JPS6321453B2 - - Google Patents
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- JPS6321453B2 JPS6321453B2 JP6180180A JP6180180A JPS6321453B2 JP S6321453 B2 JPS6321453 B2 JP S6321453B2 JP 6180180 A JP6180180 A JP 6180180A JP 6180180 A JP6180180 A JP 6180180A JP S6321453 B2 JPS6321453 B2 JP S6321453B2
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Landscapes
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Description
本発明は、食品ケーシングに関する。更に詳し
くは、ハム、ソーセージなどの加工肉食品の製造
に用いられる食品ケーシングに関する。 一般に、ドライソーセージと呼ばれる種類のソ
ーセージは、その製造過程で強い乾燥を行ない、
水分を35%以下に迄減少させている。従つて、こ
の種類のソーセージに使用されるケーシングは、
その乾燥過程での肉の収縮により、ケーシングと
肉とが分離しないことが必要な条件となる。この
ため、通常はケーシングに付着処理を行ない、肉
とケーシングを密着させ、肉が収縮してもケーシ
ングがそれから分離しないようにしている。 付着剤のケーシングへの付着処理方法として
は、ドライヤーの直前でケーシングの内部に付着
液を注入し、過剰量を絞りとつて乾燥する方法
(スラツグ法)、シヤーリング時にマンドレルを通
してケーシング内面に付着液を噴霧する方法(噴
霧法)、ウエツトの最終タンクの浴中に付着剤を
混在させ、ケーシングの外部から浸透させて内面
に至らせる方法(浸透法)、ケーシングの成形に
先立つてビスコース原液中に付着剤を添加し、成
形する方法(ビスコース混和法)などがあり、い
ずれも一長一短があつて完全な方法とはいえない
が、操業性および品質の安定性の上からはビスコ
ース混和法を採用できることが最も望ましい。 しかしながら、ビスコース混和法を採用するに
しても、ここで使用される付着剤はビスコースと
均一に混和されること、製造工程中、特に温水洗
浴で脱落しないことなどの条件が課されることに
なる。更に、混和された付着剤は、フイルムの厚
さ全体にわたつて均一に存在するので、肝心の内
壁面に露出するそれの有効量は添加量の一部にす
ぎず、このため付着性能が充足されないという問
題に遭遇する。従つて、この問題を解決するため
には、勢い付着剤の混和量を増加させることが必
要であるが、その結果はフイルム物性の低下を招
き、ソーセージ充填時にケーシングの破裂を誘引
する原因ともなる。即ち、ケーシングの付着性能
と強度とを同時に満足させることはできないので
ある。 本発明者らは、かかる問題点を解決するための
種々の検討を行なつた。前述の如く、肉との付着
性はケーシング内面に性状に支配されるものであ
るから、付着剤をケーシングの内面部分のみに混
和することができれば、ケーシング全体の物性を
実質的に損うことなく、所期の目的を達成するこ
とが可能である。 それを具体化するための手段として、熱可塑性
樹脂の共押出法による複合フイルムの製造法に準
じた方法が考えられるが、熱可塑性樹脂の場合に
はダイスから溶融樹脂どうしを共押出しすること
により複合フイルムを得ることは容易ではあつて
も、凝固浴中にビスコース液を押出して成形する
場合には、はたして組成の異なるビスコース液を
共押出しても完全に積層された複合フイルムが得
られるか否か多分に疑問があつた。しかるに、外
層用のビスコース液と内層用のビスコース−付着
剤混合液とを、凝固浴中に吐出させる直前で合流
させた後、凝固させると、外層部分と内層部分と
が良好に積層された複合フイルムが得られ、これ
は好ましい性質を兼備した食品ケーシングとして
用いることができる。 そして、このような複合フイルムは、ビスコー
スより再生されたセルロース複合フイルムのみで
はなく、銅アンモニア法によつて再生されたも
の、アセチルセルロースをけん化したもの、エチ
ルセルロースのようなセルロースエーテルなどか
らも得ることができ、同様に本発明の目的を達成
させることができる。好ましい複合フイルムは、
やはりビスコースセルロースであるので、以下の
説明では主としてその共押出複合フイルムについ
て説明する。 従つて、本発明は食品ケーシングに係り、この
食品ケーシングは再生セルロースの外層と再生セ
ルロース−付着剤混合物の内層との複合フイルム
よりなる。 ビスコース液の共押出は、ビスコース筒状フイ
ルム製造用ダイス内に同心円状の内、外ビスコー
ス液通路を設け、凝固浴と接する環状オリフイス
の吐出口の直前でこれらの通路を合流せしめるよ
うな構造のダイを用い、外側通路にはビスコース
液を、また内側通路にはビスコース−付着剤混合
液をそれぞれ通し、これらを環状オリフイス吐出
口直前で合流させた後、凝固浴中に押出すことに
よつて行われる。 外側ビスコース層は、押出された筒状体を取囲
む外部凝固浴によつて凝固され、一方内側ビスコ
ース−付着剤混合層は、環状オリフイスの中心部
に当るダイス部分から送り出される内部凝固浴に
よつて凝固される。凝固浴としては、一般に用い
られている如く、硫酸5〜12%、硫酸ナトリウム
5〜15%および硫酸アンモニウム10〜30%よりな
る組成を有し、付着剤が混合されているビスコー
ス層の凝固に用いられる内部凝固浴にも同様のも
のが用いられる。 このような共押出法によつて得られる複合フイ
ルムは、ビスコースセルロースの外層とビスコー
スセルロース−付着剤混合物の内層とが、明確に
2層を形成した状態で積層されていることが顕微
鏡写真によつて確認され、しかも両層間は確実に
接合されており、使用時にそこでの剥離現象など
は認められない。 食品ケーシングの付着剤としては、従来から
種々のものが用いられているが、ビスコース液と
混合して用いられる本発明の態様においては、付
着剤がビスコース液に均一に混合され、その際ア
ルカリによつて溶解性や性質が損われないことが
必要である。また、均一に混合されても、付着剤
が工程中、特に温水洗工程で浴中に溶出してしま
うようなものであれば、それの添加効果は減殺さ
れてしまうので、付着剤は水に不溶性のもの、熱
凝固性のもの、あるいは分子量が大きく、セルロ
ース膜を透析しないようなものに限定される。 これらの要求される性質を含めた諸性質、具体
的には付着性能、衛生安全性、操業性、取扱性、
安定性、コストなどからみて、ポリ酢酸ビニル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、血清アルブミ
ン、ゼラチンなどが好ましい付着剤として用いら
れる。付着力は、付着剤の有する付着性能とケー
シングに対する付着剤の処理量によつて左右さ
れ、その処理量は内層フイルムを形成するビスコ
ース液と付着剤との混合比率によつて決定され
る。ビスコース中における付着剤のセルロースに
対する混合比率としては、ポリ酢酸ビニルおよび
エチレン−酢酸ビニル共重合体の場合には1以
上、血清アルブミンおよびゼラチンの場合には
0.3以上の範囲が好ましく、それぞれ良好な付着
力を示す。 当然のことながら、付着剤の比率が高くなる
と、ケーシングの物性に対する影響も出てくるた
め、内層はできるだけ薄くすることが望ましく、
内層の厚さを複合フイルム全体の厚さの5%程度
迄低下させると、物性への実質的な影響なしに、
必要な付着力を確保することができる。次の表1
には、厚さ40μの複合フイルムにおいて、付着剤
の種類およびそれを混合した内層の厚さ比を変え
た場合の縦、横各方向の強度および伸度の値が記
載されている。
くは、ハム、ソーセージなどの加工肉食品の製造
に用いられる食品ケーシングに関する。 一般に、ドライソーセージと呼ばれる種類のソ
ーセージは、その製造過程で強い乾燥を行ない、
水分を35%以下に迄減少させている。従つて、こ
の種類のソーセージに使用されるケーシングは、
その乾燥過程での肉の収縮により、ケーシングと
肉とが分離しないことが必要な条件となる。この
ため、通常はケーシングに付着処理を行ない、肉
とケーシングを密着させ、肉が収縮してもケーシ
ングがそれから分離しないようにしている。 付着剤のケーシングへの付着処理方法として
は、ドライヤーの直前でケーシングの内部に付着
液を注入し、過剰量を絞りとつて乾燥する方法
(スラツグ法)、シヤーリング時にマンドレルを通
してケーシング内面に付着液を噴霧する方法(噴
霧法)、ウエツトの最終タンクの浴中に付着剤を
混在させ、ケーシングの外部から浸透させて内面
に至らせる方法(浸透法)、ケーシングの成形に
先立つてビスコース原液中に付着剤を添加し、成
形する方法(ビスコース混和法)などがあり、い
ずれも一長一短があつて完全な方法とはいえない
が、操業性および品質の安定性の上からはビスコ
ース混和法を採用できることが最も望ましい。 しかしながら、ビスコース混和法を採用するに
しても、ここで使用される付着剤はビスコースと
均一に混和されること、製造工程中、特に温水洗
浴で脱落しないことなどの条件が課されることに
なる。更に、混和された付着剤は、フイルムの厚
さ全体にわたつて均一に存在するので、肝心の内
壁面に露出するそれの有効量は添加量の一部にす
ぎず、このため付着性能が充足されないという問
題に遭遇する。従つて、この問題を解決するため
には、勢い付着剤の混和量を増加させることが必
要であるが、その結果はフイルム物性の低下を招
き、ソーセージ充填時にケーシングの破裂を誘引
する原因ともなる。即ち、ケーシングの付着性能
と強度とを同時に満足させることはできないので
ある。 本発明者らは、かかる問題点を解決するための
種々の検討を行なつた。前述の如く、肉との付着
性はケーシング内面に性状に支配されるものであ
るから、付着剤をケーシングの内面部分のみに混
和することができれば、ケーシング全体の物性を
実質的に損うことなく、所期の目的を達成するこ
とが可能である。 それを具体化するための手段として、熱可塑性
樹脂の共押出法による複合フイルムの製造法に準
じた方法が考えられるが、熱可塑性樹脂の場合に
はダイスから溶融樹脂どうしを共押出しすること
により複合フイルムを得ることは容易ではあつて
も、凝固浴中にビスコース液を押出して成形する
場合には、はたして組成の異なるビスコース液を
共押出しても完全に積層された複合フイルムが得
られるか否か多分に疑問があつた。しかるに、外
層用のビスコース液と内層用のビスコース−付着
剤混合液とを、凝固浴中に吐出させる直前で合流
させた後、凝固させると、外層部分と内層部分と
が良好に積層された複合フイルムが得られ、これ
は好ましい性質を兼備した食品ケーシングとして
用いることができる。 そして、このような複合フイルムは、ビスコー
スより再生されたセルロース複合フイルムのみで
はなく、銅アンモニア法によつて再生されたも
の、アセチルセルロースをけん化したもの、エチ
ルセルロースのようなセルロースエーテルなどか
らも得ることができ、同様に本発明の目的を達成
させることができる。好ましい複合フイルムは、
やはりビスコースセルロースであるので、以下の
説明では主としてその共押出複合フイルムについ
て説明する。 従つて、本発明は食品ケーシングに係り、この
食品ケーシングは再生セルロースの外層と再生セ
ルロース−付着剤混合物の内層との複合フイルム
よりなる。 ビスコース液の共押出は、ビスコース筒状フイ
ルム製造用ダイス内に同心円状の内、外ビスコー
ス液通路を設け、凝固浴と接する環状オリフイス
の吐出口の直前でこれらの通路を合流せしめるよ
うな構造のダイを用い、外側通路にはビスコース
液を、また内側通路にはビスコース−付着剤混合
液をそれぞれ通し、これらを環状オリフイス吐出
口直前で合流させた後、凝固浴中に押出すことに
よつて行われる。 外側ビスコース層は、押出された筒状体を取囲
む外部凝固浴によつて凝固され、一方内側ビスコ
ース−付着剤混合層は、環状オリフイスの中心部
に当るダイス部分から送り出される内部凝固浴に
よつて凝固される。凝固浴としては、一般に用い
られている如く、硫酸5〜12%、硫酸ナトリウム
5〜15%および硫酸アンモニウム10〜30%よりな
る組成を有し、付着剤が混合されているビスコー
ス層の凝固に用いられる内部凝固浴にも同様のも
のが用いられる。 このような共押出法によつて得られる複合フイ
ルムは、ビスコースセルロースの外層とビスコー
スセルロース−付着剤混合物の内層とが、明確に
2層を形成した状態で積層されていることが顕微
鏡写真によつて確認され、しかも両層間は確実に
接合されており、使用時にそこでの剥離現象など
は認められない。 食品ケーシングの付着剤としては、従来から
種々のものが用いられているが、ビスコース液と
混合して用いられる本発明の態様においては、付
着剤がビスコース液に均一に混合され、その際ア
ルカリによつて溶解性や性質が損われないことが
必要である。また、均一に混合されても、付着剤
が工程中、特に温水洗工程で浴中に溶出してしま
うようなものであれば、それの添加効果は減殺さ
れてしまうので、付着剤は水に不溶性のもの、熱
凝固性のもの、あるいは分子量が大きく、セルロ
ース膜を透析しないようなものに限定される。 これらの要求される性質を含めた諸性質、具体
的には付着性能、衛生安全性、操業性、取扱性、
安定性、コストなどからみて、ポリ酢酸ビニル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、血清アルブミ
ン、ゼラチンなどが好ましい付着剤として用いら
れる。付着力は、付着剤の有する付着性能とケー
シングに対する付着剤の処理量によつて左右さ
れ、その処理量は内層フイルムを形成するビスコ
ース液と付着剤との混合比率によつて決定され
る。ビスコース中における付着剤のセルロースに
対する混合比率としては、ポリ酢酸ビニルおよび
エチレン−酢酸ビニル共重合体の場合には1以
上、血清アルブミンおよびゼラチンの場合には
0.3以上の範囲が好ましく、それぞれ良好な付着
力を示す。 当然のことながら、付着剤の比率が高くなる
と、ケーシングの物性に対する影響も出てくるた
め、内層はできるだけ薄くすることが望ましく、
内層の厚さを複合フイルム全体の厚さの5%程度
迄低下させると、物性への実質的な影響なしに、
必要な付着力を確保することができる。次の表1
には、厚さ40μの複合フイルムにおいて、付着剤
の種類およびそれを混合した内層の厚さ比を変え
た場合の縦、横各方向の強度および伸度の値が記
載されている。
【表】
付着性能は、ドライソーセージに対するケーシ
ングの付着力を測定することによつて判断される
が、簡便的には30cm幅の複合フイルムの内層側を
カマボコから剥離させるのに要する力を測定する
ことによつてその目安とすることができる。得ら
れた結果は、次の表2に示される。
ングの付着力を測定することによつて判断される
が、簡便的には30cm幅の複合フイルムの内層側を
カマボコから剥離させるのに要する力を測定する
ことによつてその目安とすることができる。得ら
れた結果は、次の表2に示される。
【表】
なお、200g/30mm以上の付着力があれば、ケ
ーシングとソーセージ肉との分離が起らず実用的
には問題がない。 このように、本発明においては、再生セルロー
スフイルムよりなるケーシングの内側に再生セル
ロース−付着剤混合物よりなる層を設けた複合フ
イルムとすることにより、それを食品ケーシング
として使用した場合にケーシングとして必要なフ
イルム特性を失わずに肉に対する付着力を改善せ
しめることを可能としたものである。 同様に内層の形成に際し、再生セルロース液に
着色剤、剥離剤、アンチブロツキング剤などを混
合して用いると、反射性や光沢性、剥離性、開口
性などをそれぞれ有するケーシングを得ることが
できる。 次に、実施例について本発明を説明する。 実施例 1 同心円状の内、外ビスコース液通路を設けたビ
スコース筒状フイルム製造用ダイスを用い、その
外側通路には560ml/分の量のビスコース液を、
また内側通路には60ml/分の量のビスコース−15
%ゼラチン溶液(容量比2:1)混合液をそれぞ
れ定量ポンプによつて供給する。これらの内、外
層液は、環状オリフイス吐出口直前で合流し、凝
固浴中に1枚の筒状フイルムとして押出される。
この押出された筒状フイルムを境として、その内
部には硫酸5%、硫酸ナトリウム10%および硫酸
アンモニウム20%よりなる組成を有する内部凝固
浴が、またその外部にも同様の組成を有する外部
凝固浴がそれぞれ供給されて用いられる。 凝固し、筒状に成形されたフイルムは、偏平化
され、再生、水洗、脱硫、漂白、柔軟処理された
後、通常の方法によつて乾燥される。得られた筒
状フイルムは、直径42mm、厚さ40μであり、それ
の顕微鏡写真による観察では外層部分と内層部分
とが10:1の厚さの比で良好に積層されていた。 この筒状フイルムをケーシングに用い、斯界で
知られた技術によつてサラミエマルジヨンをこれ
に充填し、乾燥、くん煙、クツキングを経た後、
相対湿度70%、温度13℃の条件下で約2週間乾燥
させた。製造されたソーセージは、ケーシングが
肉に完全に密着し、つやのあるすぐれた外観を呈
している。 ケーシングの肉に対する付着力を測定するため
に、ソーセージの縦方向に30mm幅の切れ目を設
け、その部分のフイルムを肉から剥すのに要する
力をバネ秤りで測定したところ、400〜500g/30
mmの値が得られた。一方、ビスコールセルロース
のみから成形されたケーシングを用いると、そこ
に詰めた肉はケーシングから浮上り、きわめてみ
にくい外観を示した。 実施例 2 実施例1において、ガラスの内側通路には55ml
のビスコース−10%アルブミン溶液(容量比8:
3)混合液を供給した以外は、同様の一連の処理
が行われた。 成形された筒状フイルムの直径は40mm、厚さは
39μで、それの外層部分と内層部分との厚さの比
は10:1であつて、それをサラミソーセージ用ケ
ーシングに用いたときの肉に対する付着力は500
〜550g/30mmの値を示し、完全に満足されるも
のであつた。また、ソーセージを薄く輪切りにし
てケーシングを剥した場合、肉の表面には傷がつ
かず、きれいな光沢を保つていた。
ーシングとソーセージ肉との分離が起らず実用的
には問題がない。 このように、本発明においては、再生セルロー
スフイルムよりなるケーシングの内側に再生セル
ロース−付着剤混合物よりなる層を設けた複合フ
イルムとすることにより、それを食品ケーシング
として使用した場合にケーシングとして必要なフ
イルム特性を失わずに肉に対する付着力を改善せ
しめることを可能としたものである。 同様に内層の形成に際し、再生セルロース液に
着色剤、剥離剤、アンチブロツキング剤などを混
合して用いると、反射性や光沢性、剥離性、開口
性などをそれぞれ有するケーシングを得ることが
できる。 次に、実施例について本発明を説明する。 実施例 1 同心円状の内、外ビスコース液通路を設けたビ
スコース筒状フイルム製造用ダイスを用い、その
外側通路には560ml/分の量のビスコース液を、
また内側通路には60ml/分の量のビスコース−15
%ゼラチン溶液(容量比2:1)混合液をそれぞ
れ定量ポンプによつて供給する。これらの内、外
層液は、環状オリフイス吐出口直前で合流し、凝
固浴中に1枚の筒状フイルムとして押出される。
この押出された筒状フイルムを境として、その内
部には硫酸5%、硫酸ナトリウム10%および硫酸
アンモニウム20%よりなる組成を有する内部凝固
浴が、またその外部にも同様の組成を有する外部
凝固浴がそれぞれ供給されて用いられる。 凝固し、筒状に成形されたフイルムは、偏平化
され、再生、水洗、脱硫、漂白、柔軟処理された
後、通常の方法によつて乾燥される。得られた筒
状フイルムは、直径42mm、厚さ40μであり、それ
の顕微鏡写真による観察では外層部分と内層部分
とが10:1の厚さの比で良好に積層されていた。 この筒状フイルムをケーシングに用い、斯界で
知られた技術によつてサラミエマルジヨンをこれ
に充填し、乾燥、くん煙、クツキングを経た後、
相対湿度70%、温度13℃の条件下で約2週間乾燥
させた。製造されたソーセージは、ケーシングが
肉に完全に密着し、つやのあるすぐれた外観を呈
している。 ケーシングの肉に対する付着力を測定するため
に、ソーセージの縦方向に30mm幅の切れ目を設
け、その部分のフイルムを肉から剥すのに要する
力をバネ秤りで測定したところ、400〜500g/30
mmの値が得られた。一方、ビスコールセルロース
のみから成形されたケーシングを用いると、そこ
に詰めた肉はケーシングから浮上り、きわめてみ
にくい外観を示した。 実施例 2 実施例1において、ガラスの内側通路には55ml
のビスコース−10%アルブミン溶液(容量比8:
3)混合液を供給した以外は、同様の一連の処理
が行われた。 成形された筒状フイルムの直径は40mm、厚さは
39μで、それの外層部分と内層部分との厚さの比
は10:1であつて、それをサラミソーセージ用ケ
ーシングに用いたときの肉に対する付着力は500
〜550g/30mmの値を示し、完全に満足されるも
のであつた。また、ソーセージを薄く輪切りにし
てケーシングを剥した場合、肉の表面には傷がつ
かず、きれいな光沢を保つていた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 再生セルロースの外層と再生セルロース−付
着剤混合物の内層との複合フイルムよりなる食品
ケーシング。 2 再生セルロースがビスコースセルロースであ
る特許請求の範囲第1項記載の食品ケーシング。 3 複合フイルムが共押出フイルムである特許請
求の範囲第1項記載の食品ケーシング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180180A JPS56158046A (en) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | Food casing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6180180A JPS56158046A (en) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | Food casing |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56158046A JPS56158046A (en) | 1981-12-05 |
| JPS6321453B2 true JPS6321453B2 (ja) | 1988-05-07 |
Family
ID=13181555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6180180A Granted JPS56158046A (en) | 1980-05-12 | 1980-05-12 | Food casing |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56158046A (ja) |
-
1980
- 1980-05-12 JP JP6180180A patent/JPS56158046A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56158046A (en) | 1981-12-05 |
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