入りコーヒー飲料全体中、加熱処理済みの牛乳50~90重量%と、コーヒー抽出液10~50重量%が混合され、前記牛乳のタンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%であり、前記コーヒー抽出液は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%である、ミルク入りコーヒー飲料に関する。好ましくは、前記牛乳は、生乳を、1次加熱として10℃未満の温度から0.1~5℃/秒の速度で60~75℃まで昇温され、その温度で15~120秒間保持された後、更に2次加熱として0.1~5℃/秒の速度で115~132℃まで昇温され、その温度で2~8秒間保持された牛乳である。
本発明の第二は、ミルク入りコーヒー飲料全体中、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の牛乳50~90重量%と、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出した、Brixが1~5%のコーヒー抽出液10~50重量%とを混合することを特徴とする、ミルク入りコーヒー飲料の製造方法に関する。好ましくは、前記牛乳が、生乳を、1次加熱として10℃未満の温度から0.1~5℃/秒の速度で60~75℃まで昇温し、その温度で15~120秒間保持した後、更に2次加熱として0.1~5℃/秒の速度で115~132℃まで昇温し、その温度で2~8秒間保持して得られる牛乳である。好ましくは、前記コーヒー抽出液が、前記コーヒー豆混合物100重量部に対して、80~98℃の湯200~2000重量部を加えて0.2~5分間煮出したものである。
本発明に従えば、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合っているミルク入りコーヒー飲料を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るコーヒー豆におけるグアテマラ産と、エチオピア産と、ブラジル産との好適な重量比を示す三角図である。 本発明の一実施形態に係るコーヒー豆におけるグアテマラ産と、エチオピア産と、ブラジル産とのより好適な重量比を示す三角図である。 本発明の一実施形態に係るコーヒー豆におけるグアテマラ産と、エチオピア産と、ブラジル産とのさらに好適な重量比を示す三角図である。
以下、本発明につき、さらに詳細に説明する。本発明のミルク入りコーヒー飲料は、タンパク還元価および変性ホエータンパク率を特定範囲に調節した牛乳と、特定のL値に焙煎した特定のコーヒー豆を特定の割合でブレンドして抽出された特定のBrixであるコーヒー抽出液が、それぞれ特定の割合で混合されたものであることを特徴とする。
本発明のミルク入りコーヒー飲料における牛乳とは、乳等省令において定義されている牛乳類の中でも、生乳の使用割合が100%の牛乳類であって、特別牛乳を除く牛乳類を言う。特に、具体的な種類別名称が、牛乳である牛乳類が好適である。牛乳類に含まれる乳脂肪分は、特に限定されないが、例えば、3.0%以上が好適である。乳脂肪分の上限値は、例えば、5.0%未満であってよい。また、本発明の効果を奏する限りにおいては、具体的な種類別名称が成分調整牛乳である牛乳も同様に用いることができる。
前記牛乳類における種類別名称が牛乳に該当するものは、生乳(牛から搾ったままの乳)が加熱殺菌されたものであり、水や他の原料を添加したり、本来含まれている成分を低減したりといった成分調整がなされていないものである。好適には、乳脂肪分3.0%以上、及び、無脂乳固形分8.0%以上を含み、細菌数(1ml中)が5万以下、大腸菌群が陰性のものである。
本発明のミルク入りコーヒー飲料における牛乳は、加熱処理済みであり、例えば、最初に比較的低温の加熱処理(1次加熱)を行なった後、比較的高温の加熱処理(2次加熱)を行なうという二段階の加熱処理を行なうことによって、殺菌された牛乳を製造することができる。本発明における二段階の加熱処理は、牛乳の加熱殺菌方法として最も一般的な従来の超高温(UHT)加熱殺菌製造法と比較して1次加熱の温度が低く、かつ、1次加熱の実施時間が短いという特徴がある。
まず1次加熱では、10℃未満の温度で保存されている生乳を、0.1~5℃/秒の速度で60~75℃まで昇温し、その温度で15~120秒間保持することが好ましい。
1次加熱時の温度は、前記のように60~75℃が好ましく、60~70℃がより好ましく、60~65℃がさらに好ましい。60℃より低くなると、1次加熱による殺菌処理の効果を得ることが難しくなる場合があり、75℃より高くなると、上述した牛乳中のタンパク還元価が大きくなってしまい、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合がある。なお、加熱時の温度とは、当該加熱時における牛乳の温度を指す。
また、昇温時の昇温速度は、前記のように0.1~5℃/秒の範囲が好ましく、0.5~2.5℃/秒の範囲がより好ましく、1.3~1.8℃/秒の範囲がさらに好ましい。昇温速度が0.1℃/秒より遅くなると、加熱殺菌に時間を要し、生産性が低下する場合がある。一方、昇温速度が5℃/秒より速くなると、加熱に必要な蒸気等のユーティリティーの使用量が多くなり、生産コストが上昇したり、加熱面に牛乳中のタンパクが付着し、コゲによる風味低下が起こる場合がある。
さらに、1次加熱の実施時間は、前記のように15~120秒間であることが好ましく、16~100秒間がより好ましく、17~80秒間がさらに好ましく、17~60秒間が特に好ましく、17~40秒間が最も好ましい。15秒間より短くなると、1次加熱中に、均質化処理をするための配管長を確保することが難しくなる場合があり、120秒間より長くなると、上述した変性ホエータンパク率が大きくなってしまい、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合がある。なお、加熱の実施時間とは、当該加熱時に牛乳の温度を所定の温度範囲に保持する時間を指す。
1次加熱処理を実施するための装置は特に限定されず、牛乳の加熱殺菌に用いる装置を適宜選択することができるが、生産性を考慮して、流路式殺菌装置が好ましい。そのような殺菌装置としては、例えば、プレート式殺菌装置、チューブ式殺菌装置、スピンジェクション式殺菌装置、ジュール式殺菌装置等が挙げられるが、これらに限定されない。
1次加熱中に、生乳に含まれる脂肪球の径をそろえて品質を安定化することを目的に、従来公知の均質化処理をあわせて実施してもよい。その場合、ホモゲナイザー、マイクロフルダイザー、コロイドミル等の装置を用いることができる。なお、このような均質化処理は、後述する2次加熱後の冷却中に行なうこともできる。
次いで、2次加熱を行なう。具体的には、2次加熱では、1次加熱によって加熱処理された生乳を、0.1~5℃/秒の速度で115~132℃まで昇温し、その温度で2~8秒間保持することが好ましい。2次加熱時の温度は前記のように115~132℃が好ましく、115~130℃がより好ましく、115~125℃がさらに好ましく、115~120℃が特に好ましい。115℃より低いと、2次加熱による殺菌処理の効果を得ることが難しい場合があり、132℃より高いと、上述した牛乳中のタンパク還元価が大きくなってしまい、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しい場合がある。
また、2次加熱の実施時間は前記のように2~8秒間であることが好ましい。2秒間より短くなると、2次加熱による殺菌処理の効果を得ることが難しい場合があり、8秒間より長くなると、上述した変性ホエータンパク率が大きくなってしまい、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うことが難しい場合がある。
2次加熱時の昇温速度は、前記のように0.1~5℃/秒の範囲が好ましく、0.5~2.5℃/秒の範囲がより好ましく、0.8~1.3℃/秒の範囲がさらに好ましい。昇温速度が0.1℃/秒より遅くなると、加熱殺菌に時間を要し、生産性が低下しすぎる場合がある。一方、昇温速度が5℃/秒より速くなると、加熱に必要な蒸気等のユーティリティーの使用量が多くなり、生産コストが上昇したり、加熱面に牛乳中のタンパクが付着し、コゲによる風味低下が起こる場合がある。
以上の加熱処理を行なって殺菌された牛乳は、箱詰めまたは瓶詰めするなど容器に詰めればよい。そして、そのような加熱処理が済んだ牛乳は、特定のタンパク還元価および変性ホエータンパク率を有する。
前記牛乳のタンパク還元価とは、牛乳の加熱度合いを数値化したものである。タンパク還元価の値が低いほど牛乳があまり加熱されておらず、生乳に近いミルク感となり、値が高いほど牛乳が加熱されて、加熱臭が強くなる。牛や餌の種類、環境にもよるが、一般的にタンパク還元価は生乳で0~5、UHT殺菌牛乳では9~17である。
前記タンパク還元価は、牛乳を加熱するとタンパク質の変性によるSH基の増加および褐変反応により形成された化合物により増加する還元力をフェリシアナイド還元法によって測定するものである。タンパク還元価の測定は、「日本薬学会編 乳製品試験法・注解」(金原出版株式会社、p.131、昭和59年3月20日発行)に準拠すればよい。
本発明のミルク入りコーヒー飲料における牛乳は、タンパク還元価が5~10であることが好ましい。これにより、従来の加熱殺菌処理による過度の加熱変性で生じていた加熱臭を抑制することができ、コーヒーの風味を邪魔することなく引き立てることができる。前記タンパク還元価は、より好ましくは5.5~9.5であり、さらに好ましくは6~9であり、よりさらに好ましくは6.5~9である。タンパク還元価が5より小さい、もしくは10より大きいと、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合がある。
前記変性ホエータンパク率とは、牛乳中の全ホエータンパクに対する、加熱によって変性したホエータンパクの割合を示す指標である。変性ホエータンパク率が低いほど、加熱によるホエータンパクの変性が少ないことを表す。一般的に変性ホエータンパク率は生乳で20~45%、UHT殺菌牛乳では85~95%程度である。
なお、変性ホエータンパク率の測定は以下の通りである。蓋つき試験管に牛乳を20ml入れ、NaClを8.0g加えた後、蓋をして30分間37℃±1℃の水浴につける。この間、試験管をよく振とうして、牛乳を完全にNaClで飽和させる。その後、冷却することなくすぐに定量ろ紙(No.7)にて桐山ロートを用いて吸引濾過を行い、ろ液を3ml採取する。ろ液が混濁している場合は、ろ紙で再度ろ過し、透明なろ液を得る。NaCl飽和溶液10mlを採取した試験管に、ろ液1.0mlを加えて混合する。その後23%HCl溶液を5mlピペットで2滴添加して混合し、液を混濁させる。
HCl溶液添加前のNaCl飽和溶液10mlに、ろ液1.0mlを加えて混合したものの混濁度(N100)を420nmの波長で測定する。そして、HCl溶液添加後5~10分以内に420nmの波長で測定した混濁度(N)も用いて、以下の式で変性ホエータンパク率を算出できる。尚、測定はU-2900型分光光度計(株式会社日立製作所製)にて%Tモード設定にて行うことができる。
変性ホエータンパク率(%)={(N/N100)×100}
ろ液について二反復試験を行い、得られた2点の変性ホエータンパク率の測定値が2%以内の誤差であれば、その2点の平均値を以て変性ホエータンパク率とする。2点の変性ホエータンパク率の測定値の誤差が2%を超える場合は、再試験を繰り返し、4点の測定値を得て、その4点の平均値を以て変性ホエータンパク率とする。
本発明のミルク入りコーヒー飲料における牛乳は、変性ホエータンパク率が65~90%であることが好ましい。より好ましくは70~90%であり、さらに好ましくは75~85%である。変性ホエータンパク率が65%より小さい、もしくは90%より大きいと、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合がある。
前記牛乳は、ミルク入りコーヒー飲料全体中50~90重量%含有されることが好ましく、60~85重量%がより好ましく、65~80重量%がさらに好ましい。ミルク入りコーヒー飲料中の前記牛乳の含有量が50重量%未満では、牛乳の風味が弱くなりコーヒーの風味と調和しない場合がある。一方、ミルク入りコーヒー飲料中の前記牛乳の含有量が90重量%を超えると、コーヒーの風味が弱くなり牛乳の風味と調和しない場合がある。
本発明のミルク入りコーヒー飲料におけるコーヒー抽出液とは、焙煎したコーヒー豆から抽出されたエキスのことをいう。本発明においては、ミルク入りコーヒー飲料におけるコーヒーの風味の観点から、前記コーヒー豆としては、酸味、苦味、コクのバランスが良いグアテマラ産のコーヒー豆を主に用い、更により酸味あるいは苦味やコクを増すために、グアテマラ産のコーヒー豆に加えて、エチオピア産及び/又はブラジル産のコーヒー豆をブレンドして用いることが好ましい。
前記グアテマラ産のコーヒー豆は、アラビカ種が好ましく、その中でもブルボン種とティピカ種がより好ましく、ブルボン種がさらに好ましい。
前記エチオピア産のコーヒー豆は、適度な酸味を付与するため使用され、アラビカ種が好ましく、その中でもモカ種がより好ましい。
前記ブラジル産のコーヒー豆は、適度な苦味とコクを付与するため使用され、アラビカ種が好ましく、その中でもブルボン種とティピカ種がより好ましい。
前記グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のコーヒー豆は、それぞれのL値が21~27になるように焙煎されたものを使用することが好ましく、前記L値は23~25がより好ましい。ここで、焙煎したコーヒー豆のL値とは、焙煎したコーヒー豆の色を表す指標であり、焙煎の程度を表しており、焙煎の時間や温度などによって調節することができる。L値が21未満、または27を超えると、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合がある。また、L値が21未満では、酸味が弱かったり、苦味が強くなり過ぎる場合がある。また27を超えるとコクや香りが不足し、コーヒーとして物足りない風味になる場合がある。なお、本発明において、焙煎したコーヒー豆のL値は、実施例の項で詳述するように、焙煎したコーヒー豆を粉砕した後、特定の目開きの篩を使用して得た粉砕物について、市販の色彩色差計を用いて測定できる。
前記焙煎されたコーヒー豆は、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産を重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドして使用することが好ましく、E(75:0:25)、F(55:0:45)、G(55:45:0)、H(75:25:0)の4点で囲まれる範囲(図2の三角図で示した範囲)がより好ましく、I(75:5:20)、J(55:9:36)、K(55:36:9)、L(75:20:5)の4点で囲まれる範囲(図3の三角図で示した範囲)がさらに好ましい。図1の範囲を外れると、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合があり、また、コーヒーの苦味や酸味が強すぎたり、酸味が弱くコーヒーの風味が単調になる場合がある。
前記コーヒー抽出液の抽出方法は、特に限定はなく、一般的な方法で抽出すれば良く、ドリップ方式、エアロプレス方式、エスプレッソ方式などが例示できる。具体的には、前記焙煎してブレンドしたコーヒー豆の粉砕物100重量部に対して、80~98℃の湯200~2000重量部で、0.2~5分間煮出して抽出することが好ましい。
前記抽出時の湯の温度が80℃未満では、苦味成分の抽出が不十分で、コーヒーの風味が物足りない場合があり、98℃を超えると苦味が強くなったり、雑味が感じられる場合がある。なお、前記湯の温度は85~98℃がより好ましく、90~98℃がさらに好ましく、93~97℃が特に好ましい。
また、前記抽出時の湯の量が200重量部未満では、コーヒーの成分を十分抽出できずに、コーヒー本来の風味が不足する場合があり、2000重量部を超えるとコーヒー抽出液のBrixが低くなってコーヒーの風味が不足する場合がある。なお、前記抽出時の湯の量は、250~1500重量部がより好ましく、300~1000重量部がさらに好ましい。
さらに、前記抽出時の時間が0.2分間未満では、コーヒーの成分が十分抽出できずに、コーヒー本来の風味が不足する場合があり、5分間を超えると苦味が強くなったり、雑味が感じられる場合がある。なお、前記抽出時の時間は0.3~4分間がより好ましく、0.5~3分間がさらに好ましい。
前記焙煎してブレンドしたコーヒー豆の粉砕具合は、抽出方法に合わせて選択すれば良く、そのコーヒー豆の平均粒径は、例えば、ドリップ方式では150~550μm、エアロプレス方式では200~1000μm、エスプレッソ方式では100~200μmが好ましい。
前記コーヒー抽出液のBrixは1~5%であることが好ましく、1.5~4%がより好ましく、2~3.5%がさらに好ましい。Brixが1%未満、または5%を超えると、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという効果を達成することが難しくなる場合がある。また、Brixが1%未満では、ミルク入りコーヒー飲料でコーヒーの風味が不足する場合があり、5%を超えるとミルク入りコーヒー飲料でコーヒーの苦味や雑味が感じられる場合がある。なお、Brixは、例えば株式会社アタゴ製のPR-201αを使用して測定することができる。
前記コーヒー抽出液は、ミルク入りコーヒー飲料全体中10~50重量%含有されることが好ましく、15~40重量%がより好ましく、20~35重量%がさらに好ましい。ミルク入りコーヒー飲料中の前記コーヒー抽出液の含有量が50重量%を超えると、牛乳の風味が弱くなりコーヒーの風味と調和しない場合がある。一方、ミルク入りコーヒー飲料中の前記コーヒー抽出液の含有量が10重量%未満では、コーヒーの風味が弱くなり牛乳の風味と調和しない場合がある。
本発明のミルク入りコーヒー飲料は、以上説明した前記牛乳50~90重量%と、前記コーヒー抽出液10~50重量%を混合することで製造することができるが、混合時の温度は特に限定されず、牛乳とコーヒー抽出液のいずれの温度も5~90℃の範囲にあればよく、10~90℃がより好ましい。
本発明のミルク入りコーヒー飲料には、前記牛乳と前記コーヒー抽出液以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、水、甘味料(ショ糖、異性化糖、ブドウ糖、果糖、乳糖、麦芽糖、キシロース、異性化乳糖、フラクトオリゴ糖、マルトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、カップリングシュガー、パラチノース、マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、パラチニット、還元デンプン糖化物、ステビア、グリチルリチン、タウマチン、モネリン、アスパルテーム、アリテーム、サッカリン、アセスルファムK、スクラロース、ズルチンなど)、香料(コーヒーフレーバーなど)等を適宜配合することができる。
前記甘味料においては、ショ糖が好ましく、具体的には上白糖やグラニュー糖が挙げられる。甘味量の含有量は、ミルク入りコーヒー飲料全体中0~8重量%が好ましく、1~8重量%がより好ましく、2~6重量%がさらに好ましく、3~5重量%が特に好ましい。8重量%より多いと甘味が強く感じられる場合がある。
本発明のミルク入りコーヒー飲料の製造例を以下に例示する。コーヒー飲料全体中、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の牛乳50~90重量%と、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出した、Brixが1~5%のコーヒー抽出液10~50重量%とを混合することで、本発明のミルク入りコーヒー飲料を得ることができる。
該牛乳は、好適には、生乳を、1次加熱として10℃未満の温度から0.1~5℃/秒の速度で60~75℃まで昇温し、その温度で15~120秒間保持した後、更に2次加熱として0.1~5℃/秒の速度で115~132℃まで昇温し、その温度で2~8秒間保持して得ることができる。
該コーヒー抽出液は、好適には、前記コーヒー豆混合物100重量部に対して、80~98℃の湯200~2000重量部を加えて0.2~5分間煮出すことで得ることができる。
本発明のミルク入りコーヒー飲料は、冷やして飲用することもできるし、温めて飲用することもできるが、特に冷やして飲用した場合において、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合うという本発明の効果をより享受することができる。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は重量基準である。
<コーヒー豆のL値の測定方法>
焙煎したコーヒー豆を、ミキサー(Iwatani社製、CRUSH MILLSER 型番IFM-C20G)を用いて粉砕し、目開き1.7mmの篩を通過したコーヒー豆を、更に目開き850μmの篩を通し、目開き850μmの篩に残ったコーヒー豆をプラスチックのシャーレに詰めてタッピングし、表面を擦切りして平らにした。シャーレに詰めたコーヒー豆の表面に、色彩色差計(KONICA MINOLTA社製、CR-400)のセンサー部を軽く押し当てて3か所測定し、これらの値の平均をL値とした。
<粉砕したコーヒー豆の平均粒径の測定方法>
レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(堀場製作所社製、LA-960)にて乾式方法で測定した体積換算の累積粒度分布曲線においてD50に相当するメジアン径を平均粒径とした。
<コーヒー抽出液のBrixの測定方法>
株式会社アタゴ製のPR-201αを使用してコーヒーエキスのBrixを測定した。測定は、自動温度補正が適応される20℃前後で実施し、Brixのゼロ点補正については、蒸留水を用いて行った。
<ミルク入りコーヒー飲料の官能評価>
実施例および比較例で得られたミルク入りコーヒー飲料を10℃、又は60℃に温調した後、熟練した10人のパネラーに飲用してもらい、コーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの観点で各人が官能評価を行い、その評価点の平均値を官能評価の評価値として各表に記載した。その際の評価基準は以下の通りとした。
(コーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合い)
5点:実施例1のミルク入りコーヒー飲料よりも良く、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに非常に引き立て合っている
4点:実施例1のミルク入りコーヒー飲料と同等で、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合っている
3点:実施例1のミルク入りコーヒー飲料よりもやや劣り、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに僅かに引き立て合っている
2点:実施例1のミルク入りコーヒー飲料よりも悪く、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合っていることを殆ど感じない
1点:実施例1のミルク入りコーヒー飲料よりも非常に悪く、淹れたてのコーヒーの風味と牛乳の風味を、互いに引き立て合っていることが全く感じられない
(製造例1) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
5℃の生乳(乳脂肪3.7%、無脂乳固形分8.8%)を、チューブラー式熱交換器にて1.4℃/秒の昇温速度で60℃に昇温し、この温度で30秒間保持して1次加熱を行った。1次加熱中に、ホモゲナイザーにて17MPaの圧力下で均質化処理を実施した後、チューブラー式熱交換器にて0.9℃/秒の昇温速度で115℃に昇温し、この温度で7秒間保持して殺菌(2次加熱)を行った後、同チューブラー式熱交換器にて4℃に冷却し、牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は6.5、変性ホエータンパク率は84%であった。得られた牛乳は、生乳本来のすっきりした風味を維持したまま、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭があまり無く、且つコクが少しあり、牛乳の風味がしっかりと感じられた。
(製造例2) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱及び2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を70℃に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は7.0、変性ホエータンパク率は77%であり、製造例1の牛乳に比べ、コクがあり、牛乳の風味が非常にしっかりと感じられた。
(製造例3) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱及び2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を75℃に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は8.9、変性ホエータンパク率は85%であり、製造例1の牛乳に比べ、コクがあり、牛乳の風味がしっかりと感じられた。
(製造例4) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱及び2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を85℃に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は10.5、変性ホエータンパク率は88%であり、製造例1の牛乳に比べ、乳に含まれるタンパク質の変性による加熱臭が僅かに強く、甘味があり、牛乳の風味が弱く感じられた。
(製造例5) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱の保持時間を17秒間に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は6.5、変性ホエータンパク率は85%であり、製造例1の牛乳と同様に、加熱臭があまり無く、且つコクが少しあり、牛乳の風味がしっかりと感じられた。
(製造例6) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱の保持時間を70秒間に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は7.2、変性ホエータンパク率は85%であり、製造例1の牛乳とほぼ同等で、加熱臭があまり無く、且つコクが少しあり、牛乳の風味がしっかりと感じられた。
(製造例7) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱の保持時間を150秒間に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は7.5、変性ホエータンパク率は91%であり、製造例1の牛乳に比べ、甘味が強く、牛乳の風味が弱く感じられた。
(製造例8) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
2次加熱の保持時間を2秒間に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は6.5、変性ホエータンパク率は71%であり、製造例1の牛乳に比べ、コクがあり、牛乳の風味が非常にしっかりと感じられた。
(製造例9) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、2次加熱時の温度を125℃に変更した以外は製造例8と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は8.0、変性ホエータンパク率は83%であり、製造例1の牛乳に比べ、加熱臭が僅かに強く、且つ甘味も少しあり、牛乳の風味がやや弱く感じられた。
(製造例10) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
2次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、2次加熱時の温度を135℃に変更した以外は製造例8と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は11.4、変性ホエータンパク率は88%であり、製造例1の牛乳に比べ、加熱臭が明らかに強く、甘味も少しあり、牛乳の風味があまり感じられなかった。
(製造例11) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
2次加熱の保持時間を10秒間に変更した以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は6.9、変性ホエータンパク率は92%であり、製造例1の牛乳に比べ、甘味が強く、牛乳の風味が弱く感じられた。
(製造例12) ミルク入りコーヒー飲料に使用する牛乳の作製
1次加熱の昇温速度は表1に示す昇温速度であり、1次加熱時の温度を66℃に、保持時間を1800秒間に変更し、2次加熱を実施しなかった以外は製造例1と同様に牛乳を得た。得られた牛乳のタンパク還元価は6.1、変性ホエータンパク率は58%であり、製造例1の牛乳に比べ、加熱臭やコクが弱く、牛乳の風味があまり感じられなかった。
(製造例13) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表1の配合表に従い、L値21に焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部、及び、L値23に焙煎したエチオピア産でモカ種のコーヒー豆35重量部を混合後、ミルサー((株)カリタ製「CM-50」)で15秒間粉砕し、平均粒径770mmの粉砕コーヒー豆を得た。粉砕コーヒー豆100重量部をエアロプレスに入れ、95℃の湯866重量部を注ぎ、攪拌し、蓋をして1分間静置後、もう一度攪拌し、蓋をして40秒間静置してから、メタルフィルターと蓋をしてピストン部を1分間押し、Brix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)が十分感じられ、かつ少し酸味が強めで、コーヒーの風味のバランスは良いものであった。
(製造例14) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆を、L値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆に変更した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味は弱く、苦味は強めであり、コーヒーの風味のバランスは良いものであった。
(製造例15) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆35重量部を20重量部に変更し、更にL値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆15重量部を使用した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味は少し弱く、苦味は少し強いものであり、コーヒーの風味のバランスが非常に良いものであった。
(製造例16) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、グアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部を84重量部に、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆35重量部を8重量部に変更し、更にL値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆8重量部を使用した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が弱く、苦味がやや強いもので、コーヒーの風味のバランスは良いものであった。
(製造例17) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、グアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部を46重量部に、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆35重量部を27重量部に変更し、更にL値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆27重量部を使用した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味がやや弱く、苦味が強くコーヒーの風味のバランスがよいものであった。
(製造例18) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆を使用せず、グアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部を100重量部に変更した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)のバランスは悪くはないものの、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が弱いものであった。
(製造例19) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、グアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部を40重量部に、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆35重量部を50重量部に変更し、更にL値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆10重量部を使用した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)のバランスは悪くはないものの、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味および苦味が少し強いものであった。
(製造例20) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表2の配合表に従い、グアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部を40重量部に、エチオピア産でモカ種のコーヒー豆35重量部を10重量部に変更し、更にL値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆50重量部を使用した以外は、製造例13と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)のバランスは悪くはないものの、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が弱く、苦味が強いものであった。
(製造例21) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表3の配合表に従い、3種類全てのコーヒー豆をL値18に焙煎したものを使用した以外は、製造例15と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が強く、苦味が弱く、コーヒーの風味のバランスは少し悪いものであった。
(製造例22) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表3の配合表に従い、3種類全てのコーヒー豆をL値30に焙煎したものを使用した以外は、製造例15と同様にしてBrix3.0%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が弱く、苦味がかなり強く、コーヒーの風味のバランスは少し悪いものであった。
(製造例23) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表4の配合表に従い、抽出時の湯の量を866重量部から、2600重量部に変更した以外は、製造例15と同様にしてBrix0.7%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)のバランスは悪くはないものの、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、コーヒーの風味は弱いものであった。
(製造例24) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表4の配合表に従い、抽出時の湯の温度を95℃から、70℃に変更した以外は、製造例15と同様にしてBrix0.9%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)のバランスは悪くはないものの、酸味が少し強く、苦味が弱く、且つコーヒーの風味は少し弱いものであった。
(製造例25) ミルコーヒーのク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表4の配合表に従い、抽出時の再攪拌後の静置時間を40秒間から8分間に変更して、トータルの抽出時間を10分間にした以外は、製造例15と同様にしてBrix6.1%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が弱く、苦味がかなり強く、さらに雑味が感じられ、コーヒーの風味のバランスは悪いものであった。
(製造例26) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表6の配合表に従い、製造例15において、抽出方法をエアロプレス方式からドリップ方式に変更した。即ち、L値21に焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部、L値23に焙煎したエチオピア産でモカ種のコーヒー豆20重量部、及び、L値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆15重量部を混合後、((株)カリタ製「CM-50」)で25秒間粉砕し、平均粒径320μmの粉砕コーヒー豆を得た。粉砕コーヒー豆100重量部をドリッパーに密着させたペーパーフィルターに入れ、粉砕コーヒー豆の表面を平らにしたところに、95℃の湯200重量部を注ぎ、20秒間静置後、95℃の湯1400重量部を2分10秒間掛けながら、4回に分けて注ぎ込み、Brix1.5%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)は悪くはないものの、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が少し強く、苦味がやや弱く、かつコーヒーの風味が少し弱いものであった。
(製造例27) ミルク入りコーヒー飲料に使用するコーヒー抽出液の作製
表6の配合表に従い、製造例15において、抽出方法をエアロプレス方式からエスプレッソ方式に変更した。即ち、L値21に焙煎したグアテマラ産でアラビカ種のコーヒー豆65重量部、L値23に焙煎したエチオピア産でモカ種のコーヒー豆20重量部、及び、L値23に焙煎したブラジル産でアラビカ種のコーヒー豆15重量部を混合後、((株)カリタ製「CM-50」)で40秒間粉砕し、平均粒径145μmの粉砕コーヒー豆を得た。粉砕コーヒー豆100重量部をホルダーに詰め、表面を平らにしてからダンピングしたホルダーをエスプレッソマシーンにセットした後、93℃の湯320重量部で24秒間抽出して、Brix4.2%のコーヒー抽出液を得た。得られたコーヒー抽出液は、コーヒーの風味(香り、酸味、苦味及びコク)は悪くはないものの、製造例13のコーヒー抽出液に比べ、酸味が少し弱く、苦味がやや強く、かつコーヒーの風味は少し強いものであった。
(実施例1) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表1の配合表に従い、製造例13で得たコーヒー抽出液24重量%にグラニュー糖4重量%を溶解して、10℃に冷却した。ここに10℃に温調した製造例1の牛乳72重量%をブレンドし、ミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表1に示した。
Figure 0007378255000001
(実施例2~7、及び、比較例1~5) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表1の配合表に従い、製造例1の牛乳を、製造例2の牛乳(実施例2)、又は、
製造例3の牛乳(実施例3)、又は、製造例5の牛乳(実施例4)、又は、製造例6の牛乳(実施例5)又は、製造例8の牛乳(実施例6)、又は、製造例9の牛乳(実施例7)、又は、製造例4の牛乳(比較例1)、又は、製造例7の牛乳(比較例2)、又は、製造例10の牛乳(比較例3)、又は、製造例11の牛乳(比較例4)、又は、製造例12の牛乳(比較例5)に変更した以外は、実施例1と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表1に示した。
表1から明らかなように、実施例1~7で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%の範囲にあるコーヒー抽出液24重量%と、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲にある加熱処理済みの牛乳72重量%が混合されたものであることが分かる。その結果、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果であった。
一方、比較例1~5で得られたミルク入りコーヒー飲料は、タンパク還元価が5~10、又は、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲を外れる牛乳を使用して作製したものであることが分かる。その結果、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
(実施例8~11、及び、比較例6~8) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表2の配合表に従い、製造例13のコーヒー抽出液を、製造例14のコーヒー抽出液(実施例8)、又は、製造例15のコーヒー抽出液(実施例9)、又は、製造例16のコーヒー抽出液(実施例10)、又は、製造例17のコーヒー抽出液(実施例11)、又は、製造例18のコーヒー抽出液(比較例6)、又は、製造例19のコーヒー抽出液(比較例7)、又は、製造例20のコーヒー抽出液(比較例8)に変更した以外は、実施例1と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を実施例1と合わせて表2に示した。
Figure 0007378255000002
表2から明らかなように、実施例1及び8~11で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%の範囲にあるコーヒー抽出液24重量%と、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲にある加熱処理済みの牛乳72重量%が混合されたものであることが分かる。
その結果、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果が得られた。特に、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、I(75:5:20)、J(55:9:36)、K(55:36:9)、L(75:20:5)の4点で囲まれる範囲(図3の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出されたコーヒー抽出液を使用して作製した実施例9のミルク入りコーヒー飲料は非常に良好な結果であった。
一方、比較例6~8で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)から外れてブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出されたコーヒー抽出液を使用したものであることが分かる。
その結果、比較例6~8のミルク入りコーヒー飲料は、いずれも、コーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
(実施例12) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表3の配合表に従い、製造例1の牛乳を製造例9の牛乳に変更した以外は、実施例9と同様にして、ミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表3に示した。
Figure 0007378255000003
(比較例9及び10) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表3の配合表に従い、製造例15のコーヒー抽出液を、製造例21のコーヒー抽出液(比較例9)、又は、製造例22のコーヒー抽出液(比較例10)に変更した以外は、実施例12と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表3に示した。
表3から明らかなように、実施例12で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%の範囲にあるコーヒー抽出液24重量%と、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲にある加熱処理済みの牛乳72重量%が混合されたものであることが分かる。その結果、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果であった。
一方、比較例9で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が全て18と小さく焙煎度合いが高いものであり、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
また、比較例10で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が全て30と大きく焙煎度合いが低いものであり、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
(実施例13) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表4の配合表に従い、製造例1の牛乳を製造例3の牛乳に変更した以外は、実施例9と同様にして、ミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表4に示した。
Figure 0007378255000004
(比較例11~13) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表4の配合表に従い、製造例15のコーヒー抽出液を、製造例23のコーヒー抽出液(比較例11)、又は、製造例24のコーヒー抽出液(比較例12)、又は、製造例25のコーヒー抽出液(比較例13)に変更した以外は、実施例13と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表4に示した。
表4から明らかなように、実施例13で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%の範囲にあるコーヒー抽出液24重量%と、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲にある加熱処理済みの牛乳72重量%が混合されたものであることが分かる。その結果、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果であった。
一方、比較例11及び12のミルク入りコーヒー飲料は、Brixが1%よりも低いものであり、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
また、比較例13のミルク入りコーヒー飲料は、Brixが6.1%と高いものであり、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
(実施例14及び15、比較例14及び15) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表5の配合表に従い、牛乳:コーヒー抽出液のブレンド比率(重量比)を72:24から、85:11(実施例14)、又は、53:43(実施例15)、又は、92:4(比較例14)、又は、38:58(比較例15)に変更した以外は、実施例13と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を実施例13と合わせて表5に示した。
Figure 0007378255000005
表5から明らかなように、実施例13、14及び15で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%の範囲にあるコーヒー抽出液と、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲にある加熱処理済みの牛乳が、それぞれ10~50重量%と50~90重量%の範囲で混合されたものであることが分かる。
その結果、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果であった。特に、牛乳:コーヒー抽出液のブレンド比率(重量比)を72:24の実施例13のミルク入りコーヒー飲料は非常に良好な結果であった。
一方、比較例14のミルク入りコーヒー飲料は、牛乳:コーヒー抽出液のブレンド比率(重量比)が92:4で、牛乳が多くて、コーヒー抽出液が少ないものであり、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
また、比較例15のミルク入りコーヒー飲料は、牛乳:コーヒー抽出液のブレンド比率(重量比)がを38:58で、牛乳が少なくて、コーヒー抽出液が多いものであり、ミルク入りコーヒー飲料のコーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は不十分な結果であった。
(実施例16及び17) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表6の配合表に従い、製造例15のコーヒー抽出液を、製造例26のコーヒー抽出液(実施例16)、又は、製造例27のコーヒー抽出液(実施例17)に変更した以外は、実施例13と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を実施例13と合わせて表6に示した。
Figure 0007378255000006
表6から明らかなように、実施例13、16及び17で得られたミルク入りコーヒー飲料は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲(図1の三角図で示した範囲)でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%の範囲にあるコーヒー抽出液24重量%と、タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の範囲にある加熱処理済みの牛乳72重量%が混合されたものであることが分かる。
その結果、実施例16のドリップ方式のコーヒー抽出液を使用したミルク入り飲料、又、実施例17のエスプレッソ方式のコーヒー抽出液を使用したミルク入り飲料は、いずれも、コーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果であった。
(実施例18) ミルク入りコーヒー飲料の作製
表6の配合表に従い、実施例13のミルク入りコーヒー飲料の温度を10℃から60℃に変更した以外は、実施例13と同様にしてミルク入りコーヒー飲料を作製し、上記した評価基準により官能評価を行い、その結果を表6に示した。
表6から明らかなように、60℃のミルク入りコーヒー飲料においても、コーヒーの風味と牛乳の風味の引き立て合いの評価は良好な結果が得られた。

Claims (5)

  1. ミルク入りコーヒー飲料全体中、加熱処理済みの牛乳50~90重量%と、コーヒー抽出液10~50重量%が混合され、
    前記牛乳のタンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%であり、
    前記コーヒー抽出液は、グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出され、Brixが1~5%である、
    ミルク入りコーヒー飲料。
  2. 前記牛乳は、生乳を、1次加熱として10℃未満の温度から0.1~5℃/秒の速度で60~75℃まで昇温され、その温度で15~120秒間保持された後、更に2次加熱として0.1~5℃/秒の速度で115~132℃まで昇温され、その温度で2~8秒間保持された牛乳である、請求項1に記載のミルク入りコーヒー飲料。
  3. ミルク入りコーヒー飲料全体中、
    タンパク還元価が5~10、変性ホエータンパク率が65~90%の牛乳50~90重量%と、
    グアテマラ産、エチオピア産、及び、ブラジル産のL値が21~27に焙煎されたコーヒー豆を、グアテマラ産:エチオピア産:ブラジル産が重量比で、A(85:0:15)、B(45:0:55)、C(45:55:0)、D(85:15:0)の4点で囲まれる範囲でブレンドしたコーヒー豆混合物から抽出した、Brixが1~5%のコーヒー抽出液10~50重量%とを混合することを特徴とする、ミルク入りコーヒー飲料の製造方法。
  4. 前記牛乳が、生乳を、1次加熱として10℃未満の温度から0.1~5℃/秒の速度で60~75℃まで昇温し、その温度で15~120秒間保持した後、更に2次加熱として0.1~5℃/秒の速度で115~132℃まで昇温し、その温度で2~8秒間保持して得られる牛乳である、請求項3に記載のミルク入りコーヒー飲料の製造方法。
  5. 前記コーヒー抽出液が、前記コーヒー豆混合物100重量部に対して、80~98℃の湯200~2000重量部を加えて0.2~5分間煮出したものである、請求項3又は4に記載のミルク入りコーヒー飲料の製造方法。
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