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しかし、長門描写が仮にやや一貫性を欠いているとして、それは作品外の事情のみによって理解されるべき... しかし、長門描写が仮にやや一貫性を欠いているとして、それは作品外の事情のみによって理解されるべきでしょうか。すでに論者はアニメ版シスプリ考察などを通じて作品内論理による解釈を試みてきましたが、その要点の一つは、人物表現の揺れ幅を製作者側の問題としてではなくその人物の内面的な揺れとして捉えるというものでした。この観点に立てば、長門は、キョンとの遭遇以来、直線的な変化ではなくいくぶんかの行きつ戻りつを伴いながら、『消失』での暴走へと至ったと考えることができるでしょう。そして、その戸惑いこそが、『消失』ではあえて露骨に描写されなかった長門有希のキョンへの想いの強さを物語っていたものとして、あらためて理解できるかもしれません。本考察はこの見通しのもと、『消失』に至るまでの長門の変化とその背景を検討し、次に続く『消失』考察の基礎を構築しようとするものです。 1.長門有希の動揺 ~自己意識に目覚めた3
2010/04/12 リンク