去る10月23日の夕方突如として、新潟県中越地方で起きた大地震は、お見舞いの言葉すら見あたらない... 去る10月23日の夕方突如として、新潟県中越地方で起きた大地震は、お見舞いの言葉すら見あたらないほどの衝撃を日本中にもたらしました。この度の大地震で、大変な苦痛を負われた新潟の皆さんに、心からのお見舞いを申し上げます。 新潟(越後)という土地は、昔から地震の多かったところでした。あの良寛さん(1758ー1831)も、晩年に大地震に見舞われています。その地震は、文政11年(1828)11月12日に、現在の三条市を中心に起こりました。後に「三条の大震」と呼ばれる大地震でした。マグニチュードは、7と推定され、当時で死者1400人余り、倒壊した家屋は11000戸と伝えられています。この時、良寛さんは、71才になっていましたが、友人の酒造家山田杜皐(やまだとこう)は、末の子を失い失意に呉れていました。そのことを知った良寛さんは、このような短い手紙を送っています。 「地震は信に大変に候。野僧草庵は何事
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