1-1 字句解析1 言語処理系の基本構成 プログラミング言語の処理系は大きく、コンパイラとインタプリタ... 1-1 字句解析1 言語処理系の基本構成 プログラミング言語の処理系は大きく、コンパイラとインタプリタに分けられる。 インタプリタはプログラムを読みこんで即座に実行するが、コンパイラは読みこんだプログラムを機械語に翻訳する。しかし内部構造は、コンパイラもインタプリタも大きく異なるわけではない。特に前半部分はまったく同じである。 言語処理系の一般的な内部構成は次のように5段からなる。 字句解析 文字列を token 列に分解。 構文解析 token 列を抽象構文木 (abstract syntax tree) に変換。 意味解析 抽象構文木を元に、変数の型など意味情報を計算して、構文木を中間言語(中間表現とも言う。やはり木構造。)に変換する。 最適化 中間言語を変形して、効率のよいプログラムに変換する。 実行またはコード生成 中間言語を元に、インタプリタなら計算を実行、コンパイラなら機械語を
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