香港(CNN) 中国の宇宙当局は5日、宇宙ステーションに滞在中の飛行士3人について、帰還に使う宇宙船に宇宙ごみが衝突した可能性への懸念から、6カ月間続く滞在を延長せざるを得なくなったと明らかにした。 3人の飛行士は5日に地球へ帰還する予定で、新たなチームに中国の宇宙ステーションの「鍵」も引き渡していた。しかし、中国国家航天局(CNSA)は5日、帰還船「神舟20号」に何らかの衝突があったことが疑われるため、帰還を延期したと発表した。 中国国家航天局は「衝突を巡る分析とリスク評価が進められている」と述べたものの、損傷の詳細や点検に要する期間については明らかにしなかった。 3人の飛行士を乗せた宇宙船は今年4月、内モンゴル自治区から打ち上げられていた。3人の帰還について別の日程は現時点で公表されていない。 中国は近年、宇宙開発の野心を急速に拡大させており、数日前には「神舟21号」の打ち上げ成功を祝