くりてぃふぁい 👾 外資系ITコンサルティングファームでアーキテクトに従事しつつメーカ企業でシステム内製化のサポートを行っている。本ブログを通じて開発者エクスぺリンエスを最大化するプラクティスについて発信中 プロフィール詳細
Linus Torvaldsは12月11日(米国時間)、前週の告知どおりに「Linux 6.1」の正式リリースをアナウンスした。 Linux 6.1 -Linus Torvalds Linux 6.1はメインライン開発ではじめてRustを採用したことが大きな話題となったが、そのほかにもユーザ空間におけるメモリサニタイザーツールに似た動的エラー検出の「KMSAN」やB-treeベースのデータ構造「Maple Tree」、AMDの新しいPMFドライバのサポートなど多くのアップデートが行われている。Googleの開発者がメインラインへのマージを提案してきた「MGLRU(Multi-generational LRU)」もそのひとつで、古参のカーネル開発者であるAndrew MortonもMGLRUのメインライン化をバックアップしてきた。 Linuxカーネルではメモリ管理に「LRU(Le
この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2022 16日目のエントリーです。 こんにちは、Webアプリケーションエンジニアの id:masawada です。過去のAdvent CalendarでLinuxデスクトップを業務利用している記事を書きまして*1、そこから早いもので3年経ちました。当初はこのころからの差分でも書こうかと考えていたのですが、書き出してみると案外大きな変化はなくネタとしてイマイチ面白みに欠けるので企画を練り直すことに。(裏返せば十分に安定して利用できているということで、それはそれでありがたいのですが!) 考えているうちに、そういえば社内でLinuxデスクトップを利用している他のエンジニアはどんな環境で作業しているのかな? と気になったのでアンケートをとってみることにしました。 アンケートの方法 以下の項目でGoogle Formを用意しました。 業
6.2 Bash Startup Files This section describes how Bash executes its startup files. If any of the files exist but cannot be read, Bash reports an error. Tildes are expanded in filenames as described above under Tilde Expansion (see Tilde Expansion). Interactive shells are described in Interactive Shells. Invoked as an interactive login shell, or with --login When Bash is invoked as an interactive l
Red Hatの森若です。 systemctlコマンドでサービスを起動すると、予期しないエラーが出力されます。しかし操作は成功しているし、df等でファイルシステムを見ても余裕があります。 今回はこの状況で何が起きていたのか見てみます。 # systemctl start httpd.service Error: No space left on device inotifyとは? linuxにはinotifyという機能があり、ファイルやディレクトリ等への操作をイベントとして取得することができます。 inotifyではアプリケーションがファイルとして「inotify instance」を用意し、inotify instanceにイベントに対応する「inotify watch」を複数登録します。 inotify watchがイベントを検出するごとに、inotify instanceのキューにイ
ほぼタイトルの通りなのだが、怪奇現象が起こって困っている。 FILCO Majestouch Convertible 2を使っている 青軸最高〜〜 Linux (OpenSuSE Tumbleweed)ユーザ 自分はスペースキーをShiftに割り当ててSandSを行うため、xcapeを使っている(後述) BluetoothモードでMajestouchを使っているとき、一定の確率で、スペースキーを押下して離すと機内モードに入る もちろん、Bluetoothが停止するのでキーボードも動かない 怒り という現象が起こっている。 tl;dr xcape使うときはダミーとして255ではなく無難なキーコードを使うこと 255は機内モードスイッチのキーコードになっている キーボードを差し替えたりするとxmodmapの効力が切れる ワイヤレスイヤホンはキーボードとしても追加で認識されることがある Maje
Red Hatの森若です。 自分でsystemdのservice unitを作るときに、起動用のいくつかのコマンドを記述したシェルスクリプトを呼ぶ事は(理想的ではないですが)あるかと思います。 今回はこの場合に、sudoを利用するとまずい理由を説明して、かわりにsetprivを使うほうがよいという話です。 例題用のservice 実行してみる 別のcgroupだと何がまずいのか? 対策はsetprivコマンド 例題用のservice sudoによるまずい動作を確認するためのできるだけ単純な例として、hoge.service を用意します。 /opt/hoge/hoge.sh #!/bin/bash sudo -u moriwaka sleep 5000 /etc/systemd/system/hoge.service [Unit] Description=hoge [Service] Ty
最初に断っておくと今回は万人向けの記事ではないです。面白かったので自分が忘れないようにまとめているだけです。 本記事の位置付け はじめに 発見経緯 CRCのエラー HTTPアクセスログ 壊れたgzipのtrailerを見てみる 壊れたファイルの法則性 月次ログファイルの生成 Linuxカーネルのバグの可能性 バグ混入の歴史 ログ破損の原因 8バイトの謎 PoCの制約 まとめ 本記事の位置付け Dirty Pipe(CVE-2022-0847)三部作の最後です。ダークナイト三部作で言うとダークナイト ライジングにあたります。ダーティとダークって似てませんか。 spliceを使って高速・省メモリでGzipからZIPを作る 20分で分かるDirty Pipe(CVE-2022-0847) Dirty Pipe(CVE-2022-0847)の発見経緯が面白かった(本記事) 上の1, 2を前提知識と
eBPF(extended Berkley Packet Filter)という用語を著者が初めてみかけたのは、2015年ごろだった。最初は、eBPFをその字面のとおり、パケットキャプチャやパケットフィルタリングを担うだけの、Linuxの新しいサブシステムであろうと認識していた。しかし、実際にはそうではなかった。 システム性能の分析のための方法論をまとめた書籍Systems Performance 1 の著者で有名なBrendan Greggが、Linuxのネットワークサブシステムとは特に関係ない文脈で、古典的なシステム性能計測ツールでは計測できないことを計測するツールを作っていた。その計測ツールがeBPFという技術によって実装されていることを知ったときに、eBPFに興味をもったのだった。また、eBPFは、システム性能を調べる用途以外にXDP(eXpress Data Path)と呼ばれるプ
PowerShell can be installed on several different Linux distributions. Most Linux platforms and distributions have a major release each year, and provide a package manager that's used to install PowerShell. PowerShell can be installed on some distributions of Linux that aren't supported by Microsoft. In those cases, you may find support from the community for PowerShell on those platforms. For more
SELinuxとは DACとMAC SELinuxをインストールする SELinuxの有効化・無効化 ApacheでSELinuxを試してみる SELinuxポリシー コンテキスト ファイルのラベリング Access Vectorルール ドメイン遷移 ポートのラベリング アトリビュート SELinuxブール値 RBAC(Role Based Access Control) MCS(Multi Category Security) MLS(Multi Level Security) サイレント拒否 ApacheでCGIを動かしてみる その他の解決 関連コマンド getenforce/setenforceコマンド sestatusコマンド ausearchコマンド audit2whyコマンド audit2allowコマンド seinfoコマンド sesearchコマンド chconコマンド f
はじめに こんにちは、技術顧問のsatです。 サイボウズでは、ファイルシステムサイズ拡張時にデータベースアクセスがスローダウンするという問題に長年悩まされてきました。本記事では運用本部の藤田と深谷がこの問題を解決した流れについて報告いたします。問題を解決するために2人はLinuxカーネルを修正しました。修正は社内に閉じたものではなく、執筆当時の最新 Linuxカーネルであるv4.17にマージされています。 問題 以下の操作の後にデータベースへのアクセスが一時的にスローダウンする ブロックデバイスのサイズを拡張する 上記デバイス上にあるファイルシステムのサイズを拡張する 原因 linuxカーネルはブロックデバイスのサイズ変更(縮小および拡張)時に、当該デバイス上にあるファイルシステムのページキャッシュ(後述)を無効化する*1 解決方法 ブロックデバイスのサイズ拡張時にはページキャッシュを無効
2018/7/18 追記 3.10.0-862.9.1.el7 で fix されました hiboma.hatenadiary.jp 2018/7/4 追記 最新の情報はこちらにまとめています hiboma.hatenadiary.jp 2018/6/16 追記 CentOS Plus の kernel-plus では修正が入っています. 詳しくはこちらをご覧ください hiboma.hatenadiary.jp エントリの概要 CentOS7.5 の fsnotify() がレースコンディションを起こすバグを、 nginx + td-agent (fluentd) + in_tail プラグインで踏んだ際の調査内容を記していきます. イントロダクション このエントリを書いた時点では、CentOS 7.5.1804 以降でリリースされているカーネルは 3つありますが、カーネルの fsnotif
Windows 10 WSL vs. VirtualBox Ubuntu Performance On An Intel Core i9 7900X Written by Michael Larabel in Operating Systems on 5 July 2017 at 12:08 PM EDT. Page 1 of 4. 41 Comments. Going beyond last week's Intel Core i9 7900X Skylake-X Linux distribution comparison, here are some complementary tests when trying out the latest Windows 10 Insider Build with its Bash/Windows Subsystem for Linux featu
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