2025.10.30 特集 怖くて読みたくない、でも読むのをやめられない……。葉真中顕さん『家族』に戦慄した書店員さんの声をご紹介!【第1弾】 『家族』(葉真中 顕) ジャンル : #小説 『家族』(葉真中 顕) 好評発売中の葉真中顕さんの『家族』。「尼崎連続変死事件」をモチーフにした、一気読み必至のクライムエンターテイメントです。いち早く読んでくださった書店員さんたちの戦慄の声を一部お届けします! 冒頭から息をのむ展開で、重たい題材にもかかわらず一気に読まされました。「なぜ人は支配に絡め取られるのか」「家族という言葉にどうしてそんなに縛られてしまうのか」と思いを巡らせてしまいます。 (森田洋子さん/コメリ書房鈴鹿店) ◇ こんな地獄見たことがない。助けて、助けて、助けて。誰も助けてくれない。唯一の手段になるはずの警察が顔を背ける。知らないふりをする。傷つけたくない人を傷つけないと生きてい
朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』が面白く、イッキ読みしてしまった。僕は決して朝井の良い読者ではなく、以前某誌の依頼で『武道館』の書評を書き、あまり褒めなかったのでボツられたこともあるくらい(もう、僕も気にしてないので書いてしまう)なのだが、これはよく書けていた。朝井という作家は、時代の気分を掬い取ることに長けた広告的アプローチを得意とする作家で、そこにB級文化系がXや文学フリマや文化系自己啓発メディアでよく話題になるが話題にしがちな自意識の問題をスパイスに使うところに個性がある。それがプラスに働けば、これをネタに何時間も語ることのできる時代を代表する作品になり、マイナスに働けば古市憲寿の長文ポストを読めば済む程度の内容を一冊かけて「解説」する下位互換的な「時評」にとどまってしまう。そして近年の朝井はその打率を大きく上げているというのが僕の判断だ。 この前提の上で、『イン・ザ・メガチャ
英「サンデー・タイムズ」の記者ウィル・ロイドは、10年間で8280時間を読書に費やし、悟った。「時間の無駄だった」と。 人は本を読めなくなっている。だが、「それが何だというのか」と彼は問う。読んだ本の内容は歳をとるにつれて忘れてゆき、読書が好きだからといって共感力が高まるわけでもない。文明が崩壊しようが、真理を見失おうが、人は「読む」ことを捨て、即時的な「楽しさ」を追求してしまうのだろうか……? 皆さんのお子さんは、おそらくもう本など読めなくなっていることでしょう──これは私の見解ではない。オックスフォード大学の英文学教授ジョナサン・ベイト卿の言葉だ。 数十年間にわたって、本好きのティーンエイジャーたちにチャールズ・ディケンズの『荒涼館』を課題図書として読ませてきた彼は、最近になってあることに気がついた。「多くの学生は、1週間に小説を3冊読むどころか、3週間かけても1冊も読み通せない」 も
10月21日に内閣総理大臣を退任致しました。386日の在任中、皆様方には本当にお世話様になりました。心より厚くお礼申し上げます。 一年余りの在任でしたが、できることはすべてやったとの自負をもって退任することができたのは本当に幸せなことでした。予算案、法律案、条約案も法律案一本を残してすべて成立しましたし、国会審議が止まることも一度もありませんでした。内閣もチームワークのとれた気持ちの良いメンバーばかりでしたし、そうであればこそ、トランプ政権との関税交渉、アフリカ開発会議(TICAD)や万博外交、大阪・関西万博の成功、国交正常化60年となる韓国との信頼関係強化、防災庁設立に向けた取り組みや避難所の環境の抜本的な改善、最低賃金の過去にない引き上げ、地方創生2.0、自衛官の処遇改善、コメ政策の見直し等々、多くの課題を各大臣のもと政府挙げて全力で取り組み、確実に成果を挙げることができたのだと思いま
» ロケニューの記事を勝手にショート動画にしているヤツに、一言いいに行ったら、なぜか「青春」を感じて泣きそうになった… 特集 最近当サイトに読者の方々から、頻繁に問い合わせを頂く。それはYouTubeに公開されているショート動画についてだ。どこかの誰かが勝手にロケニューの記事をショート動画にしているらしい。 ナニ!? けしからんヤツだ! そのチャンネルを見てみると……おい! 俺の顔出し記事も使われてるじゃないか! マジかよッ! こりゃ、一言いってやらな気が済まん! ってことで、その人物に会いに行ってみたところ、なぜか青春を感じて思わず泣きそうになる体験をしてしまった……。 ・記事を動画にしていた そのチャンネルは「NEWSニュース」と名乗っている。実は問い合わせをもらう少し前から、私もその存在を確認していた。すでに40本以上のショート動画を公開しており、それらの再生回数は数千回から多いもの
9月が終わります。 これを書き始めた現在、9月28日。 うーん、やっぱりあっという間だったなあ。 9月、自分の中で大きかったのは、仕事面では子どもたちの夏休みを乗り切ったこと(休みだとずっと施設にいるため忙しい)。それから、社会人になって半年経ったこと。 それ以外では、SNSに再び顔面を晒すようになったこと。 3月末、就職に合わせて「モラトリアム修了」を掲げて、note以外のSNSを辞めました。 文章だけでインターネット世界に存在するのも、心地いいことには心地よかったです。 ではなぜ、私はまた毎日のようにツイッターに顔面を放流しているのかというと、持てる武器全部を使って今を生きないと埋もれて消えていく、と思ったからです。 魅力的な女の子も味のある文章も風情ある写真も、日々目まぐるしく更新されていっている。 その中で出窓なもだけずっとデスクトップに単独フォルダで保存しとして、私は細々と文章を
田村正資「あいまいな世界の愛し方 6.「問題!」が世界をつくりだす」(『群像』)/『問いが世界をつくりだす』 ☆mediopos3842(2025.5.27.) ■田村正資「あいまいな世界の愛し方 6.「問題!」が世界をつくりだす」 (『群像』2025年6月号) ■田村正資『問いが世界をつくりだす』(青土社 2024/8) 田村正資の連載「あいまいな世界の愛し方」(『群像』) 第6回は「問題!」が世界をつくりだす」 「問題!」(「問題です」という出題) というのはクイズ的な状況である クイズ問題では その出題のされ方はさまざまだが あらかじめ答えが用意されているため 的確に解いていくことさえできれば 与えられた情報から「解答」を導くことができる つまり「問題!」と宣言されることで そこにおける「考察という営み」は 「問題空間の外部に出るということの拒絶によって 特徴づけられる」 「クイズに
https://anond.hatelabo.jp/20250930160407 「女性とか学生とか高齢者に働いてもらえばよくね?」 「そのために労働条件よくすればよくね?」 に丁寧に答える 女性の労働参加率25歳〜60歳の、男性の労働参加率は95%くらいで 女性は80〜88%くらい https://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2025/03/c_01.html 育休を考えると、かなり限界に近い 専業主婦が居る現役世帯は566万世帯で、全体の23%にあたるが、独身を含めたら生産年齢の女性の15%くらいだ https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo02-15.html 一応、「無理やりひねり出したら女性の余力があと5%ある」と考えておこう
「新スタートレック(Star Trek: TNG)」の中でも私のお気に入りのエピソードの1つは、不吉なシーンで幕を開ける。宇宙船エンタープライズ号が別の連合の宇宙船と衝突し、大爆発を起こして全員が死亡してしまうのだ。だが幸運なことに、両船の衝突は異常時空の境界で発生していたため、エンタープライズ号はほぼ1日前に時間を遡ることとなった。こうして、クルーたちが日々の活動を送り続け、同じ選択パターンを繰り返して大惨事に至り、それを何度も何度も繰り返し続けるという「因果ループ」が生じた。 この繰り返しは永遠に続くことになったかもしれない。だが、クルーのメンバーの一部がデジャブを覚え始めた。そして、ループが繰り返されるほどにその感覚は強くなっていった。こうしてクルーたちはついに、自分たちが因果ループの中に閉じ込められていることを突き止めた。残念ながら、それを知ったところで因果ループから抜け出す方法は
チェンソーマンナタリー 米津玄師「IRIS OUT / JANE DOE」インタビュー|2曲に刻んだレゼの魅惑とその足跡、宇多田ヒカルとの制作秘話を語る 米津玄師「IRIS OUT / JANE DOE」 PR 2025年9月23日 米津玄師が9月24日に両A面シングル「IRIS OUT / JANE DOE」をリリースする。 「IRIS OUT」は劇場版「チェンソーマン レゼ篇」の主題歌として、「JANE DOE」は同作のエンディング・テーマとして書き下ろされた楽曲。「JANE DOE」では宇多田ヒカルが歌唱に参加し、米津とのデュエットが実現した。 主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら予測不能な運命に突き進むというストーリーが描かれる劇場版「チェンソーマン レゼ篇」。この作品からどんな着想を得て、米津は2曲を書き上げたのか。リリースを記念した音楽ナタリーのインタビューで
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先週末、ロジャーズ・コミュンケーションズ〔カナダの大手通信企業〕の前CEO、ナディル・モハメド(Nadir Mohamed)が亡くなったという悲しいニュースが入った。モハメドは、カナダを代表する大物の1人だった。私自身は彼と知り合いだったわけではない。だが一度だけ、病院の待合室でたまたまモハメドと一緒になる機会があった。それは、私が機会がある度に語りたくなるような、大変愉快なエピソードであった。以下の文章は10年前、ワルラス誌(The Walrus)に掲載されたものだが、ワルラスのウェブ版はひどい出来なので、ここで再掲してもよいだろう。(念のため言っておくが、この記事のエピソードは10年以上前の話であり、モハメドの死因となった病気とは無関係である。) ナディルと私:待合室での「強制的連帯」 去年の夏、私は「カナダ的な場面」に出くわした。それはトロントの病院の待合室でのことだった。待合室は殺
こんにちは! 今日は、旅行の計画を立てるのが面倒すぎて困っている人に向けて、劇的に楽になるプロンプトを作ったので、その紹介をしたいと思います! そもそもこのプロンプトなんですが、けんすうさんが作られたヘルプミーというAIのノウハウ共有サイト内のコンテストに応募するために作って投稿してみました。 すいません!ヘルプミーという、AIのノウハウ投稿サイトを今、テストで作っていて、まだリリースされていないんですが、 「コンテスト機能」というのを作ったのです。テーマに合う投稿をしたら、優秀者にAmazonギフト券をあげます!… — けんすう@AIの質問サイト作ってます (@kensuu) September 18, 2025 そして、こちらの投稿にブックマークが多くついていたので「プロンプト自体に興味ある人もいるかも!」と思い立ち、急遽プロンプトの紹介noteを書くことにしました。 前置きが長くなっ
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