【ニューヨーク共同】トランプ米大統領は23日、国連総会での一般討論演説で、国連が長年訴えてきた地球温暖化は「現実には起きていない」と主張した。国連が進めてきた気候変動対策は「世界が経験した史上最大の詐欺だ」と一方的に非難した。 地球温暖化は国連機関などによる「悪意を持った予測」に基づいていると述べた。「グリーン詐欺から脱却しなければ国が滅びる」と語った。 第2次トランプ政権は気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」の再離脱を表明している。
約6600万年前、現在のユカタン半島付近に隕石が衝突し、恐竜時代を終わらせた大量絶滅が起きた。今回の研究で、その隕石が木星より外側からやってきたものであることが明らかになった。(Illustration by Nicolle R. Fuller / Science Photo Library) ティラノサウルスやトリケラトプスをはじめとして、鳥類を除く恐竜、翼竜や海竜などの爬虫類を絶滅させ、白亜紀を終わらせた直径10キロを超える隕石は、木星の向こう側からやってきたことが明らかになった。8月16日付けの学術誌「Science」で発表された論文によると、この巨大な岩の塊は地球の近くを周回していたのではなく、太陽系をはるばると旅してきたあと、地球に衝突したという。 6600万年前の衝突でできた巨大クレーターは、現在のメキシコ沿岸の海底にあり、チクシュルーブと呼ばれている。衝撃時には大規模な灼熱の
南部ザポリージャ州の前線でロシア軍に向けてロケット弾を発射するウクライナ軍の兵士/Viacheslav Ratynskyi/Reuters (CNN) ウクライナ軍がザポリージャ州の南部戦線でロシアの防衛線を一部突破したことを示す兆候が強まっている。戦略的要衝トクマクに向かう動きを拡大させている様子だ。 ウクライナ軍参謀本部は25日、ノボプロコピウカ村に向かう地域と、その東にある小集落オチェレツバテの方面でさらなる戦果を挙げたと発表した。 これに先立ちウクライナは今週、ロボティネ村を掌握したと明らかにしていた。村の南では戦闘が続いている。 ウクライナの反転攻勢は開始から数週間が経過した。戦闘は東部と南部の前線に集中している。 ウクライナはロシアに奪われた領土の奪還をめざして反攻を開始したものの、これまでのところ戦果は乏しく、痛みを伴う戦いとなっている。 ロシアの複数の軍事ブロガーが伝える戦
きっかけは、「日本の野菜は水っぽい」という外国在住経験のある方々の言葉だった。ウズベキスタン出身の方は「日本に来て料理時間が半分で済むからとっても助かるけれど味が弱い」と語り、フランスに住んでいた知人は「フランスの料理を日本の野菜で同じように作ると形がなくなる」と言う。 水っぽいとみずみずしいは紙一重だからと自分に言い聞かせながらも、やっぱり悔しい。それに親世代以上の方から「昔の野菜はもっと力強かった」とか言われると、その時代を知らないだけに、弱々しい時代を自分は生きているのだろうかと漠然と不安に駆られる。 実はこの野菜の味問題は、著書「世界の食卓から社会が見える」で一章を割いて考察して、「気候条件・土壌・栽培方法・品種」が寄与しているというところまではわかった。 (酸性土壌がどうとか日本は過剰施肥になりがちだからえぐみが残りやすいとか、そういう話を知りたい方はよかったら読んでください。)
二重スリットは時間軸にあってもいいようです。 英国のインペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)で行われた研究によって、光の波としての性質を証明する二重スリット実験の干渉効果が、2つの物理的スリットではなく、同じ場所で2連続で開閉する時間的スリットでも観測できることが示されました。 通常の空間的二重スリット実験では、光子が空間的に離れた2つのスリットを通過すると、右側を通った光と左側を通った光が干渉し合って干渉縞を作ることが知られています。 今回の新たに行われた時間的二重スリット実験は時間的に先(過去)に通った光と、時間的に後(未来)に通った光が相互作用し干渉縞を作ることを示唆しています。 量子力学の不思議さを象徴する二重スリット実験の肝である「スリット」が空間的隔たりだけでなく時間的隔たりにおいても機能するという結果は非常に驚きです。 研究内容の詳細は2023年4月3日に『Nature P
将来、スーパーコンピューターをはるかにしのぐ演算ができると期待される量子コンピューター。その国産初の試作機を理化学研究所などのグループが開発し3月27日、外部の研究機関などが利用できる「量子計算クラウドサービス」を開始した。米中などで研究開発が加速する中、利用を拡大していきハード、ソフトの高度化や用途の探索、人材育成などを進める狙いがある。 国産初の量子コンピューター。左の白い冷凍機の中に、64量子ビットの集積回路チップが収められている。多数の配線で、右の制御装置につながっている=3月27日、埼玉県和光市の理化学研究所 国産初の実機は、埼玉県和光市の理研に設置。量子計算の基本単位である量子ビットの素子を64個並べた集積回路のチップが磁気シールドに、これがさらに、ほぼ絶対零度に冷却できる冷凍機に収められ、制御装置につながっている。 同日会見した理研量子コンピュータ研究センターの中村泰信センタ
南極大陸の沖合に見えるリビングストン島。宇宙から南極の氷を研究する新しい手法によって、南極の積雪量を正確に調べることが可能になった。(PHOTOGRAPH BY WOLFGANG KAEHLER, LIGHTROCKET/GETTY IMAGES) 南極の上空を流れる「大気の川」が、南極の巨大氷床の消失スピードを大きく左右しているらしいことが最新の研究で明らかになった。南極の氷床消失は世界的な海面上昇につながるため、その変化を正しく見積もる必要がある。今回の研究は、3月2日付けで地球物理学の専門誌「Geophysical Research Letters」に発表された。 大気の川は、巨大な水蒸気の帯だ。熱帯や亜熱帯の海上で形成され、地球を一周する風に乗り、ときに大量の雨と雪を降らせる。有名なのは「パイナップル・エクスプレス」と呼ばれる大気の川で、米国西海岸で使われる淡水の多くを供給している
ウェッブ宇宙望遠鏡から、5億光年かなたの銀河の画像が届きました2022.08.07 15:0035,945 Kevin Hurler - Gizmodo US [原文] ( たもり ) 語彙力消える美しさ…。 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)からの最新画像が公開されました。今回の被写体は5億光年離れた天体、2つの銀河が高速で衝突したことで形成された車輪銀河です。 JWSTは本格稼働を始めたばかりですが、木星の新画像や初のフルカラー画像など驚かされるようなデータを送ってくれています。最新の画像は鮮やかなピンク、赤みオレンジ、そしてくすみブルーが特徴的なショット。車輪銀河はリング状銀河で、ちょうこくしつ座の方向にあります。NASAいわく、天の川銀河のような渦巻銀河と違って、リング状銀河は非常に珍しいんだとか。 ウェッブプロジェクトの科学者Klaus Pontoppidan氏は、「車輪
宇宙空間での展開に成功したジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡の想像図。(ILLUSTRATION BY NASA) 2021年のクリスマスに打ち上げられたジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡が、最も難しいミッションである機体の展開作業を無事成功させた。折りたたんだ状態で宇宙へ打ち上げられた後、目的地を目指して移動しながら機体の各部位を展開させる作業は、万に一つの失敗も許されない危険なステップをいくつも踏む必要があった。 ウェッブ計画に携わる科学者やエンジニア、それを見守る宇宙マニアにとって、この15日間は緊張の連続だった。全ての段階を、一つずつ順番に、完璧にこなさなければならない。事前に地上で練習を重ねていたものの、実際に宇宙でどうなるかは予想がつかなかった。一カ所でも間違えば、始まったばかりのウェッブ計画は早々と終了してしまうかもしれなかった。しかし1月8日、主鏡の展開が成功したことによって、展開
人類が得られた世界で最も低い温度の記録が更新されたよ!記録は38pK (0.000000000038K) だけど、記録達成自体よりも、達成するために使った機器や技術がすごいかも!リプで解説するね! Christian Deppn… https://t.co/LuW2ZFs1Gy
1900年頃、研究所で顕微鏡をのぞき込むロベルト・コッホ。(SÜDDEUTSCHE ZEITUNG PHOTO/AGE FOTOSTOCK) 結核は、何千年にもわたって人類を苦しめてきた。インドでは3300年前、中国ではその1000年後に、結核の存在が文献に記されている。古代ギリシャの医者、ヒポクラテスは「当時流行していた病気の中で最も重大なもの」と呼んだ。1680年、英国の作家ジョン・バニヤンは、結核を「死をもたらすあらゆる者の中の船長」と位置づけた。(参考記事:「ヨーロッパ人の1/3が死んだ「黒死病」、歴史の教訓」) 19世紀の欧米では結核が猛威をふるい、7人に1人が死亡したと推定されている。プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』、ドストエフスキーの小説『罪と罰』、ムンクの絵画『病める子』など、当時の偉大な芸術作品のなかでも取り上げられたように、結核は社会に大きなショックを与えた。 18
元素創造 93~118番元素をつくった科学者たち 作者:キット・チャップマン白揚社Amazonこの『元素創造』は、元素周期表の末尾に並ぶ26元素がどのようにして作られ・発見されてきたのか、科学者らの挑戦をまとめた一冊である。現在元素は118種に名前がついていて、推定としては170を超えて存在する・作り出せると考えられている。 元素創造の挑戦がなぜ93番という中途半端な数字からはじまっているのかといえば、このあたりの元素はほぼ自然界には存在せず、ほとんどの科学者にすら縁もなく、原子炉や加速器を持つ一部のラボだけが扱える領域だからで、ようは存在させるために相当な労力がかかる領域なのである。特に104番以降は、半減期が早すぎて、なんとか作り出しても数秒で消えてしまうものもある。何かに利用することも難しい。 正直、そんな元素創造の話なんか結局のところがんばって加速器で中性子をぶつけたりして地道に検
寄生虫が侵入して体内を食い破り、患者はほぼ確実に死に至る。これまでの報告例は世界でわずか18。こんな奇病をもたらす「芽殖孤虫(がしょくこちゅう)」は、正体が長らく謎に包まれていたが、宮崎大学や国立科…
全身麻酔って、未だになぜ効くのか分かってないんだぞ だから、なんで麻酔から帰ってくるのかもよく分かってない 死ぬ危険性がほとんどない手術や検査で使うのは、結構なリスク 局所麻酔は、仕組みがきちんと分かってる 肝臓さえまともに働いてるなら、きちんと代謝されて、ブロックの機能が無くなるから麻酔が解ける だから気軽に使える この検査はそれなりに痛いです 全身麻酔をすると痛みは感じませんが、それなりの確率で目が覚めないこともあります 打ちますか? って同意をとっても、目が覚めない確率が下がるわけじゃなし、目が覚めなければ訴訟になる可能性もある。同意書が残っていても、だ。 元増田の心中は察するがツイートなんか見てあれこれ気に病むのは時間の無駄だろう あと、胃カメラで、とか書いてるやつらのは大きな勘違いだな あれは麻酔じゃなくて鎮静剤だ 麻酔は喉にスプレーするやつだけ あれも局所麻酔なので、ほぼノーリ
ロシアの北極圏の永久凍土では、数年前から巨大な穴が相次いで確認され、周囲への影響が懸念されています。この巨大な穴について、ロシアの研究チームが初めてドローンを使って内部を調査し、穴ができるメカニズムの解明につながるか関心が集まっています。 ロシア北極圏のヤマル半島やシベリアなどでは、2014年から巨大な穴が相次いで確認され、周囲にあるパイプラインなどへの影響が懸念されています。 これらの巨大な穴は、永久凍土に閉じ込められていたガスが何らかの理由で爆発してできるのではないかとみられていますが、詳しいことは分かっていません。 こうした中、ロシア科学アカデミーなどの研究チームは、去年7月に発見された17個目の穴について、はじめてドローンを使って内部を撮影し、分析した結果を先月発表しました。 それによりますと、この穴は直径25メートル、深さおよそ30メートルの大きさで、穴の底の部分には横に広がる大
以前、TBSラジオのセッション22で荻上チキさんが紹介していた書籍『ステレオタイプの科学』を読み終えた。 『ステレオタイプの科学』クロード・スティール(英治出版)↓ ■ はじめに読む前はなんとなく差別についての話なのかと思っていたけれど、読んでみるとだいぶ違った。 社会に存在している「ステレオタイプ(偏見)」がパフォーマンス(テストの点数やスポーツのスコアなど)を低下させるのではないか?という仮説が正しいのか? その影響を緩和させる方法はあるのか? これらを心理学者が突き止めていく流れをまとめた本であり、仮説を立て、どのような実験をすればよいかを考え、実験結果から理論を検証していく様子は「ミステリー」として大変面白く、やや硬い話題とはいえスルスルと読めた。 しかし、読了後にステレオタイプに関する理論には再現性が無いらしい、という話題を知った。 この記事では、高校生に物理を教えている自分がど
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