立憲民主党は24日の常任幹事会で、夏の参院選比例代表に蓮舫元参院議員の擁立を正式決定する。複数の党関係者が明らかにした。蓮舫氏の擁立を巡って支援団体である連合や党内の参院側を中心に慎重論が出ていたが、立憲が議席を増やした東京都議選(22日投開票)への貢献度合いなどを踏まえ、野田佳彦代表が擁立に踏み切ったとみられる。 立憲は蓮舫氏が昨年の都知事選で約128万票を獲得するなど知名度が高く、比例票の掘り起こしが期待できるとして比例代表で擁立する方針だった。6月初めにも擁立を決定する方針だったが、連合は蓮舫氏自身は当選できても、各産別が比例に擁立する組織内候補が玉突きで落選することを懸念。ネット上での毀誉褒貶(きよほうへん)が激しく、党内から「無党派層の支持が離れるのでは」との危機感も決定に「待った」を掛ける要因となっていた。 さらに、山尾志桜里氏を擁立するかを巡る国民民主党内の騒動で、同党の支持