◆◆◆ 公平な競争が実現すればしあわせになれるのか? 勅使川原 「本来的に変えなければならないのは、教... ◆◆◆ 公平な競争が実現すればしあわせになれるのか? 勅使川原 「本来的に変えなければならないのは、教育の結果得られた“能力”のように見えるもので大人になってからの収入や社会的地位が決定づけられてしまうしくみではないか」と、おおたさんの『子どもの体験 学びと格差』には書かれています。本当にそうですよね。 おおた そんなの理想論だというひとがいると思いますけど、教育格差とか体験格差とかをなくすことよりも、学歴社会を変えるほうが現実的だと僕は思うんですよ。 だって、生まれはコントロールできないですよ。どこに生まれるかとかね、遺伝のこととかも含めたら。それは人智を超えたこと。遺伝の影響まで遡って教育格差をなくそうとしたら、たぶん、頭が良い子の学習権を奪うとかしかできないですよ。「君はもうこれ以上勉強しちゃダメだから」って。 ©文藝春秋 撮影/鈴木七絵 だけど、会社の人事システムとか、賃金形態とか
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